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二階堂紅丸

登録日:2015/03/30 Mon 20:13:03
更新日:2026/09/15 Tue 04:17:18
所要時間約 25 分で読めるみたいだぜ、かわい子ちゃん!






「キミが今痺れているのは、電撃のせいだけじゃないんだよ」



二階堂(にかいどう) 紅丸(べにまる)はSNK及び後継のSNK PLAYMORE(現SNK)の格闘ゲーム『THE KING OF FIGHTERS』シリーズに登場する男性キャラクターである。
初代主人公・草薙京のチームメイトとして、シリーズのほぼ全ての作品に登場している。




プロフィール


格闘スタイル
シューティング
出身地
日本
誕生日
6月6日
年齢
20歳(『'94』)
21歳(『'95』以降、年齢表記が撤廃されるまで)
身長
180cm
体重
70kg(『'94』〜『2002』)
68kg(『2003』以降)
血液型
O型
趣味
スカイクルージング、料理
好きな食べ物
刺身パスタコーヒー
大切なもの
自分、ピアス
嫌いなもの
おたく、後悔
得意スポーツ
クレー射撃、高飛び込み
キャッチコピー
「電撃シューター」(『'96』)
「雷光の美獣」(『'98』)
「シューティング・スター」(『XII』)
「シューティングスター」(『XIII』以降)
「閃光の美学」(『CVS』)
担当声優
前塚 あつし*1(下記以外の各種ゲーム等)
緑川 光(電撃CD文庫版『'94』ドラマCD)
大河 元気(『KOF for GIRLS』)



【概要】


帯電しやすい特異体質により、雷を操ることができる天才シューター。
日米ハーフで、大富豪の御曹司。
だが、ロバート・ガルシアのガルシア財閥の方が目立っているためにどうにも忘れられている。
副業としてファッションモデルもやっているが、現在は特に定職には就いていない。
ただし、『ネオジオフリーク』(1999年1月号126頁)のキャラクターテキストで明かされた設定によれば京とは違ってアメリカの大学を飛び級で卒業済みである。



【人物】


生まれと育ちのせいか、自信家の京すら軽く凌駕するかなりのナルシスト

  • 「華麗に美しく勝利する。お前等には理解できないだろうがな!」(『'94』/アメリカチーム戦後)
  • 「美形の男はいつの時代でも強いんだよ!わかったかい!」(『'95』/エディットチーム戦後)
  • 「格闘にカッコは必要ないって!?違うな!美的センスは必要不可欠だ!」(『'96』/エディットチーム戦後)
  • 「ナルシストのどこが悪い?自分にも酔えない奴がデカイことをした試しはないぜ!」(『'98』/個別メッセージ)
  • 「俺の姿をよく見てくれよ!花の命は短いからね!」(『'99』/個別メッセージ)
  • 「君の戦いは熱いな・・・薔薇のように美しい俺は、熱さは苦手なんだ」(『2000』/個別メッセージ)
  • 「センス! スピード! テクニック! 俺の演出したショー、楽しんでもらえたかい?」(『XI』/個別メッセージ)
  • 「動きにシャープさが足りないな、ベイビー?ひょっとして、俺の美しさに見惚れてたのかい?」(『XIII』/エリザベート戦後メッセージ)
  • 「ナルシストでカッコつけ?俺にとっては最高の賛辞だね。それってつまり、どんな苦境も笑って乗り越えられる男って賛辞だろ?」(同/権崇戦後メッセージ)

……といった勝利メッセージのように、彼自身は特にそれを悪びれることもない。

ただし言うだけあってイケメンであるのは事実だし、真面目な場面ではしっかり決めるタイプでもある。
相当なフェミニスト…というか女たらしでもあり、イントロ・特殊勝利ポーズ・勝利メッセージも女性専用の物が存在する。
ちなみに項目冒頭の台詞は『2003』における女性キャラに対してのもの。
『'94』の「君達には格闘技よりもドレスの方が似合うよ!」もなかなかのものだが。
なお、さすがに年下の女性キャラに対しては5年後、もしくは10年後に付き合おうと約束するあたり紳士的な面がある。
ただし、シェルミーに対してはグラマラスな美女でありながらも珍しく否定的な勝利台詞を残している。
オロチ一族であることが、彼の感覚に何か引っ掛かっているのだろう。

何をやらせても天才的なセンスを発揮しており、格闘技も趣味の一つに過ぎなかった。
しかし、『'94』の一年前に開催された全日本異種格闘技戦の決勝で京に敗れて以降、真剣に取り組むようになる。
今でも京をライバル視しているが、様々な因縁が彼にはあるため、決着はそれらが全て解決してからというつもりらしい。
その意識は『2000』で京に勝利した際、「手を抜いてるのか?それともそれが限界か!?答えろ京!!」と彼にしては珍しく怒りを見せる姿からも明らか。

ちなみに、誕生日(6月6日)は京の誕生日(12月12日)の数字を半分にしたもの、好きな食べ物は京の焼き魚に対して刺身(生魚)と、プロフィールも京とのライバル関係を感じられるものになっている。

『MI2』では一緒にチームを組むつもりはないと発言していたが、「つまらないところで負けられると困るから」と言う理由でチームを組むこともある。
ベタついた仲ではないが、いざとなれば惜しまず協力すると言う面倒見のいい性格である。
それ以前のが登場したオロチ編では京のお友達の一人的な感じで、ゴローちゃん共々すっかり存在意義が霞んでいた。
その後、ネスツ編とアッシュ編では別の方向から事件を探っている副主人公的存在に。

付き合いが狭い日本チームの他二人に比べると、かなり交友関係が広い。
京が生死不明となった『'99』ではまだ未熟な真吾の面倒を見ており、その後も必要があれば兄貴分として世話を焼いている。
『2000』では昔の付き合いであるセスもいるし、『XI』では麟かセス繋がりで堕朧とチームを組んでいる。
麟や堕朧とチームを組み、龍と戦ったこともあるため、存在が忘れられがちな飛賊との関わりが非常に濃い。
女性は口説いたりしても大抵スルーされたり失敗しているが、ちづるとは京のことで苦労している者同士気が合うらしく『XII』ではいい雰囲気になっていた。
ちなみに真吾とちづるの両名と関係が深いのは小説版『'98』でチームを組んだ繋がりと見られる(『XII』はシナリオライターが小説版作者の嬉野秋彦氏なので確定と言っていい)。
なお、小説版『'98』ではちづるに「君は俺にとって特別な女性ってことさ」とまで口走っていた。それを流すちづるの年上の余裕

嫌いなものの「後悔」は彼の性格からして分かるだろう。
しかし、「おたく」が嫌いと言いながら技には『破裏拳ポリマー』や『トップをねらえ!』、『新造人間キャシャーン』のパロディが存在するなど設定が一見矛盾しているように見える。
一説によれば、紅丸の嫌いな「おたく」とは中途半端な知識しか持たない、今でいう「にわか」のことだとか。
徹底的に追求する昔ながらのコアなオタクのことはむしろ好ましく思っているらしい*2

外伝作品にも逃さず出場している京、テリー、リョウ、アテナらには流石に出演回数は劣るが、ラルフ、クラーク、家庭用を含めるならロバートと共に、ナンバリング作品には毎回参加している。
『2003』『XI』辺りは容赦ないリストラが続く中、ここまで登場し続けているのはやはり京のライバルと言う設定が欠かせないものだからと言える。



【その他の設定】


上述のように日米ハーフだが、父母のどちらが日本人かについては設定の変遷があったようで、『'94』の謎本*3である『KOF'94の謎』(42頁〜43頁)では「父が日本人、母がアメリカ人で、紅丸の金髪は母親譲りの地毛」と語られていたのだが、その後『'96』ファンブック(37頁)のQ&Aコーナーで明かされた設定では逆に「父がアメリカ人、母が日本人」とされている。

「母親がアメリカ人の日米ハーフで母親譲りの金髪の持ち主」という設定だとリョウと丸被りになってしまうので変更されたのかもしれないが、父がアメリカ人で名字が「二階堂」ということは父親が入り婿なのだろうか……?
ちなみに、前述した『ネオジオフリーク』1999年1月号のキャラクターテキストによれば一人息子であり、家族構成は両親と祖父・祖母。

格闘スタイルは「シューティング」とされているが、実はどう言った格闘技なのか未だに謎のままである。
現実世界で「シューティング」と呼ばれる格闘技は「修斗」「シュートボクシング」の二つがあるが、組み技が重要な両者に対し、紅丸は組み技をほとんど持たない。
かつて『KOF2000』の公式ホームページ内に存在した『KOF用語辞典』の「シューティング」の項では、「初代タイガーマスクこと、佐山聡が創始者」と説明されており、これは「修斗」のことを指しているが、紅丸の格闘スタイルについては『'94』から現在まで一貫して「シューティング」表記である。
『KOF for GIRLS』における本人の発言から、現状の公式では「帯電体質と体術を組み合わせた全く新しい唯一無二の格闘技」という解釈らしい。

上記のように女好きなキャラクターだが、『'96』ファンブック(37頁)のスタッフコメントによればナンパの成功率は75.8%というやけに生々しい設定も存在する。



【デザイン】


重力に逆らうかのように逆立った金髪が特徴的。
前述のようにこの金髪は親から受け継いだ地毛とのことだが、金髪は潜性遺伝であるため、日本人である母親の方も白人の血を引いているのかもしれない。
ぶっちゃけポルナレフの特徴的な髪形をそのまま金髪にした感じであり、スタッフも『KOFキャラクターズ』(70頁)のコメントで伏せ字を使いながらもポルナレフが元ネタであることを認めている。
同じページには髪型に関するコメントも記載されており、それによればこの髪はスーパーハードのヘアスプレーを使用して1時間使ってセットしているとのこと。
ただし、『CVS』などでは髪を下ろした状態から静電気を使って一瞬で髪を逆立てているところも見られたりする。
『ストリートファイター』のガイル、『鉄拳』のポール・フェニックスと共に「格ゲー界三大ポルナレフ」と言われることもしばしば。
髪を下ろした姿は金髪ロングヘアのただのイケメンであり、たまにそちらの姿で出てくると一瞬誰だか分からない。

『'95』までは服の形状もポルナレフのまんまだった。
その後は、黒のトップスに白いボトムスというモノトーンカラーの組み合わせを基本に幾度か衣装デザインが変更されているが、詳しい変遷は下記の通り。

  • 『'94』〜『'95』
上述の通りポルナレフそのもの。


  • 『'96』〜『'97』
流石にまんま過ぎてヤバいと判断されたのか、ドット絵の大規模修正に合わせ、トップスの首元が金太郎の前掛けっぽいホルターネックのような形に変更された。
ちなみに『'97』のみニュートラルポーズの腕の角度が若干変更されている。


  • 『'98』〜『2002』
トップスのデザインが再度変更され、半袖の胸空きタートルネック(しかもヘソ出し)と言う特徴的な衣装になっている。
ちなみに、『'98 キャラクターブック』(144頁)のQ&Aによればこのトップスは友人のデザイナーに作ってもらったもの。
Twitterで胸空きタートルネックが話題になった際には引き合いに出された。
また、手元はそれまで左右非対称のデザインであり、右手が手首を覆う黒いサポーター、左手が黒い指抜きグローブであったが、両手共通の黒い指抜きグローブに変更されている。
『2000』でニュートラルポーズが全体的に変更され、ニュートラルポーズのまま放置すると相手の動きを窺うように動きを止める動作が挟まるようになった。以降『XI』まではニュートラルポーズはそのまま。


  • 『2003』〜『XI』
トップスがノースリーブかつヘソ出しのタートルネックに変更されたが、それ以上に印象的なのはカラーリングが大きく変更されたこと。
大阪のオバハンが好きそうなヒョウ柄のトップスと黒いズボンの組み合わせになったことで、派手度が一気に増した。


  • 『XII』〜『XIII』
作品全体で原点回帰的な要素を多く取り入れていたこともあり、衣装のデザインが『'96』及び『'97』に近いものになっており、以降はニュートラルポーズも『'99』までの初期に近いものに戻っている。
ただし、『'96』〜『'97』の衣装はホルターネックのように背中の上部が大きく開いていたが、『XII』〜『XIII』の衣装は背中全体を覆う形になっている。
また、両手とも黒い指抜きグローブである点は『'98』以降のデザインが引き継がれている。


  • 『XIV』
初の3Dということもあってか衣装デザインが刷新され、黒の上下に稲妻模様が入った金色の半袖ジャケットを着た姿に変更されている。
また、久しぶりに手元のデザインが左右非対称になっており、今度は左手が手首を覆う黒いサポーター、右手が黒い指抜きグローブの組み合わせになった。
ニュートラルポーズは『XIII』から引き継がれているが、ニュートラルポーズで放置した際のモーションとして腕を構え直す動作が追加されている。


  • 『XV』
衣装の色合いは『XIII』以前のモノトーンカラーの組み合わせに戻ったが、手元のデザインが左右非対称な点は前作から引き継がれている。
トップスはノースリーブのタートルネックだが、『2003』〜『XI』のものと違って丈は脇腹がチラ見えする程度の長さ。
チームメイトが中国人であることを踏まえてか、襟元と裾のデザインや青い花の刺繍などには中華風の意匠が取り入れられている。
ニュートラルポーズでの放置モーション(腕を構え直す動作)が変更され、『XIV』よりも動きが大きくなっている。



【作中での活躍】


  • 『KOF'94』
前述の大会で知り合った二人と共にKOF出場をする。
エンディングでは、「今度(京と)やる時はオレが勝たせてもらうからな!」と言っていた。


  • 『KOF'95』
修行の旅に出ていた京を迎えに行く際、ルガールの秘書からの襲撃を受ける。
特に被害は受けなかったが、驚き役に徹している台詞が面白い。


  • 『KOF'96』
ストーリーではゲーニッツにやられて入院した京の面会に大門と揃ってやってくる。
その後、雑木林で無式の特訓をする京を目撃していた。
なんとなく、大門と一纏めにされている気がしなくもない。


  • 『KOF'97』
港で煙草を吸いながらぼんやりと物思いに耽り、京との関係もそろそろ潮時と考えていた。
どことなく、庵の圧倒的な人気によって京のライバルポジションからドロップアウトしそうな現状に対する哀愁が漂っている。

エンディングでは日本チームとしての有終の美を飾り、京と別れて日本を出る。
世界各地の格闘大会に参加し、目立ちたがりの割に今まで目立たなかった日本チームのNo.2と言う印象を振り払った。


  • 『KOF'98』/『'98UM』
前作で別れたばかりだが、ドリームマッチのために日本チームで参戦。
インタビューでは、戦いたい相手として勿論京を挙げている。京との掛け合いも追加された。

「行くぜ、京!」
「やろうか、紅丸!」

組みたい相手はおらず、残りの奴らに引き立て役をやらせるのも気の毒なので、基本的に一人でやりたいとも言っていた。
京と大門が組むとしたらいつもの日本チームと言っているのとは対照的である。

特殊エンディングはロバートとアンディとでNo.2チーム。美形会議チームとも言う。
また、真吾と大門とで偽主人公チームも。

ノベライズ版『遺された者たち』では真吾共々主役に大抜擢。実質ここから真吾の保護者的なキャラになる。
こちらでは京と庵が消息不明のまま1年経っており、真吾からの熱烈な誘いにより一度は捨てたKOFへと復帰することになるのだが…。


  • 『KOF'99』
帰国直後、K'とマキシマがネスツから脱走した京を捕まえるためのエサとして彼と真吾をチームに加える。
結果、京は主人公を降板して隠しエディット専用キャラになったが、彼は主人公チームを続投していた。
ラルフ曰く、「ひねたガキにゴツイおっさんか。組み方に進歩がないんだよ、お前ら!」

冒頭から京と会える気がなんとなくしており、現にエンディングで再会したがすぐに別れることになった。


  • 『KOF2000』
真吾、戦友のセス、そしてそのセスが連れて来た麟の4人で紅丸チームを結成。
調子に乗ってた真吾を殺害しようとした麟や、エンディングで現れた龍をエレクトリッガーで止めるなどリーダーらしい活躍も見せている。
ちなみにセスと知り合った理由、戦友と呼んでいる理由は未だ明かされていない。

また、この紅丸チーム、各キャラからの固有勝利メッセージでは色々触れられていたりする。
しかしチームと言う観点からすると、他のキャラからの評判がセスと麟のせいですこぶる悪い。
立ち位置としてはライバルチームのようなものなのにこの扱い…

K'「いるなら言えよ。メンツが濃すぎて気付かなかったぜ」
マキシマ「悪くはないんだろうけどな……『食い合わせ』って知ってるか?」
ジョー「2番はどこまでいっても1番の後ろってことだな!」
クラーク「実力か?それともチームワークの結果かよ?」
リョウ「新人との組み合わせは失敗だな!それでは呼吸が乱れて当然だ!」
「色物チームに転向?美形も色々大変ねえ」
チョイ「あっしより、そっちの方がよっぽど悪人面じゃないでヤンスか?」
「久しぶりと言いたいが、今度のメンツはクセ者が多いな、紅丸!」


  • 『KOF2001』
京、大門、真吾と共に参戦し、日本チーム復活。
京が戻って来たことを知り、大門を土産代わりに連れて来る。
その間真吾の面倒を見ていたり、すっかり忘れられた京の彼女・ユキについて言うなど、面倒見の良さが現れている。


  • 『KOF2002』/『2002UM』
ドリームマッチ。
『'98』以来のいつもの3人の日本チームで参戦。


  • 『KOF2003』
放火未遂で警察に補導されていた真吾に大門と共に呼ばれる。
真吾が釈放されたあと、大門に諸国漫遊中の京と入れ替わりで真吾を加え、紅丸チームとしてKOFに参加する。'98の偽主人公チームと見事に一緒。
自己顕示のために参加したが、もう一つの参加理由としてアッシュ・クリムゾンの存在を挙げていた。
今やすっかり忘れられている麟、飛賊、セスなども気になっている様子。
特殊エンディングは京、大門とのお馴染み日本チーム。


  • 『KOF XI』
エリザベートに呼ばれて、堕龍と共にフランスに出向く。
途中、銀行強盗に遭遇したが、相手が散弾銃を持っているのと女性の姿が居ないために紅丸のやる気がなかったのでスルー。
馬に乗ってエリザベートが強盗を撃退して、臆病者に用はないと言うが、今回の事件に関わっているためにライバルチームが結成された。
エンディングではアッシュが京と真吾を倒したと思ってキレるシーンがある。


  • 『KOF XII』
ドットの描き直しにより、ポルポル度がアップ。
ストーリーではちゃっかりちづるとデートしていた。
かつて京に負けた理由、ちづるの感謝、紅丸の心境などが盛り込まれたストーリーになっている。
ぶっちゃけ、ノベライズ版『'98』の後日談的なストーリーとも言える。


  • 『KOF XIII』
龍を追う堕龍との会話、オロチの封印が解き放たれた現状でのちづるとの相談、入院中の真吾との面会、日本チーム再結成……と、非常にストーリーでの出番が多い。
表の主人公は紅丸、裏の主人公はハイデルン、真の主人公はアッシュと言っても差し支えないだろう。
前作でシステム上省略されていた挑発が復活したのだが、新たな挑発モーションが「相手を痺れさせようとしたら落ちてきた雷が予想以上に強力で自分が痺れてしまう」というものになっており、漫画チックな骨丸見えの感電演出も含め今までにないコミカルなものになった。

特殊エンディングは再びアンディとロバートとのNo.2チームに加え、庵とレオナとのヘソ出しチーム。


  • 『KOF XIV』
前作同様に日本チームでの参加。
このあたりから権利問題にうるさくなったのか、既存の技の名前がことごとく変更されている。
例:紅丸コレダー→紅丸コライダー、反動三段蹴り→稲妻三段蹴り


  • 『KOF XV』
京にシュンエイの世話を押し付けられる形で、シュンエイと明天君とヒーローチーム(主人公チーム)として参加。
ちなみに彼が主人公チームになるのは『'99』以来。
実質前作の中国チームのタン老師の代役としての参戦だが、本人はインタビューで自分らしくやるだけだと意気込んでいる。
エンディングではタンに状況報告をするなど、何だかんだでしっかり最後まで二人の面倒を見ている。
ちづる、エリザベート、オロチシェルミーと特殊な掛け合いがある。
特殊エンディングは、ロバート、社との男前チーム。


  • 『CAPCOM VS. SNK』
京との対戦時のみ、背景にゴローちゃんが現れる。
『2』での掛け合いでは、電撃を発することの出来るブランカにMDプレイヤーを充電させようとしていた。
そして京はブランカのことを着ぐるみを着た紅丸だと確信する始末である。
また、バルログから見ると美形の部類に入る。



【ゲーム上の性能


基本的には単発火力は低いがリーチの長めな、どちらかと言えばスピードキャラ。
小足の性能が高め、空中投げ持ち、安定した性能の必殺技を持っているおかげで使いやすい。
キックのリーチや安定した対空からか、中距離戦には基本的に強い。
対空に使える技や割り込みに使える数々の技も持つなど守りも手堅いタイプ。
強さは技のラインナップやゲームの仕様に左右されることが多いものの、基本的に最低でも中堅よりは上位に来ることが多い。
見た目や演出の派手さが目立つが、手堅い動きで戦うスタイルはまさしく紅丸の性格を表している。
また、低いジャンプに刺さる牽制技を数多く持つことから、これまた毎回安定した性能を誇るに有利が付く作品が多い。
防御力が低めに設定されていることが多いのと、ジャンプ軌道が高めなことが少し癖がある点だが、
小・中ジャンプのある作品なら左程気にならないし、「致命的なほど脆い」ということは全くないので気を付けて戦えば充分にカバーすることは可能。

オロチ編では特に居合蹴りの気絶値の高さが光り、適当に小足連打から「居合い蹴り」で締めるだけでもある程度のダメージを稼ぐことが可能。
『'97』では暴走庵の陰に隠れてあまり目立たなかったが最強クラスの一員であり、「雷光拳」の性能そのものは暴走庵に対して相性が良い。
『'98』は前作に比べて自重しているが、ゲームバランスそのものの均一化によって相対的にまだ上位をキープしている。

ネスツ編ではコマンド投げの没収などを喰らったものの、『'99』〜『2001』まではジャンプ強キック(ジャンプD)のめくり判定がかなり大きく、適当に小ジャンプで飛び越えながらでも簡単にめくることが出来た。
『2002』では常識的な強キャラに落ち着いたが、コマンド投げが復活している。

アッシュ編以降、『2003』『XI』では空中投げまで没収されたが、周りが強すぎた『XI』でも中堅、それ以外では「最強クラスの1、2歩手前」位をキープしている。


◆各作品での扱い(一部抜粋)

  • 『'94』
初登場。ジャンプが大きすぎて奇襲的な攻めはできないが長い小技で地上の牽制合戦が得意、というスタイルはすでに完成している。
しゃがみ弱キック(当時は小足払いと呼ばれた)のリーチが非常に長く連打が効き、キャンセル居合蹴りが無条件確定HITする。密着からなら少足払い7発キャンセル居合蹴りでゲージ半分持っていく。紅丸相手にぶっ放し行為は非常にリスクが高く、対戦相手にも固い立ち回りを強要する。

  • 『'95』
体力が残り少ない(体力ゲージが赤色の)状態でMAX版「雷光拳」を相手にクリーンヒットさせると一撃で即死させることが可能で、『'95』全体の火力のおかしさを語る例の一つとして有名となっている。
他にも7ヒット即死コンボ持ちだったりするのだが、最強ランクの3人(京、庵、オメガ・ルガール)が壊れ過ぎているので……。

  • 『'96』
キャラランクとしては中堅レベルだが、最強キャラクターの一人であるクラークに対して専用の永久コンボを持っていることから次点に食い込んでいた。
ただし、家庭用移植版ではそのクラーク専用永久コンボは修正が入って使用不可となっている。

  • 『2001』
ただでさえ威力の高い「反動三段蹴り」から間合いによってはノーリスクで「雷光拳」が繋がったり、ジャンプCに謎の無条件追撃判定が付いているなど、壊れキャラのフォクシーを除けば麟やハイデルンと並ぶ強キャラ。

  • 『2003』
元々の安定した性能はそのまま、ゲーム全体の仕様による弱体化の影響をほぼ受けなかった結果、相対的に壊れキャラのDDコンビのひとつ下くらいをキープしている。

  • 『XI』
『XI』では主力技の弱体化こそあったものの、無条件判定のリーダー超必殺技やクイックシフトからのノーゲージお手軽コンボの火力(強「真空片手駒」)が高めだったりと光るものは持っており、そこそこ戦える。
またこの作品では紅丸にしては珍しく、横へのリーチ以外はジャンプ強キック(ジャンプD)よりジャンプ強パンチ(ジャンプC)の判定の方が強かったりする。

  • 『CVS2』
相変わらず安定した性能を持っているが、『KOF』シリーズに比べて火力不足が顕著になっており、珍しく性能は控えめ。めくりの要がジャンプ弱キック(KOFでいうジャンプB)になっている。
また頭髪に当たり判定があるため座高が高かったり(『KOF』シリーズではむしろ低い部類だった)、Sグルと相性がよかったりと妙な性能に。
ただし、ジャンプの高さとジャンプ強キックの判定の強さから、裏ラスボスのCPU戦では使いやすい。



【技解説】


実は、小説版では雷を使う技はほとんど使わない。
まともに使ったのも『'98』のパロディ編くらいなので、本筋を追っていると小説版の紅丸は雷使えないんじゃないかとすら思えてくる。
なお、前述のように『XIV』からは版権的にヤバい技名が少し変更されており、技名が二つ記載されているものについては後者が変更後のものである。


◆通常技

基本動作
- 立ち(近) 立ち(遠) 垂直J 前方J 後方J
弱P(A) フック ジャブ しゃがみジャブ ジャンプエルボー
弱K(B) サイドキック ハイキック しゃがみキック ジャンプキック ジャンプニーキック
強P(C) エルボー ストレート しゃがみフック ジャンプアッパー
強K(D) ニーキック ジャンピングソバット しゃがみローキック ジャンプサイドキック
ふっ飛ばし攻撃 ジャンプハイキック - 『'94』  :ジャンプサイドキック
『'95』以降:トゥースタンプ
ダッシュ 前ダッシュ -
バックステップ バックステップ -
その他の動作
攻撃避け 避け
『'94』:避け攻撃
『'95』:カウンター攻撃
ドッジサイドキック

通常技の技名が攻略本等に記載されていたのは『'96』まで。
特に『'96』についてはゲーメストムックなどの主要な攻略本には載っておらず、『ザ・キング・オブ・ファイターズ'96 公式ガイドブック for SATURN』という家庭用移植版対応の攻略本にしか載っていない。


◆通常投げ

  • フロントスープレックス
相手を抱え上げ、後方の地面に叩き付ける。


  • キャッチアンドシュート
掴んだ相手に膝蹴りを叩き込み、吹き飛ばす。


  • スピニングニードロップ
空中の相手を掴んでから、両膝を揃えて上から押さえ付けるような形で落下し、地面に叩き付ける空中投げ。
作品によってはCボタンとDボタンのどちらでも使える仕様になっており、『2002』では判定の強いジャンプ強キック(ジャンプD)のお供として重宝されていた(『2002UM』ではCボタンのみに変更)。


◆特殊技

  • フライングドリル
「ヘイ!」
「フライングドリル!」

空中で放つ特殊技。
斜め下に向けて片足を伸ばし、片足を曲げた体制でくるくる回転しながら降下する。
多段ヒットするため隙が少なく、着地点も変えられるために立ち回りで重要となる。
『'97』『CVS』では着地キャンセルが出来る。
元ネタは『新造人間キャシャーン』の「フライングドリル」。


  • ジャックナイフキック
「ヘイ!」

一歩踏み込んでからの蹴り上げ。
実は『CVS』のみ蹴り上げる足が逆になっている。


  • ジャンピングソバット
『CVS2』。
『KOF』シリーズでの遠距離立ち強キック(遠立D)が特殊技になったもので、レバーの左右入力によってその方向に移動しながら攻撃できる。


必殺技

  • 雷靱拳(らいじんけん)
「雷靱拳!」

雷を帯びた拳を突き出す。
『'96』以降はジャンプ中に斜め下に放つ空中版が登場。
そして『'97』以降、強版が斜め上に腕を突き出す対空になった。
基礎的な技でバリエーションも豊富なのだが、他の技が優秀なためにいまいち出番が少ない。


  • 真空片手駒(しんくうかたてごま)/真空旋回蹴り
「真空片手駒!」
「真空旋回蹴りっ!」

片手を軸に、もしくは両手を交互に入れ替えながら回転して両足で蹴る技。
『'95』までは単発で吹っ飛ばしてダウンさせるが、『'96』からは連続ヒットする技になっている。
元ネタは『破裏拳ポリマー』の「真空片手独楽」。

ちなみにこの技、「ドラマCDで繰り出すと必ず反撃されて吹っ飛ぶ」という不名誉なジンクスがある。
『'96』から『2000』まで継続して発売されていたドラマCDのうち、技自体の出番がなかった『'96』を除いてパーフェクト達成という状態であり、ある意味お約束になっていた。
もっとも、小説版に至ってはこの技も一度も使ったことはないのだが……雷使わない技なのに。
まぁ、この技の絵面を考えれば理由は言うまでもないだろう。むしろドラマCDはなんで毎回出番与えてるんだろう……?

本編シリーズでは『XI』以降登場していない技だが、ソーシャルゲーム『KOF ALLSTAR』では他の技と同様に技名が変更されており、ボイスも変更後の技名を叫ぶものになっている。


  • 居合い蹴り
「フンッ!」

中段の前蹴りを放つ技。
リーチは短いが「居合い」を冠するに相応しい発生の早さを誇り、動きが早過ぎて膝から先が見えない。

雷を基本的に使わないノベライズ版では紅丸の主力技として活躍(と言っても、明確にこれだとわかる場面は少ないが)。
『'98』のシリアス編では真吾に圧勝して油断していたとは言え、ブライアンを僅か一発でKOするという恐ろしい威力を見せた。
これがカラー口絵になってたりするんだからブライアンはたまったものではない。


  • 反動三段蹴り/稲妻三段蹴り
「反動、三段蹴りっ!」
「稲妻三段蹴りっ!」

「居合い蹴り」から派生する技。
ソバットから後述の「スーパー稲妻キック」と同じサマーソルトキックに繋げることで、「居合い蹴り」を含めた三段攻撃になる。
「居合い蹴り」からの派生ではなく、「反動三段蹴り」単体として出すことが出来る作品もあり、その場合は踏み込みながらのハイキックから始動する技となるが、使いどころが難しい。
元ネタは「真空片手駒」と同じく『破裏拳ポリマー』から。


  • 紅丸コレダー/紅丸コライダー
「紅丸コレダー!」
「こいつはどうだ!」

相手を掴んで電撃を浴びせるコマンド投げ。
威力こそ低いが目の前にダウンさせるため、多彩な戦略を可能とする主力技。
元ネタは『スーパーロボット マッハバロン』の「マッハコレダー」に始まるコレダーと名の付いた技。


  • 紅丸シュート
「紅丸コレダー」をヒットさせた際に使用可能なダウン追撃。
モーション自体は特殊技の「ジャックナイフキック」と同じ。

元々は『'96』でCPUの紅丸のみが使用していた技で、プレイヤーの使用は不可能な半分没技であり、『'97』以降は実装されることなく完全に削除されていた。
『'98UM』の公式サイトで連載された「ネオジオ博士の98UM講座」の第十一回では、『'98UM』の新技として採用することを検討したものの再度没になったと明かされていたが、『2002UM』で満を持して復活を果たすこととなった。


  • スーパー稲妻キック/スーパー迅雷キック
「へやっ!」

紅丸待望(?)の対空技。
元ネタでは急降下しながら放つ飛び蹴りだったが、紅丸の場合は稲妻を纏ったサマーソルトキック。
シリーズによっては対空技もどきだったりする。


  • 雷鳴刀(らいめいとう)
「スラーッシュ!」 
「痺れな!」

前方に突進しながら雷を帯びた手刀を振り下ろし、弧を描くように電撃を走らせる技。
ボタン押しっぱなしで若干の溜めが可能だが、威力が増加したりはしないので用途はコンボタイミングの調整くらい。

EX版は飛び道具に変化し、電撃を前方に向かって飛ばす。


  • 紅丸ランサー
「痺れな!」
「パーフェクト!」

頭上に稲妻を落とし、近距離および空中の敵を感電させる技。
過去の勝利ポーズの1つを元にしている。

EX版は、相手の位置をサーチして稲妻を落とす技に変化し、遠距離戦に使えるようになる。


◆超必殺技

  • 雷光拳(らいこうけん)
「雷光拳!」
「じっくり拝みな! てりゃあっ!」

初期から使える超必殺技で、「雷靱拳」の強化版。
『2003』と『XI』ではMAX版がリーダー超必殺技となっている。

作品によっては「雷靱拳」と同様、ボタンの使い分けなどで腕を真横に突き出すか斜め上に突き出すかを変えることができる。
『'97』から発生が早いため割り込みや対空に使えるように。
だが、性能がコロコロ変わり過ぎで、例えば『'95』では密着状態で当てると即死級ダメージを叩き出せる高威力技であったが、『'98』では「エレクトリッガー」より威力が低い。
『CVS』『2001』『XI』は様々な連続技を作れる様にもなった。
ちなみにMAX版ではボイスが「らぁいこうけぇん!!」というより気合の入った叫び方になる。


  • エレクトリッガー
「エレクトリッガー!」

相手を掴み、雷撃を浴びせる投げ系の超必殺技。
威力は低めだが、1フレ投げだったり無敵投げだったりして連続技や割り込みに使える。
元ネタは『スーパーロボット レッドバロン』の必殺技だが、原典では飛び道具。


  • 幻影ハリケーン
「幻影ハリケーン! ……決まったな!」

初段の突進を当てると、次々と紅丸の幻影が突撃すると言う原理が不明な技。
『2000』以降は突進する幻影が青色になり、幻影であることが分かりやすくなった。
シメに小さくガッツポーズをしながら「決まったな!」と言うが、『セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん』の「トレンディ」に見えるのもあってあまり決まってない。
見た目の割に性能はそこまで悪くない。
この技も『破裏拳ポリマー』を元ネタにしており、そちらの技名は「幻影破裏拳」。

ちなみに『'99』のみMAX版が存在しており、最後のポーズが上半身を捻ってこちら側(カメラ)にアピールするようなものに変わる。


  • 電影スパーク
「俺に付いてこれるかい? ……スパーク!」

『CVS』シリーズでのみ使用する超必殺技。
手に電撃を帯びながら突進し、ヒットするとすれ違った相手を電撃で痺れさせ、その場にダウンさせる。


  • 雷光片手駒(らいこうかたてごま)
「雷光、片手駒!」

『'98UM』で追加された、足先に「雷靱拳」の雷球を帯びた「真空片手駒」。
MAX版は、最後に「スーパー稲妻キック」で相手を打ち上げる。
見た目が悪い、ボイスが明らかに「雷光拳」と「真空片手駒」から流用した継ぎ接ぎ、威力も低い、たまにフリーズと使いどころに困る。


  • 紅丸ローリングサンダー
「おぉぉぉっ!」

『XII』と『XIII』のみ実装された超必殺技。
溜め込んだ電気を一気に放電し、巨大な雷球で自分を包み込む。


  • 紅丸ライジングショット
「行くぜ? ……ライジングショット!」
「耐えられるかな? ……落ちろぉっ!」

『XIV』から追加された比較的新しい技。
突進しながら蹴りを放ち、ヒットすると雷を伴った踵落としで叩き伏せる。


■上位超必殺技類

  • 雷塵纏(らいじんてん)

『2002(2002UM)』および『NEO WAVE』のMAX2。
「雷靭拳」と同じ雷球を発生させ、身体の一部に追随させる技。
雷球を追随させる位置は、ボタンによって上半身の前方・後方、下半身の前方・後方の4カ所から選択可能。
『2002UM』では最大2つまで設置できるように変更されている。

雷球は単体ダメージは小さいもののガード不能で、前方に設置すれば飛び道具もかき消せるが、MAX2としては拍子抜けするほどに見た目が地味なのが欠点。
『2002UM』のチャレンジモードでは常にこの技を発動した紅丸から逃げ切るというお題が存在する。


  • 雷皇拳(らいこうけん)
「決まったな……雷皇拳っ!」

『XIII』のNEO MAX超必殺技。
落雷の軌道を腕を突き出すことで変え、相手にぶつける派手な技。
発生は遅いが発生保証があり、落雷だけあって一瞬で画面端まで届く。


  • 雷波靭皇拳(らいはじんおうけん)
「決まりだな……靭皇拳っ!」

『XIV』及び『XV』のCLIMAX超必殺技。
多少のモーションの違いはあるが、基本的には前述の「雷皇拳」と同じ技。



【本編以外での活躍】


◆ドラマCD

『'96』しか出番のなかったゴローちゃんと比べるとかなり出番に恵まれており、面倒見の良さと優しさが災いして自分から貧乏くじを引く苦労人として描写されている。

『'96』では拳崇と喧嘩してやけっぱちになったアテナに逆ナンされたため、わざと当て馬役を買って出ている。

『'97』(宿命編)では草薙流の神拳(無式)を使いこなせず苛立つ京の言葉にプライドを傷付けられ、仲間割れを狙う社たちに「オロチの力を手に入れて京を倒し、ナンバーワンの座を取り戻さないか」と誘われるが、京の神拳会得のための踏み台になって死ぬ覚悟であえてその誘いに乗り、命懸けの闘いを挑んだ。
終盤では力が暴走し、オロチが紅丸の影に潜む形で姿を見せるなど半ば依り代にされ掛けていたが、京が繰り出した渾身の神拳・「三神技」によってオロチの力を祓われ生還した。

『2000』のドラマCDに至っては完全に彼が表の主人公ポジション(本編主人公のはずのK'が裏主人公)となっており、偶然出会ったクーラの面倒を見るうちに「お兄ちゃん」と慕われるようになる。
クーラの「兄」として、ネスツ基地を襲撃したK'から彼女を守ろうと奮闘するものの、クーラは紅丸の「ネスツから逃げて幸せになれ」という言葉が彼女に与えた影響を危険視したフォクシーによって、紅丸と過ごした記憶を消去されてしまう。


◆小説

『'96』以降の小説版(著者:嬉野秋彦)では『'96』〜『'99』まで主人公チームの一人ということもあってか、狂言回しとしての役割が与えられており、オロチ編の頃からゲーム以上に目立ちまくっていた。
事実、後書きで著者の嬉野氏が「紅丸かラルフがいないと話が回らない」と語ったこともある。


【参考文献】


◆雑誌
  • 『ゲーメスト』 新声社
    • 1986年から1999年まで発行され、アーケードゲームの攻略雑誌として一時代を築いた月刊誌(末期は隔週刊誌)
  • 『ネオジオフリーク』 芸文社
    • 1995年から2000年まで発行されていたネオジオ関連に特化した月刊誌。
    • ネオジオ関連特化ということで、Q&Aコーナーの質問に対してSNK広報宣伝課からの回答が掲載されるなど、公式的な情報発信の場ともなっていた。

◆『ゲーメスト』関連
  • 『ゲーメストムック Vol.2 ザ・キング・オブ・ファイターズ'94』 新声社 1994年12月
  • 『ゲーメストムック Vol.56 ザ・キング・オブ・ファイターズ'96 ROUND3 ファンブック』 新声社 1996年12月
    • 以上の『ゲーメストムック』は『ゲーメスト』編集の攻略本及びファンブック。
    • 『ゲーメスト』といえば誤植が名物ではあるが、資料としての価値は十分保たれている……はず。
  • 『ザ・キング・オブ・ファイターズ'94の謎 打倒ルガール! 総勢25キャラの秘密に迫る!!』 新声社 1995年3月
    • 本来非公式考察本を指す「謎本」だが、脚注でも触れている通りスタッフの監修が入っている。
    • ただし、「SNKから得た情報をそのまま記載している部分」と「得た情報を元に『ゲーメスト』のライターが文章を起こした結果、多少の脚色や誤記・誤植などを含む可能性がある部分」が基本的に説明なしに混在している*4ため、その点は注意が必要。

◆『ネオジオフリーク』関連
  • 『KOFキャラクターズ―KOF'94〜'97 全45キャラ設定資料完全収録―』 芸文社 1998年5月
  • 『ザ・キング・オブ・ファイターズ'98 キャラクターブック』 芸文社 1998年9月
    • 『ネオジオフリーク』の編集部による攻略本及びファンブック。

◆『ALL ABOUT』シリーズ
  • 『マイコンBASICマガジン別冊 ALL ABOUTシリーズ Vol.7 ALL ABOUT ザ・キング・ファイターズ'94』 電波新聞社 1994年12月
  • 『マイコンBASICマガジン別冊 ALL ABOUTシリーズ Vol.12 ALL ABOUT ザ・キング・オブ・ファイターズ'95』 電波新聞社 1995年10月
    • 『解体真書』シリーズや『アルティマニア』シリーズで知られるスタジオベントスタッフによる攻略本シリーズ。
    • ダッシュや攻撃避け・避け攻撃の技名が網羅され、一部の漢字技名にはフリガナも振られている希少な資料である。

◆その他
  • 『ザ・キング・オブ・ファイターズ'95 オフィシャルガイドブック フォージ アルティメイト ファイターズ』 アスペクト 1995年10月
    • アスペクトより発行された大判の攻略本。
    • 『ALL ABOUT』シリーズのようなフリガナはないものの、ダッシュ動作や攻撃避け・避け攻撃の技名まで記載されている。
  • 『ザ・キング・オブ・ファイターズ'96 公式ガイドブック for SATURN』 アスペクト 1997年2月
    • 技解説の項目で軽く触れた通り、『'96』の通常技名が記載されているものとしては恐らく唯一の資料。



「追記・修正、追記・修正ってあんた、自分自身のレベルアップを忘れてるぜ!」

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最終更新:2026年09月15日 04:17

*1 作品によっては「前塚 厚志」「モンスター 前塚」名義。

*2 1994年時点だと「一般的に好まれない・興味を持たれない趣味や物事に執着し、突き詰める人」という意味が強く、アニメも当時は子供が見るもので「成人したら卒業するもの」という認識が強かったため、1カテゴリーに含まれる程度の扱いだった。現代はそこからアニメや萌えが好きな人、という意味に特化していった。

*3 「謎本」は本来非公式考察本のことを指すが、新声社から出版されたSNK関連の謎本シリーズはスタッフの監修が入っている。

*4 「bySNK」と表記するなど、公式からの情報に手を加えていないことがはっきり分かるケースも存在するが、少数に留まっている。