登録日:2022/07/05 Tue 12:41:47
更新日:2023/08/20 Sun 14:25:38
所要時間:約 4 分で読めます
●目次
【テキスト】
◆サイバー・エンド・ドラゴン
融合・効果モンスター
星10/光属性/機械族/攻4000/守2800
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
【概要】
三体の
サイバー・ドラゴンを融合素材とする融合モンスター。表サイバー流の切り札の一体。
巨大な翼とキングギドラの如く三つの首を持っている。デザインは
青眼の究極竜も意識したものと思われる。
貫通効果を得たが、ダメージを与えるなら二回攻撃できる攻撃力2800のサイバー・ツイン・ドラゴンの方が良い。
沼地の魔神王などの融合素材代用モンスターが使用できないのもかなり痛い。
それでも貫通モンスターとしてはトップクラスの攻撃力であり、サイバー系の中でも守備表示モンスターには最も強い。
パワー・ボンドで出すと驚異の攻撃力8000。さらにリミッター解除を加えると、16000という破格の数字を叩き出す。
ただし、トドメを刺し損ねるとパワー・ボンドのデメリットで4000もの効果ダメージを受けるので気を付けよう。除去されたら泣いていい。
【環境での変遷】
登場当初は融合素材のサイバー・ドラゴン×3を揃えるのが非常に大変で、正規融合が難しかった。機械族そのもののサーチカードが無かったことも大きい。
また、サイバー・ドラゴンは手札から特殊召喚できるので、生け贄要員としても優秀でわざわざ融合する必要が無かったのだ。
よって、基本的な出し方は
デビル・フランケンの効果や、星10の罠モンスター・メタル・リフレクト・スライムに突然変異を使うというもの。
亮のような
積み込み運命力を持っていないデュエリストにとっては、苦肉の策だった。
やがて、突然変異とデビル・フランケンは禁止行きになってしまい、サイバー・エンドに向かい風が吹き始める。
代替品のプロト・サイバー・ドラゴンは、フィールドでしか「サイバー・ドラゴン」として扱われないという難点を抱えていたので、結局正規融合は楽にならなかった。
そもそも、融合素材を増やしたところでパワー・ボンドのサーチ手段が存在しなかった上、「パワボン使うならツインで良くね?」と最初期から指摘されていた。
またツインにはサイバー・ドラゴンの特殊召喚後に融合呪印生物-光を召喚し起動効果で特殊召喚、という戦術も取れたのでサイバーエンドとの差は開く一方。
魂を削る死霊のような壁モンスターに強いという長所は残っていたものの、そのために素材を3体分集めるのは手間であり、やはり上記の有力なサポートが禁止されたのは痛かった。
GX放送終了後、時代はシンクロへと移り変わったがここに来て更なる悲劇が起きる。
シンクロ素材として優秀なサイバー・ドラゴンが制限カードに指定されてしまったのだ。
サイバー・エンドを主軸にしていた人は涙を飲んだに違いない…。
幸いにも、2年後にサイバー・ドラゴンは無制限に緩和され、その間にサイバードラゴンツヴァイという新しい仲間もできた。
そして、時はさらに流れサイバー流自体が大幅強化!
サイバー・ドラゴン・ノヴァやサイバネティック・フュージョン・サポートの効果で融合召喚がかなり楽になり、サイバー・ドラゴン・ドライなどサイバー・ドラゴンとして扱うモンスターも増えた。
だが昔とは比べ物にならない程デュエルは高速化しており、「モンスターをセットしてターンエンド」なんて光景はめったに見かけなくなった。
さらに、守備表示を持たないリンクモンスターの登場により貫通持ち全体の立場がかなり苦しくなっている。
そして、新たにキメラテック・ランページ・ドラゴンという対抗馬も登場。
こちらは墓地肥やしと連続攻撃を同時にこなせる上、オーバーロード・フュージョンにも対応している。
またアニメで推されているパワー・ボンドとは【
古代の機械】の方が相性が良いとも。
特に古代の機械究極巨人は場に出た後の能力ではサイバーエンドを上回っている。
現状でサイバーエンドを使うならサイバネティック・レボリューションや禁止から帰ってきたデビフラで出せるモンスターの中では比較的強力な点を活かしたいか。
特に前者は直接攻撃できなくなるデメリットが全く気にならないので相性が良い。
【アニメでの活躍】
初登場。
サイバー流の申し子・
丸藤亮のエースモンスターとして何度も融合召喚された。
攻撃名は
エターナル・エヴォリューション・バースト
何故か亮の初手は
サイバー・ドラゴン×3とパワー・ボンドになりがち。
初登場はVS
十代(1戦目)。守備表示で融合召喚された
マッドボールマンをパワーボンドによって攻撃力8000で戦闘破壊し、貫通ダメージで十代に勝利した。
ある意味マッドボールマンにとっても最大の見せ場だろう
VS十代(2戦目)では、パワー・ボンドとリミッター解除で攻撃力16000のまま攻撃力4900のシャイニング・フレア・ウィングマンと戦闘。
十代は決闘融合-バトル・フュージョンでシャイニング・フレア・ウィングマンの攻撃力を20900まで上げたが、直後に亮もこのカードを使用。
まさかまさかの、
攻撃力36900を叩き出した。
エグゾディアや
オベリスクの巨神兵の∞を除けばアニメ最大の攻撃力で、この記録が破られたのはゼアルに入ってからである。
ヘルカイザー以降も使用され続け、サイバー・ダーク・ドラゴンに装備されたこともある。
3期の異世界では実体化したが、何となく悪役のような気がしないでもない。
そして、VS
ヨハン(
ユベル)では最後の最後でパワー・ボンドで融合召喚される。
レインボー・ダーク・ドラゴンに攻撃を仕掛けるが、カウンター・ジェムで攻撃力9000となり危うく戦闘破壊されそうになる。
亮はサイバネティック・ゾーンを発動して、戦闘を回避すると、ターン終了時に帰還したサイバー・エンド・ドラゴンの攻撃力は16000となっていた。
最高のデュエルができて満足気な笑みを浮かべる亮と対照的に、パワー・ボンドのデメリットで敗北が確定しどこか寂しそうな咆哮を上げながら消えていくサイバー・エンド…。
このデュエルは十代達と視聴者を燃え上がらせ、涙させた。
4期では亮からデッキを譲り受けた
丸藤翔が使用している。
時空改変のため過去を遡っていた途中の謎の男
パラドックスが強奪。
追記・修正は攻撃力16000のサイバー・エンドで勝利してからお願いします
- sinサイバーエンドのコストってイメージが強いんだよなぁ -- 名無しさん (2022-07-05 20:21:01)
- 最近は表裏で交流気味で新たな切り札・フィニッシャーが増えたからね… -- 名無しさん (2022-07-05 21:45:52)
- ツインですら今は使わんしな -- 名無しさん (2022-07-05 23:41:34)
- 古代の機械巨人も専用サポートとかあるし、そういう感じの救済をお願いしたい -- 名無しさん (2022-07-06 00:04:48)