遊戯王デュエルモンスターズGX

登録日:2012/07/20 Fri 07:47:38
更新日:2025/07/21 Mon 14:45:27
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ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!


テレビ東京遊戯王アニメシリーズ第2作(遊戯王のアニメとしては東映版を含めて3作目)
正式タイトルは『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』。
長いので「遊戯王GX」「GX」と呼ばれることも多いが、厳密に言うと単純に『遊戯王GX』と呼ぶのは漫画版を指すのが正しい。
GXは「Generation NeXt」の意。すなわち次世代遊戯王


【概要】

週刊少年ジャンプで連載された原作のアニメ化である前作遊戯王デュエルモンスターズ(遊戯王DM)とは打って変わって、
新たな主人公遊城十代デュエリスト養成学校デュエルアカデミアでデュエルを繰り広げていくというストーリー。
舞台は前作と同世界であり、前作の登場人物も数名登場している。
どこかダークだったDMと違い、十代の明るい性格も相まって少年漫画らしいお気楽な展開が2期までは繰り広げられた。
3期の異世界編からは一転して暗い雰囲気となり、人々が持つ「心の闇」が描かれる。
十代は異世界で大きな挫折を経験し、自分の行動に責任を持つことの大切さを知り、子供から大人になっていく。
3年半を通して十代の成長物語となっている。

発表した頃は原作持ちアニメの主人公をオリジナルに変えて新作、という今でも非常に珍しい……
というか普通なら地雷になりかねない展開に拒絶反応を示す旧来のファンも多かった。
しかし、実際放送されると十代を初めとした魅力的なキャラクターや超展開ストーリーで好評を博し、
本来は1年間の放送予定とされていたところを、3年以上のロングランアニメとなった(本来1年予定だったのはインタビューなどから判明しているが、OPEDの映像・使用期間からも急遽決定したのが分かる)。

その後も主役と舞台を変えた続編が作られるようになった遊戯王シリーズのターニングポイントの1つといえる作品である。

また、遊戯王という作品及び遊戯王OCGを語る上でも、GXの功績は極めて大きい。
当時のOCGは【カオス】や【サイエンカタパ】等の強力なデッキによる世紀末環境に加え、
そこへ原作持ち作品の宿命である「原作終了による売り上げ低下」によって結構やばい状態であった。

そもそも連載時点でも記憶編で原作漫画自体の人気が低迷しており、アニメ「DM」の視聴率下落が続くなど「カードを売る」という以前に遊戯王という作品の存続自体が危ぶまれる事態に陥っていた。

しかし、GXの放送で再び持ち直すことに成功。
次作の5D'sにまで繋ぎとめ続け現在まで続く世界ナンバーワンカードゲームの座を確固たるものにしている。
引退したファンが「もう遊戯王人気無いだろと思ってたら、サイバー・エンド・ドラゴンのオークションの値段で驚いた」って逸話もあるほど。

付け加えると、名作カードゲームシリーズタッグフォースが始まったのもGXからだった。

「GX(次世代遊戯王)」の名の通り、次世代へのバトンタッチに成功した作品と言える。

ちなみに、ジャンプ作品でも原作漫画と原作アニメ終了後でも途切れなく長期間展開出来ているのは「遊戯王」と「ドラゴンボール」くらいしかなく、
両者とも既に「HERO's STRIKE」「邪悪龍ミッション」など、放送十年以上たったアニオリ・コミカライズ要素のみで商品展開できるくらいの規模・人気になっている。


【ストーリー】

作品全体の傾向としては、主人公やその仲間達含め、「子供から大人へ成長する」物語となっている。
序盤は無邪気で明るい子供達のような描写だが、中盤以降は自分の行動に伴う責任という描写にシフトしていき、終盤ではそれまで培ってきた経験を糧に大人として社会へ出ていくという描写で〆られる。

また、世界観は前作アニメ「遊戯王デュエルモンスターズ」を引き継いでおり、特にアニメオリジナルのドーマ編で登場した「デュエルモンスターズの精霊」や「人々の心の闇」といった設定を第1期から全面に取り扱っている。

加えて、そのようなアニメオリジナル要素があることから、漫画版原作とは世界観が繋がっていない。そのため、漫画版原作の続編劇場版「遊☆戯☆王THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」とも関わりがなく繋がっていない。*1

・第1期(セブンスターズ編)
伝説のデュエリスト武藤遊戯の戦いから数年後。
デュエリスト養成学校・デュエルアカデミア高等部の入学試験に向かう中学生遊城十代は、偶然出会った遊戯からハネクリボーのカードをラッキーカードとして託される。
幼い頃から「デュエルモンスターズの精霊」を見ることができる能力を持っていた十代は、ハネクリボーを相棒にしてデュエルアカデミアに入学し、個性豊かな仲間達と共にデュエル漬けの毎日を送っていた。

ある日彼らの前に、アカデミアに封印されているという三幻神に匹敵する力を持つカード「三幻魔」を狙ったデュエリスト集団セブンスターズが現れ、十代達は三幻魔を巡る戦いへと巻き込まれる。三幻魔の復活はデュエルモンスターズの精霊にも影響を及ぼしてしまうため、十代は精霊達を救うため三幻魔を復活させた影丸会長とのデュエルに挑む。
この頃の三沢はまだ目立っていた。

・第2期(光の結社編)
2年生になった十代。
エド・フェニックスや斎王琢磨、ティラノ剣山といった新入生との出会いの中、開催される大規模大会ジェネックス。
だがジェネックスの背後で学園の支配を狙う、斎王琢磨率いる「光の結社」と呼ばれる謎の白き組織があった。
破滅の運命に囚われた斎王とエドは友人関係にあったのだが、彼らを縛り付けるのは、宇宙で正しき力「正義の闇」と対立し全ての生命を根絶やしにせんとする「破滅の光」。
エドとのデュエルで敗北した先で、十代はかつて自分が思い描いた理想である真のE・HERO、ネオスや、破滅の光に対抗し続けている正義の闇の使者である「ネオスペーシアン」を新たな仲間に加え、十代は斎王率いる光の結社、そして彼を背後で操る破滅の光との戦いに身を投じてゆく。
この頃から三沢の影が薄くなる。

・第3期(異次元世界編)
十代は3年生に。姉妹校からヨハン・アンデルセンを始めとする留学生を迎え入れたデュエルアカデミア
同じカードの精霊を見る能力を持ち、デュエル馬鹿なヨハンと交友を深める十代。
だが、その裏ではアカデミアに招かれたウェスト校講師プロフェッサー・コブラが、謎のカードの精霊「ユベル」を復活させるべく暗躍し、生徒たちにデス・デュエルを強いる。
「ユベル」は十代の遥か昔の過去に関わっていたヤンデレ精霊であり、復活後は十代を狙って自ら動き出す。ユベルの策により、アカデミア全体が異世界に飛ばされるという事件が起きる。

異世界から元の世界へ戻る中、ヨハンはユベルと共にさらに別の次元の異世界へと飛ばされてしまう。十代はヨハンを取り戻すため、再び異世界へ行くことを決めるのだが、十代はこの時、自分の行動に伴って生まれる責任を受け入れるという心の強さがなかったため、「覇王十代」という存在に支配されてしまう。
「ユベル」「覇王十代」。いずれも十代の過去と生まれ持った宿命である「破滅の光」との闘いに関わる存在であり、ユベルの狙いは想像を遥かに超えた一途な純愛ものであった…。
そして十代たちはこの戦いを経て、子供から大人へと心理的に成長していく。

三沢は中盤まで出てこなかった。しかし空気にふさわしく登場後は重大な活躍をすることに

・第4期(ダークネス編)
ユベルとの死闘と融合、そして破滅の光との決着を経て多くの経験の下、心が子供から大人へと成長した十代達は、いよいよ卒業を迎えようとしていた。だが、命がけのデュエルを繰り返してきた十代は、ユベルと融合したことで人知を越えた存在となり、大いなる使命を持ってしまったが故にすっかり「デュエルを心の底から楽しむ情熱」を失い冷めた性格になっていた。
十代以外の生徒達はそれぞれが自分の進路に向かって進み始めるのだが、社会に出ることへの恐怖や不安を心のどこか奥底で抱き続けていた。
仲間達が十代にデュエルの楽しさを思い出させるために奮闘する中、3年間の一連の事件の黒幕がついに動き出す。

かつて十代が倒した、セブンスターズの1人ダークネス
真の力で世界を侵食するダークネスに、十代は最後の戦いを挑む。
三沢はついにダークネス戦にしか出なかった


そして、アカデミアを卒業した十代を待つ、最後にして最強の対戦相手とは――。


【主な登場人物】

1期からの登場人物


遊城十代
「ガッチャ!」
主人公。カードの精霊を見る能力を持つ、デュエル大好き少年。
使用するデッキはE・HERO。エースモンスターはフレイム・ウィングマンネオス
髪型が遊戯王主人公では最も普通。
クラゲや栗まんじゅうに例えられるが、前作のヒトデや次作の、その後の海老トマト程浸透していない。

常に明るく皆を引っ張っていくキャラクターで食事フェイズをとったりと自由奔放だが、
アニメ中盤で周りの仲間に責任を押し付けられ続けた結果、ついに限界が来て大変なことになるというあまり例を見ない展開に陥る。
まあ序盤から割と鬼畜で冷めた言動も多かったが。

そんな十代だが歴代主人公では最も私生活が謎。家族構成すら不明。

3期終盤、前世で永遠の愛を誓い合ったカードの精霊「ユベル」の魂と十代の魂が融合して、人知を越えた存在になった。
そしてネオスを実体化させてリアルファイトしたり、精霊の力を自由に操ることのできる超常の力を持つようになる。
容姿も大人っぽく変化し、精霊の力を使う時はユベルと同じオッドアイになる。十代の内にある覇王の力を発現させている時は金目に変わる。

4期では、命がけのデュエルを繰り返した結果、すっかり冷めた性格になっていた。
以前の十代とはかけ離れているため通称「二十代」と呼ばれている。
明日香や仲間たちの奮闘のおかげでデュエルの楽しさを思い出した十代は、ラスボスとの死闘も制して、アカデミアを卒業。最後にハネクリボーに導かれて向かった先にいた伝説のデュエリストとの戦いの中で、初期の頃のようなデュエルを心から楽しむ気持ちを完全に取り戻す。
アカデミアを離れた十代は、自分が持っている精霊と人間を繋げる力を、必要としている人たちのために使いたいと海外へ旅に出るのだった…。

劇場版 遊☆戯☆王~超融合!時空を越えた絆~』では、最終回後の彼の姿が描かれている。
デュエルだけではなく、精霊の力を使って爆撃を避けたり、高い塔の中から華麗に飛び降りたりと異常な身体能力を見せている。
もはや人間ではない……

天上院明日香
「私はデュエルに恋してるの!」
一応ヒロイン。天上院吹雪の妹で、失踪した兄を探して丸藤亮と情報交換をしていた。
アカデミアの女王と呼ばれる女傑で、ヒロイン枠ながら歴代シリーズ屈指の男前
脇とおっぱいとふとももが殺人兵器。特に胸は爆乳と言える程デカく、ボリュームと張りが半端ではない。
男子生徒からの人気は高いが、十代からはライバル兼友達の一人としか思われていない。
2期以降は濃いキャラたちに埋没してしまい、徐々に影が薄くなっていく……

丸藤翔
「アニキィ~~っ!」
十代をアニキと慕う同級生。眼鏡ショタ。
丸藤亮の弟で、優秀な兄と比べて自分は落ちこぼれであることにコンプレックスを感じている。
3期の言動は賛否両論
4期で兄と和解し、精神的な成長を見せる。

●前田隼人
「故郷の母ちゃんを思い出すんだな」
オシリスレッド所属で留年を経験している苦労人。見た目はコアラで語尾は「なんだな」。
デュエル数も少なく影が薄かったが、1期終了時に、イラストの才能がペガサスに認められインダストリアル・イリュージョンに勧誘され、クロノス教諭とのデュエルを経てアカデミアは退学リストラした。2期では1話のみゲストとして登場。
故郷の母親に似ている治療の神 ディアン・ケトが彼のアイドルカード。
4kids版では故郷の「彼女」に似ている設定。

万丈目準
「一!十!百!千!万丈目サンダー!」
十代のライバルの一人。万丈目グループの御曹司で、通称万丈目サンダー。
十代と同様に精霊を見ることができる力を持っていて、おジャマトリオからは兄貴と慕われている。
クールで傲慢なエリートとして登場したが、最終的にはネタキャラ兼みんなのまとめ役として落ち着いた。

丸藤亮
「俺は……負けたくないぃぃっ!!」
翔の兄。名実ともにデュエルアカデミア最強の男。カイザーの異名を持つ。
アカデミア所属者のうち、十代と戦って唯一一度も負けていない人。
リスペクトデュエルを信条とする、清廉潔白な人物だったのだが……。

色々ムチャをした結果、心臓を悪くしてしまう。
何度も心臓発作を繰り返し、手術が必要なほど悪化するのだが、それがまさかデッキのせいだとは……

天上院吹雪
「ん~? JOIN!」
明日香の兄で亮の親友。十代達とは二つ違いだがとある事件で行方不明だったため二年留年している。
真面目な妹とは反対に色恋沙汰が大好きな浮かれポンチで、本人も女生徒に非常にモテる。
その反面、亮のライバルと評されるだけあってデュエルの実力は相当なもの。
もっとも作中全敗なわけだが。

クロノス・デ・メディチ
「やっぱりバカの一つ覚えナノーネ」
アカデミア実技教諭で、十代の入学試験の対戦相手。後に教頭に昇進する。語尾は「ナノーネ」。
当初はエリート志向の嫌味なキャラといった感じだったが、段々と十代達を認めると共に
実技担当最高責任者として、また教師としての誇り高い姿を見せてゆく人気キャラである。
なんだかんだで生徒達の事をとても大事に思っているが、
十代達の卒業が近づくにつれ「皆とお別れかと思うと寂しくてたまらない」と涙ながらに漏らすなど情が過ぎる一面も。
十代との卒業前のデュエルは、GXファン誰もが認めるNo.1名エピソード。

●大徳寺
「お前には残っている 1年前のお前には無かったが、今のお前にあるものが……」
アカデミアの錬金術担当教諭でオシリス・レッド寮の寮長。語尾は「にゃー」。飼い猫はファラオ
セブンスターズ戦の中、突如行方をくらますが……
その正体はセブンスターズのメンバーのアムナエル。
肉体はすでに不治の病で失っており、現在の肉体は錬成したホムンクルスである。
恩人である影丸を救うため十代に錬金の秘伝書「エメラルド・タブレット」を託しその後死亡した。
2期以降は霊体として登場。
飼い猫ファラオに霊体が飲み込まれ、以後ファラオの口から霊体が出入りして、たびたび教師として十代に助言をしている。
十代が卒業した後もファラオと共に勝手に十代の旅に憑いてきた。
ラスボス戦やパラドックス戦を見届けた唯一の人物で、リアクション・解説役担当。

●鮫島
「こんな戦術もあるものだ」
デュエルアカデミアの校長でサイバー流道場の師範代。トメさんのことが好き。
善意が空回りする悲しいおじさん。すべて善意だったのに多くが碌な結果につながっていない。

●トメさん
アカデミアの購買部に所属するおばさん。作中ではブラック・マジシャン・ガールのコスプレをした。
マシュマロンを攻撃表示で召喚する強者。

ダークネス
セブンスターズ最初の刺客。天上院吹雪はダークネスの力で闇落ちしてしまっている。
実は遊戯王デュエルモンスターズGXの黒幕で、宇宙が一枚のカードから生まれた時のカードの裏側。

●影丸
「オレはついに取り戻した、この若さを!この肉体を!」
デュエルアカデミア理事長にして第1期のラスボス
100歳を超える高齢であり普段は生命維持装置の中にいる。
若さと青春を取り戻すために三幻魔の封印を解こうとした。
ラスボスがムキムキになる「デュエルマッスル」の創始者。


2期からの登場人物


ティラノ剣山
「俺の魂がスペースザウルスに進化するドン!!」
十代の1年後輩で、彼も十代をアニキと慕う。

恐竜が大好き。語尾に「 ザウルス 」「ドン」と付けるのが口癖。
過去に大怪我をした足の指に恐竜の化石を埋められたため、恐竜のDNAを持っている。
感情が高ぶると目が完全に爬虫類のものとなり、さらに爬虫類を狂わせる電波の影響を受けてしまう。
しまいには魂がスペースザウルスと化して宇宙に飛んでいった。
何を言ってるのかわからないだろうが、多くの視聴者にも何が起こったのかよくわからなかったと思われる。
あと、十代へのセリフがそっち方面を想起されるらしく海外版ではセリフがごっそり変更されている。

書いていて困るくらい存在自体がネタキャラだが、性格自体は電波とキチ○イだらけのGXの登場人物の中では極めてまとも。
悪意に屈することもない真っ直ぐな青年であり、地味ながらGXの良心というべき人物。常識人度はGXでもトップクラス。
っていうかそういうポジションにいる時点でこのアニメはおかしい
ちなみに当時発売されたストラクチャーデッキ「恐竜の鼓動」は実質的にストラクチャーデッキ彼編ともいうべきものだったり。

エド・フェニックス
「イヤッッホォォォオオォオウ!」
十代の1年後輩。だが既にプロデュエリストとして活躍しており、一度十代を下したこともある。
もう1つのHERO、D-HEROを使う。
基本的にカッコイイキャラなのだが、デュエル中の口調が「○○のエフェクト発動」「カードをセメタリーに送り」とルー大柴になるなど奇行も目立つ。
あと定期的に毒舌になる。
4期ではクロノス先生に頼まれて万丈目を弟子にする。
自分は凡才だと自覚していて、陰で人より何倍も努力を積み重ねている姿が描かれ、万丈目が精神的に成長するきっかけとなった。

斎王琢磨
当然!!正位置ィ!!
エド・フェニックスの親友にして2期のラスボス。顔芸担当。
タロット占いにより未来を予見する特殊な能力を持っている。
破滅の未来を恐れているうちに運命に囚われ、さらに占い客が手にしていた1枚のカードから「破滅の光」の依り代となってしまい、光の結社の教祖としてアカデミアの生徒を洗脳した。
非常に高い「運命力」の持ち主で本来なら1/2の運ゲーを高確率で当てる。
4期で再登場した際はKC本社ビルを爆破するという暴挙にでた。
斎王美寿知という妹がいるが、巫女なのに何故か萌えない。
DIOヴォイスで「ザ・ワールド」というセリフがある。ある意味、ボイス的にはこちらが元祖。

●斎王美寿知
斎王の妹で萌えない巫女。
と言ってもブサイクではなく、孔雀舞に似た美女タイプ。故に大人になると魅力がわかる…かも?
兄と同じく未来を予見する能力を持っている。

●ナポレオン
デュエルアカデミア教頭で口癖は「デアール」。
登場初期はオシリスレッドを潰しアカデミアをエリート校に変えようとしていたが後に生徒と和解。
実は加納マルタンの父親で3期中盤彼とともに母国フランスに帰国した。

●DD
10年者間プロデュエリストの頂点に立っていた「DESTINY OF DUELIST」。親のいないエドの後見人でもある。
実はエドの父親を殺し「究極のD」を強奪した張本人。
元々殺意はなかったが強奪しようとした際、破滅の光により人格が狂暴になりエドの父親を殺してしまった。
最後はエドに敗北し炎上した船の中で行方不明となる。


3期からの登場人物


ヨハン・アンデルセン
ああ!それってハネクリボー?
アークティック校からの留学生。後に設定変更でノース校からの転校生となる。
十代と意気投合し、最も活躍する親友ポジションに。遊戯王で新展開で出会う親友ポジの第一人者(ヨハン枠と言われる)。
迷言がやたら多いフリル王子。

オースチン・オブライエン
「これが俺達の……最後のミッションだ!!」
鼻が特徴的なウエスト校からの留学生。
傭兵だけあり(?)デュエルディスクからカードを射出する。
三期中盤での活躍はそこだけ見るとまるでこいつが主人公かのよう。

ジム・クロコダイル・クック
「ブルースカイ!エメラルドシー!ワイルドボルケーノ!デュエルアカデミア!」
ルー語を喋るサウス校からの留学生。
ルー語で背中にワニを背負っている以外は気のよい常識人。
作中でもトップクラスの人格者なのだが四期では一切出番がなかった可哀相な人。

アモン・ガラム
「こう見えても腕力には自信があるんですよ」
イースト校からの留学生でガラム財閥の御曹司。
しかし出自は壮絶なもので、その経験から「誰もが妬みや憎しみなどを抱くことのない平和な世界」を作り上げその世界の王となることを目指していた。
見た目は地味だが突然服を脱いでプロフェッサー・コブラとリアルファイトをおっ始めて視聴者の度肝を抜いた。
先攻なら初手でエクゾディアを完成させていたとんでもない運命力の持ち主。

早乙女レイ
「女の子は恋をすれば強くなる!不可能なんて無いの!」
1期にゲストとして登場し、後にレギュラーに昇格。
十代にゾッコンな恋するロリであり、シリーズ恒例のおっかけキャラの一人。初期はボクッ娘でした。
女性といえばおっぱい遊戯王界では貴重なロリキャラだったが、明日香さんともども影が徐々に薄くなる……

●加納マルタン
ナポレオン教頭の息子でラーイエローに所属。通称「マルっち」。早乙女レイとの絡みが多い。
両親の離婚による孤独感をユベルに付け込まれ闇落ちする。
ナポレオン教頭と和解後、故郷フランスに帰るためアカデミアを退学する。

●エコー
アモンの愛する嫁にして女版本田。幼いころはかわいいのにどうしてこうなった。
アモンが異世界での王となるために必要なエクゾディオス召喚のための生贄として捧げられ、死亡。
それはエコーも望んだことであったが、愛するアモンが王となるために最も邪魔であるユベルに対する憎しみ・殺意といった心の闇は死亡後も残るほど強く、それをユベルに利用されてしまう。

●プロフェッサーコブラ
アカデミア姉妹校であるウエスト校から来た特別講師。
元軍人で本田を強そうにした見た目をしている。教育方針は「実践あるのみ」。
そのため生徒に腕時計型の機械「デス・ベルト」をつけさせ一年中デュエルを強制する「デスクローザー・デュエル」を展開、しかしその目的は「デュエルエナジー」を集めユベルを復活させることにあった。
復活の目的は亡くなった義理の息子のリックを蘇らせるため。
最終的にはユベルによるリックが蘇る幻覚に惑わされ、高所から落下し行方不明となった。TF3では生きているが。

●佐藤浩二
「ゴミが落ちているのに気付いて拾わない者と、気付かずに拾わない者。さて、どっちが悪い?」
CV:ドン・サウザンド。通称「佐藤先生」。アカデミアの講師で元プロデュエリスト。
切り札はスカブ・スカーナイト。プロフェッサー・コブラの刺客の一人。
デュエリストとしては優秀だがその熱意が怠惰な生徒と合わず「佐藤先生の授業はつまらない」という評判が立ってしまっていた。
特別な力を持つがその責任を自覚しない十代を授業崩壊の原因だとして十代を憎む(十代の授業態度は問題だが、本人にも問題あるため逆恨みでもあるが)。
鬱展開の始まりであり、佐藤先生とのデュエル以降、十代は「ガッチャ」と言わなくなる。

ユベル
それっておかしくないかな?
「それが君の愛なんだね」
3期から登場し十代をつけ狙うカードの精霊。
実は、前世で覇王の力を持って生まれた十代と深い関わりがある存在。
前世の十代と誓い合った「永遠の愛」を取り戻すべく、現世でも幼少期の十代に影響を及ぼし続けていた。
十代は海馬瀬人の企画にネオスと共にユベルのカードも宇宙へ飛ばし、宇宙の力でユベルの心を元に戻そうとしたのだが、ネオスが正しき正義の闇の波動を受けた一方で、ユベルを乗せたカプセルだけが宇宙を破滅に導く光の波動を受けてしまった。長い間宇宙に取り残されたのちカプセルが大気圏を突入し、その際の凄まじい熱さと痛みと苦しみの中で「この痛みや苦しみ、仕打ちは十代の愛」と思い込むことで苦痛を耐え抜き、その結果、愛に対する認識が益々歪んでしまった。
十代への歪んだ愛に加えて宇宙を破滅に導くという意思から、「宇宙を全て消し去って十代の愛を永遠に自分だけのものにする」という、十代への深夜でもそうそう無いレベルのヤンデレっぷりを水曜の夕方から披露した。まあ深夜42時アニメだから仕方ない。
外見が中性的である事を含め、歪んではいるが十代に一途、なんだかんだで言動が可愛いなどと人気がある。
宇宙を消し去るために「超融合」のカードを作るべく「覇王十代」を強引に顕現させるなど、3期の事件全てはユベルの作戦通りだったが、最終盤で十代と和解し彼の魂と融合する。そして二人は二度と離れることはなくなったという、報われたヤンデレ勝ちヒロインである。

4期では終盤に登場。十代と共に戦うツンデレに進化していた。

劇場版 遊☆戯☆王~超融合!時空を越えた絆~』にも十代の正妻パートナーとして登場。
デュエルはしないが、手から光弾を放って人々を避難させ、十代たちを手助けしている。


4期からの登場人物


藤原優介
「ボクのこと忘れちゃったの?ボクだよ、藤原優介」
ワカメヘアが特徴的な十代達の級友の一人。(嘘)
シリーズを通じて十代と共にアカデミアに迫り来る敵と戦い続けてきた。(大嘘)
四期でのラスボスとの戦いにおいてはまさかのキーパーソンとなった。(嘘は言ってない)

ミスターT
自称「真実を語る者」。しかし、思いっきり嘘も語っている。十代相手に暗黒界の魔神レインを召喚する勇者。
余談だがリアルファイト最強候補でもある。
その正体は…。


遊戯王デュエルモンスターズからのゲスト


武藤遊戯
「ラッキーカードだ。こいつが君のところに行きたがっている」
ご存知前作主人公。第一話、十代にハネクリボーのカードを渡す。
最終話付近にも登場。この3年間でムッチャムキムキのデュエルマッスルを手に入れていた。

武藤双六
ご存知Gちゃん。前作とはバンダナの色が違う。

海馬瀬人
ご存知社長。そしてデュエルアカデミアの後見人。
子供の発想を生かした新しいカードを作るため、十代の書いたイラストを人工衛星で打ち上げる。ある意味で3期の元凶。
前作アニメDMで、ドーマ編でクリティウスの牙に選ばれデュエルモンスターズの精霊やその世界を見たり、劇場版「光のピラミッド」で超常的デュエルをしたり、バクラの策で冥界へ行ったり戦いの儀を見届けるなど漫画版原作とは異なる行動を続けてきたことで、前述の通り「子供の発想で新たなカードを作り、それに宇宙のエネルギーを注ぎ込む」というオカルトに完全に突っ走っている。
後に、原作次元の彼も負けず劣らずの奇行に走ることに……。

ペガサス・J・クロフォード
ご存知会長。前田隼人をインダストリアル・イリュージョン社に引き抜く。
「デース」「ナノーネ」「デアール」「ザウルス」の夢の共演を果たした。
デュエルモンスターズからのゲスト出演者では一番出番が多い。
この作中で一目置いているデュエリストは「武藤遊戯」「海馬瀬人」「城之内克也」「エド・フェニックス」「ヨハン・アンデルセン」の5名。また、「ラーの神翼竜」事件の際には十代の姿をかつてのアテムに照らし合わせていた。

迷宮兄弟
ご存知…ではないかも。十代・翔の退学をかけタッグデュエルを行う。


デュエルモンスターズの精霊


ハネクリボー
「クリクリー」
十代の相棒にしてラッキーカード。しかしラスボス戦ではコストとして捨てられる。

おジャマ・イエロー
「万丈目のアニキ~」
万丈目のカードにしておジャマ三兄弟の末っ子。
攻撃力0だが紛れもなく万丈目のエース。
3期では翔と共に最後まで十代を見守った。

カイバーマン
「強靱、無敵、最強!」「粉砕、玉砕、大喝采ィー!」

ブラック・マジシャン・ガール
十代とデュエルする。購買部のトメさんではないのでご安心を。

アクア・ドルフィン
正義の闇の力を持つネオスペーシアンの1体。仲間たちと共に、宇宙を破滅に導く光の波動を戦い続けていた中で、エドに敗北した十代と出会う。
「ワクワクを思い出すんだ」
キモイいるか。初登場回は超電波回だが、内容の根幹は今後のGXの設定に大きく関わる重要なエピソード。

E・HERO ネオス
2期から登場した十代のエースモンスター。通称「過労死」。
ヒーローなのにところどころセリフが外道。
幼少期の十代が思い描いた理想のヒーローの姿であり、海馬瀬人のオカルト企画に応募して採用され、宇宙で「正しき正義の闇の波動」を浴びた。しかし、十代はとある悩みからそれとは別にもう1枚、カードを宇宙へ飛ばしており……

●暗黒界の狂王 ブロン
「ヨハンとかいう少年は死んだよ」
暗黒界のモンスター。名前の由来は「ブロンズ」。
超融合のカードを手に入れるため万丈目、剣山、吹雪、明日香を邪心経典の生贄にした。
十代が覇王化した最大の要因であり、十代が最もブチぎれた相手でもある。
セリフがところどころドMっぽい。

オネスト
「ダメージ計算入っていいですかw」
マスターの藤原の姿で万丈目たちに近づくガチムチ天使。
声は後の元キング





「俺もいるぞ!」

三沢大地
「三沢君居たの?」
「ずっと居た!」

樺山
三沢よりも影が薄い真の空気…というか背景。










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最終更新:2025年07月21日 14:45

*1 そもそも、アニメ版DMと漫画版原作では異なる結末を迎えており、特に顕著なのが、アニメ版では戦いの儀を見届けたが原作では居合わせてすらいなかった「海馬瀬人」だろう。アニメ版で戦いの儀を見届けた海馬はアテムへの執着が消えて、続編たる本作のアニメ「GX」でどっぷりオカルトに浸かってネオスやユベルを生み出すきっかけを作っていた。しかし漫画版原作の海馬は戦いの儀を見ることなくアテムが冥界へ去っていったために未だにアテムに未練を持ち続け、劇場版「THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」の展開となった。したがって、漫画版原作の続編が劇場版「THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」、アニメ版DMの続編が本作「GX」といった具合で世界は分岐している。