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METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS

登録日:2011/06/25(土) 02:06:32
更新日:2026/10/07 Wed 18:44:01
所要時間:約 6 分で読めます



※この項目には一部ネタバレが含まれています











俺は戦いのなかでしか生きられない
――だからこそ、戦う理由だけは俺が決める


さあ…真の後継者を決めよう


METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS(以下MPO)とは、コナミより2006/12/21に販売された小島プロダクション製作のPSP専用ゲームソフト。
翌年には拡張版の「METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS+」も発売された。


概要

所謂「メタルギアサーガ」に組み込まれている作品なのだが、脚本は小島秀夫監督本人が手掛けたものではなく番外扱いとされている。
(勿論大筋は監督が考えたものであり、時系列も繋がっているとされている、多分)
一応、PWでは本作についての言及が一言だけあるため、細かい登場人物(キャンベルやフォックスとの出会い等)はともかく、大まかな部分は正史の模様。

ゲームシステムも従来の「戦略諜報アクション」を採用している。
そして更にこれまでになかった「敵兵を拉致して味方にする」という新しいシステムが追加された。
女性兵士を拘束してあれやこれやというプレイもできる。
それまで単独で潜入していたスネークだったが、本作では四人一組でチームを組み、一般兵士なども操作する事が出来る。

一方で携帯機という制約も相まってか「地続きのフィールドではなくマップのポイントを選んで潜入」「持ち込みアイテムは4つまで」「無線会話は音声無し」「ムービーはポリゴンデモではなくコミック形式のイラスト」など従来の作品には見られないシステムも存在する。

ストーリーは「メタルギアソリッド3」の6年後と設定されている。
FOX部隊を除隊したBIGBOSS(ネイキッド・スネーク)が“その後の凶行”に至るまでの経緯(ミッシングリンク)を描くもの。

ストーリー

舞台は1970年のコロンビア中部沿岸サンヒエロニモ半島。
ソ連の中距離ミサイル基地を建設する計画が東西の緊張緩和(デタント)の為に放棄され、祖国に見捨てられたソ連兵達が今も駐屯し続けていた。

その島の拘置所で目覚めたスネーク。
FOX部隊のクーデターにまきこまれた彼は、捕虜尋問官カニンガムに「賢者の遺産」の半分の在り処を問われる。
賢者の遺産――かつてGRUのヴォルギン大佐が所持していた米中露による莫大な資産のこと。
事情も状況も不明瞭なまま、同じく勾留されていたグリーンベレーのロイ・キャンベルと共に脱出を試みる。

一方、祖国アメリカではかつての上官であるゼロ少佐が国家反逆罪の容疑で拘束されていた。
さらにスネーク自身が元FOX隊員であった所以からか、本件のクーデター首謀者であるという容疑をかけられていた。
既に離隊した身であるとはいえ、自身やゼロの潔白証明のため、そして後に判明する核攻撃を阻止するために、スネークは再び戦いに身を投じることになる。


登場人物

ご存じBIGBOSS。MGS3に引き続き本作の主人公である。
前作の事件を経てどこか空虚な雰囲気を醸しており、天然や悪食といったキャラ付けは薄い。
物語冒頭、拘置所でロイと運命の出会いを果たし、共にチームを組んでFOX部隊に挑む。
本件を経て彼はFOX HOUNDを結成する事となる。
今作の事件に完全に無関係だったのに様々な人物の思惑によって無理矢理関わらされたある意味被害者。

FOXの襲撃で全滅したグリーンベレーの唯一の生き残り。足を負傷している。
スネークと共に拘置所を出て以降、戦地に潜入する彼を無線でサポートする。
女性を口説くために学んだ心理学を用いて、戦地で拉致した兵士を洗脳……もとい説得する。
後のシリーズ(時系列的に)にも主要キャラとして登場する。ちなみに声はこの人と一緒。狙ってるのか?
FOXにはグリーンベレーの人間を生かしておく理由がないので、おそらく彼は黒幕のゼロに通ずる人間。最後の電話で話されていた「あの男」である。

  • ジョナサン (声:藤本たかひろ)
元ソ連兵で、FOXの蜂起に賛同してクーデターに参加していた。
自分達を見捨てた祖国を憎んでいたが、スネークから「何のために戦うか」を説かれる。
そして世界の危機を救う為に、スネークとキャンベルの最初の仲間として彼等に協力するが……「スネーク危ない!」
「ジョナサン」のモチーフはポリスノーツの主人公に由来し、3に登場したあの人とは関係ない。
シナリオ上、必ず捕らえる必要があり必ず死亡してステータスが初期化するので育てる意味合いが薄く周回毎に捕縛を強いられるのでウザキャラ扱いするプレイヤーもいるとか。


クーデターを起こしたFOXの中心人物。
CIAから核兵器を盗み出し、ICBMをソ連へ発射すると脅迫した。
「相続者計画」により最高の指導者となるべく生み出された兵士。ザ・ボスをモデルとしている。
兵士の為の国家「アーミーズヘブン」建設を目論む。
強化版CQC、無数に飛ばすボウイナイフ、そしてESPによって発せられる声を用いた演説が武器。
ESPは未来予知、読心(リーディング)能力、瞬間移動を使うことができる。
ジーンが使う特殊な声は精神や感情に強く作用し、作中ではソ連兵の大量離反や同士討ち、自殺などを引き起こしている。
兵士の為の国家を創ると言いつつ、兵士達の意思は声の能力で好き放題に介入され、優秀な傭兵国家を創るという名の下に兵士を同士討ちや自殺で使い捨てている。そのためスネークからは「お前のやっていることはただの独裁だ」と喝破されていたりする。実は彼のナイフ投擲はダンボールを被る事で完封可能なのでラスボスなのにボスの中では安全に倒せる方だったりする。

FOXの捕虜尋問官。右脚が義足になっている。
「正確な痛みを、正確な場所に、正確な量」のポリシーをもとにスネークから「賢者の遺産」の半分の在り処を聞き出そうとする。
戦闘時はフライングプラットホームを駆り、専用武器「レーザー」を撃ちまくる。
実はジーンの部下ではなく、CIAと裏で対立関係にある国防省と通じており、CIAの権威を削ぐために暗躍していた。そのためスネークに対する尋問等は全て狂言である。過酷な任務で右脚を失う怪我をし、閑職に追いやられた事とスネーク・イーター作戦でのザ・ボスの最後を「CIAがザ・ボスを見捨てた」と見なした事からCIAを裏切り国防省側につくことになった。

FOX隊員。スネークとはかつての戦友であり、本人からは死んだと思われていた。
怪我の影響で体温調節機能に異常が生じているため、特殊な冷却スーツを身に着けている。その為常に冷気を纏っている。
スネークを倒す為に生かされており、任務で人を殺す日々に精神を苛まれていた。
M203グレネードランチャー付のM16A1でスネークたちに戦いを挑んでくる。
この戦闘時にパイソンが使うグレネードには液体窒素が入っており当たると装備していた銃が凍結して使えなくなってしまう。
持ち込みアイテムは4つまでなのと、その内1つはTNT爆薬になっているので攻撃手段が減るのはしんどい。
また「お得意のCQCは通じない」と本人が話すように、攻撃によって漏れる冷気にもダメージ判定があるのでCQCはほとんど役に立たない。
彼をスタミナキルする事で仲間になる。溜まったポーカーのツケの分、存分に活躍して貰おう。

任務を完璧にこなす最高の戦士「絶対兵士」の唯一の成功例。おいそこ笑うな
オープニングムービーにも登場しており一度はスネークを破ったと思われる。
任務を終える度に調整槽に入れられ、戦闘の技術だけ残して記憶や感情をリセットされるようだが「俺の記憶は死体でいっぱいだ」と話すあたり記憶を消し切れていない可能性が高い。
絶対兵士と出会い生き残ったBIGBOSSという存在は彼に強烈な感情を植え付けることになる。
感情の抑制や人間の判断力を持ちながら超人的な運動性能を発揮するというコンセプトはMGS4のナノマシンやMGRのサイボーグに通じるところがあるが、出撃の度に再調整が必要なのと出撃時にアナウンスが流れるなど扱いが空爆や砲撃のそれに近く、味方との協働があんまし考えれてない等制約が多い。
専用武器「マチェット(山鉈)」で弾丸を弾く、瞬間移動するなど超人的な動きをする。が、プレイヤーでは……
本編では合計2回戦うことになる。普通の人間では真似できない速度で敵の動きを認識して学習する・・・らしいのだが1回目と同じ戦法が2回目でも通じたりする。
当初はお互い忘れていたがスネークと面識があり、本編から4年前のモザンビーク独立戦争の時に少年兵として働かされていた。この頃から近接戦闘の才能があったようで、政府軍を相手にナイフ1本で相手の懐に入り冷酷なハンターのように殺害していた。子どものような無垢さで突っ込んでくるのと片言のドイツ語で喋る様から「フランク・イェーガー」として恐れられていたが、スネークによって保護された。
つまり後のグレイ・フォックスである為、普通にライフをゼロにしてもストーリー上、死なない。

FOXの双子の少女隊員。本作のヒロインポジション。
ウルスラはFOXのESP能力者としてジーンにつき従う。
エルザは医療班のチーフで、絶対兵士ヌルの調整に関わっている。
共産圏国家の出身で、両親は物理学者であったがキシュテム事故の爆発に巻き込まれなくなっている。
その直後からESPが発現するようになり、ESPを研究している施設で育てられたが、「人体実験の材料にされている」というぐらいに環境が悪かった。
本編の4年前にFOXの任務としてジーンが二人を連れ出したが、その目的はアメリカがESPの研究をするため。
つまり西側も東側も彼女らの持つESPにしか興味がなかったのである。
ジーンの反乱に参加したのも利用されるのを嫌ったためである。
エルザもウルスラと比べると弱いがESPの能力を持っており、スネークが会話にあげなくとも部隊内で薬剤耐性のマラリアが蔓延しており治療薬を探していることを読心(リーディング)能力で読み取った。
実はウルスラとはESPの能力を強化される過程で引き裂かれた人格で、つまり双子ではなく二重人格者。服装が研究員のそれとは思えないためスネークが疑問を持つ、ウルスラと同時に登場する事が無い等で序盤から示唆されている。ストーリー上ではメタルギアRAXAに乗ったウルスラと戦うことになるが、超能力を使う敵キャラがでてきたMGS1のオマージュということで操作タイプを変えると特殊なセリフが聴ける。

  • ゴースト(声:龍田直樹)
突如通信してきた謎の人物で、メタルギアの情報をリークする。
グレイ・フォックスだと思った?残念、実は生きていたソコロフでした。
…あの拷問(ヴォルギン流の)でよく生きてたな…?

  • パラメディック&シギント
前作に引き続き出演。通信でスネークにアドバイスする。
勿論、条件を満たすとプレーヤーキャラとして使用する事が可能。
あの「Metal Gear Sigint」がまさかの実現。

  • ゼロ
設定や背景が語られるだけで本編では登場しない。
…が特定条件を満たすとプレイヤーキャラとして使用できるようになる。
キャリアは政治家。
実は今作の事件における黒幕。作中でもジーンから「ヌルと同じコードネームを持つ男」(ヌル=0=ゼロ)、オセロットから「FOXとあの男(スネーク)を同時に動かせるのはあなたしかいない」という形で示唆されている。世界を牛耳る「賢者達」の排除を目論み、情報を得るためにFOXを使った狂言脅迫を目論んでいたようだが、ジーンが本当に核を使い理想国家の建設を目指している事を知るとそれを阻止させるために国防省を通じてスネークを送り込ませた。つまり、スネークはゼロ少佐の潔白を証明するために今回の事件の解決を目指したが、冤罪どころか事実だったのである。

  • ソ連兵たち
もともとはサンヒエロニモ半島でのミサイル発射基地の建設や防衛などの任務を与えられた兵士たち。
キューバのミサイル基地にかわる基地ということで建設自体が極秘任務であり、ソ連兵たちは家族や友人と連絡がとれず慣れない気候や風土病、コロンビア政府軍との戦闘などに苦しめられながらも任務をこなしていた。
だが米ソ双方の緊張緩和、いわゆるデタントの煽りを受けて基地の建設は途中で放棄されることになった。
秘密基地それもキューバのミサイル基地にかわってアメリカ全土を狙える基地を表にするというのは、本編の1年前より始まった戦略核兵器削減の交渉をしている手前、外交上の失点が大きく、ソ連政府は任務を解除し秘密裏に兵士たちを帰還させるつもりであった。
しかしこういった政治的な情勢の変化によって、それまでの苦労や犠牲を無に帰するような方針転換はソ連兵たちには「祖国は俺たちを見捨てた」と写り、ジーンの扇動もあって反乱を起こすこととなった。
ソ連兵の中には反乱に巻き込まれた士官たちもいる。処刑こそされなかったものの指揮系統をFOX部隊に乗っ取られてしまい、やることがなくなってしまったので施設の警備をしていたりする。

  • FOX部隊員
CIA管轄下の特殊部隊。
CIAからはメタルギアRAXAをソ連に引き渡す際の護衛を命ぜられていたが、ジーンの反乱に参加しメタルギアRAXAを強奪してサンヒエロニモ半島にやってきた。
核発射サイロ搬入口など重要施設の警備をしている。
ストーリー後半でよく登場するモブ敵でありM16A1、XM177E2、M870などで武装している。


また条件を満たせばゲストキャラとして、リボルバー・オセロット、EVA、ライコフなどの3のキャラや、パイソン以外の敵ユニットを仲間にできる。
そして条件は厳しいがMGAシリーズからテリコ・フリードマンとヴィナスも仲間にできる。
拡張ソフト「OPS+」も販売されているが、オンラインは2012年にサービスを終了しているのでソロか仲間内で楽しもう。 
+ではキャンベルや雷電、MGS4で登場するオールド・スネークにまさかのジョニーなど、新たなキャラが使用できる。

用語集


  • 弾道メタルギア
今作で登場するメタルギアの1つ。
当時のMIRV型ICBMの課題であった「一度ミサイルを発射してしまうとその後の攻撃先の変更や核攻撃キャンセルができない」「精度が悪い」「コストが高い」などの解決のために開発された。
解決のためのコンセプトは「移動型の核発射砲台を既存のICBMの弾頭として発射する」というもので、ICBMとメタルギアの合計2回の発射を経て核ミサイルを敵に投射する。
ICBMにより目標まで近づけるので命中精度も改善するし、1回目の発射後に誤報などで核攻撃の用がなくなってもメタルギアから核ミサイルを発射しないという行動をとれるので核攻撃キャンセルも可能というわけ。
弾頭であるメタルギアはICBMの大気圏内への再突入時にミサイル部分から分離しパラシュートで地上に降下して、搭載されている複数の発射機から核ミサイルを発射することができる。
メタルギアは装甲化されており、また機関銃などの通常兵器も搭載している。
これは降下地点が敵国である可能性が高く、発射までにメタルギアが破壊されないための自衛手段として設計されていると思われる。
メタルギアの操縦機構がどうなっているのかはハッキリしていない。
後述のメタルギアRAXAと同じ有人型とするとICBMの加速や衝撃に耐える必要があり、敵国の真ん中で核ミサイルを発射した後の帰還が極めて困難な決死部隊になってしまうので何らかの遠隔制御かAI制御を持っていると思われる。
作中ではアメリカで製造されソ連に引き渡される予定だったがFOXによって強奪されソ連製の核弾頭を搭載している。

  • メタルギアRAXA
今作で登場するメタルギアの1つ。
弾道メタルギアの核発射砲台部分で、性能評価用の試作機として開発された。
人がコックピットに乗り込む有人型になっており、武装も通常弾頭の誘導ミサイルと機関銃になっている。
まだ未完成であり索敵用のカメラは常にノイズが入り、スネークに対して照準し射撃すると近くにいたジーンの部下たちに当たるなど、常人が操作するには問題が多い。
ジーンは操縦者をウルスラにしウルスラのESPによって問題の解決を図っていた。
またメタルギアRAXAは「アーミーズヘブン」建設のイコンとしての面もあり、爆発し大破したメタルギアRAXAを目にした兵士たちは戦意を喪失した。



冥殿に忠を尽くすか
それともコンテンツに忠を尽くすか


サイトか管理人か
追記か削除か


運営への誓いか!
項目への情か!


アニヲタは今までどれだけ失ってきた!?
そこまでして守るべき項目とは
いったいなんだWIKI篭り!!


……俺はWIKIの中でしか生きられない。
だからこそ、追記・修正する理由だけは俺が決める。

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最終更新:2026年10月07日 18:44