登録日:2011/11/16 Wed 09:50:31
更新日:2025/02/13 Thu 23:43:21
所要時間:約 7 分で読めます
TACTICAL ESPIONAGE ACTION
METAL GEAR SOLID 3
SNAKE EATER
『
METAL GEAR SOLID3 SNAKE EATER』とは、2004年12月16日に発売された
PS2用ゲームソフト。
メタルギアソリッドシリーズの3作目。
概要
これまでは2000年代以降の近未来を描いて来たメタルギアシリーズだが、今回の舞台は
冷戦ただ中の1964年。
『
METAL GEAR』での「アウターヘブン蜂起」よりも遥か以前、メタルギアシリーズの時系列では最も古く「全ての始まり」を描いている作品である。
主人公はこれまで主役を務めてきた
ソリッド・スネークではなく、彼と瓜二つの顔とコードネームを持つ
ネイキッド・スネーク。
テーマは「SCENE」。つまり時代。
冷戦、核、キューバ危機等を題材として描いていると同時に、前作までのテーマ「GENE(遺伝子)」「MEME(文化的遺伝子)」が時代によって変化するという意味合いも含まれている。
シナリオ、ゲームシステム、キャラクターともに非常に完成度が高く、一周あたりのプレイ時間も程々で気が向いた時に「久しぶりに最後までやってみよう」というプレイにも向く。
また、難易度による救済措置やメイン画面とサバイバルビュアーが切り替える形で操作性が煩雑ではない事や、
これまでよりも尤も過去の話で、大元のストーリーはシンプルな事からシリーズを始める人にも話の内容がわかりやすいという長所もある。
その為か数あるメタルギアシリーズの中でも最高傑作の呼び声も高い、というかパッケージの裏にでかでかと「シリーズ最高傑作!」って書いてある。
後に、同ハードで完全版である『サブシスタンス』、
PS3/
PSVitaで『リマスター版』、
3DSでリメイクがそれぞれ発売されているので、今からプレイしたいのならそのどれかを購入するとよいだろう。
ただし、後述する「猿蛇合戦」はPS2版の『無印』『サブシスタンス』でしかプレイできないので注意。
2023年5月に「METALGEARSOLIDΔ」(デルタ)としてPS5でのリメイクが発表された。
ゲームシステム
前作の基本的なMGSシステム以外に、スタミナや治療、カムフラージュなどの概念、そしてMGSの代名詞の一つでもあるCQCを導入している。
基本アクションは前作でほとんど完成されているので、それらを発展させたアクションが多い。
○CQC
Close Quarters Combat、近接戦闘術。
これまでのシリーズでも敵兵の背後に近寄ってから投げや首絞めができたが、
今作ではより自由度が増し、直投げ以外にも拘束状態から投げたり、相手を尋問する、敵兵を盾にしながら片手で銃を使えるなどの幅広いアクションが行える。
○ストーキング
忍び足。
某伝説の英雄は出来ないそうな。
本作では通常の歩き移動でも足音がするようになっており、立ったままゆっくり歩いても敵に接近すると気づかれてしまう。
だが、このストーキングならホフクよりも速めに移動でき、かつ足音で気づかれることもない。地面に設置されたトラップに近づいても発見できる。
ただし、さすがに立ち移動よりも速度は遅いので敵との間隔が離れやすく、スタミナの消費も普通に走るより大きい。
○エルード片手撃ち
エルードした状態でハンドガン等の片手持ちの銃を使用できるようになった。
しかし、有効な状況がほぼ無いに等しいため、新アクションであるにもかかわらず死にアクション扱いされることが多い…気がする。
いわゆるポーズメニュー。
マップの確認やオプション設定もここで行える。
○スタミナ
スタミナが減ると視界がぼやけたり、銃を構えると震えたりする。周期的に腹の音も鳴るので、周囲にいる敵兵に聞かれてしまう危険性もある。
また、スタミナゲージの残量はそのままグリップゲージとO2ゲージの上限になる。
回復する手段は↓
○食事
所持している食糧を食べてスタミナを回復する。
ビュアー内メニューの[FOOD]から。
→食糧についての詳細は
こちらへ
○治療
高すぎるところから飛び降りると骨折、炎にまともに突っ込んでしまうと火傷、毒物を食べると毒といった具合にダメージだけでなく負傷したり病気になったりする。
重傷を負っている状態だとライフが徐々に減り、最大値も減少してしまうので早めに治療するのがベター。
ビュアー内メニューの[CURE]から、治療用アイテムを使うことで治せる。
実はCURE画面で治療する際に、必要な治療用アイテムの全てを使用せずとも自然治癒で徐々に傷は癒えていく。
その仕様を悪用して、ザ・フィアーの矢や銃創の弾丸を体内に残したままエンディングまで迎えるというおふざけが可能となっている。
なので脳天からつま先まで矢が突き刺さったスネークを見ようと思えばできなくもない。
ただし、一度完治してしまうとその周回中に摘出は不可能となる。さらに変装中やイベントムービー中にも反映されてしまうため、かなり絵面に違和感を覚えてしまいかねない。
それでもいいというプレイヤーだけが覚悟のうえで試してみるのはありだろう。
○
カムフラージュ
顔のペイントと、迷彩服を替えることができ、地形に合わせたコーディネートをすることで敵から見つかりにくくなる。
見つかりづらさの目安は画面右上のカムフラージュ率。だが、一部には敵からまったく警戒されずに行動できる特別なものも。
中には紳士服とかネタとしか思えないのもあるけど。
スネーク「似合うだろう?」
○LIFEの回復
スタミナと食料が追加された本作では、レーションも食料扱いとなってLIFEを回復させることができなくなった。
今回、LIFEを直接回復する手段は「LIFE回復剤」というアイテム一つのみ。
待機することでもごくゆっくり回復していくが、ボス戦ではまず使えないため、前作までのプレイヤーがほとんど痛い目に遭っていた。
○ローリング
前作では階段で使うと上り下り共に転倒してしまうという情けない性能だったローリングだが、本作では階段でも転倒しなくなった。
それどころか△ボタンで越えられる段差や柵も飛び越えることが可能。
〇体術
本作のスネークはジャブ2回の蹴り1回の基本動作だが、蹴りが蹴り上げでも回し蹴りでもなく足首を挫くような動作になっている。
なので全方位に向けての範囲攻撃ではなくなったが、代わりに気絶・睡眠状態の敵を起こすのに最適という特徴を得た。
○サプレッサー
特定の武器のみ装着可能で装着中は発砲音を抑えられるサプレッサーだが、本作から消耗品になった。
これにより、前作までは装着後の取り外しは出来なかったが本作では着脱が自由になっている。
予備のサプレッサーも入手可能だが、一部の敵しか持っていない。しかも大抵はホールドアップさせて限界まで強奪しないと出さないことが多い。
○倉庫破壊
一部のエリアには食糧庫・武器庫といった倉庫がある。これらは設置武器のTNTを使用することで破壊可能。
武器庫を破壊すれば、発見され攻撃を受けても敵の携行火器(主にAK-47)がすぐ弾切れを起こし、貧弱なハンドガンに持ち替えるようになる。
食糧庫を破壊すれば、敵兵が空腹で弱り、ローリングを一発ブチ当てるだけで気絶するようになる。
また、この状態だと落ちている食糧を発見すると拾い食いするようにもなる。これを利用した毒殺も可能。
敵兵も随分…食ってないな…とかひもじい…といった弱気なセリフを呟きながら巡回を続けるので一見の価値あり。
○バッテリー
電子機器が全てバッテリー消費式になった。このバッテリーが空になると全ての電子機器が使用不能になってしまう。
消費したバッテリーは電子機器を装備から外した状態で動き回ると回復していく。
これは発電に生体電流を使用しているためらしい。スタミナが多いほど、動きが激しいほど回復が早まる。
一部の敵が予備バッテリーを持っており、それを入手するとバッテリーの寿命が延びる。
○ソリトンレーダーの廃止
冷戦時代なのでソリトンレーダーはなく、レーダーはソナーや動体探知機などになった。
しかし常時使用ではなく使用した瞬間しか表示されず、音が鳴るので敵を引き寄せてしまい、さらに動物にも反応してしまう困りもの。
あくまで保険程度と考え目視に努めた方がいい。
プレイスタイルと難易度によっては、むしろ完全にいらない子になる。
○水中の操作方法変更
MGS2では三人称視点のまま水中移動していたが、本作では主観視点のままになっている。
お世辞にも操作性に優れているとは言えなかったので、この変更点はありがたい。
〇薬莢拾い・焚火
当時のファミ通などで掲載されていた没要素。
空薬莢を拾わないと敵兵に発見されるリアル要素と、サバイバル要素を広げるためのビバーク的要素を取り入れようとしたものと思われる。
ストーリー
いいか 君の任務はソ連国内の山中
ツェリノヤルスクに単独潜入
ソコロフの安全を確保
西側へ奪還する事だ
残された時間はわずかだ
バーチャスミッション
キューバ危機の全面核戦争の危機を、アメリカとソ連は必死の交渉の末に回避した。
しかしその際、ソ連からアメリカへ亡命していたソコロフという科学者を、ソ連へ返送するという密約があった。
ソコロフはロケット開発の第一人者であり、ロケット技術は軍事兵器開発に応用できるものである。
ソコロフはソ連の最新兵器開発に従事していた。
CIAはソコロフの奪還を計画。新設された特殊隠密部隊FOXを送った。
登場人物
主人公、後のBIGBOSSである。FOX設立を賭け、任務に挑む。
無線などではけっこうユーモラスで、食欲旺盛。
足が折れてるにもかかわらず、何事もなく走るタフガイ。
FOXの司令官。スネークを無線でサポートする。周波数は140.85
アフタヌーンティーや007など英国についてうるさく、コーヒーを泥水呼ばわりする。
序にスコーンも無ければ途端にキレる。おまけにスコーンをチョコチップクッキーと一緒にしても同様。
ライコフマスクを装備して無線すると……
FOXのサポートメンバー。セーブと、医療関係や動植物についてサポートする。周波数は145.73
B級映画が大好き。『やかましい、やぶ医者』
スネークの師匠。長い間姿を消していたが、スネークを無線でサポートする。周波数は141.80
スネークと共にCQCを編み出し、大戦中にも大いに活躍した特殊部隊の母。
ロケット開発技師、ソ連の秘密設計局OKB-754の局長。亡命を申し出ている。
追記・修正はHALO降下を無事に成功させた方がお願いします。
デッ、デッ、デッ、デッデーン
Snake Eater…
スネークイーター作戦
ザ・ボスが小型核砲弾を持ってソ連へ亡命、ソコロフは奪還できずバーチャスミッションは失敗に終わる。
さらにソ連の兵器開発局に核が撃ちこまれ、再び米ソ間の全面核戦争の危機が迫っていた。
アメリカ政府は潔白の証明を求められ、スネークは再びソ連へと送られた。
任務は、最愛の人ザ・ボスを殺すこと。
登場人物
スネークと協力者たち
突如としてザ・ボスに裏切られ、急な事態に訳も分からぬまま重症を負わされた挙句、
米軍上層部からは「ザ・ボスの亡命を助けた売国奴」の汚名を勝手に着せられる始末。
汚名を返上するため、そして全面核戦争寸前の一触即発の事態を阻止するため、まだ傷も癒えぬ身体に鞭打ちソ連へと向かう。
それがたとえ、最も敬愛したボスを自らの手で殺さなければならない非情な任務だと分かっていても……。
スネークと同じく、今度こそ任務の成功を誓う。
ちなみに、名前を元にした映画「大脱走」のトンネルの名前を勘違い(正解はハリー)していて、呼び名をゼロに戻した。
無線の周波数はバーチャスミッションと変わらず。
なるほど、一から仕切り直しというわけだな。
いや、ゼロからのリトライだよ。
バーチャスミッションに参加していた彼女もまた責任を問われ、今回の作戦が失敗すれば医師免許剥奪という危機に。
本来ならばまだ病院で寝たきりのスネークの安否を心配しつつもサポートを行う。
FOXのサポートメンバー。武器装備、最新テクノロジーの専門家。
いや、それは間違いだ。
…?
俺は武器装備、最新テクノロジーについて特別にスゴイ専門家だ。
……双眼鏡のデザイン1つで丸1年掛けて3倍もの予算を食いつぶしてゼロ少佐に始末書を書かせた自分のことを棚に上げてFOXを「変人集団」と罵ったりするくらいには少々癖の強い性格だが、
スネークが提示する情報にもスラリと対応して会話を続けるなど、その分任意無線での兵器解説においては有能である。
ただし、基本的にストーリーの本筋に関わって来ることはなく、無線を飛ばしてアドバイスを貰うか否かはプレイヤー次第なので、やろうと思えばラスボス戦で初めましての無線が聞ける。
CV:渡辺美佐
KGB所属の元NSA暗号解読員。ヴォルギン大佐の元に潜伏しているスパイ。
スネークを手引きし、途中から無線でヒントをくれるようになる。周波数は142.52
ヴォルギン陣営
政権転覆を狙うブレジネフ派のGRUの大佐。電撃を操る。
CV:山崎たくみ
後の
リボルバー・オセロット。GRUのエリート部隊、山猫部隊の隊長。
射撃の才があるが、若さ故の過信が見られる。
ソ連に亡命したスネークの師。なぜ、彼女はアメリカを捨て、スネークを捨てたのか……
かつての仲間、コブラ部隊と共に立ちはだかる。
MGSシリーズお馴染み、超人的な異能を用いて戦うボスたち。
CV:江川央生
コブラ部隊の隊員。蜂を操る。ペーイーーーン!
コードネームは「至高の痛み」
CV:田中和実
コブラ部隊の隊員。常人より関節が多く、木々を飛び回りながらボウガンや罠を扱う。フィアーーー!
コードネームは「至純の恐怖」
CV:阪脩
既に100歳を越える、狙撃技術構築の祖と言われる兵士。ジ・エンド!
コードネームは「真実の終焉」
CV:平野正人
宇宙服で飛行し、火炎放射器を扱う。フューリー!
コードネームは「無限の憤怒」
CV:堀之紀
霊媒能力を持つ兵士。
コードネームは「深淵なる悲哀」。既に死去しているらしいが……
その他の人物
CV:堀内賢雄
GRUの少佐でヴォルギンの情夫。
彼の姿で潜入するシーンがあるが、ヴォルギンの寵愛をいいことに好き勝手してるらしく、どんな奇行をしても敵兵に怪しまれない。
雷電にそっくりな顔と声をしている。関係は不明だが、「ライデノヴィッチ」は「ライデンの息子」という意味らしい。
CV:青野武
ソコロフと並ぶ兵器開発者で、グラーニン設計局局長だが、実権をヴォルギンに奪われておりお飾り。
ソコロフの設計した「シャゴホッド」に対抗して
二足歩行戦車
の設計をするが、競合に敗れてふてくされ飲んだくれていた。
設計局に侵入し接触してきたスネークに協力をするも、その所為で……
小説版では
2014年に発売されたノベライズ版では、幾つかの差異が設けられている。
スネークは作戦中はリュックを背負う形になっている他、各コブラ部隊が行く先で待ち構えているのはスネークイーター作戦直後のザ・ボスとの会合時に、彼女から発信器を取り付けられたからという設定が付与された。
また、彼の装備では麻酔銃を持ち合わせず、ライコフへの変装マスクの代わりに化粧を所持している。仮死薬と蘇生薬に関してはほぼ設定準拠だが、だいぶ賭けの要素が大きいものとして演出されていた。
コブラ部隊それぞれが抱いた特別な感情に起因する過去が掘り下げられた他、ザ・フィアーはヴォルギンの部下を貸し与えられて隠密行動の訓練をしている。ジ・エンドのモシンナガンは麻酔銃化されておらず、彼との闘いはシギントらと連携した最新技術vs老兵の実力という対比で描かれている。ザ・フューリーの出番がグロズニィグラード基地潜入前から、滝壺落下後の基地再潜入直前に入れ替わった。
作戦当初に発生したオセロットによるエヴァを人質にしたスネークへの脅迫のやり取りでは、6発全て撃ち切った初歩的ミスであるゲームとは異なり、1発は残していたもののスネークとエヴァの双方を撃ち取る事ができないのに気付かなかったという経緯に変更された。
ヴォルギンの帯電は特異体質によるものからグラーニンの開発した技術の応用であること、スーツに帯電させるために足元には電流を流せないなどの設定に変更。彼の最期も陸橋を渡り切れずに抗って強引に崖を踏破しようとした所を落雷に打たれ落下したという末路に変わった。
上記のヴォルギンから分かるが、大体が現実的な範囲で描写されており、老衰寸前なのにゲーム本編だととんでもない速度で走り回るジ・エンドは、
ノベライズだと実際に肉体が限界なので狙撃手として裏をかいた位置にいて、動き回る事はできないなどと描写されている。
まあ、後半でスネークがオカルトじみたスニーキング能力に目覚めたのはご愛敬
その他
テーマ曲は『Snake Eater』。歌手はCynthia Harrell。名曲と名高く、OPムービーとは違うがPVつきでカラオケでも配信されている。
また予約特典CDには和田アキ子が歌う日本語版が収録されている。英語版と詞の内容はかなり異なるがこちらも好評。
ED曲は『Way To Fall』。歌手はstarsailor。
ゲストとして登場する『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでも『Snake Eater』がスネークのステージのテーマとして採用されている。
『
スマブラSP』では新アレンジとしてかなりアップテンポに、オマージュ元のひとつでもある007のテーマを意識した曲調となっており、良アレンジと評価されている。
また、いくつかのコラボレーションがある。
- カロリーメイト:ゲーム中で食べられる。
- サルゲッチュシリーズ:一部のバージョンでミニゲームがある。後述。
- ケロタン:コナミのおもちゃキャラクター。ゲーム中に出てくる人形を全て撃つとクリア後の称号が「ケロタン」になり次の周からステルス迷彩が使用できる。
- 実在アイドルのポスター
etc
ちなみに即席ラーメンは元は日清食品とコラボする予定だったが、結局なしになったらしい。
条件を満たすと「ガイサベージ」という本編とは関係のないアクションゲームがプレイできる。敵を倒すと内臓が飛び散るなど画面がほぼ白黒ながら非常にグロテスクな内容。
何故かHDエディションには収録されていない。
ゲーム内と現実との時間が一部リンクしており、長時間プレイすると食料が腐ったり、敵が寿命で死んだりする。
ゲームハードの内部時計を元にしている為、放置しても腐ったり死んだりする。
毎日〜二、三日おきにプレイする分にはさほど気にならないが、週一程度しかプレイできない方はご注意を。
追記・修正は60年代までのB級映画を網羅してからお願いします。
よし、とびっきりの美女…とまではいかないが、救出任務だ。
誰を?
猿だ。
…なんだって?
猿だ。だが、ただの猿ではない!
…サル?
君の任務はジャングル内へ逃げ込んだピポサルを捕まえることだ。
ピポサル?
猿蛇合戦
PS2版(サブシスタンス含む)のみに収録されている短編。前述の通り、HDエディションではプレイできないので注意!
小島監督が大ファンであった
サルゲッチュシリーズとのコラボレーションで、スネークを使ってピポサルをゲッチュ!する。
ゲームの説明書によると、
「このミニゲームのみ、暴力的な表現が無いため、お子様でも楽しめる仕様」(PS2版のMGS3本編はCEROは18才以上対象である)との事。
CV:大塚明夫
『MGS3』の無線画面とネイキッドのCGを流用しているので一見分かりづらいが、
『MG』〜『MGS2』に登場したご存知我らが伝説の傭兵ソリッドその人である。
(よく観察すると、大塚氏の演じ方もソリッドとネイキッドで異なる。声優って凄い。)
今回は珍しく長期休暇をとっていたところ夜中の2時に叩き起こされ、遠足に行っているカケルやヒカル達の代わりにサルゲッチュに向かわされるハメに……。
メタ的には、恐らく本編が戦争を扱っておりCERO 18歳以上というの内容であるため、小学生である彼らを出演させるのはまずいという判断だろうが
ギャグ作品故か明らかにいつもよりもやる気がなく、
「もうメタルギア破壊はゴメンだ」
「どこかの偉いさんや中年オヤジの救出なんかもゴメンだ」
「とびっきりの美女の救出なら引き受けてもいい」
「ステルスミッションなんて今どき珍しくもない、それにこれはむしろサルつかまえアクションなんじゃないか?」
「サムやゲイブに任せたらどうだ?」
「サルゲッチュは嫌いじゃない、欲を言えばパンツゲッチュのほうがいいんだが…」
とメタセリフをまくしたてる。
だが、いざ任務が始まると、
「3!2!1!スタートぉ!」
「ゲッチュ!!ゲッチュ!!ゲッチュゥ!!!」
「おーわりぃっ!やったぁ!」
……と超ノリノリであった。あの大塚ボイスで。
CV:青野武
ご存知我らが大佐。今回は
AIではなくしっかりご本人の様子。
スネークにサルゲッチュを依頼するが、時間軸は不明。スネークの文句を今まで以上にスルーする鬼。
サルゲッチュシリーズのハカセとはハイスクール時代の同期という極めてどうでもいい秘密が明かされた。
加えて、ハカセは
オタコンの友人で、これまでに登場したトンデモ装備は全てハカセの協力があって完成した代物であるというある意味で恐ろしい事実も判明した。
追記・修正はビッグボスの称号を授かった人にお願いします。
- このゲームにはいろいろな事を教えてもらった 戦争とは軍人とは男とは女とは何なのか 本当に思い入れのある作品でとても言葉では表現出来ないな -- 名無しさん (2014-02-08 18:44:06)
- MGS3HD トロフィーコンプしたぜ!! PS2のは無印で、すぐやめちゃったな~。最近のをやってこそ思うが、レーダーなしでカメラ固定だと敵兵がさっぱり見えないんだよ…壁貼り付きしていちいち確認するのも面倒だしさw -- 名無しさん (2014-02-08 20:23:38)
- ワニにデスロールされて死んだ思い出 -- 名無しさん (2014-02-12 23:16:23)
- 初めてゲームで泣けた作品。 -- 名無しさん (2014-03-13 20:09:17)
- ワニキャップは必需品 -- 名無しさん (2014-06-10 21:42:34)
- 小ネタだがグラーニンの部屋にはZOEのジェフティの模型が飾られてある。まさかメタルギアの最終形って・・・。 -- 名無しさん (2014-10-19 04:08:27)
- ゲームやってマジ泣きする日がくるなんて思わなかった。今やってもマジ泣ける。 -- 名無しさん (2015-05-20 13:02:06)
- ゼロ少佐のコーヒー嫌いは007のパロディなんだっけか。007の紅茶嫌いについて少佐はどう思っているか聞いてみたいなw -- 名無しさん (2015-10-26 11:06:22)
- 二週目をするとザ・ボスの発言がね・・・。ぜひとも二週すべき作品。 -- 名無しさん (2018-02-02 16:18:33)
- ジエンド戦前の森で敵を罠にはめて仕留めるのが楽しかったきほく -- 名無しさん (2018-02-02 17:10:39)
- 一番やりこんだせいか最高難易度でBIGBOSSの称号を取れたのはコレだけだったわ -- 名無しさん (2018-06-24 20:18:32)
- MPOで同窓会的に再開するのも良い、ライコフとオセロットはオンラインで(手軽に強くて)人気だった -- 名無しさん (2021-05-27 22:19:28)
- シリーズ最高傑作という宣伝に何の偽りも無かった。 『儀式』や『アホプレイ』等も楽しめる要素であった。そして特典映像での公式の悪ノリ…当時笑ったなぁアレは。 -- 名無しさん (2021-06-28 15:20:48)
- プレイしたことあるけれど、FPS視点での銃撃になれなくって刃物と体術がメインとなってしまった…腕前?察してほしい -- 名無しさん (2021-11-29 22:41:53)
- やりこみ要素がすごいからまた遊びたい -- 名無しさん (2021-11-29 22:42:22)
- 祝リメイク -- 名無しさん (2023-05-25 07:49:53)
- Δ(リメイク)とコレクション(移植)が同時かつ別々に発表されたのにはどういう意味があるのだろうか? と、PS3/Vitaと3DS(これも“移植とリメイク”)が3か月違いでの展開だったことも思い出した。 -- 名無しさん (2023-05-25 20:23:08)
- HD版、3D版、リメイク版と何度も発売されすぎでは? それだけ人気はあるということだけど。 -- 名無しさん (2023-05-25 21:54:30)
- ↑3 意味も何も、オリジナル版を楽しみたいファンのことも考慮した展開ってだけでは。3DSもPS3ももう何世代も前のハードだし。 -- 名無しさん (2023-05-30 13:56:58)
- 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2023-07-06 18:24:20)
- どう転がるか分からないけど、5〜6周するくらいには楽しんだゲームだから製作陣には是非とも頑張ってほしいね -- 名無しさん (2023-07-12 13:07:22)
- 正直な所不安な気持ちの方が大きいけど、最近のコナミは割とゲーム方面にも力を入れてるし桃鉄とかパワプロの評判も良さげだから良いものを仕上げてくれると信じてるよ…! -- 名無しさん (2023-07-21 13:03:57)
- このゲームまじで芸が細かくて好き -- 名無しさん (2023-07-21 17:52:53)
- 最初はザ・ボス関連で泣いた 次にやったときは道を違えた仲間達との会話に泣いた この時はこんなに仲良かったのになぁ… -- 名無しさん (2025-02-13 23:14:27)
最終更新:2025年02月13日 23:43