ジョリオ・コマンチ

登録日:2010/08/07 Sat 00:07:36
更新日:2025/04/01 Tue 00:27:49
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だが壊す事しか知らぬ未熟なその手


我ら作り出す者に到底敵う訳が無い


ジョリオ・コマンチとは、漫画鋼の錬金術師』の登場人物。通称コマンチじいさん。
CV:宮澤正(アニメFA)
演:岩崎ひろし(実写映画版『復讐者スカー』)


【概要】

(しろがね)の錬金術師』二つ名を持つ国家錬金術師
イシュヴァール殲滅戦で左足を失っており、現在は義足を使用している(ただし、エドワード・エルリックと異なり機械鎧ではない)。

非常に好戦的な性格で傷の男(スカー)と戦う際は喜ぶような言動をみせた。

後の実写版映画のノベライズにおいて、ある程度詳しいキャラ設定が明かされた。
好き嫌いがかなり激しく、年寄りというだけで馬鹿にしてくる若者や、浮ついた服装を嫌っており、更に「脱着時の不快感」「剥き出しの機構がエレガントではない」という理由で、機械鎧ではなく棒状の義足を選んだことが判明している。

また、息子夫婦と孫がいるらしく、彼らとの月1回の会食を楽しみにしていた。傷の男(スカー)に襲撃された際は、会食の帰り道だった模様。


この私を銀の錬金術師と知って戦いを挑む その意気や良し!!


錬金術

鉱物の錬成を得意とする。
錬成陣は両の手の内側に指先までびっしりと刻まれている。主にチャクラムやサーベル等の刃物を錬成。
左足の義足は棒状で自分の身体をコマのように回転させながら突撃、勢いはそのままに手にしたサーベルで敵を切り裂くのが戦闘スタイル。
足を失う前の戦闘スタイルは不明


【劇中での活躍】

原作第43話、アニメ『FULLMETAL ALCHEMIST』第15話で初登場。
夜道を歩いていたところ、国家錬金術師を狙う傷の男(スカー)と遭遇し、戦闘に突入。
殲滅戦でイシュヴァール人に左足を奪われた意趣返しとばかりに傷の男の左足に傷を負わせる。

しかし、義足を破壊されて体勢を崩し、川へ転落。
水中で傷の男に頭を掴まれ、どうにか武器を錬成して抵抗しようとするも、周りには水しか無かった事が災いし、
次の瞬間、傷の男の人体破壊によって絶命する。



その後、イシュヴァール殲滅戦を描いた過去編にて、アレックス・ルイ・アームストロングゾルフ・J・キンブリーバスク・グランロイ・マスタングとともに国家錬金術師として戦場へ向かう姿が描かれた。

が、他の面子には良かれ悪かれ国家錬金術師の持つ圧倒的な力を示す場面が与えられていたのに対し、
コマンチの次の出番はイシュヴァール人の子供に銃で撃たれ、叫びながら担架に乗せられて退場する場面だった。
この扱いに、彼に魅せられたファンは涙した。

イシュヴァールのガキめぇぇぇ!! よくも…畜生めがぁぁぁ!!

なお、原作者の荒川弘曰く「コマンチじいさんはもう少し描きたかったが、そんなの見たいのは私だけだろうからざっくりけずりました」らしい。

名前はアメリカのヘリコプター『RAH-66 Komanche』に由来する。


だが荒らす事しか知らぬ未熟なその手


我ら追記・修正する者に到底敵う訳が無い


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最終更新:2025年04月01日 00:27