登録日:2009/08/17(月) 16:08:09
更新日:2023/09/28 Thu 19:42:54
所要時間:約 5 分で読めます
アダルトゲームブランドの
ケロQの姉妹ブランド枕のデビュー作。
タイトルのH2Oはそれぞれヒロインを指す。
H:はやみ
H:ほたる
O:おとは
後にアナザーストーリーの√after and anotherとPS2版へ移植した「H2Oプラス」、
そして最近では完全版の「H2O √after and another Complete story Edition」が発売された。
ちなみに、√はやたらマニアックなプレイがあるが、それが不評なのか完全版ではカットされている。
今作の主人公は盲目という設定から、画面が白黒になる「Blindness Effect(盲目効果)」と特殊なシステムを採用している。
シナリオは「過去編」「再会編」「アトゲー」の三部作になっている。
◆ストーリー
色を感じ取れない主人公・弘瀬琢磨。
彼は、父の仕事の都合で田舎の叔父の家に預けられる。
何処までも続く田んぼ道。肌を焼く夏の日差し。
見えない孤独を抱えながらも、田舎での新しい生活を思う彼。
そんな彼が出会う少女達。
彼女達との学校生活。その中で起こる様々なドラマを通して、彼は見えない孤独を克服していく。
何処までも透明だった世界。
その世界が色づくとき、 彼は大切な何かを見失っていた。
田舎でほのぼのする
ゲーム。
……と思いきや、ヒロインが苛められるわ、主人公が急に目が見えるわ、レズるわ、
魔法少女が出るわとやりたい放題。
もちろん、良い意味で。
それが人気になったのか、漫画・家庭用ゲーム機への移植、そして
アニメ化が決定した。
◆登場人物
弘瀬琢磨
声:
小清水亜美(アニメ版)/ やじまのぼる(
サクラノ詩) 作画:基4%
本編の主人公。盲目でいつも「友田千紗」という白杖を持っている。
実家が金持ちで、後に日本で一番有名な大学に行く
リア充。
これといってヘタレず決める時は決める漢。
ただ、アニメでは
三大ヘタレ主人公に入る程のヘタレっぷりを見せた。
そして
変態紳士。コレは原作・アニメ共通。
例
- 悪い子のはやみの真似と称して道に寝転がり雑草を食べ始める
- 真っ昼間の東京の街中で躊躇なく男の子のはまじにキスしようとする
なお、前者は“悪い子”のはやみを理解しようと、後者は臆病だったはまじの背中を押すために取った行動。
√では子供になる。でも、やはり変態紳士。
同ブランドのゲーム
サクラノ詩でもサブキャラとしてちょこっと登場している。
小日向はやみ
声:和泉真優(PC)/
櫻井浩美(PS2・アニメ) 作画:基4%
メインヒロイン。何故か苛められている。そして貧乏。
ツンデレでドS。
腕っぷしは強く、よく琢磨を半殺しにする。
アニメでは最大の被害者。登場してすぐにボコられ、最終的にはあぼーんした。
アフターでは琢磨への恩を忘れて浮気(レズ)する。漫画では百合。
神楽ひなた
声:
一色ヒカル(PC)/田中涼子(PS2・アニメ) 作画:硯
委員長でお嬢様で村長の孫娘だけど優しい良い娘。
琢磨のセクハラの最大の被害者。√では凄い事になる。
音羽
声:
成瀬未亜
今作の真ヒロイン。
ボク少女。何故か琢磨にしか認識できない。KYのウザキャラ。
アフターでは何故か魔法少女になる。そして実質的な
ハーレムエンド。
アニメ第八話の暴走は有名。
田端ゆい
声:矢沢泉/安田未央 作画:籠目
はやみを苛めるリーダー。ツインテ。アニメでは
ドリル×4。そして攻略不可。
初めはウザキャラだが、理由が解ってからは株が上がり、攻略できない事を嘆かれた。
漫画版後半は外道。
PS2と√では攻略可。
はやみがレズる相手。
八雲はまじ
声:
榊原ゆい 作画:
SCA-自、硯
こんな可愛い娘が女の子なはずがない。
名前だけ聞いたイメージの遥か斜め上を行く
男の娘。というか一番女の子らし(ry
言動はアレだが根っからの善人で、はやみのいじめに加担しない数少ない人物。そして琢磨Love。
PS2・√では攻略可。新妻。
容姿がうり二つでブラコンでアグレッシブな妹“八雲雪路”がいる。
久門真紀
作画:籠目
はまじといつも一緒にいる女の子。
√では目覚めてはいけないものに目覚める。
OP H2O
『君と同じ道を歩いていきたいんだずっと……今でも』
挿入歌 FOOTPRINTS IN THE SOUND
『君は同じ時を共にしていた
そしていくつも夢をかなえていたい』
挿入歌 TOMORROW
『だから笑おう 夢が広がりだす
そうさ確かな二人の明日へと』
ED DREAM
『ほら見えるよ 僕らが描いた未来地図
僕らが探してた明日が』
音羽のキャラソンアルバムがDreamPartyで限定販売された。
また、そののステージイベントとして声優担当者の
成瀬未亜を迎え、曲に合わせ観客と一体となった盆踊りが開催された。
2008年にアニメが放送された。
全12話。
内容はゲームの遥か上を行くカオスな内容。特に第八話のカオス度は異常。
最終話ではウルトラご都合主義「精霊会議」という新しい言葉を作り上げた。
黒歴史なのは言うまでもない。
だが、OP「片翼のイカロス」とED「カザハネ」は神曲と言われる程高い評価を得ている。
余談
勘違いされがちだが、ゲームの原画担当者は
生徒会の一存の狗神煌ではない。
ただ、漫画版を手掛けたのが狗神煌。
追記、修正よろしく。
- アニメの脚本は誰だったかな? -- 名無しさん (2014-05-27 03:32:36)
- たしか花田 -- 名無しさん (2014-07-16 11:03:30)
- これ、地の文が三人称になったり、一人称になったりで、安定しなくて凄い読みづらかった記憶がある。 -- 名無しさん (2015-05-10 13:25:31)
- ゲームを最近プレイしたけど、シリアスの部分はまあ面白かったがギャグが寒すぎて苦痛だった... -- 名無しさん (2016-10-22 21:03:28)
- 精霊会議はマジで伝説レベル。リアルタイムで視てて、!?となったのは言うまでもない。 -- 名無しさん (2020-07-21 03:59:13)
最終更新:2023年09月28日 19:42