パワプロクンポケット4

登録日:2011/01/20 Thu 16:21:35
更新日:2025/02/04 Tue 19:56:46
所要時間:約 4 分で読めます





パワプロクンポケットシリーズ第4作。

野球の試合画面はシリーズ初のGBAソフトである前作から大幅に改良され、本家パワプロには遠く及ばないものの「野球してる感」がより味わえるようになった。


また本作はパワポケシリーズきってのホラー作品で、幽霊絡みのネタが若干多め。
題材にしたのか定かではないが、当時の大ヒット映画のタイトルと同じ「神隠し」が一つの大きなテーマとなっている。




表サクセス
【日の出高校編】
父親の仕事の都合で本土の大安高校から日の出島の日の出高校へ転校してきた主人公。
越してきた初日に戦死者の慰霊碑を倒して呪われてしまい、それ以降主人公の周りで怪奇現象が起こっていく。

戦死者たちの無念を晴らし自分自身が助かるためにも、主人公は甲子園への出場を目指す。
しかしそんな主人公を迎え入れたのは、初戦コールド負けが当たり前の超・弱小野球部であった…


今回も部員集めから始まる。
最低9人でも試合に負けなければ問題ないが、一敗するごとに一人が神隠しに遭い主人公以外の人間からは忘れられるため、仲間は余分にいた方がいい。
そして仲間の人数が多いほど部費徴収という名目で資金が増えるため単純に有利。

クリア条件は2年目にチーム初勝利を挙げること。ただし資金を10万円(初戦の秋季大会のみ5万円)用意していないと強制敗退となり、部員も一人消えるという厳しい仕様。足りなければ父親からのお小遣いを貯めるか、練習の合間にバイトをして資金を用意するしかない。
代わりに3年目夏の大会は初戦敗退でもクリアになるので、シリーズ全体で見れば難易度は低めか。もちろんベストエンドを迎えたければ甲子園優勝を目指すことになる。
ちなみに部員が8人以下になると主人公が神隠し。ゲームオーバーとなる。




【登場キャラクター】
◇日の出高校
●主人公(パワポケ4)
今回の事件のきっかけを作ってしまう。母親と死別しており父子家庭ではあるが、父が医者であるためか実家はそれなり裕福である。


●山田平吉
マニアで相棒のメガネ一族。
ポジションは主人公と被らないよう主人公が野手の時は投手で主人公が投手の時は捕手
彼に限って神隠しに遭うことはない。


●森本満
サル顔の俊足の遊撃手
「ウキー」としか喋らないが学力は堤と同レベルで非常に優秀。ミニゲーム『さるさるパラダイス』をクリアすることで仲間になる。

●堤篤弘
理系の二塁手
能力はミートは上手いがパワーは低め。展開次第では試合に負けなくても消される。

●島岡武雄
村長の息子で希実の弟。三塁手だが一塁手や外野も守れる。
金持ちだがそれに甘えることはなく自分らでできる事にはお金をかけない。その事から博之とは考え方の違いからたびたび衝突する。
6でも登場する事がある。

●小山高雄
怪力持ちの外野手で強肩。
チーム一のパワーで四番を打つことが多く珍しい左投右打の選手。見かけによらず血が苦手。

大神博之
大企業の御曹司。主人公の一つ下の投手。主人公が投手の時は外野手。
天才的な野球能力を持っており、後のシリーズでは重要人物になる。

●村田克哉
能力は他のメイン部員ほどではないが、サードをメインに、セカンドやショートも守る事が出来る。13では開拓高校の教師かつ監督として再登場する。

●菱村飛男
一つ先輩で野球部のキャプテンだったが、最序盤で強制的に神隠しに逢い、以降は主人公がキャプテンとなるため非常に印象が薄い。ポジショんは投手。

●山本有三
自主的に野球部に入ってくれたいいヤツだが、やはり強制的に消されてしまう。守備位置は一応外野。

●黒野球一/球二/球三郎/球四郎
みんな同じ顔の兄弟。どこぞの迷惑三兄弟と違って性格はまとも。
球三郎は投手で他は外野手。1年目が終わるまでに黒野の館を訪れると球三郎以外の3人が、2年目以降に初めて訪れると球三郎が仲間になる。4人全員を一緒に仲間にすることはできない。


●上田/石田/秋穂
村田と同様、能力は他のメイン部員ほどではないが、チーム補強とゲームオーバー回避と部費徴収に助かる。
特に上田は沈没船で仲間にすると投手ならピンチ〇、野手ならチャンス〇を確実に会得できるので沈没船で仲間にするのが鉄版となっている。
中でも秋穂は部員が9人以上になった時に必ず仲間になる仕様で、2年目に強制的に消えてしまう山本の穴を埋めてくれる存在である。
「マイナスイベントウザいし消えてくれないかなー」などと考えていると呪われるので気をつけよう。


◇その他メインキャラ

●赤坂洋一
やたら熱い主人公のライバルで親友。大安高校の正捕手兼主将で野球能力は高いが勉強はからっきし。

●真賀津
赤坂の一学年後輩で、性格は生意気だがキレのある変化球が武器の大安高校のエース。
甲子園出場の切符を勝ち取るにはいかに彼を打ち崩せるかが鍵となる。

布具里珠男(ふぐりたまお)
小さい子にはわからないかもしれない、存在そのものが下ネタの男。
鎮台高校のエース投手。

●湖南高校の方々
キャプテンの写六をはじめ、全員が探偵みたいな名前をしている。
何故か行く先々で事件が起こるらしい。

●磯
スクール学園高校の4番打者兼主将で
甲子園優勝を足場に奇天烈な学校名に対し抗議をしようとしている。

●皇帝(すめらみかど)
超最強(ぐれいてすと)学園のキャプテン投手。ゲーム的には一応ラスボス。
自分が負けるのは有り得ない。だが負けた。そうだ、野球のルールがおかしいんだ!
10では監督として登場。
パワプロアプリでフルネームが判明したが国王(くにおう)とキャラ被ってね?

黒野鉄斎
日の出島の館で暮らす、黒野兄弟の父親(いろんな意味で)。
後のシリーズでも主に味方側で登場する。

●天本セツ
玲泉の祖母。不吉ババア。
呪いの真相を知る数少ない人物。


●(主人公の)父親
島に越してからは開業医をしており妻とは死別している、主人公のもう一人のライバル。


◇彼女候補
天本玲泉
呪いに苦しむ主人公にアドバイスを送る同級生の巫女。
スタッフからもプレイヤーからも高い人気を誇る。


神木唯
同級生の野球部マネージャー。
ハイキックで白を見せてくれる青髪ポニテ。○><

●高城秋生
赤いワンピースの女と縁のある、大安時代の主人公の同級生。
アルバムが1枚しかない上に謎が多い。


●田中深雪
クラスの担任教師。ランダム四天王。
ルートによっては父親にNTRされたり、○○だったりする。
合い言葉は「甲子園優勝」…!


島岡希美
武雄の姉。恰幅がよく姉御肌。
6でも彼女候補として島岡希美が登場する。


●葉月
泉で出逢う少女。ランダム四天王
ルートによって正体が変わる。




裏サクセス
【RPG風ファンタジー編】
剣と魔法の世界。外交に必要な『野球人形』が一体盗まれ、主人公は新たな野球人形を組み立てるため冒険に出る。


200日以内に心、技、体の珠を集め城に献上すればクリアとなるが、道中で仲間が死んでも生き返らない(一部例外あり)、主人公は死んだら即ゲームオーバーと気の抜けない内容となっている。




【ミニゲーム】
●弾出る飛行機ぴゅんぴゅんぴゅん
横スクロールシューティング。
ポケ5で同作の第二段が登場した。


●大岩ごろごろGOGOGO!
背後から追ってくる大岩をボタン連打で逃げ切ればクリア。


●さるさるパラダイス
カーソルを猿に合わせてボールを投げつける。
ダミーとして森本も出現するため注意。


●ときめき算数ざんす
数が指定され、足してその数になるよう9枚のパネルから3つの数字を選ぶ。




【ペナント】
プロ12球団+アレンジチームから好きな6チームを選んで最大140試合(+日本シリーズ7戦)のペナントレースを1年間戦う。ただしトレードや選手の成長、二軍入れ替えなどは無い最低限の作り。
プロ球団は2002年開幕時のデータがベースだがデフォルトではヤクルトがとんでもなく強く、オーペナで勝率7割を超えることも珍しくない。




追記・修正は天本玲泉のグッドエンドを見届けた方によろしくお願いします。

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最終更新:2025年02月04日 19:56