遠山キンジ

登録日:2011/07/07 (木) 21:56:22
更新日:2020/01/03 Fri 20:20:22
所要時間:約 10 分で読めます




―空から女の子が降って来ると思うか?―



CV:間島淳司

所属:東京武偵高校2年A組→東池袋高校2年2組(Ⅻ巻)→東京武偵高2年A組(XⅣ巻)→東京武偵高2年C組《留年》(XⅫ巻)→美浜外語高(XⅫ巻)→ローマ武偵高校3年E3組(XXⅣ巻)→遠山武偵事務所社長(XXⅥ巻)→無職(XXⅦ巻)
専門科目:探偵科(インケスタ)(1年2学期までは強襲科/アサルト)
ランク:E(入学試験~1年2学期まではS)

緋弾のアリアの主人公であり、ヒロイン(♂)。アリアのパートナー。漢字表記は「金次」。遠山の金さんこと、遠山金四郎の子孫。横浜で親戚が刑事やってます。

Ⅷ巻からは、武偵チーム「バスカービル」のリーダーだったが、XV巻でイギリスからの嫌がらせにより、バスカービルを脱退してジャンヌ率いる「コンステラシオン」の一員となる。それ以降は上記の所属欄を見て分かる通り留年、転校、会社設立、NEETと波乱万丈な人生を送っている。

誕生日は7月。
幼少時は青森に住んでいた時期があり、その時に知り合った星伽白雪とは幼馴染み。

母親とは幼少時に死別しており、父親(遠山金叉)は職務中(武装検事)に殉職している為、身内は兄金一と巣鴨に暮らす祖父母(遠山鐵・遠山雪津)のみ。と思いきや弟(ジーサード《金三》)と妹(かなめ《金女》、かなで《金天》)が増えた。やったね雪ちゃん!家族が増えたよ!

Ⅴ巻の表紙担当。


◇能力
ヒステリア・サヴァン・シンドローム

性的興奮を感じると思考力・判断力・反射神経などが通常の30倍にまで向上する、遠山家の人間が持つ遺伝による特異体質。名称は兄、金一が独自に名付けたものであり、HSSとも略される。キンジは「ヒステリアモード」と呼ぶ。
正式名称みたいな倭名は遠山家にあるのだが、返對と書いて(へんたい)と読むため、日本人の遠山家の人物からは勿論、他に知っている人物が日本語ペラペラな連中ばかりなため、約一名を除き使われていない。

普段はごく平凡な男子高校生であるキンジも、性的に興奮するとこの状態となってしまう。
本来は、女性を守って、魅力的な男性を演じて子孫を残す為の能力である。
女性の事を最優先で考えることで物事の優先順位付けが正しく出来なくなったり、女性にキザな言動を取ってしまうなどの反作用があり、作中のヒロインにフラグを立てまくっている。
元々遠山家だけに伝わる能力であったが、金一がイ・ウーに潜入した際に他のメンバーに伝授したため、理子やジャンヌなどに能力の一部概要については知られている。
キンジ自身はまだ能力を完全に制御出来ないが、潜在能力は未完成ながら歴代の遠山一族でも最高といわれ、作中の様々な戦いを通じて素質の片鱗を示し始める。

本人には自覚がないが、実は「強襲科や教務科からは戦闘能力において卓越した才能を持っている」とされ、ココの所属する藍幇から勧誘を受けるなど外部組織からも一目置かれている節がある。また、SDAという人間ヤメマシタ人間ランキングではアジア地域の41位に入っている《XXⅨ巻現在》。

性的興奮であれば、異性に対する興奮以外でもヒステリアモードになることは可能である。
金一は絶世の美女『カナ』に変装する事で、ブラドは人間を虐待する事で、先祖の遠山金四郎は肌を人前に露出することでヒステリアモードになっていた。

またHSSには様々な派生があり、
  • 通常のモードである女を守る「ヒステリア・ノルマーレ」

  • 女性を他の男性に取られた際に覚醒する女を奪う「ヒステリア・ベルセ」(ノルマーレの1.7倍の能力)

  • 死の危機に瀕した際に発現する「ヒステリア・アゴニザンテ」

  • 女性を傷つけられたとき発現する「ヒステリア・レガルメンテ」(通常の1.2×傷つけられた女性の数分の累乗倍。「女たらし」ことキンジの為にあるようなHSS

  • 眠っている際に発現する「夢ヒス」

  • 軽度の刺激の為、能力のかかり具合が甘い「メザヒス」

  • 感覚を鈍らせ、性的興奮を抑える「ヒステリア・ワイズマン」(賢者タイムではない…と言いたいところだが、この状態になる方法が明言されていないためその可能性もある)

  • 女性との直接的な接触ではなく、自分の妄想による興奮で発現させる白昼夢のHSS「ヒステリア・レヴェリ」(欠点としては効果が出るまでに時間がかかってしまう場合があるのと持続時間の短さ、そして對卒《後述》の症状がでる危険性(これはレヴェリに関わらず長時間のHSSなら起き得ることでもある)などが挙げられる。

  • 子孫を残すためではなく『守るため』のHSS「ヒステリア・ムンディオ」(別名「家長のHSS」本来は自分の子供に危機が訪れた際に発現するが、XXⅦ巻にてパトラと子をなした事によって母性父性本能に目覚めた金一が、かなでを妹というより娘のように感じたことから発現した)

などがある。

この戦闘能力上昇能力に目を付け、アメリカの組織がキンジにヒステリアモードを使用できる女性と組ませることで、お互いにヒステリアモードを発動させて戦闘利用する企みが行われた。
だが、ヒステリアモードは戦闘能力上昇能力ではなく、あくまで「魅力的な異性を演じて子孫を残す」ことに由来しているため、男性が使用した場合大体はキンジのように「女性を高い知力と身体能力で守り、女心を鷲掴みにするカッコいい男性」になり戦闘能力が高くなる。
が、女性がヒステリアモードになった場合「男性が守りたくなるような、か弱く、いじらしい、男心をくすぐるような可愛らしい女性」になり、格段に弱くなるため女性はヒステリアモードを戦闘利用出来ない所か使用・発動したら戦闘不能同然になる。
(作中では記されていないが直接戦闘が不可能になるが魅力的な女性を演じて男性の士気と戦意を高める(ヒステリアモード所有者ならそれをトリガーにしてヒステリアモードへ)という使用方法なら戦闘利用できなくもない)

  • 對卒
祖父である遠山鐵から「返對して頭の奥だけに痛みが生じたら、それは死に至る病だから覚悟せよ」と忠告された病。
HSSという脳を激しく酷使する一族、遠山家の人間に発症する固有の病だが、遠山家の人間すべてに症状が現れるわけではない。この病を放ってHSSを使い続けるといずれ脳卒中を起こして死に至るのだとか。
キンジだけではなく父である遠山金叉もこの病にかかっていたらしく、對卒が原因で殉職することになったのではと言われている。
しかし、金叉には對卒を克服して現在もなお生きているのではという疑惑があり、キンジもその真実を追い求めて激しい戦いの中に身を投じている。


◇作中の動向
中学時代に女子にHSSを利用され、散々こき使われた経験があるため、女子と関わるのを極力避けている。
事実、作品序盤では武藤や不知火といった男友達とよくつるんでいた。その事情を知らない周囲からは「女嫌い」「昼行灯」と呼ばれる。

また、ヒステリアモード発動を避けるために必要以上の女性の心理に関する知識を学習しなかったため、男女の交際について極めて無知な一面がある。(例として、異性に指輪を贈る意味を知らないなどが挙げられる)

そのくせ、作中ではメインヒロイン4人(アリア、白雪、理子レキ)は勿論、ジャンヌ(?)、ワトソン、中空知、風魔などのサブヒロインに至るまでフラグを立てまくっている。
今では、アリアが自室に住み着く、白雪がしょっちゅう家事の世話を焼きに来るなどにより、同級生から「たらし」とまで呼ばれる始末である。

更に、X巻で(自称)妹のジーフォース/遠山かなめ(キンジ命名)が登場。彼女につきまとわれ、振り回されるようになり、彼をめぐる戦いはますます混迷を極めている。

ヒステリアモードではヒロインにデレモードだが、通常時だからこそこそばゆいデレを見せることもある。
素の人格の方を見てくれている(と、キンジが思っている。勿論実際は彼の周りの人は皆、両方のキンジがあるから「遠山キンジ」を尊敬している)レキやリサにはデレが比較的強く、ヒステリアモード時でも、彼女らに甘い言葉を多めにかけている。

高い戦闘能力を有するアリアに目をつけられ(彼女曰く「ドレイ」とのこと)、非ヒステリアモードでない時は傍若無人に尻を敷かれて怯えている...と見えて実はアリアの方がキンジに対して依存している気がある(彼女の境遇は、キンジと出会うまでは彼の「一人ぼっちの迷い猫」と言う評が表している)。
そのため彼とどんな形であれ『別離してしまった』と思った際にはアリアは大小あれど激しい慟哭を見せている。(なお、総てのケースにおいてキンジの超人的行動により悲劇を回避してアリアのそばに居続けている)

一方で、キンジの方も何だかんだで無自覚ながら関わったヒロインの中でもアリアに対する好感度は一番高いようで、執着心や独占欲を見せる場面もある...というか白雪やかなめの事を言えないレベルでそれらが強く、『アリアが他の奴に取られた』と感じた際(シャーロック、ワトソン、彼女に求婚した英国王子等)にはどす黒い感情を心中で渦巻かせている(特にワトソンには『病院のベッドに寝かせてやる』とボコボコにする気満々だった。後に知ったワトソンの『秘密』と境遇から未遂に留まっている)。
色々と『持っている』アリア(英国貴族、Sランク武偵、それに見合うスペックetc.)に対して(自己評価は)平凡な自身を比較してしまう事もある(人脈や戦闘能力など彼女を上回り、釣り合うだけのスペックを実際は有しているが自覚がない)。
因みに当のアリアが彼に抱く感情は何がとは言わないが天井知らずである。が、それが原因でアリアの後輩である、スピンオフ『緋弾のアリアAA』主人公の間宮あかりからは嫉妬されて目の敵にされている。

容姿は本人曰く「ツラ悪い」「目付きが悪い」との事で自己評価は低いが、実際は不知火ほど華やかではないもののそれなり以上には整っているのだが、目付きの鋭さに加えて持ち前のダウナーな雰囲気がそれを埋もれさせてしまっている。
しかし女装した際にネット上で尋常ではない人気を博していたり、素(非ヒステリア時兼非女装時)の状態でも彼の写真を見た女学生が「ちょっとカッコいい」と評価していることから整った顔立ちであるのは間違いない模様。

探偵科所属でランクは最低のE。探偵科に転科以前は強襲科に所属しており、入学時は最高位のSランクだった(HSSで入学試験を受けた為)。

かつては、正義の味方に憧れて武偵を志したが、武偵だった兄を海難事故で亡くし、かつ世間では事故を防げなかった兄の責任にされたことで現実の無常さを覚え、試験をボイコット。Eランクに降格となった。

武偵を諦めて2年次をもって一般校に転校し、普通の生活を送ろうと考えている。

そしてⅩⅡ巻でついに念願叶い、一般校に編入することになったのだが、染み付いた武偵としての常識とのギャップで一般的な生活に慣れることができず苦労することに。
その後女子が苦手になった原因であるかつての同級生・鏡高菊代を巡るトラブルに巻き込まれ、その際同級生を危険に晒してしまったことで「力を持つ者が背負うべき責任」を自覚し、武偵に戻ることを決めた。
ちなみにこの時クラスの委員長に一目惚れされた。

その後普通の武偵を目指すようになったが、ジーサードとの戦いで国際的に有名になり、『不可能を可能にする男《哿》(エネイブル)』という二つ名までついてしまったため、武偵としても普通からかけ離れていっている。

ⅩⅣ巻では本物の孫悟空(サイヤ人ではない)と戦い、スクラマ・サクスでビーム(かめはめ波ではない)を防ぐという少年漫画みたいなことをやってのけ、藍幇を味方につけた。

ⅩⅥ巻ではとうとう一度心肺停止した後、自分で自分の心臓を蘇生させた。つまり一度死んで生き返った。
...その内この人みたいなウルトラトンチキなことが出来るんじゃないだろうか...

本人は否定しているが、一級フラグ建築士資格所有者の例に漏れずかなりのカリスマを持ち、理子を始めとしてジャンヌ、ワトソン、ヒルダ、ジーサード、かなめ、藍幇など敵対していた人間を次々と味方につけており、関わった人物からは大体好感情や高評価を得られている。

地の文も殆どが彼の主観で語られている為に描写されないが作中の彼の行動には敵味方問わず驚愕されており、パトラからは(自分が顔面に狙撃しても生き残ったんだから額にゼロ距離射撃が確定した状況でも)「うーん。頭を撃たれたぐらいで死ぬかのう」と思われていた。
ちなみにその後キンジはゼロ距離射撃されたが頭蓋骨で弾丸を受け流し、その衝撃を活かした蹴りで射手の拳銃を破壊した。(この一連の時間、約一秒。パトラはこの結果を「...ほらの?」とため息をつかれていた)

ダメな面ばかり印象に残る彼だが、作者インタビューでは「徐々に成長していく主人公」らしい。


◇携帯武器
緋色の刀身を持つバタフライナイフ。兄である遠山金一の形見。その赤い刀身はは反射防止の為のメッキだと思われていたが…
作中の描写から薄々気づいていた諸兄方も多いだろうがヒヒイロカネに関係するアイテムであり、遠い昔、遠山家が星伽神社から譲り受けた「匕首・色金止女」を打ち直して作成された物。アリアとキンジの窮地を幾度となく救った後、緋々神に操られたアリア、覇美、猴との戦いの最中で最後の役目を全うして紛失した

  • ベレッタ社製M92F ステンレスタイプ
フルオート・三点バーストの違法改造で、通称「キンジモデル」。
違法改造するくらいなら素直にM93Rをもった方がいいのではと思う方もいるとは思うが、万年金欠金次さんには購買で米軍の払い下げ品として安売りされてる物しか買えないのだ。(ちなみに、このベレッタで数々の曲芸銃技を使用してきた結果、ベレッタ社から宣伝費として奨学金を月10万借り受けることになった)

フルオート・三点バーストの違法改造。数々の戦いの中でベレッタのみでは力不足と感じたキンジが引っ張り出してきた父・遠山金叉の形見。

  • 長剣「スクラマ・サクス」
シャーロックとの戦いで手に入れた片刃剣。イギリスの国宝で、MI6が捜索中の逸品。壊そうものならジェームス・ボンドが殺しに来るらしい。実際、その養子に殺されそうにはなったがなんとかなった。
孫の如意棒を防いだことで溶けてしまいクリスマスツリーになった。と思ったら藍幇が回収してマニアゴナイフに加工してくれた。
そしてなんと、「エクスカリバー」だと思っていたら実は「ラグナロク」という別の国宝だった。
シャーロック「いつからエクスカリバーだと錯覚していた?」
(まあ、実際Ⅴ巻でキンジが「どうせエクスカリバーかラグナロクとかだろ」と言ってシャーロックはそれを肯定しただけで、エクスカリバーだとは明言していないのでキンジの勝手な勘違いだったが。因みにそれが発覚した際に、上述のMI6に「エクスカリバーが失われた」という情報を流したのは自分だとカミングアウトしている。おいシャーロックお前いい加減にしろよ)

  • OFG(オープンフィンガーグローブ)「オロチ」
「装備科」の平賀文が作成した補助装備。
最初は「銃弾逸らし」による突き指対策の為に使われていたがキンジが人間をヤメていくごとに「桜花」やその派生技による自損を防ぐ為に前腕部まで覆えるようになったりアンガスにプロテクターを追加してもらったりと改良されている。

おや…?オロチのようすが…!

おめでとう!オロチはヤマタノオロチにしんかした!

  • 特殊防弾ジャケット「八岐大蛇(メタルストーム)」
「装備科」のSランク武偵だったベレッタ=ベレッタが開発した多機能の防弾ジャケット。
前述のオロチの防御力に加え、スリーブガン、銃を手放してしまっても瞬時に手元に引き寄せられるワイヤー、ベレッタ、DEにも対応した自動給弾ベルトと、多機能にもほどがある。




くだらん項目だ…Wiki篭り共々ネットの海の藻屑と散るがいい


「この項目……散らせるものなら…散らしてみやがれ!」

「――『追記・修正』(リライト)――ッ!!」)



「――やればできるもんだ…これにて一件、落着だな」

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