登録日:2011/06/12 Sun 21:29:00
更新日:2025/10/10 Fri 08:24:17
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ここらじゃ見ないツラしてんなぁ…アンタ、あたいが誰だか知っててこの縄張りに来たのか?あぁ?
概要
ラーテルは食肉目イタチ科に分類される哺乳類の一種。
全長は80~100cm程。アジアやアフリカのサバンナ、草原、
礫砂漠、
森林と棲息域は結構広い。
イタチ科の動物は、なかなか特徴的な種類が豊富である。
そんな中にあって、このラーテルが持つ最大の特徴は──
順を追って説明しよう。
彼女の身体は、肩や頭部から背中にかけて非常に高い伸縮性と防御性能を持った分厚い皮膚で覆われているのである。
そんな高防御力もあってか、小柄な身体つきをしているにもかかわらず、とにかく無鉄砲というか怖いもの知らずなのだ。
わかりやすく言うと、
ライオン相手にケンカを売る。
ライオンだろうが水牛だろうが、縄張りを侵す者には臆せず立ち向かう。仰向けにでもされない限りまず負ける事はないという。
さらに彼女の型破りさは留まるところを知らない。
ヘビの毒が通用しないのだ。
彼女はその身体に神経毒の耐性を持っており、噛まれたりコブラ級の
毒をごっくんしても数時間気絶するだけで復活してしまうのである。
むしろコブラなんか彼女のディナーです。
 
そんなライオンをも
毒蛇をも恐れない大物っぷりから、
ギネスにより世界一怖いもの知らずな動物に公式認定された。さすがである。
また、その勇猛さと頑丈さから南アフリカ軍には彼女の名を冠した装甲車が存在する。
さらに、彼女について特筆すべき事はもうひとつある。
彼女もそうコブラばかり食べている訳ではない。むしろ普段は、目についた小動物や果実なんかを手当たり次第に食べている。
そんな彼女の大好物、それが
そして、彼女には目敏くそこに着目した協力者がいた…!
「お、姐さん。今日はどうした?困ってるみたいじゃねーか」
「こんにちは、ラーテルさん。それがですね、いい蜂の巣を見つけたのですが…その…私の力では崩す事ができませんの…」
「なるほどな。そういう事ならあたいに任せな!あたいがぶっ壊してやるよ!」
「まぁ!それは助かりますわ。ではラーテルさんにも差し上げますから、よろしくお願いできますか?」
「おっ♪サンキュー!それじゃ姐さん、早速連れてってくれよ。」
ラーテルは巣を容易に見つけられず、ミツオシエは巣を壊す事ができない。
そこでこのミツオシエという鳥は、ラーテルに蜂の巣の場所まで先導する代わりにおこぼれにあずかるという共生関係にあるのだ。
彼女の牙や鉤爪があれば蜂の巣などすぐ壊れるので、これは両者両得の友好な共生関係である。
(痛っ、痛ててっ!…ったく、あたいも顔まではちょっと守りきれないんだよなぁ…痛っ!)
(ふふっ、ここの蜜蝋が一番蜜が詰まっているんですのよね…ふふふふ…♪)
…………多分。
と、どう見てもあまり頭が良さそうには見えない行動スタイルだが、
実は知能そのものは結構高い
。
- 保護施設で檻に入れていたら、金網を登って留め金を外し脱走した
- 鍵を掛けたら穴を掘って脱走した
- 爪をかけられないコンクリートの囲いに入れたら木を傾けて脱走した
- 木を中央の一本だけにしたら掘り出した石を積み上げて脱走した
- 養蜂家が巣箱をラーテルが絶対登ってこれないだろうと思う置き方をしても逃れられない
などの逸話が残されている。
あーラーテルたんもふりてぇ
    
    
        | + | ???「勝てるわけがない」 | 
一応現実的な話をすると、確かにラーテルは分厚い皮膚に覆われているがお腹まではフォローされていない。仰向けにされなければ負けないと言っているが逆に言えばひっくり返されれば普通に食われる。
また神経毒への耐性により数時間気絶するだけで復活するとのことだが、その気絶してる所を捕食者に見つかればこれまた普通に食われる。
 ラーテルの強さはあくまで狙われても追い返せることがあるというだけで食われるときは食われてしまうので、あまり無敵云々を鵜呑みにしないように気を付けよう。
 | 
ラーテルに関係するキャラが登場する作品
近年ではその可愛らしい外見に似合わぬ恐ろしい生態故、創作にも登場する。
以下はラーテルがモチーフのキャラ。
あら珍しい。どなたかと思ったら、クズリさんじゃありませんか。
 
ふっ…私の項目より先に、可愛い妹の項目が建ったと聞いたからな。ちょっと見学だ
わ、えーと…大丈夫だ!ほら、姉貴の項目もすぐ建つって!それより、こんな遠出してきて疲れたんじゃないか!?ち、ちょっと蜂蜜採ってくるな!姐さん!姐さーん!!
 
…相変わらず騒がしいな…とりあえずそこのアニヲタとかいう者、これは大事な私の妹の項目だ。追記・修正は丁寧に頼むぞ。
    
    
        
-  ライオンやブチハイエナが棲息しない地域だと、食物連鎖の頂点に君臨するらしい。  -- 名無しさん  (2014-06-18 10:30:55)
-  テラフォーマーズでこいつのこと初めて知ったわ。  -- 名無しさん  (2015-04-10 13:10:27)
-  ヒーローズのキリングハイツでは変身人間でミツオシエのポジと思われる普通の人間と共に主役級。  -- 名無しさん  (2015-04-10 13:18:43)
-  ツギクルもんで見たけど本当にやばいな  -- 名無しさん  (2016-03-12 19:21:27)
-  なお勝率はと言うと…  -- 名無しさん  (2016-03-12 20:51:49)
-  ちなみに人間には意外と懐くらしいね。テレビでやってたけど。  -- 名無しさん  (2017-04-24 17:09:32)
-  キリングバイツのヒロインです。  -- 名無しさん  (2017-04-24 17:19:52)
-  本当に腹が減ったライオンやハイエナは皮膚など意に介さずにコイツを食う。普段から襲うには高く付く相手だから基本的に避けて通るけどね。  -- 名無しさん  (2017-05-16 00:49:19)
-  殺すのが面倒なわりに肉は少ないからあまり襲われないんだっけ  -- 名無しさん  (2017-05-25 00:05:27)
-  ポコポッテイトのムテ吉の性格設定って実物に忠実だったんだな  -- 名無しさん  (2018-03-16 09:13:59)
-  まさにチート。  -- 名無しさん  (2018-03-16 12:31:42)
-  とりあえず気持ち悪い  -- 名無しさん  (2018-05-01 16:51:49)
-  博識ぶりたいオタク共と意外性の欲しいメディアの持ち上げで過大評価されてる  -- 名無しさん  (2019-07-31 20:24:27)
-  同じ大きさにしてリオックと戦わせてみたい。どっちが勝つのか……  -- 名無しさん  (2020-12-21 21:10:50)
-  さすが南アフリカ軍の装輪装甲車の名前になるだけありますね。  -- 名無しさん  (2021-06-18 03:38:26)
-  保護施設のくだりもそもそも放し飼いだと他の保護動物襲いまくるからで、野生は野生でゴミ漁りの効率のよさを覚えてしまうし家畜を襲うしで現地では害獣として駆除されたりしてる  -- 名無しさん  (2021-09-10 00:43:39)
-  負けはしないがそれは勝てるという意味ではない  -- 名無しさん  (2024-10-03 23:10:41)
-  普通に  -- 名無しさん  (2024-10-03 23:17:53)
-  ↑ごめんなさい入力ミスです 普通に雌雄いる動物なのに(代名詞が女性形の船とかとも違う)本文中の代名詞が「彼女」だったりするこの書き方はどうなんだろう……  -- 名無しさん  (2024-10-03 23:21:41)
-  ↑3、4あの環境あの体格で生きていかねばならないからエサになりそうなモノにはなりふり構わずいかなければならないのであんな習性と能力になったのだろうと。座して飢えて死ぬより自動的に突貫する生きざまになった………のだけど命の危険を犯さず楽に生きれるライフスタイルがあったらそりゃそちらにいくよね。             -- 名無しさん  (2025-05-15 11:37:03)
-  ポコポッテイトで、存在知ったわw  -- 名無しさん  (2025-09-01 18:57:30)
-  ゴールデンドロップのラーテルは本名不明なままだっけ? 孤児だったから元々名前なんて無いかもしれんけど  -- 名無しさん  (2025-09-10 21:23:02)
-  ONE PIECEにもラーテルって海兵がいたな  -- 名無しさん  (2025-10-10 08:24:17)
 
 
最終更新:2025年10月10日 08:24