鬼滅の刃

登録日:2016/08/11 Thu 21:26:00
更新日:2024/05/18 Sat 09:05:39NEW!
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純 和 風 剣 戟 奇 譚


 鬼 滅(きめつ)(やいば) 



鬼滅の刃』とは、『週刊少年ジャンプ』2016年11号~2020年24号で連載されていた漫画。単行本全23巻(全205話)。
作者は吾峠(ごとうげ)呼世晴(こよはる)

●目次


【概要】

作者の初の連載作で、世界観や設定は作者の読み切り作品、『過狩り狩り』を前身としている。なお、この読み切りは現在も公式サイトで閲覧できる。

原作が折り返し地点を迎えた2018年にTVアニメ版の制作が決定、19年春アニメとして放映された(後述)。
そしてアニメの影響か、20年公開の劇場版は邦画興収歴代一位を獲得、社会現象級の大ブームを巻き起こした。
波及効果なのか、既刊も含めてコミックスの売上が集英社のスタッフも「ちょっと見たことがない」と語るほど急激に伸びた。
なんとあの『ONE PIECE』を抜いて2019年で最も売れたコミックスという偉業を成し遂げている。
関連グッズやタイアップ企画の国内売り上げだけでなく、後述のとおり海外でも爆発的な人気で新型コロナウイルス禍により海外旅行が厳しく制限される中の外貨獲得にも貢献し、経済的な苦境に世界が立たされる中「キメツノミクス」とさえ呼ばれる経済効果を日本にもたらした。

そして、嵐のような売れ行きが続く中、本編はアクセル全開のまま完結へと至ったのだった。


【特徴】


本作の特徴は、その何とも味のある画風と独特のセリフ回しとシリアス&ギャグの緩急と妹・禰豆子(ねずこ)の可愛さ、鬼狩りVS悪鬼という解りやすい構図、家族愛、流血描写の多さ、そしてアクの強い強烈なキャラの個性。
デッサンはちゃんとしているが「きれい」とは言えない画風のため、まずそこから人を選ぶ。あえて言うなら「荒いが味のある絵」。
これらの要素が高密度でぶち込まれた結果、賛否はあるものの掲載順は中位で安定するようになった。

そして、敵味方問わず様々なベクトルで独特な面白さや存在感を持っており、多くのキャラに相応の人気がある。
キャラ作りと掘り下げもなかなかで、第一印象が決して良いとは言えないキャラも、物語が進むにつれて事情や過去が明かされると印象が覆されることもしばしばだった。

前述のように絵柄はかなり個性的。
平面的でかつ黒ベタを多用する画風で、「切り絵っぽい」だの「版画みたい」だのと形容されることも。
加えて目が ・ ・ になっている独特のデフォルメ(通称:かんたん作画)も特徴の一つ。全ての出番においてこの描写だったモブがいたが、違和感がほぼ無い。
作画の負担軽減の一面もあると思われるが、ギャグとシリアスでの使い分けはしっかりできている。

しかし動きのある戦闘描写はまだ経験不足な所が見受けられた。
逆に言うとまだまだ発展途上で、現時点でも話作りとキャラの魅力だけで安定しているということ。
そして、連載期間中に粗さなどは順調に改善されていっており、進行形で成長が楽しめた漫画ともいえる。
無論、絵的に受け付けない人もいるだろうし、またあまり脱ぐシーンも無いなど、「そちら方面」でファンを引き込む気は無かった様子。

一方人を選ぶ要素といえば、「設定に目新しい点が無いこと」「主人公の性格」「ブレがちなパワーバランス」「唐突なギャグ」などが挙げられる。

ギャグはセンスの問題が絡むのでしょうがない部分もある(例えばアニメにおいて善逸が約28秒もの間汚い高音で騒ぎまくるのを面白いと思えるか、がひとつの基準)。
また展開の都合上、矢継ぎ早で説明が劇中で納まらないことが多かったのもポイント。
例を挙げると……
  • 炭治郎が長男だから我慢する(時代背景故)と発言し、匂いで「感情」を嗅ぎ分けられる(所謂水素の音と同じ理論)
  • 禰豆子だけがなぜ意思の力だけで人としての性を保っていられたのかが後半になるまで語られない(劇中最大の秘匿情報だったため)
  • 最強の一角であるはずの柱に、2年ばかり訓練しただけの新人が頭突きを食らわせる(実は複数の要因が絡んでいるが)
……などなど、斜めに見れば気になる要素は序盤から目白押しなため、これらの要素の捉え方で評価が分かれる。
(つまり、好きになれない場合はとことん好きになれない。これが人を選ぶ所以である。)

他にも
  • 主人公(真面目コミュ障)やヒロイン(妹で都合上出番が限られる)が『ジャンプ』のそれらしくない
  • 主人公と恋仲になるメインヒロインも劇中ほとんど出番がない
  • 人気が出たサブキャラも容赦なくバンバン殺す
  • 漫画的なご都合主義の救済措置はほぼない
  • 心情描写を明確な言葉にせず表情に含ませて見せる
……と、近年の『ジャンプ』でも少数派であること間違いなしの展開が頻繁に出てくる。
とりわけ戦闘において主人公補正の効きがすこぶる鈍い
但し、それでも比較的ネガティブな気分にはならず、感心したりハラハラさせたりするのがこの漫画だった。
上記の通り展開の取捨選択が大胆で、他の漫画なら1話丸々費やすか、または長編に突入しそうなところを、ざっくりと数ページ(下手をすると数コマ)で終わらせることも度々


2017年には集英社のプッシュ枠となり露出も増え、元々単行本への追加作業などが多くなっていた。
その上に結構な頻度で発生するセンターカラーなどから察せられる仕事量から、体調を崩さないか心配する読者もいた。
が、幸いにも完結に至るまでそうした理由での休載は発生せず、後述のTVアニメ版の好調も手伝い、『ジャンプ』のトップクラスの漫画の一角に踊り出た矢先の2020年24号をもって本編は完結した。
ファンブック2巻の初代担当との裏話を描いた作者の漫画によると20巻程度で元々終わる予定だったとのことであり、サクサク展開は最初からの構想であり何かの都合で話をまいたということではない。*1
かつての同誌にありがちだった「人気が出たら引き伸ばし」ということもなく*2、その後は別作者による派生作品や作者による短編スピンオフ、各企業とのコラボ企画などが展開されている。

また、漫画原作といえばアニメや映画などのメディアミックス作品、スピンオフなどでトラブルが起きて質が悪くなる……というのはあるある話*3
だが、この作品に関しては制作時期などの理由から目立った質の劣化が無く、外れを引くことがまず無いのもメリット。

単行本では、善逸の髪の色やらのおまけ話やカバー下にある表紙の改変イラスト、巻末の『中高一貫!!キメツ学園物語』などおまけ要素も色々入っている。
また、本誌掲載時の画から細かい所をあれこれ加筆修正しており、1つの巻で100以上の修正が加えられることも。時には「掴む」を旧字体に直すなど、「こんな修正する!?」と思うところまで手が入っている。
どこが修正されたかはまとめWikiに載っているので興味が向いたら調べてみるのもあり。
単行本発売日にタイミングを合わせたのか、直後の本誌では小話とリンクするような内容が入ることがある(単行本を読んでいなくても問題はない)。


【あらすじ】


時は、人食い鬼が闇に蠢く大正。
炭を売る心優しき少年・竈門炭治郎の日常は、彼が家を離れた一夜の間に妹以外の家族を皆殺しにされたことで一変する。
唯一生き残ったものの鬼に変貌した妹・禰豆子を人間に戻すため、また家族を殺した鬼を討つため、兄妹は故郷を旅立った。

これは、日本一慈しい鬼退治。

【作中用語】



今作における人類の敵。
不老不死に限りなく近い肉体を持ち、人を喰らい続ける人外の怪物達。日光が弱点。
人間を捕食して力を付けた鬼は血鬼術(けっきじゅつ)と呼ばれる異能を操るようになり、更なる脅威となる。
詳しくは個別項目にて。

十二鬼月(じゅうにきづき)
鬼の首魁たる鬼舞辻無惨が選別した、彼直属の配下である12体の鬼の精鋭集団。
大量の人肉を喰らって強大に成長し、鬼舞辻に素質を認められ、更に多くの血を与えられた鬼のみが列せられる所謂幹部ポジション。
序列は「上弦」と「下弦」に分かれ、それぞれ壱から陸が存在する。
特に「上弦」は100年以上代替わりしておらず、実力者である柱を含めた鬼殺隊員を山ほど屠り続けてきた、他の鬼とは比べ物にならない理不尽な強さと厄介さを持つ化け物揃い。
一方「下弦」は入れ替わりの激しさ故に総じて扱いが悪く、同じ十二鬼月といえど待遇にはかなり差がある。

鬼殺隊(きさつたい)
古の昔より存在し、鬼と戦ってきた政府非公認の人喰い鬼討伐組織。
所属する隊士は「鬼狩り」「鬼殺の剣士」と呼ばれ、その数は総勢およそ数百名。
何者が鬼殺隊を率いているのかは謎に包まれており、各隊士の動向は伝令役とも言うべき人語を話す鳥「鎹鴉」(かすがいがらす)によってのみ把握される。

隊の構造の詳細や、隊士の用いる武装、技術などの関連用語については個別項目にて。

(はしら)
鬼殺隊で最も位の高い九人の剣士。各人の極めた流派に応じて、「○柱」(「○」には漢字一文字が入る)という称号がつく。
彼らは文字通り鬼殺隊の柱であり、皆が十二鬼月をも正面から切り伏せる程の実力を持つ。

日輪刀(にちりんとう)
専門の刀鍛冶達により鍛造され、鬼殺隊の隊士達に支給される、日光以外で鬼を滅することができる唯一の武器。
太陽に最も近く、1年中陽光が差し続ける「陽光山」のみで取れる特別な鉄を素材としている。
この刀をもって鬼の頸(弱点部位)を斬ることにより、完全に息の根を止めることが可能。
ただし、特殊能力の類は一切持ち合わせていないため、後述の「全集中の呼吸」と合わせて完全に使い手の技量次第である。

全集中の呼吸(ぜんしゅうちゅうのこきゅう)
超常的な力を持つ鬼と渡り合うために、鬼狩り達が習得する技術。
特殊な呼吸法により身体を急速に活性化させ、その状態から流派に応じた剣術を繰り出すことで、並外れた耐久力を持つ鬼の頸を斬ることを可能にする。
各人の流派によって「水の呼吸」「炎の呼吸」などと呼吸法が分かれている。

藤襲山(ふじかさねやま)
鬼殺隊入隊に際しての最終試練である、最終選別の会場となる山。
鬼が嫌がる藤の花が年中山中辺り一面に狂い咲いていることを活かして、生け捕りにした弱い鬼を中に閉じ込めている。

狭霧山(さぎりやま)
鱗滝が住む山。標高が高く、頂上付近は極めて酸素が薄い。
炭治郎と禰豆子、及び鱗滝の下で育った弟子達にとっては第二の故郷。

稀血(まれち)
稀少な体質を持った珍しい人間のこと。鬼の大好物。
鬼がこの稀血の人間の肉をその身に取り入れた場合、一人分で数十人分もの養分を獲得できるが、酩酊作用をもたらす場合も。
ちなみにこの用語は作中の造語ではなく、実際に存在する(Rh−などが該当する)。


【登場人物】


メインキャラクター

竈門炭治郎(かまどたんじろう)
声:花江夏樹
この物語の主人公。元々は山奥で家族と細々と暮らし、亡くなった父に代わり家業の炭焼きで生計を立てていた13歳の心優しい少年。
しかしある日突然ほぼ全てを鬼に奪われ、たった一つの希望にすがり2年間の修行の末、15歳で鬼殺隊に入隊。
妹を人間に戻し、鬼を討つため、慈愛を胸に刃を振るう。

竈門禰豆子(かまどねずこ)
声:鬼頭明里
ヒロインで炭治郎の実の妹。登場時の年齢は12歳で美人と評判の竈門さん家の娘さん。
ある事件により人から鬼へと変化してしまったが、本来はありえないはずの「人を襲わない鬼」となる。
兄15歳の頃は14歳のはずだが、鬼の力で幼女にも大人の女性にも変身できる。

我妻善逸(あがつまぜんいつ)
声:下野紘
炭治郎と同期の鬼殺隊隊士。愛すべきバカ、もしくはヘタレ。一言でいえばやる時はやるヘタレ。
起きている時はまともに戦えないが、意識が飛んでから本領発揮というギリギリな特性を持つ。
ちなみに金髪に見えるが天然ではなく、とある事件がきっかけでこんな頭になった。

嘴平伊之助(はしびらいのすけ)
声:松岡禎丞
同じく同期……だが色々とイレギュラーな手順で合格した猪突猛進猪少年。ゴリ細マッチョ。
被っているのは山の主と言われた猪の頭で、その中身は顔だけ美少女。頭の中身は猿
とある事情で山の動物に育てられたという経歴を持つ野生児。

不死川玄弥(しなずがわげんや)
声:岡本信彦
炭治郎・善逸と同期で最終試練に合格し、鬼殺隊に入隊した。顔に大きな傷がある。
モヒカンで目つきが悪くせっかちで血の気が多く、「色変わりの刀」を欲するあまり揉め事を起こした。
かなり印象的な初登場をしたわけだが、色々あって中盤以降まで出番がない。

栗花落カナヲ(つゆりかなを)
声:上田麗奈
同じく同期で最終試練に合格し、鬼殺隊に入隊した少女。選別時も服さえ汚さず突破した実力者。
柱の一人『蟲柱』胡蝶しのぶの“継子”であり、とある事情から他人と積極的に関わりを持とうとせず、殆ど口を開かない。
ちなみに後に保護者に無断で選別試験に参加した事が明らかになっている。

鬼殺隊

設定や数が多くキャラも濃いので、各キャラの詳細、隊の構造の詳細、隊士の用いる武装、技術などの関連用語は個別項目にて。

産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)
声:森川智之
鬼殺隊当主、すなわち組織のトップ。病に侵されており額から目元にかけて火傷のような痕で覆われている。
下の者からは「お館様」と呼ばれ慕われており、彼の方も隊士らのことを「私の剣士(こども)」と愛おしさを込めて呼ぶ。
実はとある人物と同じ家系。

冨岡義勇(とみおかぎゆう)
声:櫻井孝宏
『水柱』
炭治郎と禰豆子の前に最初に現れた鬼殺隊士。炭治郎は冨岡に道を示され鬼殺隊を目指すことになる。
とある事情から卑屈になっており、かなりのコミュ障。俺は嫌われてない
左右で柄が異なる羽織を着用していることから、嘴平伊之助には「半々羽織」と呼ばれている。

胡蝶しのぶ(こちょうしのぶ)
声:早見沙織
『蟲柱』
常に笑顔を絶やさない美しい女性。鬼を殺す時も穏やかに語り掛けながら殺す。
だが、一見恐ろしいその表情の裏にも彼女なりの葛藤があるようで……。
鬼の頸を切れないほど非力だが、を用いて鬼を絶命せしめるという特殊な戦い方をする。

煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)
声:日野聡
『炎柱』
どこを見ているのか分からない梟のような目と、金髪の先が赤色に染まった燃え盛る炎のように見える髪が特徴的な熱い漢。
明るく爽やかで優しく熱血な兄貴分で、良くも悪くも真っ直ぐな思考をしている。声がうるさいのがたまにキズ。
本人の気質や呼吸の性質も正面から鬼を斬滅する正統派の剣士であり、敵からも至高の領域に近いと称賛されるほどの実力者。

宇髄天元(うずいてんげん)
声:小西克幸
『音柱』
派手に二刀を背負った大柄で筋肉質な男派手にかなりのイケメン。
顔がピアスや宝石などの装飾品で派手ににぎわっており、物事の尺度を派手/地味で語る。
実は元忍者で、また現役の柱では唯一の既婚者でもある。

甘露寺蜜璃(かんろじみつり)
声:花澤香菜
『恋柱』
……大丈夫、君の目も頭も正常だ。おかしいのは作者のセンスだから
まさかの戦闘属性「恋」。予想の斜め上を突き抜けた設定は読者の腹筋を滅殺した。
とても大きい激しくとても大きい。そして、強い

悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)
声:杉田智和
『岩柱』
「南無阿弥陀仏」の文字が染め抜かれた羽織を纏い数珠を握っているという、仏僧のようなムキムキの巨漢
盲目であり三白眼どころか瞳が描かれないので初見では若干不気味に見える。
第一印象では噛ませ要素てんこ盛りの容姿に設定だが、鬼殺隊最強の呼び声は伊達ではない。
実力もある上、現役の柱の中では最年長ということでまとめ役も担っており、まさしく「柱の中の柱」。

時透無一郎(ときとうむいちろう)
声:河西健吾
『霞柱』
最年少の柱。小柄で長い髪に女性的な顔立ち。だが男だ。
非常にマイペースで他人に関心を寄せず、いつも空を眺めている。また、やや記憶障害を患っている。
14歳と炭治郎より年下ながら、刀を握ってわずか2ヶ月で柱になった天才児。

伊黒小芭内(いぐろおばない)
声:鈴村健一
『蛇柱』
蛇を体中に巻き付かせ、口元を包帯で隠した青年。オッドアイで左右の瞳の色が違う。
陰険で疑り深い性格。おまけに喋る際に「ネチネチ」という効果音がつく。「信用しない」が口癖。
白蛇の相棒の名は「鏑丸」。集団の和を乱す言動をとる義勇とは折り合いが悪い。

不死川実弥(しなずかわさねみ)
声:関智一
『風柱』
体中に傷がある男性で、初登場時も甘露寺によればまた傷が増えていたらしい。
顔つきも凶悪で、疾風というより暴風・台風という印象の人物である。
担当声優は某国民的アニメのいじめっ子金持ち。もしくは素手でMSを破壊する男
初登場時は見た目通りの粗暴なキャラと思われていた、が……。

鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)
声:大塚芳忠
狭霧山に住む、鬼殺隊隊士の育成者「育手」の一人。常に天狗の面を付けた老人。
竈門兄妹の身を預かり、炭治郎に修行をつけ「水の呼吸」を伝授する。
かつては自身も前線で戦っており、柱に選ばれたほどの実力者だった。
知らない人でも「判断が遅い」の人と言えば伝わるだろうか。

鋼鐵塚蛍(はがねづかほたる)
声:浪川大輔
日輪刀を製作する刀鍛冶の一人で、常にひょっとこの面を被っている。
最終選別以後に炭治郎が振るう刀は鋼鐵塚の手によるもの。
だが優れた腕を持ってはいるが、その仮面の下は他人の話をまるで聞かない自己中心的な、かつ
剣士の負傷を心配するどころか刀の損傷や亡失にキレ、明確な殺意を持って炭治郎を追っかけ回すという困った37歳児


鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)
声:関俊彦
1000年以上前に最初に鬼になった存在で、唯一その血によって鬼を作り出す能力を持っている。
つまり、炭治郎の家族を滅ぼした張本人。彼だけではなく、鬼殺隊士の大半から恨みを買っている。
人々を蹂躙することに何の躊躇いもないだけでなく、(極一部の例外を除く)あらゆる鬼の生殺与奪すらも完全に握っている。
事実上最強の存在だが、その思想や行動原理には謎が多い。

響凱(きょうがい)
声:諏訪部順一
「鼓屋敷」の主で、元『下弦の陸』。
人肉を食える量が減ってしまい成長に限界が見えたため、鬼舞辻から数字を剥奪されてしまった。
十二鬼月に返り咲くべく、食えば一気に成長が見込める稀血の人間を狙っている。
縄張り意識が非常に高く、侵入者には人間だろうと鬼だろうと激しい敵意を向ける。

(るい)
声:内山昂輝
『下弦の伍』
劇中で初めて登場した十二鬼月。
「那田蜘蛛山」に住まう少年の鬼。蜘蛛の脚のような白い髪が特徴。
他の鬼4体と「家族」として徒党を組み、本人はその末弟という役割。
だが、他の家族に対して役割を押し付け高圧的に振る舞っており、その態度に家族たちが怯える様子も。
「家族」や「役割」に対して異常な執着を見せ、それを全うできないと見るや容赦なく切り捨てる。

魘夢(えんむ)
声:平川大輔
『下弦の壱』
洋装に身を包み、中性的な顔立ちと死体のように青白い肌の鬼。
他人の不幸を目の当たりにすることに幸福を感じるという正真正銘の外道。
血鬼術により強力な催眠術をかけることが可能で、これで幸福な夢を見せた後に悪夢を見せて絶望させることを至上の喜びとする。
鬼としては珍しく、人間の手下を持つ。不幸な境遇に漬け込み、幸せな夢を見せるという条件のもと協力させている。

猗窩座(あかざ)
声:石田彰
『上弦の参』
劇中で初めて登場した上弦の鬼。
全身に入れ墨のような模様が刻まれた、細身で筋肉質な青年といった風貌。
弱肉強食を体現したような性格で、強者に対しては敵であろうと強い執着を見せ、弱者は「虫唾が走る」と吐き捨てるほどに忌み嫌う。
愚直に武の高みを目指しており、その一貫で鬼の不死性を讃美し、人間という生き物の脆さを嘆いている。

堕姫(だき)
声:沢城みゆき
『上弦の陸』
若い美女の鬼。その美貌で長きに渡って花魁になりすまし、吉原を裏から支配し続けた。
客からの人気は吉原において不動のトップだが、その本性は鬼らしく傲慢な悪女。他の遊女を虐めて自殺に追い込むことさえあったという。
自分の美的センスにそぐわないものを醜いと拒絶し、気に入らないことがあれば首を傾けて睨む癖がある。

玉壺(ぎょっこ)
声:鳥海浩輔
『上弦の伍』
壺から生えた細い下半身をくねらせ、本来の眼の位置に口が、口と額の位置に眼が配置されており、
上半身のそこかしこから小さな手がウネウネと生えているという、鬼の中でもかなりの異形。
壺を作るのが得意なようで、童磨からも高評価を得ている。…本来の用途とはまるで異なっているが。
慇懃無礼かつやたらポジティブで、何かにつけて「だがそれもまたいい…」と言う口癖がある。

半天狗(はんてんぐ)
声:古川登志夫
『上弦の肆』
2本の角を生やし額に肥大化した瘤がある、老人の姿をした鬼。
常に身体を震わせながら涙を流しており、地に這いつくばりながら何かに対し大袈裟に怯えている。
鬼舞辻に叱責された際もひたすら許しを乞うばかりだったが、人間を襲う意思はしっかりある様子。

童磨(どうま)
声:宮野真守
『上弦の弍』
表の顔は、宗教団体「万世極楽教」の教祖。
常に笑みを浮かべ飄々とした態度を取り、とにかく相手の神経を逆撫でするような物言いをする。
人肉を貪り食いながら命の尊さを説いたり、女の生首を壺に活けたりと、あらゆる言動から狂気が漏れ出ている。

黒死牟(こくしぼう)
声:置鮎龍太郎
『上弦の壱』
十二鬼月の創設以来、その頂点に君臨する鬼の剣士。
長く伸ばした黒髪を結い和装を纏う、一見すると侍の如き風貌だが、その顔には6つの奇怪な眼が備わる。
騒々しい上弦の鬼たちの中では物静かで、言葉の節々に「…」が入る。
上下関係に厳格で、童磨に対し怒りを顕にした猗窩座を咎める一幕も。

鳴女(なきめ)
声:井上麻里奈
目元が隠れるほどに長く伸びた黒髪が目立つ、着物を纏った女性の鬼。
鬼舞辻の側近と思われ、その存在を知るのは上弦の鬼のみと秘匿されている。
常に琵琶を持っており、一度弾けば十二鬼月を本拠地「無限城」に一挙に転移させることが可能。

珠世(たまよ)
声:坂本真綾
医者の女性。炭治郎もドキッとする美人。
実は鬼だが鬼舞辻に敵対しており、医者としての技術で自分の身体をいじって彼の呪いを外している。
年齢は200歳以上。
詳しくはの項目にて。

愈史郎(ゆしろう)
声:山下大輝
珠世によって生み出された、唯一鬼舞辻とは無関係の鬼。手の平返しに定評がある少年……のように見えて35歳
珠世が大好きで、彼女のことを全てに優先する。
詳しくはの項目にて。


一般人

三郎(さぶろう)爺さん
声:てらそままさき
炭治郎の住んでいた山の麓に居を構える傘職人。ぶっきらぼうな物言いをするが根は優しい。
作中初めて鬼の存在について口にした人物で、「夜には人喰い鬼が出る」と言い、炭治郎に一晩の宿を貸す。
もし彼を泊めていなければ、竈門一家は全滅していた。

和巳(かずみ)
声:酒井広大
目の前で「沼の鬼」に婚約者を奪われ、「突然消えた」という突飛な話を信じられない彼女の家族から罵られ、見る影もなくやつれてしまった。
炭治郎が件の鬼を討伐してくれたが一足遅く、残念ながら婚約者は既に帰らぬ人となってしまっていた。
その際、悲しみのあまり炭治郎に辛く当たってしまうが、自分よりも年下の少年とは思えない程に鍛え上げられた手と、自身と同じ悲しみを背負っている眼に気付き即座に謝罪している。
怒りによって心を奮い立たせ歩き出した炭治郎のように、その優しさが新たな一歩を踏み出せると祈りたい。

里子(さとこ)
和巳の恋人だった少女。故人。
時すでに遅く「沼の鬼」に喰い殺されており、遺されたのは生前身に着けていた髪飾りだけだった。

トキエ
炭治郎が駆け付けた際、「沼の鬼」に拉致されていた。
料理上手で、3人の男性に求婚されているほどモッテモテ。

うどん屋の(とよ)さん
声:岩田光央
東京府で夜鳴きうどん屋を営む頑固一徹坊主頭。浅草生まれの浅草育ちらしい。
このシーンで出てくる山かけうどんは実際美味しそう。
ちなみに作者曰く、そばも作れてどちらも絶品だとか。

やっちゃん一家
やっちゃんとその兄と兄嫁の3人家族。
鬼舞辻にウザ絡みし地雷を踏んだばかりにやっちゃんは頭骨が砕け、兄は汚い花火になった。
兄嫁は血を注がれた結果グロ肉よりも酷い有様になってしめやかに消滅。
アニメ版ではそのグロさに拍車がかかった。なんてところに力を注いでいるんだ。

(きよし)正一(しょういち)てる子
響凱の屋敷で炭治郎が出会った兄弟。
正一とてる子は鬼に攫われた長兄・清を追って来たものの、その住処に入れず立ち往生していた。
清は炭治郎をして「嗅いだことのない」血臭の「稀血」を持つ。
そのため響凱に狙われ、拉致されてしまい清を巡って争いが起きるが、鼓を奪って事なきを得る。
正一は無様な善逸の言動とそれに反する実力を目の当たりにした。
ちなみに、正一はこの時の一件で善逸に強いと誤解されており、同行を懇願された。
清はそのままだとまた鬼に襲われる可能性が高いため、藤の花の香袋が鎹烏から与えられた。
炭治郎達の活躍のおかげで全員が生存し無事に帰路についた……が、凄まじい疲労感に襲われたという。
多分、その半分は善逸と伊之助のせい。

鬼舞辻の妻子
声:皆口裕子(妻)/白石晴香(娘)
鬼舞辻が人間社会で暮らすための隠れ蓑としているらしき母子。妻の方は(れい)という名前らしい。
娘は鬼舞辻と血の繋がりがあるのかどうか、その後無事だったか、また2人が自分達にとっての夫・父の正体を知っているのかは不明。

竈門炭十郎(かまどたんじゅうろう)
声:三木眞一郎
炭治郎らの父親。本編開始時点で既に故人。
炭治郎がつけている耳飾りの前の持ち主だが、継承の経緯などは不明。
回想中では体が弱く床に臥せっており、頬がこけているなど非常に弱々しい様子を見せながらも、その優しい眼差しは息子そっくりである。
先祖代々継承してきた「ヒノカミ神楽」の継承者であり、これにより病弱でありながら雪の中で神楽の舞を踊ったり、熊を一撃で狩猟するといった芸当を可能にしている。
誰かとの約束で耳飾りと神楽を継承し続けるよう、炭治郎に伝えている。
なお病弱なのが先天的なのかは不明だが、病弱な状態から確実に子供を2、3人も作っている点は別の意味で気になるところである。

魘夢の手下
声:千本木彩花、江口拓也、山村響、広瀬裕也
夢を操る下弦の壱・魘夢に幸せな夢を見せてもらうために従っている人間たち。汽車の車掌と男女2人ずつの5人。
鬼殺隊に察知されることを警戒した魘夢により、夢の中で「精神の核」を破壊する刺客として送り込まれる。
少なくともその1人は何度か実際に核の破壊を行ってきた様子で、まだ不慣れらしい他の3人に手順の説明をしている。
もっとも、魘夢は人の不幸が大好きな真性クズであるため、本当に幸せの夢を見せてくれるかは心底怪しい。*4
――しかし、彼らは知らなかった。攻撃対象である4人のうち、3人が外れであることを。
かくして不幸にも外れを引いた3人はそれぞれ
……と散々な目に遭っている。
当たりは当たりで泣きたくなるくらい澄んだ青空と水面のおかげで戦意喪失を免れない。
「もうヤダこの人たち」
無事に脱出できた彼らの感想はそんな所だろう。

鯉夏花魁(こいなつおいらん)
声:斎藤千和
炭子こと炭治郎が女装して潜入した遊郭「ときと屋」の人気花魁。
新入りの炭子に優しく接し、人望も厚い。
身請けされる前夜で遊郭を抜けようとしたところを鬼に襲われるが、炭治郎に助けられる。

お奉行様
声:江川大輔
とある鬼の回想で登場。江戸時代の人物故、当然故人。
目つきが悪いが、観察眼や実直さを備えた好漢。
鬼になる前のその人物を捕らえ、盲目だという主張は嘘だと的確に看破し、その罪を裁こうとした。
処刑の前夜にその人物が鬼と化して逆に暗殺されてしまうも、今際の際でさえ毅然とした態度を崩さず、「その薄汚い命をもって罪を償う時が必ずくる」と突き付けた。
まさにと言える姿勢から、登場コマ数総計わずか1桁という出番の少なさながら、その男前っぷりを読者に印象付けている。
おかげで件の鬼の回想シーンを使ったコラ画像でも高確率でそのまま残っていた。
余談だが第二回人気投票では、その鬼の7倍近い票数を獲得した

善良な医者
声:羽多野渉
本名不明。平安時代の人物故、当然故人。
病弱で長くは生きられないはずだった鬼舞辻を鬼にする薬を与えた張本人。つまり全ての発端。
薬が効かないと思い込み業を煮やした鬼舞辻に殺されたが、皮肉にも薬が効力を発揮し始めたのはそれから間もなくであった。


【アニメ版】


4シリーズが制作されており、アニメ製作は「Fateシリーズ」でお馴染みの「ufotable」。
監督は『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION』『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』の外崎春雄。
音楽は梶浦由記と椎名豪が共同で担当している。

放送局は当初TOKYO MXを筆頭としたいわゆる深夜枠であったが、劇場版の大ヒットに合わせてフジテレビが放映権を獲得し、以降第1シリーズ再編集版を含めた全作がフジテレビ系で放送されており、新シリーズ放送前には金曜プレミアムで劇場版が放送されるのも恒例となった。
フジ移管後は異例となる23時台での全国ネットで放送。この編成は他局にも影響を与え、以降各局で同時間帯ににテレビアニメを編成する例が現れている。

『竈門炭治郎立志編』

2019年4月~9月に全二十六話で放送。原作1話~53話(1巻~7巻序盤)に相当。

OP:『紅蓮華』/歌.LiSA
ED:『from the edge』/歌.FictionJunction feat. LiSA
挿入歌:『竈門炭治郎のうた』/歌.椎名豪featuring中川奈美(第十九話)
LiSAはこの年のNHK紅白歌合戦に『紅蓮華』で初出場を果たした。

次回予告は単行本に収録されている設定裏話の『大正コソコソ噂話』を映像化。*5

なお、多分スタッフの何割かは本作のファンであろうことがうかがえるほど、力の入れ方が半端ではない。
特に第十九話『ヒノカミ』は後半のシーンにおいて劇場並のクオリティを持った物凄い作画が披露され、各サイトで「最高の神回」と評価が高い。「ヒノカミ」だけに。作者も感激したとか。

また、他作品では主人公や黒幕などの主要なポジションを多く担当する豪華声優陣も多数ゲスト出演している。
……が、そんな人気声優を起用した一発キャラがあっさり退場する様はなかなかエキセントリック。再登場を期待したけどそんなことはなかったぜ!
その結果、最終話放映後に発売された最新刊は売り切れ報告が相次ぎ、既刊を含めて販売ランキングの大半を占有した書店もあった模様。
場所によっては少し前に売り出した小説や設定資料集すら消えたという。
さらにはオリコンランキングの1位から22位まで既刊22巻全てで独占するという、イカれた有様をたたき出した。
最初の方だけ、アニメ化された範囲やその少し先まで売れるならともかく、既刊がごっそり売れるということはそれだけ脱落者が少ないということである。
22巻という途中参入でも集めやすい量であるのも追い風だったと思われる。

本放送開始前に1~5話を再編集した特別編『鬼滅の刃 兄妹の絆』が映画館にて先行公開された。
また、TV版「無限列車編」開始前には総集編形式に編集された特別編が順次放送された。
6~10話「浅草編」
11~14話「鼓屋敷編」
15~21話「那田蜘蛛山編」※劇場版「無限列車編」前に放送。
22~26話「柱合会議・蝶屋敷編」


『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』

TVアニメ版最終話にて予告され、2020年10月16日に公開された劇場版。
アニメ第一期最終話からそのままストーリーが繋がっている、原作54~66話(7巻~8巻)のエピソードを映画化。
アニメと同様、漫画にあった一部心理描写や『大正コソコソ噂話』が無いため、「無意識領域」など説明不足な点もある。
しかしそれを補って余りある戦闘シーンの迫力やMX4D/4DXのエフェクトなど、劇場アニメならではの表現は圧巻の一言。
特に4DXでは水の呼吸を使う度に霧吹きが噴き出し、炎の呼吸を使う度に熱風が出るなど、4DXの仕様を余すところなく活用していた。

主題歌:『炎』(ほむら)/歌:LiSA
この主題歌も昨年の『紅蓮華』と同様に大ヒット。
2年連続となるNHK紅白歌合戦出場のほか、見事2020年の日本レコード大賞受賞を果たした。

入場者特典は当初『煉獄零巻』だったが、後に来場御礼入場者特典として4種類が追加。
更にMX4D/4DX専用の特典が追加された。
特典の内容は以下の通り。

初期:煉󠄁獄零巻
来場御礼第一弾:ufotable描き下ろしA5イラストカード 壱
来場御礼第二弾:ufotable描き下ろしA5イラストカード 弐
来場御礼第三弾:来場御礼スペシャルブック
来場御礼第四弾:キャラクターデザイン:松島晃描き下ろしメモリアルボード
MX4D/4DX:無限列車切符風アクリルキーホルダー

世間は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、密閉空間になりがちと思われる映画館は客足が遠のいていた。
また洋画を中心に多くの作品の公開や撮影が延期されており、感染対策で1回あたりの収容人数が抑制されてもいた。
それらを加味しても、劇場によっては1日で40回という異例のハイペースでの公開となり、タイトルから連想して「(交通機関の)時刻表のようだ」との声も聞かれた。
なお、TOHOシネマズのように本作の公開に合わせて収容制限を緩和し、土休日に限り全席開放に踏み切った例もある。

そして公開された所、それでも全く席が足りていなかったという事実が浮き彫りとなった。
連休でもない平日の金曜日公開にも関わらず各所で大行列が発生し、PG12のレイティングというハンデを跳ね除けて幼稚園児や小学生といった低年齢層のファンも多数動員。
初日だけで10億という記録を樹立し土日含めた3日間で46億という日本映画最高のスタートを決めた。
また、封切りから2~3週間の間の土日祝日は一番お客が入る時間帯の座席数から見た着席率が95%を超えるというイカれた有様を叩き出している。

  • ※映画館では「前の回で着席したお客様が席を汚したり壊したりして座れなくなった際の予備席」を常時確保しておくのが普通
    • そしてその予備席も座席数に含まれているので、そもそも着席率100%が物理的に不可能
  • ※着席率は大都市圏の映画館のみではなく全国の大体7割前後の映画館の席を把握して集計している
    • そのため、いつもガラガラで人気が無い映画館の物も結構込みで集計されている状況でこれ
また、売上ランキングに平日公開分まで食い込むなど、こちらでも盛大にランキングをバグらせている
そして、公開2週目の週末をもって興収100億円を記録し、テレビアニメの劇場版史上初の大台を突破した。
その後は4週目の週末で興収200億円、9週目の週末で興収300億円を突破した。


6月を待たずして400億円を突破し、日本を含めた全世界での累計来場者数は約4,135万人。
その総興行収入は約517億円を記録し、2020年リリースの映画の中で世界興収1位を獲得した。


重ねて言うが
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言が3回も出ている上でこの結果である。

12月26日からは4DX・MX4D上映が始まることが発表され、全国の劇場で予約開始後まもなく全上映回の完売が多発。
予約殺到のあまり映画館のサーバーがダウンするなどの現象が発生していた。
そして、遂にはそれまで日本国内興行収入第一位だった『千と千尋の神隠し』を超え、320億円を突破。実に19年ぶりに記録が塗り変わったこととなる。
ちなみに、この興行収入が発表された12月28日は、竈門禰豆子の誕生日でもあるとして話題となった。

これにより各所のニュースでも大きく取り上げられ、諸外国の報道機関でも大きな反響があった。
海外上映は同年10月30日の台湾が一番乗りとなり、中国語吹き替え版の上映開始日11月6日を待たずして1.17億台湾ドル(日本円で約4.3億円)の売り上げを叩き出す。
同国内の市長が複数人キャラのコスプレを披露するなど一大ブームを巻き起こした。
その後はアジア圏を中心とした海外上映が進み、ベトナム・韓国・タイ・香港・シンガポールなどで公開、いずれも爆発的な売り上げを叩き出した。
欧米向け上映は2021年より開始され、アメリカ、フランスなどでも大ヒットを記録した。

2021年10月から11月まで再編集されたテレビシリーズ全7話が地上波放送。
第一話は煉獄が無限列車に乗り込むまでの過程がアニメオリジナルとして描かれる。

OP:『明け星』/歌.LiSA
ED:『白銀』/歌.LiSA
7話ED:『炎』/歌.LiSA


『遊郭編』

テレビアニメ第二期。2021年12月から2022年2月まで全11話で放送。最終回はCM無し+15分拡大という徹底した構成となった。
『無限列車編』のエピローグから直接繋がる形で、原作67~97話(単行本8巻終盤~11巻)をアニメ化。

無限列車の波に乗ったか、こちらも作画が一層向上しており、特に10話の宇髄と妓夫太郎の戦闘シーンの作画はヒノカミ神楽をも上回る力の入りようを見せ、続く11話と共に後々劇場で放映されるという厚遇ぶり。
後の刀鍛冶編でもその毎週劇場版レベルのクオリティは更に勢いを増して継承されている。

OP:『残響散歌』*6/歌.Aimer
ED:『朝が来る』/歌.Aimer
Aimerは放送終了年のNHK紅白歌合戦に『残響散歌』で初出場を果たした。

2023年4月には、特別編集版として『遊郭潜入編』『遊郭決戦編』が放送された。


『刀鍛冶の里編』

テレビアニメ第三期。2023年4月から6月まで全11話で放送。最終回は70分枠と大幅に拡大されての放送となった。
『遊郭編』最終回から直接繋がる形で、原作98〜127話(単行本12巻〜15巻序盤)をアニメ化。
フジテレビ放送版では、アバンでミニコーナー『双六大好き善逸の今日の一振り!』を放送。
恒例の『大正コソコソ噂話』を映像化した次回予告はTOKYO MX・BS11等での放送版及び配信版で流れる。

放送開始から2ヶ月先駆けて映画館にて第1話が『遊郭編』ラスト2話と共に『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』のタイトルで先行公開された。

OP:『絆ノ奇跡』*7/歌.MAN WITH A MISSION & milet
ED:『コイコガレ』/歌.milet & MAN WITH A MISSION
挿入歌:『竈門禰豆子のうた』/歌.椎名豪featuring中川奈美(最終回)


『柱稽古編』

テレビアニメ第四期。『刀鍛冶の里編』最終回にて製作が発表された。
2024年5月より放送開始予定。


【作者について】


作者の吾峠呼世晴は、本誌巻末のコメント欄や単行本カバーの折り返しなどでは「眼鏡をかけたワニという姿で描かれる。なので、愛称として「ワニ(先生)」と呼ばれることも。
曰く「食いついたら離れない=ずっと読んでもらえる漫画を描きたい」から、らしい。
『ジャンプ』本誌の作者コメント欄では度々奇行もとい、やらかした行動の報告と食べ物の話がやけに多く、天然もしくはドジっ娘と思われる……が、性別は非公表。
なお福岡県出身であることは明かされている。
+ 以下、奇行を一部抜粋してご紹介。()内以外は全て原文ママ
一部抜粋する。
  • はじめましての皆さん 君は絵がちょっとアレだからとにかく絵をがんばろう、もっと定規を使おうと申し訳ないくらい担当さんにエールをもらった峠です。描いてる途中、定規を使うのは背景だよ 人物には使ってないよねって心配されました。 相当アホだと思われていますけども 実際そうなんですけども よろしくお願いします。(名前が「峠」になっているが、誤字だったのかどうかは今もって不明)
  • 嬉しいときスキップする癖を今年中に必ず直す。(2016年の話。結局達成できたのだろうか?)
  • 最近漫画の専門用語をたくさん覚えて鼻高々(コメントは第22話掲載時点のもの)
  • 実年齢が自分が思ってたより1個若かったので得した気分(数え年で間違えて把握していた?)
  • ぶつかったので慌てて謝罪したらマネキンだった。
  • 断水の日を間違えて、断水でもなんでもない日に1人で断水していた。
  • この入浴剤溶けないなーと思っていたらキャンディだった。
  • ドッグフードを食べた(疑惑)。
  • 元旦に滑り台から転落した。

単行本ではおまけ話などで何とも感情豊かな様子を見せ、1巻から最終巻まで読者への感謝の言葉を絶やすことはなかった。
変なワニだが、本人曰く人見知りだそうで町で知り合いを見かけても逃げてしまうらしい。
個性的な作品の作者であることに加え、上記の天然ドジっ娘気質も相まって一部読者からは謎の生き物や萌えキャラ扱いをされている。

一方「怖い話は考えただけでちびってしまうので書けない」「自分の好きなキャラが傷ついたりすると可哀想だからあまりやりたくない」など、作中でやっていることを棚に上げて描くような若干サイコな一面も……。

ちなみに、以前から『ジャンプ』に投稿し続けていたが、一定の評価はされるものの連載には至らず、「これでもし連載を持てなかったら漫画家を諦める」という覚悟で仕上げたのが本作だったという。それが大ヒットするのだから人生はわからないものだ。


【余談】


『無限列車編』公開に合わせ、現役で運行可能な蒸気機関車を保有するJR各社によりコラボ企画が実施されたが、JR九州は日本で唯一無限列車と同じ型の機関車を保有していることから
番号プレートを「無限」に変更し「SL鬼滅の刃号」として運行する気合の入れよう。
また乗車券も販売されたが、早いものでは予約開始から僅か1秒で完売となった。




追記・修正は鬼になる前にお願いします

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最終更新:2024年05月18日 09:05

*1 作者はもっと早く終わると思っていたらしいが、初代担当氏がキャラ数や構想を鑑みて20巻は必要、と読んだらしい。この時はまだ単行本は1冊も出ていない

*2 所謂「もうちっとだけ続くんじゃ」。もっとも、近年は『ジャンプ』といえども過去の反省を踏まえて強引な引き伸ばしを行う作品はかなり減っている。

*3 むしろ質の劣化が起こらない作品を探す方が難しい。

*4 彼は幸せな夢を見せた後に絶望的な夢で全否定して苦しみ喘ぐ顔を見るのが好きらしいので、多分見せてくれる。全部。

*5 公開されるのは本予告のために原作者の吾峠が開示した裏設定。

*6 第一話および最終回ではEDとして起用。

*7 第一話および最終回ではEDとして起用。