M.O.型テラフォーマー

登録日:2019/12/07(土) 16:50:52
更新日:2020/01/13 Mon 11:28:43
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ここでは、『テラフォーマーズ』第2部以降より登場する、M.O.手術を受けたテラフォーマー(火星で進化したゴキブリ)に関して記載する。
旧式バグズ手術を受けた個体はバグズ型テラフォーマーの項目を参照。



概要

バグズ手術から発展した、昆虫のみならず様々な動物の遺伝子を取り込むM.O.手術を被験したテラフォーマー。
ベース…すなわち犠牲者となったのはアネックス1号のクルー。
火星ではリーダーであるスキンヘッド型(\・/)の死に伴い生産体制に変化が起き、腕などの一部からでも作れるようになり、
死体丸ごと一個あれば複数体のM.O.型テラフォーマーを生産できるようになった。
バグズ型テラフォーマーはバグズ手術の能力者の死体から生み出された1体ずつしか火星到着直後に確認されていなかったが、
こちらは最終的にM.O.手術を受けた腕程度のパーツからM.O.型テラフォーマーが生み出されたり
死体が丸々あれば半日程度で大量生産されたりする超速体制となっていたどんな原理なのかは謎

地球でも祈る者(インヴォーカー)により研究が進められ、M.O.手術能力者の死体無しでベースとなる生物からいきなり作れるようになっており大量の個体が登場。ショッカーかよ。

バグズ型やM.O.型のテラフォーマーは、性行為を行うことで次の世代の子孫にもその獲得した遺伝子を残すことが可能。(小説『OUTER MISSION』参照)
これは彼らが遺伝寛容臓(モザイク・オーガン)を生まれながらにして持つのが原因らしい。

一覧

・テッポウウオ型

【保因者】マルシア
火星で最初に登場したM.O.型で、両腕が半魚人のようになった個体。左腕に包帯のような布を巻いている。
彼女を殺したジョセフによれば本来のマルシアよりも能力が強化されているとのこと。
ポリタンクからガブ飲みした水を、掌に空いた穴から超高圧で噴射する力を持ち、望遠鏡を使用することで数㎞先の相手を寸分たがわず射貫く
戦う際には蚕の幼虫をモシャモシャ食べており、まるでタバコを咥えながら冷酷に仕事をこなす暗殺者のような雰囲気を纏う
敵の形質を読んで即座にそれを無効化するという性質を持ち、八恵子の腰の臭腺、爆の腕、ジャレッドの喉などを正確に射貫いた。
終盤にて射程外からの長距離射撃を行うが、朝太郎のロッドで水弾を弾き飛ばされ、ダンの狙撃を胸の神経節に受けて返り討ちに遭った。上には上がいるということか。

その後、量産された別個体がスキンヘッド型(・)の護衛に登場した。


アンボイナガイ

【保因者】アネックス1号のクルー(名称不明)
ラーテル型と組んで、紅の細菌が蔓延するアネックス1号に突入した個体。自分たちの分の防護服を確保するとすぐさま残りを全て破壊した。
鉄パイプを用いた棒術でラーテル型と息の合った連携を見せる。
口の中にはイモガイの持つ長い触手を隠しており、爆の銃撃を顔面に受け倒れたふりをして、後ろから防護壁を貫き毒針を打ち込んだ。
紅にナイフで触手を斬られ、怒りに任せて襲い掛かったが、紅を狙われたことで逆上した西の発頸を受け倒される。


ラーテル

【保因者】ムテバ・ネルソン・ムテキチ・インビクタスJr(第6班所属のマーズランキング14位の人。南アフリカ出身の黒人男性)
胸や頭部に毛皮を持ち、鋭い爪と牙を生やした個体。髪型はまるで田舎のヤンキーである。
世界で最も怖いもの知らずな肉食動物と呼ばれるラーテルの強い闘争心を持ち、
消火器を投げつけて自動ドアをこじ開けたり、銃口に鉄パイプを押し当て弾丸の勢いを殺すなど頭の回転が速い。
またダブダブの毛皮を持ち、慶次の蝦蛄パンチや西の発頸も受け流すなど打撃に対しては非常に強い。
慶次が廊下を殴ったことで転落するが、壁にへばりついてコントロールルームに空いた穴までよじ登り、日米合同班を襲撃。
その防御力と底なしの闘争本能で慶次と西を圧倒するも、前後から蝦蛄パンチと発頸の板挟みにされ、体内の食道下神経を完全に破壊され死亡する。

後に袴を履いた別個体が火星に残ったおっさんズトリオを襲撃しているが、が振るったジョージ・スマイルズ*1ジョセフ専用武器)で両断されている。
さすがにラーテルの毛皮でも鉄をも断つ斬撃は無効化できなかったようだ。


・ハリモグラ型

【保因者】ペギー・フォーティー
オニヤンマ型に攫われたペギーの死体を基に量産された新型。
因みに初めて量産された能力持ちテラフォーマーでもある。
全身に無数に棘が生えており、生身では触れることも敵わない。
ペギー同様、ケラ型のように地中を掘り進むのが得意で、体を丸めての体当たりでジャレッドの命を奪った。
汗を母乳のように与えることも可能。…こいつメスなのか?

コイツと関係があるのかどうか不明だが、(・)型の来ている服もハリモグラのような棘が生えている。ペギーの生皮でないことを祈りたい。

・モンハナシャコ型

【保因者】鬼塚慶次(もぎ取られた腕)
オニヤンマ型同様に目が改造されている個体。両上腕に力士型と同じく6本の紐を巻き、前腕にバンテージのように縄を巻きつけている。
下半身もトランクスを履き、ムエタイの選手を思わせる外見。触角もエビを思わせる硬く太い形状。
慶次同様の凄まじいパンチ力を持ち、その一撃は真正面から走ってきた大型車をバラバラにするほど。
また足には蝦蛄の持つ腹部の棘を生やし、回し蹴りで甲殻ごと慶次の両足を切断している。
更に燈に酷評されたバッタTFの蹴りとは違い何処で覚えたのか、慶次曰く
ボクサーと言うより交流試合をしたことのある東南アジアの選手*2に近い格闘技の使い手で、
スキンヘッド型(||・||)に率いられて火星脱出に向かう日米露(+中)チームを襲撃し、保因者である慶次と激戦を繰り広げるが、*3
「守るべき者」を得て専用装備を「外した」慶次に追い詰められ、右目を吹き飛ばされる。
蝦蛄の本能か否か、後ろに下がって体制を整えようとするも、マルコスとアナスタシアが作った「リングロープ」に阻まれ、
最後は慶次の拳で顎を打たれて失神し捕獲された。


・タスマニアキングクラブ型

【保因者】シルヴェスター・アシモフ(もぎ取られた腕)
その巨体からして恐らく力士型。全身を銃弾をも弾く甲殻で覆った怪力の個体。
小吉の毒針を防ぐも、変態薬の過剰摂取で巨大化した毒針に胸を貫かれてあっけなく倒される
バッタと同じくにわか仕込みではプロにはかなわんということであろう。
初登場時は後ろ姿な上に見切れている、更にあっさり退場する等やけに不遇な扱いをされている。


スマトラオオヒラタクワガタ

【保因者】アレクサンドル・アシモフ
終盤でスキンヘッド型(・)の護衛にいた。外見は暴走形態のアレクサンドルに似ており袴を履いている。
特に活躍することもなく劉に左目を貫かれた。


・ミナミハナイカ型

【保因者】西春麗(もぎ取られた腕)
身体を透明にすることができる他、西同様に背中から触腕を伸ばすことも可能。
終盤でラーテル型と一緒に劉を攻撃している。


・アルマジロ型

第3部、地球に出現した個体。
頭部と背中にアルマジロの持つ頑丈な甲羅を有し、仮面ライダーとかによく出てくるアルマジロ怪人同様に身体を丸めて強力な体当たりを放つ。
服を着れば大柄なおじさんに化けることができるため、第7東京タワーに潜り込んで電磁警備を破壊しようとした。
しかし先手を打って待ち受けていた一警護の染矢に正体を見破られ、回転アタックを仕掛けるも蹴り飛ばされて弾かれる。
勢いを付けていたせいで途中で止まれずそのまま窓をぶち破って展望台から落下し、服を着ていたせいで羽を開くことができず地面に叩き付けられて死亡した。


・羆型

第3部、地球に出現した個体。
外見は通常の熊にテラフォーマーの目玉を移植しただけにしか見えない。
当初はクマの毛皮を着ているだけと思われたが、実際はモザイクオーガンの特性である他の種の生物の肉体との適合を高める力を応用し、
良質なタンパク質を多く与えたテラフォーマーをベースにクマの肉体を移植・融合させることで、クマの体格に合わせてテラフォーマーとしての筋力を増量している。
つまり、力士型を上回る体格と筋力(アルマジロ型を凌ぐパワーを持つ染矢に力勝ちするほど)と、
分厚い毛皮の防御力、更に顎や爪による攻撃力も付加されたとみていい。

アルマジロ型と結託し、剥製に化けて第7東京タワーの展望台に潜入。アルマジロの尊い犠牲のもとに染矢と交戦し、展望台から落下させて排除。
タワーの警備室に押し入ってマイクロパルス爆弾を設置しバリア発生装置を破壊しようとしたが、
人為変態し戻ってきた染矢の敵ではなく、ボコボコに叩きのめされて心柱から突き落とされ木っ端微塵になった。


・クジラ・イルカ類型

第3部、地球に出現した個体。
日本襲撃のために多数南極から出現した、地球最大のシロナガスクジラや小型のイルカなど、大小様々なクジラと同化した量産型。
羆型と同様にテラフォーマーをベースに他の生物の肉体を移植・融合させた存在で、見た目はそれらの動物とほとんど同じだが目がテラフォーマーと同じである。
ある日、目が覚めたら別の生き物になっていた__という恐ろしさはフランツ・カフカの小説どおり人類にとっては恐怖以外の何物でもないが、
「個」にして「群」のテラフォーマーは自分も仲間も「肉体」に全く依存しないため、このような非人道的な施術にも耐えられるのだ。
テラフォーマーの運動能力がクジラやイルカサイズに肥大化しているため、本来のそれらの動物より高い運動能力を得ている。
背中の上に御殿を築き、テラフォーマーの動く海上要塞(あるいは船)となって日本を目指している。

大多数が中国軍の発射した電磁パルスミサイルで竜田揚げにされたが、一部の小型の個体は逃げ延び、ゲンゴロウ型を運び日本沿岸まで到達している。


・発電魚型

第2部終盤で、祈る者(インヴォーカー)が地球で開発した個体。
勘違いされやすいがアドルフの死体から創られた個体ではない。(そもそもアドルフ死体残ってないし破片があったとしても火星だしね。)
ナマズのようなヒゲと模様が特徴。ベースから察するにゲンゴロウ型の様に水中でも戦えるはず。
この個体は1体しか登場しないうえ、革ジャンパーのような立派な服を着て、更に専用の武器まで与えられていたことから、は幹部クラスであると見抜いている。

アドルフ同様に(燈はアドルフを侮辱されているようで不快感を露わにしていた)身体から電気を放つ力を持ち、
服に隠した無数の鍼を飛ばすことで避雷針を作り、そこに放電することで相手を感電させる。
また、微弱な電流を放ち周囲を感知することもできる。

東シナ海の無人島内で燈を迎え撃ち、放電能力で優位に立ったかに思えたが、
CB手術により一時的にガラガラヘビ(保因者は日向)の赤外線探知能力を持っていた燈には能力を見抜かれ、新兵器「膝丸影打」で真っ二つにされ死亡する。


・鳥型

第3部で日本に総攻撃をかけた艦隊の提督ゴキの一人。立ち位置的に艦隊のNo.2と思われる。
口元が烏天狗のように尖っており、アレックスや加奈子がハーピーやセイレーンのような腕そのものが翼に変化するのに対し、
こいつは天狗のように背中に翼を持つ。
アレックス同様の強肩で、鳥の発達した上半身の筋肉を活かし、太平洋沖から宮崎まで爆弾を投げて灯台を爆砕したり、
東京までバリアを阻害するジャミング弾を投げつけるなど健闘するも、中国軍が発射した電磁パルスミサイルを受けて艦隊諸共水漬く屍にされた。


・走鳥型

地球で大量生産された個体の一つ。鳥型と同じく背中に小さな翼が生えている。
軍鶏やヒクイドリのような姿をしており、肥大化した下半身を持つ。
他のテラフォーマーより速く走れるのか、地上行動が苦手なゲンゴロウ型をオンブして鹿児島の制圧に向かっている。


・クモ型

第3部に登場した「力士型」でまわしを巻いている。
マルコスと同じく蜘蛛がベースであるが、アシュラマンのように6本の多腕を持ち、予測不能な怪力パンチの雨を降らせる
また蜘蛛故に、燈やクモイトカイコガ型のように指から粘着性の強靭な糸を出すことが出来る。
和歌山で一度は風邪村をコンクリートに縛り付けて勝利したが、過剰変態した風邪村の馬蹄蹴りを受けて空中に打ち上げられ、
身動きが取れなくなったところを弓矢で射貫かれて神経節を破壊され撃破された。


・スケーリーフット型

【保因者】ジェイソン・カルロン・ボーン
第3部に登場した武術家型の個体。
鱗船霊貝(ウロコフネタマガイ)」と呼ばれる深海性の貝の能力を持つ個体で、胸から左肩、背中にかけて貝殻を持つ。
体中を硫化鉄製のウロコで覆っており、触れただけで常人ならズタズタになってしまう。
また、このウロコを生成する力で伸び縮みする刀のような武器を生成し、戦う。
オニヤンマ型の背に乗って飛来しサムライソードを追い詰めるも、高橋の放った「ストライカー・ピスケス」で眼を潰され、
尻からヒリ出した尾葉で周囲を確認しようとするもサムライソードの持つ蟻の怪力で胸の甲羅を剥がされて神経節を貫かれ絶命する。

元々はゲーム『紅き惑星の激闘』で登場する敵キャラ。
同作にはジャンピング・チョーヤ(サボテン)型、ヌタウナギ型(中国班の最初に殺されたシャワーの娘が保因者)、スカラベ型が登場している。

ギガノトサウルス

オイこらちょっと待て。
パチスロ版のラスボスとして登場する個体で、通常個体の10倍近い巨体を持つ。どう見てもテラフォーマーズより進撃の巨人の方が向いているキャラ。
しかも火炎を吐く。京楽はこのマンガとギガノトサウルスを何だと思ってるんだ。


この他、小説版では人為的にライオンやテルシオペロ(毒蛇)型の個体が作られている。





「今までは1対1で戦ってたから…『自分の記事だけを追記・修正する』ためにWiki篭りしてたんだ」

「今は違う」



「後ろに、キミがいる」


__冥殿専用装備『追記・修正』……解除!!!


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