ホセ(遊戯王5D's)

登録日:2010/10/21 Thu 02:40:04
更新日:2025/07/18 Fri 12:45:37
所要時間:約 6 分で読めます




アニメ遊戯王5D'sの登場人物。


CV:菅生隆之

謎の組織イリアステルの三皇帝の(自称)リーダー。ネオドミノシティの新長官でもある。

容姿は禿頭*1に白髭の老人・・・・・・といったところだが、驚くべきはそのありえない程の長身巨躯っぷりで、大体プラシドの1.5倍ほど。
三皇帝共通の白いフードを着ており、口には「∞」のマークを縦にしたマスクを付けている。そのせいか声がくぐもっており少し聞きとりにくい。
異常に長い髭を持ち、かつフードから無造作に飛び出ている髪の毛……と思いきやスゴイ眉毛が特徴。

性格は冷静沈着、冷酷非情……とあるが、普段は仲間内には寛大だったり気遣っていたりとそれほど非情な感じには見えない。
敵に対しては、といったところだろうか。



目的は強力なデュエリスト同士の決闘で現れる「サーキット」を完成させること。
任務には忠実で、着実に事を進める為にかなり慎重に行動し、シグナー達の力にも侮らず、というか寧ろその力を買っている様な言動すらある。
後述の偽ジャックの件の際も、「あの男(ジャック)は追い込んでやれば大きな力を発揮する」と睨んでいた。

過激派のプラシドや好奇心で行動するルチアーノには随分と悩まされている。
他の三皇帝と比べ比較的常識人であり、厳しい発言もしばしば見受けられるが、2人を気遣う言葉も。

「君に情けをかけられた事を知ったら、この男は大層傷つく…このぐらいの年頃の男とはそういうものだろう」

シュースタの攻撃で吹っ飛んだプラシドに、「大丈夫か!?」と駆け寄る遊星に向かって。
敗者への情じゃなくて、怪我人に対する普通の心配では


「子供とはそういうものだ、ワシにも覚えがある」

はしゃぐルチアーノにイラつくプラシドを宥めて一言。
覚えがあるって、そりゃそうでしょうよ


年長者らしい貫禄である。さすが自称リーダー。

D-ホイールで飛び掛かってきたシェリーをD-ホイールごと片腕で受け止めたり、ミゾグチが捨て身で突っ込ませたD-ホイールをパンチで殴り飛ばし爆散させたりとリアルファイト最強説が囁かれる。

ジャックの偽者を作ったのはこの人。プラシドは「回りくどい」と批判したが、これによりサーキットの初ラインを出現した。さぁ~↑キットだぁ~!!

一向に自分のカードの石版が届かなかったり出番が少なかったりとやや不遇で、石版が届くにはホセ初登場から1年近くかかった。

使用するカードはアンチシンクロの合体ロボット「機皇帝グランエル∞
他の2体の機皇帝よりもはるかに大きく、初登場時はその巨大さで遊星達と視聴者を圧倒した。

プラシドが暴走した上に遊星に粉砕された時は、半分割された彼を助けに行き、また暴走を咎めないほどの心の広さと威厳を見せつけた。
その後で「ワシがリーダーのホセ」と自己紹介←ルチアーノ「え、そうなの?」、さらに石板から機皇帝グランエルを披露した。…自己顕示欲?


タッグフォースシリーズでの彼はかなりお茶目。

パートナーにして好感度を上げると、朝に部屋に起こしに来てくれるのだが、

「イリアステルの力の前には部屋の鍵など無意味だ」

と、権力を活かしたパートナーシップを見せてくれる


コナミ君を連れてシグナーの偵察しにいけば双子に見つかり

「通りすがりの一般人だ」

と言い張る。


なるべく強いデュエリストは残しておかなければならないとプラシドの暴走を止めに出動すればジャックとシェリーに見つかり

うっかり再起不能にしてしまう
※しかもコナミ君に逆ギレする始末。


挙句プラシドルチアーノに裏切られて抹殺されそうになったりと散々である。

逆に2人を始末した後はコナミ君を新皇帝として迎え入れ(あのフード衣装を渡す)エンディングとなる。

因みに彼は霊使いフィギュアが好きなようだ。
4のルドガー同様に何に使う気だお前。

そして上記の偽ジャックロボを作りの親なのに本人と全く見分けがついてない(相性的に見て)




アニメ132話にて


その後、アニメでは歴史改変により長官職を降り(てか無かった事にして)、WRGPにて「チーム・ニューワールド」(これも歴史改変にてチーム・ラグナロクの人気を横取りして)のラストホイーラーとして参加している。
中堅の下っ端の作戦無視に悩みながらも、132話でついに初デュエルの場に立つ。
大会及びイリアステルとの直接対決の大詰めにして、待ちに待ったホセの初デュエル、となれば視聴者の注目は当然ながら余計に集まった。

が、なぜかホセのと思わしきDホイールが見当たらない・・・。視聴者「おい、デュエリストならちゃんとバイク用意s


ガションガションガション



「おぉっとどうしたことだー!」


「ラストホイーラー、ホセが」




「自らの脚で走り出したぁー!?」



ガションガションガション(※走る音)





(゚д゚)

クロウ「あいつ何やってんだ!?」

龍亞「Dホイールに乗らないのかよ!?」

蟹「何をするつもりだ!?」


視聴者「まさか!?ランニングデュエル!?」


 ファン「まさか!?お前も・・・・・・・あれをやるのか?」

そう、なんとホセ爺は突如走り出した*2のだ

そして、土煙を上げつつ高速で走りながら、



「HA☆HA☆HA☆HA」


「チーム5D'sよ、覚悟するがよいっ!」

「これからが本当の勝負……」

「我等の力を思い知らせてやる!」


「ウオォォォォォォ!!」


               〃´⌒ ヾヽ      ____,.r── 、
  ,ィヽ              ,' l (> l 、 lハ`ー-< ̄`ヽ`ヽ \〉   ハ
 r'、:ヽ::',r‐、        lノ---Vッァ' り}      ̄ ̄  V      ',
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視聴者「(゚д゚)(゚д゚)(゚д゚)」


プラシドの項目を見た人はもうお分かりだろう。



①すごくいいフォームで走り出すホセ爺

②D‐ホイールがピットから発進、走るホセの横にD‐ホイールが到着し並走

③ホセ、空高く飛び上がる
↑因みに、TF6のディスティニードローのモーションはこれ



④空中で変☆形



⑤合☆体★完☆了





お ま え も か


この人もバイクと合体しちゃったよ…

この遊戯王でも稀な衝撃的なシーンにより前半部分のプラシドのデュエルを完全に忘れさせ、尚且つ視聴者の腹筋を本気で殺しにかかってきた。
一応補足しておくと、状況的にはネオドミノシティの命運をかけた、ラスボスっぽい敵集団との超重要な試合の真っ最中である。

対戦相手のジャックと視聴者なん…だと……?

会場も唖然、もちろん視聴者も唖然と、プラシドを上回る成果を得る。

MC「なーーーんとお!DホイーラーがDホイールと一体化したぁーーー!これぞDホイールの最終進化形態!チームニューワールド、優勝にかけるデュエリストの魂を見たあーーー!」

ステファニー*3「何々!?何が起こったの!?」

遊星「これが奴らの本当の姿だ(キリッ)」

大好きブルーノちゃん「…とうとう(スタッフが)本気を出してきたか…!」

ファン「まさかああ(下っ端みたいに)ならないよな?」

…なんで普通に受け入れてんのこの人達(+観客全員)


まあ、遊戯王ではよくあること・・・・・・ねーよ!!


冷静な大物キャラだと思われていたホセの衝撃の行動…
これによりイリアステル三皇帝は完全にネタキャラと化した。

デュエル部分が頭に入らない!


今後、この高性能じいちゃんは何処へ向かうのだろうか



あまりのインパクトに五期OPの歌詞はこの回のネタバレなのではないか、とまで言われた。


因みにこの回のサブタイトル

『強襲!機皇帝ワイゼル』

…タイトル詐欺もいい所である。『(ホセ)強襲!機皇帝ワイゼル(も出るよ)』の間違いだろ。
というかその前の放送での予告の中でワイゼルが破壊されるシーンが流れ、次回のキーカードもグランエルの時点でタイトル詐欺にもほどがあるというものである。


合体モードの正式名称は『ホセ獣輪態』。
蹂躙とかけてるのだろうか。確かに視聴者の腹筋を蹂躙したが。


その後もそれまでデュエルできなかった不満を晴らすかのようなハイテンションでデュエル、ジャックに体当たりをかました後、永続罠《無限霊機》とのコンボにより放送時点での5D's史上最高攻撃力12000の機皇帝グランエル∞をガッツポーズを振り上げながら繰り出した。

ホセ「サーキット完成への最終章の幕開けだーー!!!」

「グランド・スローター・キャノン!!」

そしてその膨大な攻撃力と脅威の効果でジャックを粉砕しリアルダメージも与え、グランエルの攻撃力をさらに15500まで上昇させ、やりたい放題。
とはいえこの後のデュエル経過を観ていただければ分かるが、ホセは効果除去を狙って来る事も想定した構築を練って来ており、ただデカブツを出して高笑い、ではないところは強者感を保っている。


ホセ「ハッハッハッハッハハ!
最早いかなるモンスターも敵ではないわ!
これで勝利は我等のもの、世界は生まれ変わるのだ!!!」

それにしてもこの爺さん、ノリノリである。

そんなヤバすぎる状況により、その回の次回予告でクロウが死亡フラグを立てて、遊星に希望を遺しつつもボコボコにされてしまった。

このホセ爺、最早ラスボスである。


しかし恐ろしい事にこれら衝撃の行動の数々は前座に過ぎず、上には上がいた…


遊星とのライディングデュエルの最中、ホセは滅びの未来の記憶をチーム・5D'sに見せ付ける。繁栄がため行き過ぎたシンクロ召喚*4が行われ過ぎた事こそが、進化のスピードを速めすぎ、やがて世界を滅ぼす元となったのだと。
それでもひるまず闘う遊星の逆襲で窮地に落ちたホセ爺は、シュースタの連撃により壊滅した自分フィールドをして「これこそがシンクロ召喚がもたらす破壊なのだ」と語る。
そして、更なる合体の極地へと走り…


「絶望より生まれし3つの魂よ・・・・・・今こそ1つに!」「おせーよホセ」


プラシドルチアーノと共にトリプルコンタクト融合し、アポリア(CV:くたばり損ないの下っぱ)と名乗るイケメンになった。


あまりにも予想の斜め上過ぎる超展開であるが、それでもまだここまでは最終章・「アーククレイドル編」への足掛かりに過ぎなかったのだった・・・・・・



「ハッハッハッハッハハ!
最早いかなる項目も敵ではないわ!
これで追記・修正は我等のもの、この項目は生まれ変わるのだ!!!」


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最終更新:2025年07月18日 12:45

*1 普段はフードを被りっぱなしなので見えないが

*2 一応この時、靴の裏からジェットの様なものが噴出している事が描写されているが、衝撃の展開によりそんなとこ気にしていられなかった

*3 彼女は貴重な「ダークシグナーやイリアステル関連の知識は持たないが、洗脳も受けていない一般人」である

*4 Dホイールがシンクロ召喚時に起こす波長がモーメントを活性化させる事で、更なるエネルギーが生み出されるのである