シグナー/ダークシグナー

登録日:2021/03/07 (日) 13:22:00
更新日:2021/03/20 Sat 10:26:37
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シグナーとは、アニメ「遊戯王5D's」に登場する用語の一つ。
この記事では対存在であるダークシグナーについても取り上げる。

●目次

概要

5D'sの世界で5000年周期で起こる赤き竜と邪神の戦いにおいて、赤き竜の力と使命を授かり邪神と戦う運命を背負った戦士たちの総称。
名前の由来は「サイン(sign)」に接尾詞「er」をつけて「印を持つ者(signer)」と思われる。


選ばれた者は右腕(ルドガーのみ左腕)に「赤き竜の紋章」に描かれている赤き竜の体の一部を模した痣が浮かび上がる。
また、それぞれに赤き竜の眷属である「シグナーの竜」が相棒として存在しており、邪神との戦いではこれらのドラゴンを従えて戦う。

赤き竜と邪神の力にはそれぞれ、人の心を読む未知の粒子「遊星粒子」が関係しており、遊星粒子を用いた永久機関モーメントが逆回転し天変地異を引き起こした大事件「ゼロリバース」の原因には、邪神の存在があった。
謎のDホイーラー曰く、「モーメントに使われている遊星粒子は、人間の心を読み取る生きたエネルギーであり、それ故に、その力は善き心は赤き竜として、悪しき心は邪神として古代から使われてきた」とのこと。


シグナー

赤き竜と邪神の戦いは有史以前から起きていたが、シグナーそのものは10000年前に起きた最古の地縛神「紅蓮の悪魔」との戦いにおいて、火山から現れた「燃え上がる魂を持つ男」がその始祖とされている。

人数は全部で6人で、痣は「頭」「腕」「脚」「翼」「尾」「心臓」。
このうち心臓の痣は自他の死に直面し、そこから再起するという「死と再生」のプロセスを踏まねば目覚めない特別な立ち位置に置かれている。
レクス・ゴドウィン曰くシグナーは互いに引かれ合い、一つの宿命のもとに集まる運命を背負っているという。
また痣はダークシグナーの存在を感知すると抉るような熱を発し、シグナーの誰かがダークシグナーとの戦いを始めると共鳴して輝く。
遊星・ジャックが全力を発揮する際には全員の痣が背に集まり、赤き竜の紋章が浮かび上がるようになった。このため出会いと集結までの経緯と合わせ、この痣は仲間の絆の証と認識されており、チーム5D'sの名前の由来もこの痣である。

ダークシグナーとの戦いに対戦者以外のシグナーが巻き込まれている場合、痣を中心に赤い光のバリアが展開され、地縛神の影響からガードされる。これはシグナーの近くにいる者も同様に守ることができる。

劇中では遊星たちチーム5D'sのメンバーがシグナーとなったが、冥界の王を打倒し5000年のループが断ち切られても痣と力は残り、赤き竜も何かとシグナーを助けに来たりとダークシグナー編後も存在感を示していた。
また明らかに地縛神とも赤き竜とも関係ないアクセルシンクロ絡みの事象でも痣が力を発揮していた。

最終話でのラストランの際に赤き竜によって全ての痣が回収され、シグナーの役割は終わりを告げることになった。


シグナーの面々

シグナーの痣を束ねる力を持つ「ドラゴン・ヘッド」の痣の持ち主。シグナーの竜はスターダスト・ドラゴン
元々は「ドラゴン・テイル」の痣の持ち主だったが、レクス・ゴドウィンとの決戦においてルドガーの腕にあったドラゴン・ヘッドの痣と入れ替わっている。

「ドラゴン・ウイング」の痣の持ち主。シグナーの竜はレッド・デーモンズ・ドラゴン
シグナーの始祖となった男の生まれ変わりでもあり、紅蓮の悪魔を封印した「燃え滾る境地」ことバーニング・ソウルを体得している。

「ドラゴン・レッグ」の痣の持ち主。シグナーの竜はブラック・ローズ・ドラゴン
共鳴する痣の存在を「忌むべきしるし」と拒絶していたが、遊星との二度の激突を経て認識を改めることになった。

「ドラゴン・テイル」の痣の持ち主。シグナーの竜はブラックフェザー・ドラゴン
元々はシグナーではなかったが、レクスとの決戦の中で遊星にドラゴン・ヘッドの痣が移動し、主不在となったドラゴン・テイルの痣を受け継ぐことになった。

「ドラゴン・クロー」の痣の持ち主。シグナーの竜はエンシェント・フェアリー・ドラゴン
劇中ではシグナーという存在に関するインフォーマー的な立ち位置を担っていた。

「ドラゴンズ・ハート」の痣の持ち主。シグナーの竜はライフ・ストリーム・ドラゴン
痣の特殊性とその条件から長らく力を眠らせており、アポリアとのバトルロイヤルで龍可の危機を前にとうとう覚醒、シグナーとなった。

ドラゴン・ヘッドの痣の元々の持ち主。しかし遊星粒子を用いた永久機関モーメントの実験中、生きながらにして冥界の王に選ばれてしまい、狂気に呑まれていく。そのため、最後に残った正気で赤き竜の力を守るために痣の宿る左腕を切り落とし完全にダークシグナーと化した。

厳密にはシグナーではなく、ゴドウィンが竜の痣を人為的に移植された紛い物の人工シグナー
クローン人間であるが所詮まがい物の為ゴドウィンの期待するような結果は得られず、彼に見捨てられる形でだが自由を得た。
なお正体はクローン人間であり、同じ顔をしたガチデッキ使い「アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ」が登場している。

チームサティスファクションであり、登場時はディヴァインの創立した「アルカディアムーブメント」の一員となっている。
更にデュエルモンスターズの精霊世界に行くことができる…とシグナーの全部盛りのような設定だが、残念ながらシグナーでは無かった
しかしゴドウィン戦での最終局面で…?


ダークシグナー

シグナーの対存在となる「黄泉の門番」たちの総称。通称ダグナー。
赤き竜の敵である「冥界の王」に選ばれた存在であり、その目的は冥界の王をこの世に呼び出し世界を地獄に変えること。

シグナーの竜に当たる立ち位置にはナスカの地上絵に封印された、冥界の王の眷属たる邪神「地縛神」を操って戦う。
該当する人物は全て死んだ人間であり、死にぎわに強い未練や憎しみ、恨みなどを持っていると、それを受け取った冥界の王により「黄泉の魂」を与えられ蘇る。このため元の人間に戻ることは基本的に出来ず、戦いに敗れると消滅してしまう。

右腕にそれぞれの地縛神に該当する痣(レクスのみ背中)が浮かび上がること、目の強膜が黒く濁るのが特徴。
戦いの際にはそれぞれの痣と同じ炎の地上絵が描かれ、ライディングデュエルをする場合この地上絵がコースとなる。
この中にいると対戦者およびシグナーでない人間は地縛神の召喚の際に魂を吸い取られ生け贄にされてしまう。
これは地縛神の召喚後に炎の地上絵に入ってしまった場合でも同じだが、上記のとおりシグナーの力を持っているか、シグナーの近くにいれば赤き竜の力に守られる。

死者であるため生命の力を繋ぐことで実行されるシンクロ召喚が行えず、代わりに黄泉の力で星の光を闇に変える「ダークシンクロ召喚」を使用可能。
また、戦意を失った場合地縛神の意志が肉体を乗っ取り強制的にデュエルを続行させることもある。

生きた人間にダークシグナーの力を分与することも可能で、この場合発生するのは地上絵ではなく炎のリングとなり、デュエルに負ければ洗脳が解けて元に戻る。


劇中では最終的に遊星によって冥界の王が滅ぼされ、ゴドウィン兄弟によってループが断ち切られたことで、ダークシグナーだった面々は全て元の人間として復活している。
記憶の残り方については色々で、ボマーは地上絵が悪用されないよう見守りミスティはアキと和解して友人関係を結んでいる一方で、カーリーは(事件直前の事も含め)すべて忘れてしまい戦いを経て得たジャックとの恋愛関係が無かったことにされてしまう。鬼柳はこの記憶に苛まれた末……。

タッグフォース5・6、デュエルリンクスなどダークシグナー編後を描くゲーム媒体では「過去のデータや地縛神の残留思念をもとに蘇った意志を持つ虚像」という扱いで登場している。


ダークシグナーの面々


「クモ」の痣の持ち主。対応する神は「地縛神 Uru」。
元はドラゴン・ヘッドの痣を持つシグナーだったが、自身の肉体が神々の戦いの舞台になってしまったことで邪神の力に蝕まれ、赤き竜の力を守るために左腕ごと切り離した上でゼロ・リバースを引き起こし、それに巻き込まれて死んだことでダークシグナーとなった。
対立するシグナーは遊星。

「ふくろう男」の痣の持ち主。対応する神は「地縛神 Ccapcu Apu」。
勘違いとサテライトへの差別が重なって遊星たちへの強い憎悪に取りつかれており、収容所で自殺する間際に「遊星への復讐」と「チームサティスファクションのラストデュエルをやりたい」という願いを冥界の王に伝え、ダークシグナーとなった。
対立するシグナーは遊星。

「サル」の痣の持ち主。対応する神は「地縛神 Cusillu」。
地縛神を崇拝する一族の末裔であり、邪教の徒として迫害されたことへの恨みから自らダークシグナーと化した。
対立するシグナーは龍可。

  • ミスティ・ローラ
「トカゲ」の痣の持ち主。対応する神は「地縛神 Ccarayhua」。
最愛の弟・トビーが「黒薔薇の魔女」ことアキのデュエルを見にいったきり帰らず、その後死体が見つかったことで「アキのデュエルに巻き込まれて殺された」と思い込んで車ごと海へ飛び込み自殺、その後病院で絶息する間際に地縛神に見出された。
なおトビーの死の真相はアルカディアムーブメントの人体実験によるものであり、後に遊星の機転でこの事実を知らされている。
対立するシグナーはアキ。

「ハチドリ」の痣の持ち主。対応する神は「地縛神 Aslla piscu」。
アルカディアムーブメントでディヴァインのサイコデュエルに敗れ、転落死した際に「死にたくない」と強く願ったために冥界の王に見出され、ダークシグナーとなった。
判明している限りダグナー化に本人の意志が一切介在しておらず、ディヴァインへのリベンジ後は一時的に元に戻っていた。
このためか、復活後は「ダークシグナーになった」こと自体は覚えているもののその後の記憶が全て消失している。
対立するシグナーはジャック。

  • ボマー
「シャチ」の痣の持ち主。対応する神は「地縛神 Chacu Challhua」。
故郷の村を滅ぼされており、それが赤き竜の力を目覚めさせるためのレクス・ゴドウィンによる実験だと掴んだことで彼への復讐を企てるも失敗。
その後、セキュリティに逮捕されたがディマクに回収され、旧モーメントでルドガーから治安維持局長官の暗殺未遂により死刑を言い渡されると共に、死ぬことで闇の力を得て転生するよう吹き込まれダグナー化した。
なお、故郷の村を滅ぼしたのはChacu Challhuaであり、村の人々や兄弟姉妹の魂はそこに閉じ込められていた。
対立するシグナーはクロウ(ただし戦った時点ではシグナーではなかった)。

「コンドル」の痣の持ち主。対応する神は「地縛神 Wiraqo Charasca」。
5000年周期で起きる神々の戦いによって世界が傷つき荒れ果てることを憂い、対立構造自体を破壊するべくルドガーとの戦いにわざと敗北して死亡。死の間際に「神となって世界をやり直すためダークシグナーになる」ことを強く願い、冥界の王によってダークシグナー化、さらにルドガーの左腕を移植することでシグナーとダークシグナー両方の力を得た。
このためダークシグナーでありながら通常のシンクロ召喚も可能。シグナーの竜は「太陽龍インティ」。
対立するシグナーは全員。



追記・修正は赤き竜または冥界の王に選ばれた方にお願いします。


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最終更新:2021年03月20日 10:26