登録日:2009/08/06 Thu 23:52:47
更新日:2025/03/27 Thu 23:21:25
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我々のすべては、メビウス様に決められている。
もしや、それ以上のものを手に入れられると思っているのか……?
公式でのキャラクター紹介は、耽美系の妖艶なイケメン。
もう一度言おう。
……この説明で、対象とされている幼女が理解出来るのかは不明。
というか大きなお友達、特に一部のお姉様方に向けた説明のような気さえする。
容姿
銀灰の長髪で、瞳は薄い緑色。冷淡な印象を覚えさせる目つきをしており、後述するように実際の性格もかなり冷酷である。
黒地に緑色のラインが入った服を着ており、他2人と違って彼のみ長袖である。
一般人に変装する時の名前は
南瞬。
この時は黒髪色白の
イケメンである。
見た目は細身でさわやか系。白いシャツから覗かせるうなじがセクシー。
女性陣から声を上げられる描写もあるため、かなりの美男子といって過言はないだろう。
ちなみに、通常時とは違って髪を結っていたりする。夏服の時は高めの位置で結んでいるため、かなり異なった印象を覚えるだろう。
また、通常時・変装時問わず一人称は「僕」。
彼が生み出すナケワメーケのダイヤは緑。
性格
冷酷。この2文字で説明がつく。
出撃回数こそ初期3人の中では少ないものの、出撃すれば必ず一定の成果を上げてくる。
描写こそされていないが、恐らく3人の中で一番多くFUKOを集めていると思われる。
手っ取り早くFUKOのゲージを貯めるためなら手段は選ばず、
より純度の高い子どものそれを集めようとまでする。
ここから分かるように、かなり冷酷な性格。えげつない。
力に任せた作戦を好む
ウエスターや、手当たり次第に人々を襲うかプリキュアと直接対決を挑む傾向が強い
イースとは対照的に、彼は頭脳を使った策略を用いて、人間の心理的な部分をつく作戦が多い。
しかも、その内容もかなり苛烈で、人によってはトラウマになりかねないものばかり。
本人曰く「卑怯」ではなく「頭脳派」。
「卑怯」の言葉も褒め言葉として受け取っている。
ゲームセンターや携帯ゲームからヒントを得てFUKOを溜めるあたり、最近の若者っぽさも窺える。
しかし普段ほとんど引きこもっておいて
ゲームとは、全く良いご身分である。
また、イース同様仲間意識はほとんど持っていないらしく、彼女やウエスターに対して冷淡な発言をする事も少なくなかった。
イースが衰弱していた中盤では、命からがら屋敷に戻ってきた彼女に心を抉るような一言を放つ時も。ただ、捉えようによっては気遣っているように思えなくもない発言もしばしばしている。
読書が趣味であり、
ラブたちの世界の一般常識も少なからず知っている模様。乱読家らしく、「ぽんたのぼうけん」とかいう明らかな児童書も読む。
児 童 書 も 読 む。
懐からポテチを取り出す事もあったが、ウエスターに分けてあげないなど自分勝手な一面も垣間見える。しかも、この時は食べるものがないとウエスターは苛立っていた最中だったため、なおさら酷いと言わざるを得ない。
しかし紅茶に砂糖をどっちゃり(溶けきらずに角砂糖の原形をとどめる程度)入れ、尚且つ甘いと文句をいう。
何故そこは学習しない。これがスタッフなりの崩しだと言うのか。
その他、彼も高い所(特に屋上)から登場するが、何故か見下されているようにしか思えない。
ウエスターとは何かが違うのだろう。
本編での活躍
6話で初出撃。
黒板のナケワメーケを作り出し、子供たちの好きなものを消してFUKOを集めるという作戦に出た。
ハンバーグから始まり、ゲーム機、
ドーナツ、アイスにカレー…。
次々に好きなものが消えていき、街はあっと言う間に大パニックに。
だが、これだけでは終わらなかった。
道行く親子連れの子供の「お母さん大好き」という言葉に目を付けたサウラーは、
ついに「母親」までも消し去ったのだ。ラブの母親も目の前で…。
…怖えよ!
この時ラブは母親と喧嘩していたのも重なり、相当なショックを受けたのは言うまでもない。
おかげさまでこの回は
PTAから抗議も来たらしい。
その後も出撃するが、その活躍はというと……
「街中の人間と動物の精神を入れ替える」作戦を実行。
祈里とタルトが入れ替わってしまった他、山吹動物病院に次々と入れ替えられた動物(という名の人)が殺到して大混乱。大量のFUKOを集めることに成功する。
「街中の人間に本音を強制的に話させ、人間関係を悪化させる」シリーズ屈指のエグい作戦を敢行。
しかも、本音を話している間の記憶はちゃんと保持される仕様付き。恐ろしすぎる。
本編は「カバンが服と合っていない」「黙ってプリンを食べた」といった比較的当たり障りのない内容で収められているが、それでも街中の人々が口論になる地獄絵図と化した。
もし現実世界でコレを敢行された日には、社会的に死ぬ者が出てもおかしくない。それほどまでに凶悪なFUKO集め作戦である。
先述の母親消去作戦で自重したのかと思いきや、それに負けず劣らずのものをぶち込んでくるあたり、スタッフは色んな意味で懲りてないご様子。
事実、美希と祈里はせつなに対し、「占いでラブを傷つけるなんて許さない」と面と向かって言い放ち、せつなもせつなでそれを利用したとはいえ泣き出したため、互いの関係が悪化する最悪の展開に。
さらに、ラブまでその魔の手にかかってしまうのだが……?
裏切った
イースを精神的に追い込むため、せつなの影を利用。結果、彼女そっくりのナケワメーケが誕生した。
この時、イース…もといせつなは、かつて自分がナケワメーケにした犬とその飼い主と関わりを持っていた上、運悪く彼らまで戦いに巻き込まれてしまうというダブルパンチに見舞われる。
写真屋のカメラをナケワメーケにして、
キュアピーチを思い出の世界へ追いやった。
思い出の世界は
当人の戻りたい過去であるらしく、一度入ったら最後。
二度と出て来られないシロモノであるらしい。
……(こちらが先だが)やってることが完全に
コレじゃあないか。
クローバーボックスをたまたま持っていたとはいえ、
幼女相手でもお構いなしにスイッチオーバーして襲いかかる暴挙に出る。
ソレワターセに命じてボックスを壊そうとするが、
キュアベリーが必死に守ろうとするその姿を見て態度を一変。
クローバーボックスを盾に、彼女を一方的にいたぶり続けた。
…ご覧の通り、そのほとんどが鬼畜の所業ばかり。本当に幼女向けアニメのキャラなのか疑いたくなるほど。
ウエスターとやる事の桁が違う。まさに悪役らしい悪役。
ちなみに他の幹部から「いつも篭もっている」と言われる程の引きこもりだが、ウエスター同様にプリキュアを圧倒する程の身体能力はある模様。
その証拠に、プリキュアとの最終決戦では体術だけで
キュアベリーを敗北寸前まで追い詰めた。
キュアベリーとの肉弾戦は見物である。
コミック版でも美希たんとは水泳勝負を繰り広げた。
……とまあ、かなりの活躍を見せてくれた彼であるが、久々に人間体で登場した回ではおもちゃの国でやらかしてくれた。
ウエスターに虫捕り網で捕まったり、イケメンムーブかましてスカウトされかけたり、野郎2人でスイッチオーバーしたり、ドングリのナケワメーケが飛んで来て焦ったりと、段々ギャグ描写が増えてきている。
最期は「ちょっと性格の悪いイケメン」から「普通のイケメン」に昇華して向こう側へと吸い込まれていった。
不良がいいことするとギャップで胸がときめくアレに似ている。
さよならサウラー、きみのことは忘れない……
って思ってたら早々に驚きの白さで復活した。
なんかかっこいいことを言ってた気もするが…
この度カオルちゃん、タルト、ウエスターさんと共にドーナツの守護を持つプリキュアになることが決定した。
30分前の世界でヒーローに変身したりはしない。
しかし出番が被ったことはある。
初期の方でステージの裏方とかはやってない。
ラブのクラスに転校してきたせつなをチヤホヤもしてない。
明日が来ない!と嘆いたりもしてない。
プリキュアの最終決戦を見に行く群衆に紛れたりもしてない
今のところ兄弟姉妹はいない。
その気になれば
ガンフォームになれるらしいが………
スイッチオーバーの他にセタップも出来る…?
余談
- 初期3人の中で、彼だけ「我が名は〜」のくだりを披露しなかった。
- 変装時の名前の由来は、方角の「南」と極めて短いを意味する「瞬」から。
南の方角は風水では「火」の気をを持つ方角とされており、火を燃やし続けるということから緑色を携えるのが良いとされている。
彼のナケワメーケを召喚するダイヤが緑色なのは、おそらくここから。
ふーん、そんな追記・修正もできるんだ
- 子ども達の好きなものの存在自体をどんどん消したり人に本音を言わせるようにして騒動起こしたり、まるで1時間前の敵怪人並みに作戦がえげつなかった人。しかし最後のノリノリなダブルピースでなんか全て許せた -- 名無しさん (2013-07-15 21:40:28)
- 母親消した回はやばい -- 名無しさん (2014-09-23 14:33:37)
- 熱血最強ゴウサウラー -- 名無しさん (2014-11-16 02:14:16)
- ぶっちゃけギリンマくん、カブキマンあたりより許されなさそうな性格してたよね。サウラーのSはドSのS。 -- 名無しさん (2016-01-02 14:30:23)
最終更新:2025年03月27日 23:21