プリム/キュアシュプリーム

登録日:2023/10/13 Fri 22:56:10
更新日:2025/04/02 Wed 01:17:02
所要時間:約 10 分で読める……







シュプリーム。僕もプリキュアだ。



映画『プリキュアオールスターズF』の登場人物であり、劇場版限定プリキュアである。
声:坂本真綾


概要

プリキュアたちが目覚めた謎の世界で一人戦っていた未知のプリキュア。一人称は「僕」。
クールな性格であり人付き合いが苦手らしく、食事の際には同行するスカイチームの3人から距離を取っていた。
またプリキュアでありながらプリキュアの事をよく知らないらしく、他の3人にプリキュアの事を尋ねていた。

赤紫のメッシュが入った淡い緑の髪や赤い目、ネイルなどの黒の差し色にうさ耳付きながら逆さまになったハートのアクセサリなど、映画限定だからか異質なデザインとなっている。

必殺技の名称は特に無いが、指からビームを放つことが出来、劇中ではこの技でザコ敵のレッサーアークを何体か仕留めている。
また、変身アイテムは使用せずに変身する。

デザインモチーフはウサギであり、白基調のカラーや各部のうさ耳のアクセント、ウサギのしっぽのようなもこもこしたキュロット部分などに意匠が多く見られており、変身前もうさ耳付きパーカーやカラータイツの柄などに意匠が見られている。

名前のシュプリームは英語で「究極」「至高」、フランス語で「最上位」などの意味がある。
某木星の戦士の必殺技名ではない。

また、スマブラX同名の雑魚敵がいるが特に関係はない。







追記・修正って……何?
























































以下、タグを含めて本映画にまつわるネタバレ要素が多く含まれています。





まだ未視聴の方は、先に本編を見に行くことを強くお勧めします。






























































シュプリーム/プリム/キュアシュプリーム


登録日:2023/10/13 Fri 22:56:10
更新日:2025/04/02 Wed 01:17:02
所要時間:約 10 分で読める……

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僕はシュプリーム。

あらゆる世界で僕が最強になるために戦い続けている。









映画『プリキュアオールスターズF』の登場人物であり、同作においての黒幕かつラスボスである。



真の概要


今までに見せていた内気な人柄は全て偽りの姿であり、その正体は地球を襲撃した宇宙からの生命体であるシュプリームがプリキュアの強さを知るために姿形を真似た存在。つまりプリキュアの偽物とも言えるのである。
異質さを感じさせるデザインは伏線だったとも言えよう*1

物語開始以前はただ自分が最強であることを証明するために宇宙のさまざまな星を滅ぼしてきた。そしてその毒牙がついに地球にも襲いかかろうとしたとき、プリキュアオールスターズが立ちふさがる。
そのプリキュア達との戦いで初めて苦戦を喫したが、禁断の破壊の力を使い、地球もろともプリキュア全員を消滅させた。
だが、自分を追い詰めたプリキュアという存在に興味を持ち、彼女達の真似をしてみる事でプリキュアの持つ強さを知ろうと「実験」を始めだした。
実験にあたって、破壊した地球を大まかな4つのエリアに分かれた広大な大地へと再構成*2、この時に地球の全生命も再構築され、「アーク」という人々を苦しめる悪役と、守られる対象のか弱い人々が作り出された。こうして、まるでゲームのような世界が形成される。
そしてシュプリームは本来の巨獣の姿からプリキュアっぽい姿に自らの肉体を再構成した。こうしてキュアシュプリームが誕生したのである。

しかし、あくまでプリキュアの強さだけをリスペクトして真似た存在である故か、プリキュア達の戦う理由や想いを全くと言っていいほど理解しておらず
また、この時にプリキュアと共にいる妖精にも強さの源があるのではと思い、妖精を真似た存在であり半身とも言えるプーカを生み出したが、破壊の力を持ちながら臆病な性格だったために無慈悲にも「役立たず」と罵り切り捨てている。*3

プリキュアの行動を再現すれば彼女たちの強さの秘密がわかるはずだ。
そう考えたシュプリームは「弱き人々のヒーローとしてキュアシュプリームがアークへと立ち向かう」という筋書きで、マッチポンプな「プリキュアごっこ」を始めた。
だが、それを続けていてもプリキュアの強さを理解しきれず、更に倒したはずのプリキュアたちの一部がこの世界で復活するという想定外の事態が発生。シュプリームとの交戦や自分たちが所属しているチーム以外のプリキュアの存在といった一部の記憶が欠落していたとはいえ、この件を境に徐々に予定が狂い始め、遂にはアークをキュアフェリーチェが勝手に倒してしまった事で苛立ちが頂点に達し実験は頓挫したと判断。
プリキュアたちをもう一度葬り去るために自ら種明かしをし、シュプリームβの姿へと変貌。プリキュアたちも失った記憶を思い出し、シュプリームの野望を止めるために立ち向かったものの、一方的に追い込まれて戦闘不能に陥ってしまう。邪魔者を全員始末したシュプリームは再び地球を破壊した上で去ろうとする。

しかし、プリンセス・エル/キュアマジェスティに諭されたプーカが破壊の力によって地球を再びバラバラの状態にし、更にミラクルライトにより地球とそこに住む生命が元の形に修復されていく中で、プリキュア達も次々に復活して決戦の場に駆けつける。
役立たずと見限ったプーカが破壊と創生の力を見せてもなお、他者への愛情や友情といった「想い」を理解できないシュプリームはシュプリームγへと更なる変貌を遂げる。
ここに至ってようやく、プリキュアの力の根源は仲間の存在であるという事実を受け入れはしたものの、「仲間が多ければ良いんだろう?」仲間の意味を曲解して多くの複製体を生み出した。
その際にキュアプリズムから「そういう事じゃないよ!?」と突っ込まれている。

結末


各形態

名称はMANTAN WEBのインタビューにて語られた制作スタッフ内部でのコードネームであり、実際の本編中では形態ごとの固有名は特に存在していない。


シュプリーム・オリジン


時系列上、最初に登場した形態でありシュプリーム本来の姿。ウサギに似ていながらも異種生命体と然した巨大な姿が特徴。
おそらく地球外の存在であり、上記の通りただひたすらに強さを追い求める事を目的としているがそれ以外の経歴については深掘りされなかった。
タイトルのFってそういう……。

回想にて全プリキュアたちを敗北へと追いやり地球を消滅させるという前代未聞の所業を行っており、無かったことになったとはいえ、一度はプリキュア全員を明確に殺害し、同時に地球も破壊して完全に勝利したのはシュプリームが初である。
シュプリームが気まぐれを起こしていなかったら、プリキュア世界はガチの終焉を迎えていただろう……。

  • シュプリームはあらゆるものを光の粒子に分解する「破壊の力」を有し、さらに分解した光の粒子を集めて他の物体や生命を生み出す「創生の力」を有している。この力は自ら生み出した妖精プーカにも受け継がれている。
  • ソラ達16人のプリキュアと3体の妖精がシュプリームの創り出した実験台の世界に復活したのはシュプリームの予想外の出来事であり、何故このメンバーだけが先に復活できたのかは不明である。脚本の都合とか言わない。
  • 地球が破壊されたのに何で『ヒーリングっど・プリキュア』の地球の精霊であるキュアアースや、地球の意思から生まれたヒーリングアニマルのラテとラビリンが無事だったのかも不明だが、シュプリームは地球を消滅させた訳ではなく再構築して別の世界に創り変えたために事なきを得たのだと思われる。なお、アスミは地球の精霊であるためか「実験台の世界の正体」にかなり早い段階で気づいていた。


シュプリームβ


アークの城で種明かしをした直後に変わった姿。
目のハイライトがウサギの形となった他、コスチュームと肌の色が黒くなり髪が逆立つなど攻撃的なデザインとなっており悪役っぽさが上がっている。
戦い方も縦横無尽に動き回っていた通常のシュプリームとは異なり、必要最小限の動きで仕留める冷徹なスタイルとなっている。


シュプリームγ


歴代プリキュアたちとの決戦の際に巨大化した姿で黒いエネルギー体のような造形となっている。
この姿で多くの複製体を生み出し、歴代プリキュアを迎え撃った。




余談

公開前の映画予告では活躍するシーンが少ない上に編集が絶妙であり、彼女が黒幕であるようには全く見えない。キャラデザから怪しいと感じる事はあっても予告の時点で看破することは困難だろう。
一方で、前々作や前作同様、今作の予告にはメインヴィランが全く映っておらず、シャロンケットシーのように、「キュアシュプリームかプーカ(もしくは両方)がメインヴィランでは」と思った方も多かった模様。

しかしシャロンは前世での未練を断ち切ることが出来なかったり、ケットシーもとあるアクシデントが起きてしまったことがきっかけでそれぞれ事件を引き起こしていた。
また、前作のTVシリーズの黒幕も、世界から食べ物を消し去るという暴挙に出たが、これは師匠が認めてくれず最終的に完全にタガが外れて暴走を開始した後の話である。

だが、シュプリームは特に過去の経歴等は語られず「自らが最強であることを示すため」に破壊活動を平然と行い(これは前々作の敵組織の首領であるあとまわしの魔女のかつての姿、「破壊の魔女」のように「そのように生まれついてしまったから」かも知れない)、自らが生み出した妖精プーカが力を使うことを恐れたために「役立たず」と見捨ててしまったり、自分がプリキュアの強さを手に入れる実験が思うように行かなかったために、再び世界を破壊しプリキュア達を始末しようとする、などと身勝手で冷淡なキャラクターとして描かれている。
誰だ、「プーカよりくるるんの方が役に立たない」とかいう奴は。

宇宙出身のプリキュアとしては羽衣ララ/キュアミルキーユニ/キュアコスモに続いて3人目。また、声を務めた坂本真綾氏曰く「性別がはっきりしない」との事*4
歴代にも悪役のプリキュアは存在していたが、ラスボスまで務めるのはシュプリームが初となる。

初登場時にひろプリ出身以外のプリキュア達の登場時同様に作品ロゴが見られたが、キュアシュプリームにも「彼女が登場してそうな架空のプリキュア作品のロゴ」をわざわざ設定している。
ただしタイトルは「プリキュア」の部分以外はアルファベットになんとなく似ているが未知の言語となっており、この点も「あくまで表面上をなぞっただけで本質を理解していない」と言う演出になっている。
なおこのロゴであるが、一応似た形のアルファベットの変換することで推測は可能であり「プリキュアAnother★Dimension」と表記されているのではないかと思われる。
また、種明かしシーンにおいては変身バンクっぽい映像までもが披露された。本編での冷酷さとは打って変わったノリノリな姿だと評判。

初の映画限定プリキュアである坂上あゆみ/キュアエコーとは対照的な要素が多く見られている。
具体的に経歴を書くと、あゆみの場合は「周囲に上手く馴染めず孤立しているごく普通の少女が妖精フーちゃんと友情を育み、自身のミスで暴走したフーちゃんを止めるためにプリキュアへと覚醒し、歴代プリキュアと共に対話を試みる」
プリムは「自称宇宙最強の存在がプリキュアに興味を持ち姿を真似てみるも、愛情や友情が理解出来ず自ら生み出した半身とも言える存在のプーカを切り捨て、歴代プリキュアと再び戦い勝とうとしていた」となる。
さらに言うと実験内容である「弱い人々を守るために悪者と戦うヒーロー」としての活動は映画公開当時の現行作であった『ひろがるスカイ!プリキュア』のメインテーマである「ヒーロー」とちょうど一致する他、「ヒーローを目指す少女ソラ」と「ヒーローの真似事をするプリム」や、「空の国スカイランドと敵対する闇の住人の国アンダーグ帝国」に対しての「空の彼方から襲来した地球外生命体」と対比になる点が多く見られている。
そういう意味ではキュアシュプリームはニチアサ作品繋がりでコレとかコレに近い存在かも知れない。



なんで追記・修正しないのさ……役立たず……



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最終更新:2025年04月02日 01:17

*1 実際にインタビューにて、逆さまになったハートは意味を理解していないためである事が語られている。

*2 景観の一部にいちご山やすこやか市など元の世界の名残が残されている。

*3 この時に指を向けビームを放とうとしていたなど、明確に消そうとまでしていた。

*4 地球外の上位存在であるシュプリームにそもそも性別が存在するのかも不明だが。