登録日:2023/09/25 Mon 21:45:32
更新日:2025/04/24 Thu 14:07:18
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繋ぐー
20周年ありがとう。復活!全プリキュア大集合!!
『プリキュアオールスターズF』とは、2023年9月15日に公開された映画作品である。
監督は田中裕太、脚本は田中仁。
【概要】
本作ではTVシリーズに登場した77人のプリキュアが登場するが、メインとして活躍するのは公開時点の現行作品の『ひろがるスカイ!』のプリキュアをはじめ、直近の9作品から選抜された十数人に絞られている。それに加えて公開直前のTVシリーズで初登場したばかりのキュアマジェスティや映画オリジナルプリキュアのキュアシュプリームが登場し、彼女たちを含む事で
計79人となる。今回は
前年度の作品でも
メインから外されたプリキュアがいるのも特徴。
ひろプリ本編の時系列はソラ達の服装とエルがキュアマジェスティに覚醒した事から、第34話以降と推測される。
また、『
映画 プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」以来3年ぶりにミラクルライト(その名もずばり『復活!ミラクルライト』)が入場者に配布されている。コロナ禍を境に制作体制などが大きく変化したプリキュア映画であるが、本作の時点でも応援上映を除いて声出しが本格的に解禁されたわけではないためか、従来のようにミラクルライトの使い方を説明する映像は本編前に流れず、光らせるタイミングも観客の判断に委ねられる形となった。
なお、前作「デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!」でもあったスペシャルポストカード同様、全入場者特典として全国60万個限定・全20種ランダム配布の『Film Collectionクリアカード』が配布されている。
この他、映画デパプリ同様に、週替わり配布となる『Film Collectionクリアカード』第2弾が10月より配布された。
タイトルの「F」は5年ぶりのオールスターズ映画ということで「Festival(お祭り)」と「Fukkatsu(復活)」の二つの意味からつけられた。また、Friend、Forever、Fightなど作中で描かれる様々なテーマも暗示している。
イベント
今作はタイアップとして各所を巡回する「映画プリキュアが繋ぐ20の絆」が開催。博多どんたく祭りを始め、キュアスカイ(とキュアプリズム)を始め様々なプリキュアが日本各地を巡回した。
更にひろプリ終了後の2024年2月1日から4日の4日間、「復活祭上映」として再上映。ライブビューイングや応援上映など各日異なる内容で放映された。
興行収入
韓国上映
上記の日本でのヒットした影響か、韓国で2024年7月31日に放映。
韓国は日本で次いでプリキュアファンの多い国であるが向こうの国ではそこまで積極的に展開していなかった事や韓国産の他女児アニメの存在もあり、オタクの見るアニメ扱いされており2017年に上映の『NewStage3』以来7年ぶりのプリキュア映画の上映になった。
しかし韓国では日本より3~4年遅れの上に2020年の『まほプリ』を最後にプリキュアシリーズ放送は一時休止し数年後一気に飛んで『トロプリ』、更に3年後『わんぷり』の放送になった為に『ひろプリ』を含めた本作に登場する令和以降のプリキュアのシリーズ作品の殆どが未放送の為、本映画の主要キャラの大半は誰だてめぇ状態になってしまっている。
韓国内でのマイナー扱い故に吹替ではなく字幕版オンリーの上映、配給を担当した「NK contents」も中小企業であるなどお世辞にも放映環境は良いとはいえず、更に同時期に韓国産女児アニメの映画「劇場版キャッチ!ティニピン「愛のハチュピン」」が韓国アニメ映画史に残る大ヒットをした影響もあり、映画の動員数も約6000人と非常に小規模な結果だった。
【あらすじ】
ある日、ソラ・ハレワタールが目を覚ますと見知らぬ世界にいた。
ましろ達を探しに行こうとすると、謎の怪物に襲われる。
そこに現れたのはキュアサマーこと夏海まなつと、キュアプレシャスこと和実ゆい。
ソラもキュアスカイに変身し、3人で協力して撃退。行動を共にすることになる。
そして彼女らの前に謎のプリキュア・キュアシュプリームことプリムが現れる。
一方ましろ達も見知らぬプリキュアと出会い、謎の妖精プーカとも出会う。
ソラ達は皆、果てに見える城に向かって歩き始めるのだった―――
【登場人物】
過去のオールスター映画で共演した面子もいるが、本作では全員初対面の扱いとなっている。
以下、出会って行動を共にするチーム毎に紹介する。
☆スカイチーム
『ミラクルリープ みんなとの不思議な1日』までのクロスオーバー映画よろしく、直近3作品の主人公を中心としたチーム。だが色が全員被っていないという奇跡。
プリム以外の3人は良くも悪くも思い切りの良い性格のため、すぐに意気投合。
未知の食材にも積極的に手を出し、トロッコを乗りこなす等順応していた。
また、3人とも生身でも高い身体能力を持つ。
『
ひろがるスカイ!プリキュア』の主人公。ヒーローを目指してスカイランドからやってきた女の子。
謎の世界に迷い込んだ当初はましろ達と早く合流したくて焦っていたが、まなつやゆいと合流した後は彼女らの勢いに飲まれサバイバル生活を思いきり楽しんでいた。
『
トロピカル~ジュ!プリキュア』の主人公。南の島からやってきた元気娘。
あいかわらずの
野生児全開パワーでチームを引っ張っていく。
わざわざ変身してヤシの実を割るなんてこともしていたらしい。
『
デリシャスパーティ・プリキュア』の主人公。食べるの大好きな定食屋の娘とその相棒。
その並外れた食欲は健在で、未知の食材にも積極的に手を出そうとしていた。
この世界で一人で戦っていた、本作オリジナルのプリキュア。
ソラ達と出会い、成り行きで共に行動することに。
プリキュアを名乗っているが、プリキュアについてはよく知らないようである。
クールな性格で、人付き合いはあまり得意ではない模様。
実力は高く、格闘戦のみならずビームによる遠距離攻撃も備える。
出自の謎も含めて詳細は個別項目で。
☆プリズムチーム
穏やかな主人公と準主役格で構成されたチーム。そして4人共人には言えない秘密持ち。
遠距離プリズムにインファイターなラメールとフィナーレ、防御技持ちグレースと何気にバランスの良いチームである。
『ひろがるスカイ!プリキュア』の準主人公。地球人とスカイランド人の血を引く少女。
当初はソラと離れ離れになって落ち込んでいたが、ローラ達と出会ってからは立ち直る。
メンバーが変わっても相変わらずのリアクション芸を見せる。
担当声優が同じであるラビリンと共演するのかが公開前から注目されていたが、本作で遂に共演を果たした。
『
ヒーリングっど・プリキュア』の主人公とその相棒。自らや地球を蝕む者と戦った運命の子。
最初はラビリンともはぐれてしまい変身出来なかったが、ほどなくして合流する。
ましろとは色々な意味で気が合う模様。
『トロピカル~ジュ!プリキュア』の準主人公である人魚の女の子。
相変わらずの気の強さでチームを引っ張っていく。
たまたま水場にいたため、人魚状態の出番も多い。
『デリシャスパーティ・プリキュア』の追加戦士にしてフルーツパーラーの娘。
生徒会長を務めている事もあり、チームのまとめ役となっていた。
本映画のメイン格の中では唯一の敵陣営からプリキュアになった人物である。
最終決戦ではチームメイトと共に同じ食べ物モチーフであるアラモード組と共同でデコレーションケーキ風爆破技を放った。
また、よく見ると
キュアレモネード、
キュアパイン、
キュアパパイアの
あざとイエロー黄色い果物の名前を冠した3人も参加している。
ましろ達が出会った、黒兎みたいな謎の妖精。
何かに脅えているようだが……?
実は
プリム/キュアシュプリームによって造り出された存在。
触れたものを瞬時に破壊する強力な力を持つが、力を使うことを恐れて戦おうとしなかったため、シュプリームに
「お前、もういらない」と存在意義を否定され見捨てられた。
しかしプリズムチーム、そしてエルちゃんとの交流で心境に変化が起こる。
終盤はミラクルライトと
歴代妖精キュアのパワーを得てプリキュアに覚醒、
キュアプーカに変身した。
☆ウイングチーム
プリンセス・エルと行動を共にすることからか、「プリンセス」もしくは「赤ちゃん」に関係する要素を持つ者で構成されたチーム。
赤ちゃんプリンセスとナイト。
ツバサは初のレギュラー男子プリキュアではあるが、他のメンバーからはそこに関するツッコミはなし。どちらかというと鳥から変身することに驚かれていた。
エルがTV本編第32話でキュアマジェスティへの本格的な覚醒を果たしたのに合わせてマジェスティが映画に登場する事が発表され、本作では終盤に変身。
これにより映画に登場したプリキュアは78人となった。
『
HUGっと!プリキュア』から登場の、産婦人科医を目指す元子役プリキュア。
知り合いに男子プリキュアや動物から人間に変身する者がいたからか、ツバサの事も普通に受け入れていた。
プリンセスに憧れる『
Go!プリンセスプリキュア』の主人公。
そのゴージャスな立ち振る舞いから、初登場時はツバサから「この世界のプリンセス」と勘違いされ、まんざらでもない様子を見せていた。
チーム内唯一の主人公かつメイン格では最古参のプリキュアである(もっとも、活動時の年齢は中1と主人公としてはまなつと並ぶ最年少だが)。
☆バタフライチーム
年上のお姉さん属性を持つ大人な子達で構成されたチーム。
このチームのみ主人公が在籍していない。
最強の保育士を目指す、シリーズ初の成人女性プリキュア。
こんな状況でもアゲアゲでチームを引っ張っていく。
『
キラキラ☆プリキュアアラモード』から登場の高校生プリキュア。
今回
あきら達チームメイトがいない状況となり、つい皆と距離を置いてしまい、特にララとは険悪になってしまう。
それでも何とか仲直りした後は行動を共にするが、「あるもの」を見つけてこの世界の謎に迫っていく。
『
スター☆トゥインクルプリキュア』のもう1人の主人公にしてシリーズ初の宇宙人プリキュア。
見た目はチーム最年少だが母星では一応成人扱い。
当初は単独行動をとろうとするゆかりに反発していたが、すぐに仲直りする。
最終決戦では同じく電撃をメインウェポンとする
キュアピースと共演。
『ヒーリングっど・プリキュア』の追加戦士。見た目は大人だが誕生したばかりの精霊プリキュアとその相棒。
極寒地帯で皆が寒がっていた所に、馴染みの足湯に似ている場所を見つけ、暖をとることを提案した。
アスミは地球の精霊であるがゆえか、この世界の謎の核心に早い段階で気が付いていた。
◇ヴィラン
ソラ達が目覚めた世界の住民を苦しめている魔王。
お城に住んでいて、レッサーアーク達を従えている。
CV:島田岳洋、下妻由幸、玉木雅士、藤翔平、山田浩貴、バトリ勝悟
アークに仕える怪物。ザコ敵ながらバリエーション豊富。
目的は不明だが、プリキュアを認識すると一目散に襲ってくる。
【主題歌】
歌:石井あみ・Machico
オープニングテーマ。
歌:吉武千颯 & 礒部花凜/北川理恵/駒形友梨/Machico/宮本佳那子
劇中挿入歌。
追記・修正は城を目指しながらお願いします。
- 素手で大岩を割るソラ、でかい荷物を背負ってアクロバティックな動きを決めるまなつ、自身を縛るロープを引きちぎるゆい。変身前の戦闘力が高すぎるトリオだな。3チームで唯一全員人間なのに(オリキャラは知らないけど) -- 名無しさん (2023-09-25 21:54:19)
- プリキュアを初めて観て影響されたオタクがプリキュアとはなんたるかをあまり理解しないままとりあえず創作プリキュアを作ってみたLV100 -- 名無しさん (2023-09-25 22:06:11)
- ↑途中送信失礼。シュプリームとはつまりそういうやつだったということね。映画は文句なしに名作だったよ -- 名無しさん (2023-09-25 22:07:53)
- ↑ にわかがガチになっていく過程ってことか -- 名無しさん (2023-09-25 22:39:25)
- 何気に真綾さんニチアサ作品初出演? -- 名無しさん (2023-09-26 00:18:43)
- 真綾さんは一応Goプリのあすか(海の獣医)役で出てたよ -- 名無しさん (2023-09-26 01:51:00)
- ↑45 そういった -- 名無しさん (2023-09-26 02:56:47)
- 途中送信失礼。 そういったにわかにもプリキュアの本質を叩き込む映画だったね -- 名無しさん (2023-09-26 02:57:58)
- ファイナルのF説っていうのがあったけど、どうなったの? -- 名無しさん (2023-09-26 08:26:57)
- ↑一応ツイッターではFinaleって意味らしい。 -- 名無しさん (2023-09-26 12:18:50)
- 公式としては明確にどんなFかは決めてなくて色んなFが込められててどんなFを感じとるかは観客次第らしい。 -- 名無しさん (2023-09-26 13:57:31)
- あれ、まだネタバレ自粛期間中だっけ。そんなに内容書いてないね。 -- 名無しさん (2023-09-26 17:16:27)
- 「妖精枠」という大人がプリキュアを見るならまず使う言葉に映画の中で役割を持たせてきたのはまじでゾワっとしたわ。 -- 名無しさん (2023-09-26 21:13:09)
- F…フリーザ? -- 名無しさん (2023-09-27 09:51:26)
- ↑そういえば中尾さん、スイプリに出てたな…w -- 名無しさん (2023-09-27 10:20:21)
- Fの意味はいろんな意味があるってことだが、アニメージュ誌だと田中監督はForeverのつもりでつくったと発言している。 でも個人的にはアニメディア誌の方でプロデューサーが言ってた「20周年のFestival」がいいかな。 -- 名無しさん (2023-09-27 18:39:30)
- 公式ツイートが不穏な画像出したんだが…何が起こるんだ!? -- 名無しさん (2023-09-28 09:07:57)
- 映画ジオウのスタッフが作っていたらキュアゴリラを出していたのだろうか…というクソどうでもいい事を考えた。 -- 名無しさん (2023-09-28 10:43:34)
- ↑7 内容薄いと思ったらそういうことか -- 名無しさん (2023-09-28 17:44:44)
- ↑2 キュアゴリラならマシ。一番ヤバいのはあの東映を激怒させたタマキュアを容赦なく出しかねない事(OQ脚本はタマキュアの戦犯の一人)。 -- 名無しさん (2023-09-28 18:29:57)
- ↑言っとくけど東映が激怒したってのはガセだぞ -- 名無しさん (2023-09-28 21:54:24)
- ↑さらに付け加えると、書籍で5Gogoのキャスト陣がネタにしていたり鷲尾Pに至っては好意的に受け入れられてたりする。 -- 8013f (2023-09-29 05:24:52)
- ↑3 確かにタマキュアの方があらゆる意味でノリダー枠にぴったりだわ… -- 名無しさん (2023-09-29 12:48:13)
- これみた時思ったのが『叛逆』かな?だった -- 名無しさん (2023-09-29 13:29:11)
- あげはって、各プリキュアの放送時の逆算から各キャラの生年月日で考えるとさあやかのどかのどちらかと同い年ってことになるのかな。 -- 名無しさん (2023-09-30 07:37:37)
- 各チームのメンツを見ると、やっぱり単騎変身が出来るのって何かと便利なんだなーって。 -- 名無しさん (2023-09-30 22:48:56)
- 薄い本だとFワードにされてそう -- 名無しさん (2023-09-30 23:01:10)
- ある意味アナザージオウⅡやメビウス版メフィラスみたいなことしてたラスボス -- 名無しさん (2023-10-01 16:16:57)
- 観終わった後に「うれしくて」がスッと入ってくる。 -- 名無しさん (2023-10-06 13:30:53)
- エンディングの演出は昨年スラムダンクの映画でも演出を手掛けた宮原さん。稲上さんや為我井さんと同期で、作画からCGに転向したベテラン。 -- 名無しさん (2023-10-09 05:48:39)
- 実はポスターのリボンがNの字になっててNot Finalを意味しているとのこと -- 名無しさん (2023-10-09 11:23:10)
- 強いて言うならせめてオールスター未経験組(トロプリ、デバプリ)は全員出してほしかった -- 名無しさん (2023-10-09 18:24:54)
- 第一作が「ふたりはプリキュア」が生きたオールスターズ -- 名無しさん (2023-10-10 19:12:39)
- プリム役坂本真綾さんはGOプリで北風あすか役 プーカ役種崎敦美さんはドキプリで女子高生などのモブを演じていた -- 名無しさん (2023-10-19 21:23:51)
- アラモード組と合体技披露したのはフィナーレやぞ -- 名無しさん (2023-11-26 11:47:46)
- Fって『ふたり』のふ… -- 名無しさん (2023-12-03 16:25:57)
- 最初、Fはファイナルかフィナーレの略で最終作かと思ったよ。 -- 名無しさん (2024-09-11 19:53:10)
- アゲハさんとツバサくん、無茶するところがそっくり…ってなった -- 名無しさん (2025-02-02 17:23:33)
最終更新:2025年04月24日 14:07