登録日:2011/03/13 Sun 21:08:04
更新日:2025/05/01 Thu 10:55:16
所要時間:約 6 分で読めます
著者:田尾典丈
イラスト:有河サトル
全8巻+4巻
ある日突然に世界改変の機会を得た俺は、躊躇なく願望を具現化した。
そう、全ての選択肢・イベント・キャラの台詞まで記憶するほど愛した
ゲーム『エターナルイノセンス』の現実化である。
目指せ
メインヒロインルート――と思いきや、まさかの複数同時攻略ルート突入!
しかもゲームにはないイベント発生!
はたして俺と愛するヒロインは
トゥルーエンドを迎えることができるのか!?
【解説】
画面の向こうの嫁が惨事に飛び出してくるという、俺らの
夢を具現化したような内容のラブコメ。
だがある意味特異な点として、異世界に召喚されたりフルダイブするわけではなく、ヒロインたちが実体化して現実世界で暮らすという点がある。
存在につじつまが合うように改変されるとはいえ、現実世界は現実世界のままなのである。
だから題名も「世界に」ではなく「世界
よ」なのである。
ギャルゲの世界がこっちに来るってことである。
だが楽園だと思われたハーレム生活は現実の壁によってことごとく邪魔をされ、
やがて同じようにゲーム世界を投影した他の「主人公」達との出会いから、
ゲームのデータを媒介にして世界を改変するという恐るべきプログラム
「フェアリーテールシステム」の謎に迫っていく。
ネタっぽいタイトルとは裏腹に、根底にあるのは鬱と
SFと
熱血という不思議な小説である。
「君と彼女と彼女の恋。」あたりを投影したらどうなるんだろう…。
◆登場人物
特徴も取り柄もないごく普通の高校2年生だったが、世界改変をしたことにより主人公となる。
当初はヘタレだが、話が進むにつれて漢になりハーレム王になる。
『エターナルイノセンス』の内容、セリフ、イベントを丸暗記した猛者。
ギャルゲー主人公らしくヒロインからの呼ばれ方がそれぞれ違う。
『エターナルイノセンス』のヒロインの1人で学園のアイドル。
他のヒロインよりも可愛さが一段上の設定になっている。
主人公には悪漢から助けてもらったことで惚れている。
主人公の事は武紀くんと呼ぶ。
『エターナルイノセンス』のヒロインの1人で主人公の幼馴染み。
恥ずかしくなりすぎると言語機能に支障をきたす。
若干
ヤンデレ、そして思い込みが激しい。
主人公の事は武ちゃんと呼ぶ。
『エターナルイノセンス』のヒロインの1人で主人公の義姉。
主人公に対し過保護で甘やかしたがり。
家事が得意で、料理に関してはプロレベル。
テニスはプロレベルの腕前で勉強もできる万能姉。
主人公の事はたーくんと呼ぶ。
『エターナルイノセンス』のヒロインの1人で主人公の義妹。
体が小さく幼いので、よく小学生と勘違いされる。
でもギャルゲーの登場人物だから
間違いなく18歳以上であり、この事がコンプレックスとなっている。
頭がよくて実は腹黒い。
主人公の事はお兄ちゃんと呼ぶ。
武紀は「こんなに幼いのに現代の高校でやっていけるのか」と心配されていたが、案の定やっていけなかったことが発覚したあたりからハーレム生活が破たんし始める。
非常に分かりやすい
鬱展開起動要員である。
現実改変のメールにより『エターナルイノセンス』の明石葵の容姿、能力を自分に移した現実の人間。
エターナルイノセンスにおいては「このキャラだけ世界観が違う」というオカルト系のキャラであり、
陰陽師の家系で魂を斬る能力があったり、運動能力が常人よりもはるかに優れている。
バッドエンドはヤバいらしい。
ヒロインでありながらハーレムメンバーではなく、あまりデレない。
主人公の事は都筑と呼ぶ。
disc8で本来は性同一性障害を持つ男、かつ男の娘ということが判明。
現実の人間で勉強の出来ない不良。
当初は悪人だったが、実は
ツンデレだっただけで話が進むにつれてデレてくる。
デレがわかりやすく破壊力が大きい。
メインヒロインであってほしい。
現実の人間で武紀が『エターナルイノセンス』を現実に投影する前からの友達。
武紀に『エターナルイノセンス』を勧めた張本人。
そして愛すべきバカ。
『エターナルイノセンス』の登場人物だが攻略対象ではない。
三つ編みに眼鏡と近頃はあまり見ないタイプ。
『エターナルイノセンス』の登場人物。
イケメンでクラス内での人気は高い。
そして
漢。
『エターナルイノセンス』
主人公、デフォルトネーム真田正樹を主人公とする量産型…もとい正統派学園アドベンチャーゲーム。
ヒロインは神楽咲・秋原理恵・真田春海・真田夏海・明石葵の5人。
ハーレムルートは存在しない。
以下ネタバレ。
パソコンに世界改変のメールが来て、
面白半分で『エターナルイノセンス』を入れるが、本当に世界改変が行われ驚く武紀。
だが、ゲームでは起きなかったイベントや、全ヒロインを同時攻略しないといけなかったりと苦しむ。
それらを乗り越えてようやく日常が戻ってくる。だが、1巻の終盤でヒロインが消えていく。
武紀は自分がヒロインの中から誰か1人を選ばないと全員が消えてしまうことを知るが、
1人を選んでもそれ以外のヒロインが消えてしまうため誰も選べない。
だが、誰も武紀を責めることなく、ヒロイン達は幸せだったと消えていった。
この時に伊藤ゆうきに反映されていた明石葵関連の内容が消されている。
数ヶ月後、
ファンディスクが発売され、
パソコンに入れて起動すると再び世界改変が行われてヒロイン達が現実に戻ってくる。
『追記・修正』を一部投影します。
よろしいのであれば『はい』。
やめるのであれば『
いいえ』と発声してください。
ただし、やめた場合はこの項目は停止し、二度とあなたの人生に影響を与えることはありません。
- これ1巻はめちゃくちゃ面白かったなあ、ラノベで泣いたのは初めてだったと思う -- 名無しさん (2016-10-04 20:06:44)
- これでもバトルもんや伝奇もんなら持っとたヤバイな -- 名無しさん (2016-10-18 07:38:43)
- おもろかった -- 名無しさん (2025-05-01 10:55:16)
最終更新:2025年05月01日 10:55