登録日:2010/02/06(土) 09:38:01
更新日:2025/02/17 Mon 08:07:55
所要時間:約 4 分で読めます
概要
岩石の巨兵 /Giant Soldier of Stone
通常モンスター
星3/地属性/岩石族/攻1300/守2000
岩石の巨人兵。太い腕の攻撃は大地をゆるがす。
Vol.3で登場した
地属性・
岩石族の下級モンスター。
レベル3の守備力2000モンスターにして比較的高い攻撃力を誇る、岩石族の
通常モンスター。
能力値的にかなり恵まれているモンスターである。
今現在もレベル3以下通常モンスターのサポートカードは豊富で
融合サポートにも対応するため、デッキによっては活躍が期待できる。
第一期のレベル4以下は攻守合計2800以下の法則を無視したカードでもある。
その能力とレベルからかつては強力な壁モンスターとして活躍した。
その為、エキスパートルール(生け贄ルール)が採用されている環境ならば、このカードと《
アクア・マドール》、《
ホーリー・エルフ》達と共に相手のアタッカー(《ヂェミナイ・エルフ》や《メカ・ハンター》等)を防ぎつつ、上級モンスターに繋げる戦術が基本であった
その為、このカードを戦闘破壊できるというだけでデメリットのキツい地雷蜘蛛が採用されていたほどである
現在では戦闘を介す前に効果で破壊されることが多く戦闘要員としては一線を引いたものの、
最近ではバニラサポートを始め、岩石族サポートが増えたというか優秀になっているので、それらのデッキならば普通に採用候補である。
一線を退いたステータス面も時に1300の攻撃力で勝負の差を分けたり、2000の守備力でメタビートモンスターに一喝加えたりと、
完全な飾りになったわけではなく決して侮れない。
また、低レベル
バニラを活かすデッキ、特に魔の試着部屋を使うデッキではレベル3モンスターで最高クラスのスペックを誇る。
ちなみに原作で登場した時はレベル6だった。
先行のバンダイ版でカード化した際にはレベル6そのままで、ATK1200/DEF2400。攻撃力が100低い替わり、守備力が400高い。
そのままOCG化されていたとしても同世代の上級の中では悪くない数字なのだが、実戦投入価値はほぼ見込めなかったろう。
《
デーモンの召喚》や《
サイコ・ショッカー》と同じく、レベルが下がったことで活躍の場ができたカードである。
スーパーレアのホーリー・エルフ、限定カードのアクア・マドールを上回る性能でありながらノーマルという入手しやすいレアリティで、かつてはお世話になった人も多いはず。
2000年のアジアチャンピオンの【キャノンバーン】にも壁として投入されていた。
原作、アニメで使われたカードとしても有名。
原作での活躍
原作での
梶木戦で登場。原作効果の海竜神の攻撃で
遊戯のフィールドのほとんどが《
海》にされてしまった。
原作では海のフィールドには海に適応したモンスターしか召喚することができないため、遊戯のフィールドにはモンスターが一体しか出せなくなってしまう。
そこで召喚されたのが岩石の巨兵。
梶木は遊戯の狙いはこのモンスターを海に沈めることで自分のフィールドを拡大することだと読んだ。「はい?」となった読者はいるはず。
そのため自分のモンスターで遊戯のフィールドを囲み、岩石の巨兵を沈めることを出来なくした。
しかし、遊戯の狙いは岩石の巨兵で自分の出した《魔性の月》のカードを攻撃して破壊することだった。つまり、月の引力を利用して干潮にするのが目的だったのだ。
結果、魔性の月は破壊され、(全く説明されていない)魔性の月の効果で増幅されていた(らしい)海竜神の効果が弱まり、水が引いて、梶木のモンスターは干上がってしまう。
その後、《カース・オブ・ドラゴン》と《燃え盛る大地》のコンボで梶木のモンスターを焼き尽くし、一気にライフを削り、勝利した。
…遊戯の「俺が攻撃するのは、月だ!」の台詞に「えっ!?」となった読者は少なくないはず。
だが原作で俺ルールもクソも無い。
これが元なのだから。
そもそも特定の能力がなければ自分のカードへの攻撃は出来ないのだが、この時点の原作ではOKだったのかもしれない。
しかしながら魔性の月は魔法カードっぽいので戦闘(以下略)
なお原作、アニメではこれ以降何回か登場するが、基本的にはやられ役が多い。
守備型モンスターの宿命か。
関連カード
優秀さもあってか地味なモンスターの割にかなり恵まれている。
色々なレベル3モンスターがふるいにかけられている。その中でコイツは涙を流すと言う、ある意味衝撃的な事実が発覚した。
岩で出来ている筈なのにその水分は一体どこから……
岩石にだって友情はあるんだー!?
初期のATMのもう一体の壁モンスターの代表ホーリーエルフと共に何者かによって破壊されている。ダレナンダアンタイッタイ。
まぁ、某融合代用モンスターではないことは確か。
リメイク版その1。フィールドに岩石族しかいない場合自己再生できる効果を持つ。
コイツ自体も岩石族なので【岩石族】では優先的に投入される。
リメイク版その2。海外生まれの
エクシーズモンスター。
モンスター効果のシャットアウトと、素材と引き換えにしての守備パンプ+効果ダメージ無効の防御的効果を持つ。
月を攻撃するシーンがモチーフとなっている。
英語名は《Attack the Moon!》とまんまである。
遊戯王デュエルリンクスのイベントでは月を攻撃なんて荒唐無稽な事はできないので、このカードで梶木の海を破壊した事にされた。
エンシェント・エルフとの
融合で召喚できる。
どうしてこうなるのか謎のデザインだがとりあえず美人である。
能力は初期の融合モンスターの中では比較的マシという程度だが、おかげで
プリズマーや融合徴兵等を活用できるのはありがたい。
追記・修正はレベル3で守備力2000の方がお願いします
- どうしてスカイスクレイパーに・・・ -- 名無しさん (2013-10-16 19:48:02)
- 最初期は初手でコイツ引いたら一ターンは安全だった -- 名無しさん (2015-02-20 02:02:15)
- 新作の映画にこいつのリメイクが出るとは…… -- 名無しさん (2016-02-25 16:05:33)
- 海に沈めて自分フィールドを拡大する程度のサイズなのに、月を破壊できるってどういうことなの.......殺せんせーかな? -- 名無しさん (2020-06-16 00:14:06)
- ↑月が小さいんだろう。魔法で出した月なんだし。 -- 名無しさん (2021-11-21 12:58:53)
最終更新:2025年02月17日 08:07