登録日:2017/10/27 Fri 01:13:45
更新日:2025/04/01 Tue 05:47:10
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概要
岩石や砂、鉱石、宝石などで構成されたモンスターが主に属する種族。
属するモンスターは8割近くが
地属性である。
公式からの扱いがなぜか微妙に悪い傾向にあり、長い間チューナーが存在していなかった種族としても知られている。
岩石族初のチューナーである魔球の分析者などを擁する岩石族テーマ「アダマシア」が登場したのは2020年であり、チューナーが初登場した2008年から12年の月日が流れている。
ちなみに、いわゆる「種族統一テーマ」が登場したのもこの種族が(当時)一番遅かった。
優秀なモンスターは多いがその比率が下級モンスターに偏り気味であり、実戦級の大型岩石モンスターはそれほど数が揃っていないのが現状である。
岩石族でデッキを組む場合どうしてもエースモンスターの選択肢が限られてしまうため、デッキ内容を読まれやすいという弱点もある。
かつては《
E-HERO ダーク・ガイア》の融合素材に指定されていたことで、環境から注目を集めたこともある。
ダーク・ガイアには融合素材2体の攻撃力の合計を自身の攻撃力にする効果があるため、高攻撃力の岩石族モンスターはそれだけで一定の価値を持つ。
種族としては地味な部類に入る岩石族であるが、
など、アニメでは結構出番が多い種族である。
岩石で
ゴーレムとイメージしやすいおかげか。
特色
岩石のイメージから守備力が高い種族というイメージを持たれる事もあるが、さにあらず。
確かに守備力や迎撃に優れるモンスターが多いのは間違いないが、それだけの種族ではない。
下級モンスターを中心に「融合素材の代わりにできる」「手札をすべて捨ててから5枚引く」「攻撃されると相手を強制的に手札に戻す」「儀式魔法抜きで儀式召喚ができる」といった豪快かつユニークな効果の持ち主が多い種族。
攻撃が乏しいということもなく、地球巨人・ガイアプレート、礫岩の霊長-コングレードを始めとして攻撃能力が高いモンスターも少なからず存在する。
また岩石だけに「発掘」のイメージなのか、デッキを掘り進めたり墓地のカードを掘り起こす事に長けたカードも見られる。
全体的に「受け身」の戦法に滅法強いモンスターが多いのが種族最大の特徴で、特に一枚で戦況をひっくり返すジョーカーカード、相手の戦術をちくちくと切り崩していくメタカードには定評がある。
他種族のデッキには張形式で入れられているカードも一定数存在する。
同じく爆発力に定評のある
機械族とは「発動条件が能動的か受動的か」という部分に違いがあり、あちらよりも効果そのものは強力な反面、発動条件がより厳しい傾向にある。
有名カードならずとも派手で面白い効果を持った
ロマンカードもあり、それを使いたいがためにわざわざ岩石族でデッキを固める者もいる。
逆に欠点を挙げるとするなら「足の遅さ」。
サポートも少なからず存在するし展開力も悪くはないのだが、他種族に比べるとやはり展開速度は遅い。
効果に関しても「リバースが必要」「召喚するには1ターン待たなければいけない」「効果を使えるか否かが相手の行動次第」といった、時間がかかったり任意のタイミングで動かせなかったり、という融通の利かないところがある。
効果がユニークなぶん使い勝手には一癖も二癖もあるカードが多めで、扱いにはそれなりの慣れが必要である。
代表的な岩石族関連カード
個別項目のあるものは下線付きで表記。これ以外は
タグ:岩石族
も参照。
メインデッキの岩石族モンスター
通常モンスター
原作及びアニメで遊戯が使用した通常下級モンスター。2000という高い守備力が特徴。
「月に攻撃」のシーンは色々な意味で有名だろう。
かなり初期に登場したモンスターながら、現在でも《
ゴルゴニック・ガーディアン》や《
E-HERO ダーク・ガイア》の素材など色々なデッキで活躍できるスペックを持つ。
効果モンスター
守備表示の状態で攻撃された場合、ダメージステップ終了時にその相手モンスターをデッキの一番上に戻す効果を持つ下級モンスター。
発動条件は非常に受動的であるものの、戦闘をするだけで相手モンスターをデッキトップに戻してしまうのは強力で、ダメージステップでの発動ゆえに妨害を受けにくいのも魅力。
アドバンス召喚やEXデッキから特殊召喚されたモンスターを戻せればそれだけでアドバンテージになり、そうでなくてもドローロックになる便利な効果ではあるのだが、バウンスするだけなら自分から攻撃しても効果を使える《
N・グラン・モール》の方が使いやすい。
こちらはデッキのアクセントとして忍ばせておいて地雷のような感覚で使うといいだろう。
別名「鬼畜モグラ」。戦闘するダメージステップ開始時にその相手モンスターと自身を手札に戻す効果を持つ下級モンスター。
ダメージステップ開始時に発動できる対象を取らない効果という特性を持つこの効果に耐性を持つモンスターはかなり少ない。
せっかく苦労して出した切り札モンスターをこのカード1枚でバウンスされて悲しい思いをしたデュエリストは数多いはず。
一時期は
制限カードに指定されていた程に優秀なモンスターだが、1ターンで複数のモンスターが展開される事が珍しくない9期以降の環境では、このカードを通常召喚して殴るだけでは除去が間に合わない事も多い。
墓地のモンスターが地属性のみの場合に自身をリリースして、墓地の《ブロック・ゴーレム》以外のレベル4以下の岩石族2体を蘇生できる効果を持つ。
あらかじめ墓地肥やしさえできていれば即座にランク4以下の
X召喚などに繋げられるが、その発動条件から地属性以外との混成デッキでは採用しづらい。
攻撃された場合に相手が受ける戦闘ダメージを倍にするというユニークな効果を持つ下級モンスター。
攻撃力は300と貧弱だが守備力は2000と高いので、守備表示の状態で相手に攻撃させ、守備力を上げて高い反射ダメージを与えるのが基本戦術。
本カードと《D2シールド》等の守備力を大幅増大させるカードを組み合わせて大ダメージを狙う【アステカ】という文字通りの地雷デッキも存在し、上手く決まればそのまま一撃必殺さえ夢ではない核地雷と成り得る。
とはいえ、そのまま置いていても相手が攻撃してくれる可能性は低いので、裏側守備表示でセットするか攻撃を強要する効果との併用が基本となる。
属性単位で特殊召喚を封じる石像群・
結界像シリーズの地属性担当。石像群と言っても岩石族なのはコイツだけ。
地属性モンスター自体は少なくないものの、EXデッキに入る汎用地属性モンスターは限られてくるので、相手によっては大きく刺さる。
低めのステータスも《岩投げエリア》である程度カバー可能。
- 《コアキメイル・ウォール》(☆4)
- 《コアキメイル・オーバードーズ》(〃)
- 《コアキメイル・ガーディアン》(〃)
- 《コアキメイル・サンドマン》(〃)
レベル4・岩石族の
コアキメイルモンスター。
ロック「俺もいるぞ!」
自身をリリースする事でそれぞれ魔法カード、モンスターの召喚行為、モンスター効果、罠カードを無効にする効果を持つ。
攻撃力が1900と高いので充分アタッカーとしても運用でき、4体全てが同じステータスを持つので《同胞の絆》にも対応。
高いメタ能力から【岩石族】では高い採用率を誇る。
墓地へ送られた場合に「相手フィールドの表側モンスターを裏側にする」か「相手フィールドの表側の魔法・罠カード1枚を手札に戻し、このターンの同名カードの発動を封じる」効果を持つ下級モンスター。
《岩投げアタック》を使えばフリーチェーン効果のような感覚で使え、相手の行動を妨害する事ができる。
モンスターを裏側にして攻撃や素材としての使用を封じたり、永続系魔法・罠への依存度が高いデッキに対してならそれをバウンスして動きを止められる。
1ターンに1度だけ裏側守備表示にできる効果と、反転召喚時に相手モンスター全てを手札に戻す効果を持つ上級モンスター。
反転召喚に成功するだけで相手の戦線を崩壊させる事ができ、自身の守備力も2400と高めなので戦闘突破も難しいと、登場当時はかなり驚異的なモンスターであった。
効果破壊の手段が大幅に増えた今では反転召喚する前に除去されてしまう事が増えたものの、このカードと肩を並べるレベルのバウンス効果を持つモンスターは未だ登場しておらず、効果だけ見れば今なお凄まじいモンスターである。
- 《地帝グランマーグ》(☆6)
- 《剛地帝グランマーグ》(☆8)
帝モンスターの地属性担当。セットされたカードを破壊する効果を持つ。
破壊するカードはセットされていればモンスター、魔法・罠カードを問わないものの、どちらを破壊するにしてもアドバンス召喚する必要のあるこのカードよりも簡単な方法がいくらでもあるので、あまり使われない。
同じく岩石族の《地帝家臣ランドローブ》という家臣も抱えている。
戦闘する相手モンスターの攻撃力・守備力をダメージ計算時のみ半分にする効果を持つ最上級モンスター。
自身の攻撃力は2800なので、攻撃力5600までのモンスターを単独で倒せる事になる。
この効果は永続効果(発動しない効果)なので、戦闘時に効果の発動を封じる効果を持つモンスターにも強い。
最上級モンスターでありながら墓地の岩石族2体を除外するだけで手札から特殊召喚できるという軽さも魅力的である。
戦闘に関しては無類の強さを持つモンスターであるが、効果耐性は一切持っていない。
また自分スタンバイフェイズ毎に墓地の岩石族1体を除外しなければ墓地へ送られてしまうので、維持コストの確保も必要になる。
多分今の
遊戯王で一番よく見る岩石族。大量展開するデッキに対する圧倒的な影響力を持つ。
それゆえ、このカードへの対処を意識した「
ニビルケア」というプレイングも多く見られる程。
攻撃力3000を活かして《
E-HERO ダーク・ガイア》の融合素材としても良い。
ポット(ポッド)モンスターの代表格。リバース時にお互いに手札を全て捨てさせ5枚のドローを行わせる強制効果を持つ。
相手にもドローさせてしまうものの5枚というドロー枚数は驚異的。
単純な手札補強以外にも相手の手札を捨てさせたり、デッキを消費させる使い方もされる。
長らく
制限カードの座に居座り続けたが、高速化とインフレが進んだ現環境にはさすがに付いていけず、20年以上の時を経てついに制限解除となった。
どう見ても
機械族にしか見えない、ポット(ポッド)モンスターの1体。
リバース時にモンスターを一掃した上でお互いのデッキトップ5枚の中から下級モンスターは全て場に出し、それ以外を手札に加える能力を持つ。
強力なリセット&手札補充能力に着目し、これを何度も使い回す事で一気にデッキを破壊・圧縮する【
三原式】・【
MCV】と呼ばれるデッキが開発され、その凶悪さから2004年に制定された最初の
禁止カードの一員に。
一度は解除されたものの2006年すぐに再度投獄され、そこから18年以上の時を経て2025年にようやく復帰。現在は
準制限カードとなっている。
- 《ギガンテス》(特殊召喚・☆4)
- 《岩の精霊タイタン》(〃)
いずれも自分の墓地の地属性モンスター1体を除外して特殊召喚できる下級特殊召喚モンスター。
岩石族の大半は地属性なので、召喚条件を満たすのは非常に容易。
攻撃力も高めなのでアタッカーとしても運用でき、4という扱いやすいレベルから各種EXデッキモンスターの素材にも適している。
《ギガンテス》は戦闘破壊された時にフィールドの魔法・罠を全て破壊する効果を持つので、自爆して《
大嵐》のような感覚で使う事もできる。
《岩の精霊タイタン》は《ギガンテス》に比べて地味だが、数合わせや自分の魔法・罠を破壊するリスクを嫌うなら。
墓地の岩石族を任意の数だけ除外する事で特殊召喚される最上級モンスター。
元々の攻撃力は「?」だが、除外した岩石族1体につき攻撃力・守備力を700アップする効果を持つ。
コストさえ用意できれば凄まじい攻撃力を得られるため、《
地球巨人 ガイア・プレート》と並んで【岩石族】の切り札とされている。
1ターンキル級の攻撃力を実現する事も充分可能ではあるが、効果を無効にされると攻守0を晒す事になるので注意。
コストの取り合いになる《地球巨人 ガイア・プレート》とは「1体除外で出せるレベル7の素材or一気に除外してフルパワー」「2体除外で出せるレベル8&取り回しのきく戦闘要員」として差別化したいところ。
手札・墓地から地属性モンスターを3体除外して特殊召喚できる最上級特殊召喚モンスター。
攻撃力は2500と控えめだが守備力は3000と高く、自分の岩石族に戦闘以外で破壊されない耐性を付与する効果と、フィールドから墓地へ送られた場合に岩石族を(レベル合計が8になるように)3体までサーチできる効果を持つ。
前者は単純に相手の効果破壊からモンスターを守る他、効果でないテキストによる破壊にも対応するのでコアキメイルの自壊まで回避できる。
後者の効果もサーチに乏しい岩石族にとっては非常に嬉しい効果である。
しかし、上記の岩石族主力2体のコストを奪ってしまう事もあり、このカードを採用するなら墓地リソースの確良い保は大きな課題となる。
除外されたモンスターを墓地に戻すカードか、多量に墓地を肥やせるカードを投入しておくと良いかもしれない。
【
アダマシア】の台頭を大いに支えた事から、現在は
制限カードに指定されている。
なお勘違いしがちだが、除外コストは「地属性」だけであって岩石族である必要性はないので、使用済みの《
増殖するG》などの汎用地属性でも可。
儀式モンスター
エクストラデッキの岩石族モンスター
融合モンスター
「《召喚師アレイスター》+地属性モンスター」を融合素材に指定する。
召喚獣に属する融合モンスター。
召喚獣の中では唯一のバニラモンスターだが、攻守ともに3000台というステータスは「《召喚師アレイスター》+○属性モンスター」の融合素材指定を持つ召喚獣の中でも最大。
そのため、今よりもカードプールが狭く【召喚獣】デッキが猛威を振るっていた頃の『
デュエルリンクス』では、バニラモンスターにもかかわらずリミット指定を受ける異例の事態となっていた。
シンクロモンスター
チューナー・非チューナーどちらも地属性のS素材縛りを持つシンクロモンスター。
ナチュルモンスターの1体。
攻守が控えめで戦闘破壊のリスクは高いものの、手札の魔法カードをコストに効果モンスターの効果発動を無効にし破壊する効果を持つ。
「1ターンに1度」ではなく、コストさえあれば何度でも発動できるので、カウンター性能としてはかなり強力。
しかし肝心のナチュルには専用魔法があまり存在せず、実際にはコストの捻出が厳しいことから、純【ナチュル】デッキとの相性は微妙というちょっと不遇なモンスター。
エクシーズモンスター
自分フィールドの全てのモンスターの攻守を自身の素材の数×200アップさせる効果と、自身が破壊される場合に代わりに素材を1つ取り除く効果を持つ。
【
代行者】デッキでの活躍をきっかけに場持ちの良さと攻守アップ効果の優秀さが周知され、「GOLD SERIES」に再録されるほど高い採用率を誇っていたモンスター。
現在ではこのカードを簡単に突破する方法も増え、
新マスタールールの影響からEXデッキのモンスターを複数並べる事も難しくなった事もあり、ランク2の層が薄いにもかかわらずあまり採用されなくなってしまった。
しかし後に新マスタールールが廃止されたため、使い勝手の良さはある程度取り戻したと言える。
「岩石族レベル3モンスター×2」をX素材に指定するエクシーズモンスター。
モンスター効果への耐性に加え、X素材を取り除いて守備力1000アップ&相手による効果ダメージ0という誘発即時効果を持ち、堅固な壁になってくれる。
《
岩石の巨兵》を意識したモンスターと思われ、攻撃力・守備力もあちらと同じ。
こちらも「岩石族レベル3モンスター×2」をX素材に指定するエクシーズモンスター。
ゴルゴニックモンスターの1体。
相手の表側表示モンスターを攻撃力0にし効果を無効化する誘発即時効果、攻撃力0のモンスターを破壊する効果を持つ。
闇属性なので《ブロック・ゴーレム》との相性はあまり良くないが、それでも岩石族の中では数少ない制圧要員。
X素材に縛りの無いランク3にして攻撃力・守備力3000という、高いステータスを誇るエクシーズモンスター。
しかしそのモンスター効果は、その強みを完全に打ち消してしまう程とも言える
デメリットのオンパレード。
そのため、《
スキルドレイン》などで効果無効化したり《強制転移》などで送りつけるといったコンボが大前提となり、総じて大きく尖った性能を持つ1枚。
一切の効果を持たないバニラモンスターだが、攻撃力は2600と高め。
かつては《
ヴェルズ・オピオン》を殴り倒せる打点を持つなど割と高い需要を誇っていたものの、只でさえ激戦区であるランク4のインフレの波に飲まれて今ではほとんど見かけなくなってしまった。
それでも手軽に出せる岩石族の高火力モンスターという特徴を生かして、即興アタッカーにしたり《
E-HERO ダーク・ガイア》の素材にしたりと活用法はある。
岩石族・
風属性という珍しい組み合わせのモンスター。
X素材を1つ使い、墓地のモンスター3体をデッキに戻して1枚ドローするか、墓地の効果モンスター以外のモンスター1体を特殊召喚する効果を持つ。
汎用性の高い効果を2つ備えているため、
新マスタールールの実装でエクシーズモンスターの価値が下がるまでは高めの価格を保っていた。ちなみに、TCGでは制限カードである。
岩石族デッキでも前者の効果は勿論の事、後者の効果も《
ジェムナイト・パール》を蘇生できたりするので有用。
X素材を1つ取り除くことで、岩石族をサポートする2つの効果から1つを選んで発動できる。
1つ目は岩石族のサーチであり、岩石族なら攻撃力やレベルの指定、特殊召喚できないなどのデメリットもない。
2つ目は手札の岩石族を裏側守備表示で特殊召喚する効果で、上記の《守護者スフィンクス》や《伝説の柔術家》とも相性抜群である。
リンクモンスター
「効果モンスター2体」をL素材に指定するリンクモンスター。
リンク先のモンスター2体のコントロールを入れ替える効果を持つ。
場持ちはあまり期待できないが素材指定が緩いので
L召喚は狙いやすく、奇襲気味にモンスターを送り付けたりするのにも効果的。
魔法・罠カード
自分のモンスターが戦闘破壊される際、1ターンに1度だけ代わりにデッキから岩石族モンスターを墓地へ送る事ができるフィールド魔法。
別に《水霊使いエリア》が岩を投げているわけではない。
モンスター破壊の回避と墓地肥やしを同時に行えるのは優秀と言える。サーチが簡単なフィールド魔法なのも嬉しい所。
墓地へ送るモンスターもガイアプレートやメガロックのコストに使ったり、後で蘇生したりと様々な用途に活用できるのは言うまでもない。
ただし効果を使えるタイミングが限定的であり、素早く墓地肥やしを行う事は難しい。
相手が戦闘ではなく効果によるモンスター除去を選択した場合意味をなさなくなってしまうのも厳しい所。
デッキから岩石族を墓地に送りつつ500ダメージを与える罠カード。
一見すると岩石族専用の《
おろかな埋葬》に見えるが、こちらは「
コストで」岩石族を落とすのでおろ埋よりも確実性が高い。
バーン効果はダメージが安いためハッキリ言って微妙だが、あって困る効果ではないし、むしろコストが本命のカードであるため罠カードとしての遅さが惜しまれる1枚。
イラストでは《岩投げエリア》から《王宮のお触れ》の城壁に投石を直撃させているシーンが描かれている。
《王宮のお触れ》の影響下ではバーンは通せないものの、コストは払えるためイラストのように逆転の一撃を与えることも難しくない。
発動ターン、自分の
機械族・岩石族に「相手のモンスター効果に対する耐性」を付与する罠カード。
魔法・罠カードでの除去という抜け穴こそあるものの、モンスター効果ありきの現環境においてはそれなりに優秀な防御の一手となる。
アニメDMのクライマックスである「戦いの儀」では、
武藤遊戯がこのカードで《
オシリスの天空竜》の召雷弾を防ぎきるという活躍を見せた。
なお、このときの動きは「相手カードの効果を受けた時にその効果を相手モンスターに移し替える」というアニメ版効果ありきのものであり、OCGでは召雷弾の無効化しかできない(アニメのように相手に跳ね返すのは不可)ので注意。
岩石族テーマ
S召喚開闢以来12年目にしてようやく現れた岩石族初のチューナーを擁するテーマ。
肝心のチューナーはどう見ても岩石族には見えないけど。
特色としては「デッキをめくる」ことが挙げられ、チューナーは自身を特殊召喚する効果に加え、「デッキトップを5枚めくり、その中にある下級岩石族1体を特殊召喚できる」効果を持っている。
この共通効果により、テーマデッキだけでなく岩石族主体のデッキで活躍できる可能性を秘めている。
九十九遊馬が使用するテーマの1つ。
アンデット族の《ゴゴゴゴースト》以外は全て岩石族・地属性で統一されている。
仲間のゴゴゴを特殊召喚する効果を持つモンスターが多いため、このカードを軸にすれば
X・
L召喚を行いやすくなる。
ヴァイロン・
ラヴァルの同期となるDT出身テーマの1つ。
宝石と西洋騎士をモチーフとし、素材となったモンスターの属性に応じた多彩な融合を繰り出す事を基本戦術とするモンスター群。
融合素材モンスターや《
ジェムナイト・フュージョン》を始めとした多数の専用融合カードを使い分けたり何度も使い回す事で柔軟な戦術を取る事ができ、
DT出身として、そして何より
岩石族初の実戦的テーマとして当時の強力なデッキの一つに数えられていた。
第9期に入ってから登場した岩石族統一テーマ。
3種類の専用フィールド魔法とフィールド魔法に関する効果を持ち、モンスター効果でフィールド魔法を張りかえる事ができる珍しい特性を持つ。
その場に合ったフィールド魔法を発動してできるだけ有利な場を作っていくのが基本。
テーマ内のカード同士で特に相性が良いのは当然だが、トラミッドではなく岩石族を指定する効果も多いので、他の岩石族モンスターとの共存も充分に可能である。
原作・アニメで
武藤遊戯が使用したモンスター群。
7体の下級モンスターと2体の最上級特殊召喚モンスター、1体の融合モンスターからなる。
以前までは《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》を出すための工夫をしたり「下級岩石デッキ」といった戦術しか持たなかったが、カードの増加により戦術の幅が大きく広がった。
遊戯王OCG20年目にしてようやく登場した岩石族
儀式モンスターを主力としたテーマ。
所属する全モンスターが儀式モンスターであり、それにも拘らず
専用儀式魔法が存在せず、メガリス儀式モンスター自体が儀式魔法を内蔵しているという特異な儀式モンスター群でもある。
『
マスターデュエル』に於いてはソロモードで雛形を入手できる上に概ね安価で組めるという事で、イベント戦を中心に活躍を見せている。
余談
劇場版「遊戯王THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」で登場した「岩石の番兵」の映画効果は条件が岩石族ではなく「岩石」モンスターとされていたが、
実はOCGに存在する「岩石」モンスターは
岩石の巨兵と岩石の番兵以外は岩石族モンスターではない。条件が似てるようで結構違うのである。
追記・修正は岩石族をいっぱい墓地へ送ってからお願いします。
- 記事乙。伝説の柔術家やギガンテスタイタンやタックルセイダー辺りもいいぞ -- 名無しさん (2017-10-27 08:23:12)
- 岩石族の種族特性ってなんだろうか。合体・分裂による展開、壁として立ちはだかる守備表示の効果(リバース効果)、砕けた仲間を再利用する墓地利用、相手を埋めてしまうパーミッションとかでいいんかね -- 名無しさん (2017-10-27 09:43:40)
- 岩石コアキメイルは五兄弟だろいい加減にしろ! -- 名無しさん (2017-10-27 10:37:59)
- 岩投げエリアと組み合わせると地味に厄介なのが、伝説の柔術家とカオスポッド -- 名無しさん (2017-10-27 13:39:56)
- 岩石ストラクリメイクしねえかなあ -- 名無しさん (2017-10-27 13:46:37)
- ブロックドラゴンも紹介してほしいな、数少ない9期パワーを持つ岩石族だし -- 名無しさん (2017-10-27 18:00:59)
- ジムの化石モンスターも岩石族だったね -- 名無しさん (2017-10-27 18:54:33)
- 砂の魔女マジ美人。 -- 名無しさん (2017-10-27 19:43:13)
- 化石融合をOCG化待ってるけど、召喚獣があれだったから当分なさそう -- 名無しさん (2017-10-28 17:12:54)
- まぁ遊作が融合使った時点でわかりきってたとは言え無事サイバースにもチューナーが出来てチューナーなしは神と岩石のみになりました。 -- 名無しさん (2018-11-07 10:01:48)
- チューナー来たね -- 名無しさん (2020-01-15 01:53:52)
- アダマシアはチューナートリオだけ岩石デッキに出張することになりそう -- 名無しさん (2020-01-19 10:09:45)
- チューナーはいまだアダマシア以外なし。けどそのアダマシアトリオが恐ろしいほど優秀なのでまったく苦になってないという -- 名無しさん (2022-01-23 14:00:40)
- 岩石族だから許されてる感あるアダマシア…磁石の戦士でお世話になってる -- 名無しさん (2022-02-09 15:05:32)
- サイバーポッドが遂に釈放か… -- 名無しさん (2024-12-28 12:21:05)
最終更新:2025年04月01日 05:47