登録日:2011/10/26(水) 14:50:18
更新日:2024/07/08 Mon 16:12:54
所要時間:約 6 分で読めます
【概要】
古代人リントの青年にして、初めてクウガに変身した人物である。
家族は妹である盲目の少女ミオのみ。
両親は謎の崖崩れによって死亡している。
戦士として平穏な日々を送っていたが、
ン・ダグバ・ゼバ率いる戦闘種族
グロンギが各国に侵攻したのを機に、祈祷師から戦士クウガに選ばれてしまう。
それから彼とグロンギの長い戦いが始まった。
【性格】
争い事を好まず、平和な環境を好む等、次代のクウガである
五代雄介に近い感性の持ち主。
しかし、戦う理由は
「妹のミオを守る為」と、
「皆の笑顔を守る」雄介のような理想のヒーロー像とは違い、極めて個人的な理由を持つ。
また彼の争い事を好まない気質は同じ戦士の青年達から疎まれており、盲目のミオもそのハンデ故に村人と馴染めてない等、万人を愛し、万人から愛された雄介とはある意味で対極的な存在と言える。
【戦闘力】
クウガとしての能力は
五代雄介のソレと同等。
但し、
グローイング/
ライジング4フォーム/アメイジングマイティ/
アルティメットといったフォームには変身していない(出来ない)。
しかし、あくまで一般人の雄介とリントの戦士であるリクとでは統合的な戦闘力は違う様子。
本作のグロンギは本編とは違い、集団戦で仕掛けてくる。
青銅器の武具しかないリントに勝ち目はなく、現代の
一条薫ら警視庁未確認生命体特捜班との高度な連携のような援護は期待できず(事実、早々にリク以外戦死している)、クウガであるリクにしかグロンギを倒す事は出来ない。
つまり。本編の設定どおりなら
全てのグロンギをリク一人の力で封印したという事になる。
オマケに
ズ集団等の下位メンバーだけでなく、屈指の強さを誇る
ゴ集団までもが集団戦を仕掛けて来る中、通常4フォームのみで勝ち抜いた事を考えると、彼の戦闘力の凄まじさがうかがえるだろう。
※ただし、番組としての公式設定ではクウガ、グロンギ共に現代の方が強いとされている他、
ゴ集団との戦闘経験そのものや、戦闘経験があったとしても過去のクウガは
ゴ集団には問題視されるような相手では無かったと受け取れる台詞がある。
あくまでもジオラマ用ストーリーと理解し、部分的に重なっているのだと理解しよう。
【顛末】
遠征で
ゴウラムの援護もあり、ほとんどのグロンギを封印したリク。
しかし、ン・ダクバ・ゼバ率いる軍勢がリントの村を強襲した事をゴウラムから知らされる。
一方、ゴウラムをリクの元へ送り出したミオはグロンギがふんしていた祈祷師から衝撃の事実を知る。
それは
戦士としてふさわしくない者をクウガにし、グロンギの侵攻を容易くする為、リクを選んだ事。
そして
リクとミオの両親を殺したのがズ・ザイン・ダだったという事。
リクの険しい宿命は、ミオの盲目は、
全てグロンギの非道により引き起こされたものであったのだ。
そしてミオの前に現れるダクバ。
リントの村を襲う虐殺の嵐。
そして駆け付けたリクは
紫のクウガに変身し、ダクバが乗って来た巨大な馬とゴウラムを合体させた騎馬に跨がり、ダクバと対峙し、
そして………。
全てが終わり、誰がどうなったのか分からない状況下で、盲目のミオは誰かが近付くのを感じる。
ソレはミオの頬を優しく撫でた。
「おかえりなさい。兄さん」
祈祷師の目論見に反し、リクはダクバを含めた全てのグロンギを封印したのだ。
そして物語は遥か未来へ続く。
【各フォーム】
◇赤のクウガ
マイティフォーム。
基本形態である素手での格闘に特化した形態。
御存じ、仮面ライダークウガの顔役フォームだが、本作では
初変身で披露して以降、出番がないという不遇の扱い。
まぁ話数に限りもあったし仕方ない。
 
◇青のクウガ
◇緑のクウガ
ペガサスフォーム。
感覚が超越した形態で弓を使う。
ゴオマの空中攻撃に苦戦する
青のクウガから変身。
ゴウラムの上からの狙撃でゴオマを仕留めた。
◇紫のクウガ
タイタンフォーム。
重厚な鎧と赤のクウガ以上の剛腕と巨大な剣を武器に戦う形態。
ダクバ不完全態戦で変身。
本作ではこの形態でダクバを封印したとされている。
 
本作ではこの4フォーム以外には変身していないとされている。
アルティメットに関しては明言はされていないものの、なってはいけない姿と後世で伝えられて、尚且つゴウラムが健在な事から変身していないと思われる。
【関連人物】
◇ミオ
妹。
リクの戦う理由は彼女を守る為。
両親の死んだ崖崩れに巻き込まれて盲目になったと思われたが、実際はザインの悪行を目撃したショックによるもの。
か弱い少女ながら、兄を侮辱したグロンギの祈祷師に立ち向かう等、気丈な面も持つ。
◇祈祷師
リクをクウガに選んだ女性。
正体は前述のとおり、グロンギの
スパイ。
怪人体は不明。
ある意味、古代でのグロンギの敗因を作った人。
◇ン・ダクバ・ゼバ
リクの宿敵である青年。
不完全体ながら圧倒的な力を誇る。
本作で不完全体の全貌を披露。
ライダーに近い完全体とは異なり、筋骨隆々の体躯の大男。
一人称が俺で、殺戮衝動に駆られ、部下を惨殺する暴君ぶりを見せる等、本編の無邪気な少年の雰囲気は皆無で、まるで別人のようだが理由は不明。
完全体にならず、リクと最後の戦いを迎えた。
次代のクウガ。
ある意味、正反対の存在。
別の世界のクウガ。
直接の関連性は無いが、戦う理由が似ている。
◇リントの戦士達
村を守る青年達。
リクの同胞だが、彼の争いを避ける意向を疎んでいた様子。
グロンギとの戦争ではクウガ(リク)の援護に回ったが、銃弾すら効かない化け物に青銅器が通用するハズもなく海上での戦闘でシャーザらに惨殺された。
本作の本編に対する矛盾点の一つだったりする
◇グロンギ
本編ではゲゲルに興じていたが、本作ではダグバの命の下、他種族殲滅の為の兵士として動いている。
元は豊富な鉄器を扱う狩猟民族(つまり人間)だったが、宇宙から飛来した魔石の力で獣に変ずる力を手に入れた。
ある意味、ゲゲルという縛りがない状態で階級関係無く集団戦を仕掛けてくるので、本編以上の脅威の殺戮集団と化している。
【アイテム】
◇アマダム
リントの村に奉られていた、ふたつの霊石の片割れ。
リクの腹部に吸収され、彼にクウガに変身する力を与えた。
◇緑の霊石
ゴウラムの核である霊石。
祈祷師に破壊されかけたが、ミオの行動によって阻止され、リントの住宅のパーツを用いてゴウラムに変じた。
◇魔石
宇宙からグロンギの里に降って来た謎の石。彼らに異形の力を授けた。
アマダムやゴウラムとの関連性は不明。
【余談】
『オデッセイ』は原作プロデューサーである高寺成紀(現:
重徳)氏が制作に協力しており、公式外伝という立ち位置にあるが原作の設定や、
- リントの概念にはないハズの戦士がいる
- グロンギが徒党を組む等
……といった矛盾が生じる描写が多々ある。そのため、本作は原作の
パラレルワールドだと思われる。
但し、クウガ本編のプロローグでもクウガに対して集団戦を仕掛けるグロンギの姿が描写されていた為、古代での戦いではまた事情が違っていた可能性がある。
おまえ の こうもく あにをた に ついき しゅうせい されている
    
    
        
-  原作通りの世界観にしてほしかったな。  -- 名無しさん  (2013-08-27 13:46:01)
-  結局あのミイラはリクなの?  -- 名無しさん  (2013-08-27 15:06:43)
-  ↑不明   本作ではリントにいないはずの戦士がいたりするからパラレルと考えた方がいいよ   どってにしても先代強すぎなんだけど  -- 名無しさん  (2013-09-02 16:31:09)
-  まぁ、本編では先代のクウガとちがって今回のクウガは強い、みたいなセリフが何回か出てたし、矛盾があるっちゃあるわな。  -- 名無しさん  (2013-09-02 18:38:40)
-  小説版では二人のクウガがいたみたいだからリクでは無いほうの戦士のプロトクウガはアルティメットになるまで弱かったのかもな。  -- 名無しさん  (2013-09-18 22:17:10)
-  ↑凄まじき戦士にはなってないよ、プロトさん。ギリギリまで抑え込みながらもゴ集団何人か通常形態で倒していたから相当強かったと思われ  -- 名無しさん  (2013-09-19 01:10:27)
-  やっぱほぼ一人でグロンギ全滅は凄いわ  -- 名無しさん  (2013-10-24 10:48:57)
-  戦士(軍隊や、兵隊)はいなくても自衛隊はいた可能性、どのみちこいつ狂ってる戦闘能力だわ  -- 名無しさん  (2013-12-08 23:45:23)
-  リクといい王といい、ライダー小説の先代はチートだな  -- 名無しさん  (2013-12-09 00:26:51)
-  残念ながら公式の外伝ですから。どう喚こうと五代の前はリクで確定です  -- 名無しさん  (2014-01-26 11:13:44)
-  祈祷師ってバルバなんじゃないか…? と思ってしまう  -- 名無しさん  (2014-01-26 12:36:59)
-  ↑違うんじゃないか  あんなエキセントリックな言動な奴がバラ姉なハズないわ  -- 名無しさん  (2014-01-26 14:28:13)
-  「殺す」という概念がなかっただけだったとしたら戦士がいたことも納得できそうだな。戦うけど殺しはしないみたいな  -- 名無し  (2014-02-02 07:35:14)
-  「戦士」ではなく「防人」という概念ならあったような気はする。  -- 名無しさん  (2014-02-20 10:07:57)
-  五代も好きだけどこっちも好き  -- 名無しさん  (2014-04-11 20:50:04)
-  ダグバの性格は完全体になった反動でトチ狂ったか、自分と渡り合えそうな五代に好感を抱いてたとかじゃないの  -- 名無しさん  (2014-04-24 22:44:44)
-  結局、ダグバが知ってたアルテメットのクウガってリクの事なの?  -- 名無しさん  (2014-08-27 17:02:02)
-  ↑多分違うと思う それなら現代でゴウラムが健在なの変だし(砂になってない) ダグバが黒の力を知ってたのは自分の魔石の本能によるものとかそんなんかもしれない  -- 名無しさん  (2014-08-27 17:08:51)
-  ゴウラムの自壊機能をいつつけたかが問題なんだよなー アルティクウガの危険性が記されてるってことは少なくとも過去に1度はなってるはずだし だとすると自壊機能はその後に付けたものだとする方が自然だし 1から作り直してその時に自壊機能つけたとも考えられるが  -- 名無しさん  (2014-08-27 17:19:51)
-  ↑実際にUFが顕現してないとその恐ろしさは分からないしなぁ まぁUFの力=ダグバの力ならある程度危険性は察することはできるけど UF顕現して大暴れしたらダグバ以外に止められないし クウガのアマダムとダグバの魔石とか古代での戦いは未だ謎が多いな  -- 名無しさん  (2014-08-27 17:26:17)
-  リクが通常フォームで全てのグロンギを打ち倒すことが出来たのは五代と違ってクウガの能力を全部把握した上で、封印エネルギーの使い方が五代のと違っていたからかな?古代の戦闘の描写から観るに、必殺技を当てるだけで封印出来てたみたいだしそれがライジングフォーム等の強化形態が必要のなかった理由かもしれない。  -- 名無しさん  (2014-08-28 12:54:40)
-   ↑生憎とグロンギ、クウガ共に古代より強化されてるってのが本編設定。HEROSAGAだからパラレルと言ってしまえばそれまでだけど、古代では戦士を犠牲にして封印するまでしか出来なかった=現代でそれも含めて尻拭い……かなあ?ってイメージまでしか荒川さん達も設定出来なかったとか。↑2クウガがどんな存在かはグロンギなら一目で見破れるだろうから、そこまで難しくないのでは?行き着くならダグバがもう一人生まれるだけって事だろうし。  -- 名無しさん  (2014-08-28 13:24:20)
-  プ、プロトタイプクウガは……。  -- 名無しさん  (2014-08-28 14:37:32)
-  ↑ってことは古代にはクウガは二人いたのだろうか、片方がアルティメットになってリクの方はならなかったってことなのか……?  -- 名無しさん  (2014-09-01 22:26:21)
-  実はリクと五代の間にもう一人装着者が居た説を唱えたい  -- 名無しさん  (2014-09-01 22:40:04)
-  リクがミオを残して人柱になろうと考えるだろうか…という点から↑説はアリだと思う。プロトタイプがあったということは、未発見のアークルも存在したかもしれないし  -- 名無しさん  (2014-09-01 23:14:17)
-  ということは、小野寺ユウスケに渡されたアークルはその未発見のアークルなのかななんて妄想した  -- 名無しの妄想壁怪人  (2014-09-02 15:14:54)
-  リントにいないはずの戦士がいたのはあの村にグロンギの戦士の概念を持ってる祈祷師がいたからであの村だけ特別なのでは?  -- 名無しさん  (2014-10-04 02:04:40)
-  TV版の時からそうだろうと思ったけど先代よりは五代の方が強そう。ていうか、続編?の小説の五代はちょっと化け物すぎる  -- 名無しさん  (2014-10-06 18:58:46)
-  ↑赤い目のアルティメットになったし、あんま比べちゃいけないと思う  -- 名無しさん  (2014-10-06 19:04:17)
-  ↑確かにな。リクは「ゲゲル?んなもの知るか」な感じで襲ってくるゴ集団を返り討ちにして封印してるし、五代は伝説を文字通り塗り替えたしな。一つ言えることは、アークルを手にした二人は超絶的な能力を秘めてたってこと。  -- 名無しさん  (2014-10-07 00:28:49)
-  リクって設定かは不明だけど、漫画版では現代で先代クウガが頑張ってるな  後継者探しているし、五代にバトンタッチしそうだけど  -- 名無しさん  (2015-01-02 01:20:54)
-  漫画版でようやっと五代にアマダム譲渡  しかし先代さん相当残虐ファイトしていたのか、回想のグロンギたち体に風穴あけられてたり、頭部抉られていたりしていたんだが  -- 名無しさん  (2015-02-05 01:29:02)
-  過去のクウガもグロンギも本編ほどの力がなかったという設定加味するにしても結局イーブンな気が・・・・ それにゴの面々が武技に長けていたのは古代からだろうし  -- 名無しさん  (2015-02-05 01:31:09)
-  ↑TV本編の台詞からだと古代クウガとゴはTV設定の方だと戦っていない。実際に戦った思い出を語ってるのはズだけで、メあたりも噂に聞いたみたいなニュアンスで話してたり。  -- 名無しさん  (2015-02-05 02:11:40)
-  古代人は何かしら高度な文明だったと思ってたんだがこれも矛盾?  -- 名無しさん  (2015-02-05 02:31:30)
-  ↑多分、文明の末期だったと予想。グロンギもルーツが同じっぽいし。更に古代か、宇宙から来た文明の子孫か何かでは?と考えるのが素直かなあ、と(ショッカーみたいに)。  -- 名無しさん  (2015-02-05 02:53:05)
-  一応舞台は古代日本なのかな?  -- 名無しさん  (2015-02-05 10:19:11)
-  クウガの一話で先代のクウガがグロンギを倒した後に棺に入って蓋が閉められた後に誰かが棺の蓋に手を添える場面があったけどあれは妹のミオだったのかなとこの項目を読んだ後に思ったよ  -- 名無しさん  (2015-04-24 10:50:15)
-  力の五代と技の先代って所かな?  -- 名無しさん  (2015-07-30 18:24:19)
-  上から2番目の人、オレと同じ疑問を  -- 名無しさん  (2015-07-31 10:17:26)
-  ダグバが先々代のクウガって説を聞いたことあるけどどうなんだろ  -- 名無しさん  (2015-10-30 00:21:51)
-  ゴウラムが合体してたお馬さんカッケェ  -- 名無しさん  (2016-02-04 20:50:00)
-  ライオとかはリクと交戦したのかな…  -- 名無しさん  (2016-03-05 20:52:49)
-  ↑多分それは先代プロトクウガ  -- 名無しさん  (2016-03-05 21:38:26)
-  アルティメットに関してはリクより前のクウガがなった可能性があるな。  -- 名無しさん  (2016-03-23 16:36:27)
-  ↑5 確か単行本でダグバの独白が書下ろされて元はクウガで暴走して今の姿になったようなことが暗示されていた  -- 名無しさん  (2016-03-23 21:16:00)
-  39話でガラスのケースに収められた先代クウガのミイラの全体像が見れたけど1話でダグバが先代クウガの石棺をドガンとぶっ飛ばして復活した時調査団の人達を惨殺しながら暴れたのが現場に残されたビデオテープに映っていたから現場はそうとう凄惨だった思うけど先代クウガのミイラはよく服や装飾品、胴体の形が残ったままでいられたなと思った。  -- 名無しさん  (2016-05-25 15:49:07)
-  リクが戦ったのは、実はダグバでは無くカミオだった説  -- 名無しさん  (2016-06-29 19:05:48)
-  ↑オデッセイのラスボスは不完全なダグバって公式ビジュアルががっつりある以上それはないな。SICアレンジされたガミオは見てみたいが・・・  -- 名無しさん  (2016-06-29 19:13:59)
-  公式小説クウガだと2号ライダーいるので、2号先代クウガの人がアルティメットの力を溺れて暴走したでしょ  -- 名無しさん  (2017-03-04 11:40:19)
-  ⇧リントはもう一個アークルを作る際にクウガのアルティメットの暴走安全装置入れただと思う  -- 名無しさん  (2017-03-04 11:45:03)
-  ふと思ったがリクで「先代」ではなく「初代」で、リクの活躍以降も何度かグロンギが復活してはその度にアークルを受け継いだ当代のクウガが戦い、TV本編の時代に至るのでは。あとプロトクウガの件もあるしアークルもいくつか作られてたので、時代によってはクウガが何人も並び立つ光景があったのかもしれない。で、そのうちの一つがアルティメット化した事であの警告が生まれたとか  -- 名無しさん  (2017-05-16 15:54:49)
 
 
最終更新:2024年07月08日 16:12