登録日:2012/09/10 Mon 16:47:37
更新日:2026/05/26 Tue 09:23:42
所要時間:約 18 分で読めます
一条さん……
俺、なります……
聖なる泉 渇れ果てし時
凄まじき戦士 雷の如く出で
太陽は闇に葬られん
【概要】
劇中での出番が最終決戦の最初だけと極めて短い(約2分)ことでも有名で、実際に画面に映っている時間はさらに短い。
後にクウガがサブライダーとして『ディケイド』で再登場したこともあり、『クウガ』本編より『ディケイド』の方が登場時間は長かったりする。
【アルティメットフォーム】
身長:202cm
体重:150kg
パンチ力:約80t
キック力:約100t
跳躍力:一跳び90m
※測定不能とする書籍もあり。
アームドグローブの手の甲に刻まれたリント文字:“戦い”
戦士“クウガ”の最強にして最凶の姿。
劇中では「凄まじき戦士」「黒の四本角」「黒い戦士」「究極の闇をもたらす者」「なってはならない戦士」などと呼称される。
碑文によれば
“心優しき戦士であるクウガが優しさを失い、怒りや憎しみに支配された時に発現する暴走形態”であり、
ン・ダグバ・ゼバと同じく
人類を滅亡させかねない危険な存在とされる。
アマダムから延びる神経状組織に(恐らく脳を含む)全身を侵食され切っており、椿が当初から懸念を見せていた
「戦うためだけの生物兵器」に成り果ててしまった状態とも言える。
憎しみや闘争本能が剥き出しになっている本形態の各部位にも、それを思わせる特徴が表れている。
見た目は禍々しい四本の角(コントロールクラウン)と身体の随所にトゲを持ち、全身に血管状組織が浮き出て
金のラインが走っている。
ほぼ
真っ黒で複眼(コンパウンドアイズ)も額の器官(シンボルポイント)も
黒い。
ライジングアークル(ベルト)の形状も変化しアマダムも
黒いなど、他のフォームとは全く異なる姿を持つ。
リント族はこの形態を表すため
だけにわざわざ別の文字(四本角の戦士)を用いており、やはり彼らも他の形態とは本質的に異なる存在だと考えていたようである。
《能力》
マイティ及びライジングマイティフォームでは、各フォームの必殺技で発する『封印エネルギー』を右足に存在する血管状組織から放出する「マイティキック」を繰り出していたが、
アルティメットフォームはこの血管状組織が全身に表出しているため、全身から『高エネルギー』を放出できるので、
ただの
パンチや
キックが
3kmを焦土と化す封印エネルギーを込めたライジングマイティキック以上の威力(つまり普通のパンチやキックが必殺級)を誇るなど、全能力が戦闘向けに強化されている。
クウガの各形態は「こんな能力を使える」と言うよりは、アマダムによってもたらされた肉体と感覚の強化を必要なパラメーター毎に極端に割り振った結果と言えるのだが、
アルティメットフォームの場合はそれが全て開放された状態と言える。
ただし、劇中で何度も指摘されている通り本来は制御出来ない完全な生物兵器と呼べる状態になってしまう為、変身ベルトであるアークルにはアルティメットフォームに至らない為の安全装置が備えられていた。
肩部のショルダーブロッカーは鋭い角状の構造になり、ショルダータックルにより相手を一撃で貫く。
エルボースパイクや脚部の突起は伸縮自在のカッターであり、肘打ちや回し蹴りの際に高エネルギーを放出して相手を切り裂く(切断する)ことができる。
また、これまでの形態では口を保護する役割だったアーマードマウスも、クラッシャー(口)の牙が鋭利になり、
噛み付き(噛み切り)攻撃も行える。
手首のハンドコントロールリングからは黒色の
ライジングフォームの武器3種類を生成し使用することが可能。
以上の能力は全て物質を原子レベルで分解・構成出来る力の応用であり、もはや
全身凶器である。
黒い武器については『超クウガ展』の展示にて
放送から25年越しに装備している写真が展示された。
◆プラズマ発火能力/超自然発火能力
掌をかざす事で物質の分子・原子を操る能力を用いて対象をプラズマ化・炎上させる能力。パイロキネシスとも呼ばれている。
要するに相手は身体の内部から発火させられる鬼畜能力で、能力範囲内であれば必中かつガード不可。
ぶっちゃけチートも良いところであり、劇中描写からしてアメイジングマイティはダグバのこの能力によって惨敗を喫したと思われる。
最終決戦ではダグバとお互いを燃やし合うもののすぐ鎮火し、素手で殴りあっている。
この鬼畜能力でもダグバとアルティメットフォームの戦いでは決め手にならなかった。
自然発火という珍しい内容かつ唯一劇中で使った明確な能力のため、アルティメットの代名詞となっており、
最近のゲームでは必殺技として扱われる場合がある(劇中では必殺技どころか牽制技のような扱われ方だったが)。
おかげで“燃やす”というかもはや爆破することもしばしば。
◆アルティメットキック
劇中未使用の
ライダーキックであり、クウガのキックでは唯一威力が不明になっている。
ただし、
必殺技に使われる高エネルギーが常に全身から放出される為か、書籍によってはダグバとの戦いで放った通常の蹴りがアルティメットキックと呼称される事もある。
当時の
ゲームではモーション流用で片足蹴りになっており、現在でも
ゲームや映像で片足蹴りとして扱われることがある。
◆アルティメットパンチ
アルティメットキック同様、本編未使用。
こちらも書籍によってはダグバとの戦いで放った通常のパンチがアルティメットパンチと呼ばれる事がある。
ゲームでは「凄まじい拳」表記となっている場合がある。
ガンバライジングではこれの派生技なのか紫色のエネルギーを込めた連続パンチ「アルティメットフィニッシュ」を披露している。
劇中での描写がかなり少ないため、能力としては未知数……というより何でもできそうだから恐ろしい。
『ダグバと等しい』という設定上、アマダムの持つ“使用者の意志を具現化する力”を最大限に発揮出来るとされるため、発現出来る
超能力に限界は無いと思われる。
実際、『
小説 仮面ライダークウガ』ではプロトタイプがアルティメットフォームに変身したとはいえ、
東京タワーそのものをモーフィングパワーによって覆い、『怒りの塔』なる超巨大光線兵器を錬成するという、
特撮でやったら予算が死にかねない凄いシーンとんでもない事を起こしている。
《劇中の描写》
心停止時に雄介に施された電気ショックと、強化される敵に対し更なる力を望む雄介の意志の相互作用によって、
イレギュラーな強化形態『ライジングフォーム』が発現する時期に、黒の戦士の碑文にある『雷』が電気的な強化に関係があるのではないかと考え、
沢渡桜子がアルティメット発現の前兆ではと危惧していたが、五代は彼女を安心させるためか“戦士が雷の如く現れる”と“戦士に雷が出る”は無関係と強弁した。
五代の電気ショックに携わった椿医師も「このまま変化が進めば、戦うだけの生物兵器になってしまうのでは」と危惧していた。
その後、
ゴ・ジャラジ・ダ戦であまりにえげつない殺人行為に、劇中で初めてキレた雄介が発現しかけた。
この影響で
ドラゴンでも追い付けないジャラジを
マイティで捕獲したりとクウガが一時的に異常に強くなり、同時にアマダムが雄介に
アルティメットの幻影を見せて警告した。
これ以降、雄介は怒りや憎しみに注意するようになるが、ダグバにはアメイジング
マイティですら全く歯が立たなかったため、変身を決意。
万が一自分が暴走した場合は、先のダグバ戦で破損したアークルのヒビを撃って射殺するよう
一条薫に告げたが、無事制御に成功。
幻影として登場した
全身が黒い戦士ではなく
目が赤い姿になり、
優しさや自我を保ったままダグバと対決。壮絶な殴り合いの末に勝利を掴んだ。
後に沢渡桜子はこれを「
伝説を塗り替えた」としている。
このため赤目アルティメットは雄介専用として特別視されている。
その証拠として、アルティメットフォームが理性を失い暴走すると同時に砂となるシステムの「装甲機ゴウラム」が消滅しなかった。
ちなみに商品展開上アルティメットフォームはレッドアイ・ダークアイ(ブラックアイ)と分けられており「レッドアイズ」・「ダークアイズ」と表記されることもある。
《関連碑文》
(アルティメットフォームの発現条件と危険性を記した碑文)
(黒目のアルティメットフォームのアークルに記された碑文)
(赤目のアルティメットフォームのアークルに記された碑文)
【客演】
ディケイドの登場によって旧作ライダーが再び日の目を見る事になり、『ディケイド』本編や劇場版、更に
ゲームにも登場した。
なお、『クウガ』本編以外で
赤目アルティメットの実写映像が見られるのは2026年時点ではディケイドとジオウの映画だけである。
原典への配慮からか、こちらは理性の有無に関係なく常に黒目。
初登場は
光夏海の
夢の中(第2話)で、ディケイドに蹴散らされた
平成ライダー達の中からクウガだけが起き上がり、
マイティフォームから強化変身。
ディケイドに殴りかかり、互いにエネルギーを込めた拳を打ち付けあって爆発の中に消えた。
その後、
最終回で
門矢士を庇って倒れたユウスケがキバーラに噛まれて暴走。
夏海の予知夢が現実となるシチュエーションで実際に変身したが、戦いは未遂に終わった。
歴代最強ライダーの代表格という事もあってか、
賛否はあれども重要な役回りであった。
◆召喚版
ディケイド コンプリートフォームが召喚するアルティメットフォーム。
原典(五代)準拠のため、こちらは赤目。
ただし、本編ではクウガ本人がいるためか召喚した事はなく、登場は上記の超アドベンチャーDVDのみ。
終盤に登場。
次々と最終フォームへ変身する平成ライダー達のシーンでは
仮面ライダーゴーストやディケイドとほぼ同じタイミングで変身。
巨大化した
仮面ライダーバールクス相手にライダー達がそれぞれの得物から斬撃や銃撃を飛ばす中、
先述のようにこれといった武器を持たないクウガのみ、目に見えるタイプの
超自然発火能力を披露している。
【ゲーム】
五代が変身する事もあって赤目で登場する。
黒目アルティメットは小野寺verとして登場するがライジングアルティメットに出番を取られがち。
《仮面ライダークウガ(PS1)》
放送途中に販売された本ゲームにおいてはカードを全種揃える事で解禁される隠しキャラクターとして登場。80枚以上も存在する為、集めるのは結構骨が折れる事だろう。
しかし、解禁される際に五代から特別なメッセージを送られる。
設定が固まっていない頃に制作した為か、性能はマイティフォームのコンパチで必殺技の演出もマイティキックと同じになっている。
また、ベルトがモーフィンクリスタルの色が黒のライジングアークルとなっている。
「オーズ」から登場。バトルスタイルを「パワーアップ」にした状態でライダーゲージを3本消費すると変身・操作可能になる。
超必殺技はアルティメットキックを決めた後に超自然発火能力を発動するものとなっている。
超必殺技でのみ変身。相手を殴って吹っ飛ばした後に超自然発火能力を発動する。
続編の
2、ライダーレボリューションでは流れが逆で、超自然発火能力後に相手を殴る技になっている。
《バトライド・ウォーシリーズ》
全作通して超必殺技を発動する際に変身。発動直後に超自然発火能力で広範囲を爆発させる無双向きの技となっている。
初代ではマイティフォームと動きが同じの上位互換な存在だった。
Ⅱではモーションが一部作り直され、超自然発火能力を応用した突進技や爆破攻撃が使えるようになった。
また、「Ⅱ」ではシネマが生み出したシャドウフィルムライダーとしても登場。こちらは自我を持っていない偽者なのだが、こちらは普通に赤目である。
黒目アルティメットは『バトライド・ウォー創生』にて追加された小野寺クウガの強化形態の一つとして実装。溜め攻撃を当て続けることで変身が出来る。(なお、小野寺クウガの超必殺技はライジングアルティメットとなっている。)
《クライマックスファイターズ》
エボリューションバーストする事で変身・操作が可能。
主に超自然発火能力を用いて爆発や突進などで攻撃が出来る様になる。
《シティウォーズ》
赤目は効果カードを装備することでフォームチェンジが可能となっている。
実装されたカードは最終フォームらしく全て星5。
黒目の方は何とエボルトが擬態した姿として登場。優しさを失い暴走したIFの五代の人格をコピーしている。
《ガンバライド》
最終弾であるシャバドゥビ6弾で参戦。本編同様にラストを飾ったフォームと言えるだろう。
ライダータイプは万能。
必殺技の「凄まじき拳」は、超自然発火能力使用後に一発の殴りで凄まじい大爆発を引き起こす派手な技となっている。最後には、炎の中に赤目だけを浮かせたシルエットのクウガが見られた。
本弾では究極キャンペーンのカードで発動できるアルティメットチャンスが実装されているが、アルティメットフォームに関してはLRでも発動する特別仕様となっている。
前弾ではEXステージで先行登場。なんと小野寺のライジングアルティメットと組んだWクウガとなっている。
《ガンバライジング》
最終弾しか使えなかったのが勿体無いと感じたからか、1弾からLREXカードのマイティフォームをバースト後にフォームチェンジ・使用できる。
こちらも「凄まじき拳」を実装。前作とは演出が異なるが、超自然発火能力やパンチ後の大爆発は引き継がれている。
6弾ではバースト前でも使用可能なLRが収録。
「アルティメットフィニッシュ」がバースト前の技として実装した。
その後、CPでの収録以外には注目されなかったが、
バーストライズ6弾でメモリアルフィニッシュ枠で収録。新必殺技の「悲壮の拳」が実装。
こちらはダグバとの戦いの動きを完全再現したものとなっており、この時のみ背景が雪山に変わる。
固有結界とかではない
また、パラレルカードも収録されており、こちらは相手のベルトにヒビが入る演出が追加されている。
最終弾のゲキレツグランプリ3弾では「ベストバウトキャンペーン」としてCPで収録。表のイラストは本弾で収録されたダグバのカードと繋ぎ絵になる特別なイラストとなっている。
《バトルドッジボール3》
必殺技時に変身。「超自然発火ショット」で炎を纏ったボールを相手の内野の真ん中にぶつけ火柱を発生させる。
【その他】
TCG『レンジャーズストライク』ではシークレットレア・スーパーレアとして登場。
特に初登場時のシークレットレア版は、迫力あるイラストとフレーバーテキストにより人気のある一枚だった。
そのフレーバーテキストは以下の文章である。
究極へと至る道は一つではない。
ただ人の為に己を高め
空と成し我を得よ。
【関連フォーム・ライダー】
アルティメットフォームの力を宿した、あるいは「アルティメット」の名前だけを借りたフォーム、及びライダー達。
《アメイジングマイティ/黒の金》
2回目の電気ショックで発現した“限りなく黒に近い姿”。
財団B的にもイレギュラー形態の準最強フォームだが、
ン・ダグバ・ゼバには全く歯が立たなかった。
ネタバレを完全回避したまさにアメイジングなフォームだが、その裏には色々と複雑な制作秘話が…(後述)
《ライジングアルティメット》
身長:210cm
体重:150kg
パンチ力:100t
キック力:120t
ジャンプ力:ひと跳び110m
走力:100mを1秒
映画『
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』に登場した小野寺クウガ専用の新形態。
アルティメットフォームの強化版で、見た目はより刺々しく、すらりとしたアルティメットに比べてかなりマッシブな体型になっている他、
枝分かれした角、肩や手足、胸の金色の装甲など、よりダグバに近い姿になっている。
大神官ビシュムこと門矢小夜(士の妹)によって「地の石」を埋め込まれたことによって発現した。
設定上基本スペックは
アルティメットフォームを超えるはずだが、
シャドームーンにボロ負けするなど活躍の場面が殆どなかったためか、いまいち最強扱いされない。
それでも、近年は
小野寺ユウスケのクウガとして特にファンから支持を集めている部分もあり、
ユウスケ役の村井良大氏も
「オダギリ(ジョー)さんとは違う自分だけのクウガ」として気に入っているとのこと。
ちなみに藤沢真行氏の漫画版では映画よりも活躍シーンが多い。
アルティメットフォームのシンプルさから離れた派手な姿と、小野寺クウガの存在感の薄さによって、何かと叩かれがちな形態。
ちなみにライジングパワーは黒の力の一部であるというのはファンの考察に過ぎず、原典の設定とも矛盾は生じない。公式が明言していない情報で公式のキャラクターを否定するのはやめておこう。
このフォームの金の力については、地の石の力を強引に上乗せされて暴走した姿なので強化の過程は原典とは別のものであり、「ライジング」という名前を冠することもあって色々と混同されがちである。
また、五代クウガのライジングフォーム発現の経緯と併せて「アマダムは外的要因の影響を受けやすいのでは?」と言われることもある。
あくまでも「パラレル設定のクウガの姿」の為、商品展開などではディケイド作品のライダーとして扱われる場合が多い。
《スーパーライジングアルティメット》
HERO SAGAオリジナルの、ライジングアルティメットから更なる強化を遂げた姿。
よりパーツが大型化したほか、胸にはアルファベットのSのような模様が追加されている。
作中でも少し触れられているが、胸に浮き出るSはスーパーではなく
「ストロング」の意味合いなのかもしれない。
《アルティメットゴウラム》
クウガ アルティメットフォーム(
小野寺ユウスケ版)がディケイドの介入無しに単独で
ファイナルフォームライドした姿。
本来、アルティメットフォームが誕生した時点で消滅するはずのゴウラムにアルティメットフォーム自身が変身するという、何とも皮肉な形態である。
《アナザーアルティメットクウガ / アナザークウガアルティメット》
『
仮面ライダー剣』に登場。
クウガ以外に
アルティメットフォームの名を持つ唯一の存在。スペシャルターボもあるでよ。
正直なところ、
ライジングアルティメットや
普通のアルティメットフォームより活躍したのは内緒。
上級アンデッドへの決め手がこれって……
なお、『
仮面ライダー図鑑』などでは
「アルティメット・フォーム」という記述となっている。
《仮面ライダージュウガ》
こちらも『リバイス』に登場。
アルティメットフォーム、ひいてはクウガそのものをコンセプトに盛り込んだ仮面ライダー。
ジョージが作り上げた「悪魔の力を必要としない人類の人類による人類の為のライダーシステム」で、10体分の最強生物の力で戦う。
【余韻をぶち壊しかねない話】
今でこそ人気があり、評価されているアルティメットフォームだが、当時はいろいろと批判されまくっていた。
クウガの最終形態という触れ込みで登場した黒い異形の姿。
尖った肩や腕・足の装甲と、むき出しの牙と鬼の角を連想させる形相のマスク……
その姿はまさしく
悪魔と言った感じでヒーローらしからぬデザイン…はどちらかというと関係は少ない。
そんなこと言ったら
初代仮面ライダーなんてバッタと
髑髏(初期案はもっと髑髏要素が強かった)である。
実はこのフォーム、2000年の10月発売の児童誌に初めてその全体の姿が発表されたのだが、
下記のように雄介が見た幻影、放送開始前のジャンクション、OP映像を除けば実際にTV本編内に登場・活躍したのはなんと翌年の1月。つまり
最終回の一つ前の第48話だけだった。
挙句の果てにアルティメットフォームが登場した場面での戦闘はダグバとただ延々殴り合うというもの。
しかも途中で変身が解けてしまうため、実質的な活動はほとんどなかったに等しい。
つまり、出番の少ないライジングフォームやアメイジングマイティよりもさらに少なかった訳だ。
普通、児童誌に新しい要素が発表されるとだいたいその月の内にそれは登場するというのがセオリーだった。
そしてどのような登場をするだろうかという注目を一身に集めた話題のアルティメットフォームであったが、
この月の放送におけるアルティメットフォームは「
五代雄介が見る幻影」として登場しただけで、
それから第48話に登場するまで、ひたすらその存在を引っ張り続けたのだ。
これはバンダイからの「番組中盤で、クウガが雷の力を持つ黄金の最強形態にフォームチェンジする」という提案に対し、
髙寺成紀Pが
「
これまで通り新フォーム発現に物語上の必然性を与えるのであれば、最強のクウガは最強の敵を倒すための姿ということになる。もし中盤で最強の敵を倒してしまったら、その後戦う相手がいなくなってしまうのではないか」と意見具申したため。
これを受けて更なる調整が行われた結果、「雷の力を持つ黄金のクウガ」は「既存フォームに雷の力と黄金のカラーを加えた強化版」に変更され、改めて用意された「最強の敵を倒すために変身した最終決戦形態のクウガ」こそがアルティメットフォームだったのだ。
しかし、この辺の情報がきっちり共有されていなかったのか当初アルティメットフォーム自体が「正体不明の存在」という扱いで発表されており、「五代雄介ではない、まったく別のクウガ」とも取れるような表記がされていた。
にも関わらず、商品宣伝媒体ではしっかり素体の顔部分が公開されており、雄介が変身する姿だという事を堂々とバラしてしまっていた。
スタートがこんなんだったうえに、全体的にどこかおかしな宣伝がまかり通ってしまった感があった。
そのため、この時点でまだ画面にまともに登場していないアルティメットフォームが、本編登場よりも遥か前から発売される状況になったのだ。
商品が店頭に並んでも、本来のターゲット層である子供も、そしてマニア・コレクター達も今回ばかりは躊躇したのだ。
結果、アルティメットフォームの
装着変身フィギュアは、先のライジングパワーセットをも凌駕する不人気商品になり、更なる在庫過多状況を作り上げてしまった。
ところでこれを見てほしい。
これは「装着変身 仮面ライダークウガ アルティメットフォーム」のパッケージに
記述されているキャッチコピーの一部である。
“最強にして最悪の正義をその身にまとえ!”
“心清き戦士、力を極めて戦い邪悪を葬る時 汝の身も邪悪に染まりて永劫の闇に消えん”
“ゴ集団最強の怪人「
ゴ・ガドル・バ」をクウガと同スケールで再現! 劇中シーンが君の前に!!”
……気づいていただけたであろうか?
実はアルティメットフォームは当初、最強のゴ怪人
ゴ・ガドル・バと戦う予定だったのだ。
「あれ?アメイジングマイティは?」と思う人もいるかもしれない。
ちなみにアメイジングマイティは当時日本国内では正式には発売されておらず(装着変身は香港版のみ)、登場したのもアルティメットフォームより後である。
改めてガドルの能力を見直すとクウガ同様に4つの形態を使いこなし、さらにその能力は基本形態の時点でライジングフォームをも上回る化物中の化物。
対してアルティメットフォームは前述した通り、手首のコントロールリングからは黒色のライジングフォームの武器3種類を作り出し使用することが可能。
ガドルの強さを示したうえで、それと互角以上に戦うのにこれ以上ない能力である。
しかし、現場スタッフは先述通りアルティメットフォームを最終決戦まで温存することにし、代わりにライジングフォームとアルティメットフォームの橋渡しとなるアメイジングマイティが急遽登場することになった。
結果、実際にガドルと戦ったのは、あえて悪意のある言い方をするなら「ぽっと出」のアメイジングマイティだった。
髙寺Pは後にTwitter(現X)で「当初はライジングマイティのリペイントでソフビを発売する予定が、「ガドルを倒すのは両足キックの方が理にかなっている」との判断から、両足にアンクレットを追加。このせいで金型の変更を余儀なくされ、この辺りでバンダイとモメて商品販売が遅れた」と語っている。
一方、チーフ助監督兼サブ監督の鈴村伸弘氏は、あるファンがXでこの話に言及した際「全然違います」とリプライしており、髙寺Pの証言すら事実と食い違っている可能性が浮上した。
その後、『クウガ』25周年を記念して開催された「超クウガ展」にて、先述した「最強のクウガは中盤で出すべきではない、としてライジングフォーム誕生」という裏話が明かされたものの、アメイジングマイティの販売が異様に遅かったことについては、未だ真相が闇の中である。
編集ブロック消え去りし時
記録を持つ篭り 妖のように出で
荒らしは闇に葬られん
清らかなる管理人
アニヲタの力を極めて戦い荒らしを葬りし時
汝自らの邪悪を除きて
規約違反項目を消し去らん
- コメント欄が長くなってきたのでリセットしました --
- ダグバみたいな等しい者でなければ手をかざすだけで勝てるのに、わざわざ3種類の武器を生成可能っていう能力は果たして必要だったのか -- 名無しさん (2016-10-11 19:50:21)
- そんなこと言ってしまったらショルダーもカッターもクラッシャーも必要なくなるんですけれどね -- 名無しさん (2016-10-11 19:56:05)
- き、きっとゴとかラのクラスになると自分のモーフィングパワーで少しは対処して体の原型は残るのかもしれないし…(恐らくゴ以上ン未満のアメイジングマイティがダグバに舐めプでフルボッコの件から目を逸らしつつ) -- 名無しさん (2016-10-11 20:24:27)
- むしろ全てを極めた形態だからこそ今までの全部使える設定に説得力があると言える。 ダグバ戦で殴り合いに入る前に使って欲しかった(多分ダグバも同じような能力の剣・弓・槍を出せそうだ) -- 名無しさん (2016-10-11 20:43:39)
- 漫画版ではダグバとどういう戦い繰り広げるのか楽しみ なんかDB的な感じになりそうだけど -- 名無しさん (2016-10-11 22:46:12)
- ダグバとは殴り合いに入る前に各フォームの武器(アルティメット版)で攻撃するも、それでも倒せないから最終的に殴り合いに発展するって初期案があったらしいって話しは聞いたことがあるけど、見てみたかったな -- 名無しさん (2016-10-15 10:42:25)
- ウルトラマンオーブのサンダーブレスターはウルトラシリーズ版のアルティメットフォームだと思う -- 名無しさん (2016-10-21 14:09:59)
- 当時のクリスマスプレゼントは装着変身アルティメットだったな。箱には「ライジング売ってなかったゴメン」ってあったの覚えてるけど、とんでもございませんサンタさん。 -- 名無しさん (2016-10-21 17:34:37)
- ディケイドの「クウガの世界」にもゴウラムがいた場合、知らない間に砂になってる -- 名無しさん (2016-10-21 18:31:55)
- ン・クウガ・ゼバ -- 名無しさん (2016-12-27 12:00:42)
- 石ノ森先生が書いた萬画Blackとかけっこうハチャメチャやし・・・ -- 名無しさん (2017-11-26 11:50:33)
- 変身者こそ別人だけどアルティメットクウガがボコられたりライジングアルティメットクウガがボコられたりしたんだよなぁ -- 名無しさん (2017-12-03 15:13:04)
- オールライダー無くてアマゾンズだったな。 -- 名無しさん (2018-01-13 23:05:39)
- クウガはライジング以外、眼とベルトの真ん中の色が一緒だった。だがダグバと戦ってたアルティメットフォームの眼は赤。ベルトは黒のまま。これが意味するものとは・・・・ -- 名無しさん (2018-03-20 02:37:18)
- 五代自身は平和利用専門のたい焼き名人アルティメットフォームの方が好きそう -- 名無しさん (2018-04-09 19:23:55)
- 全てを飲み込む漆黒の闇のような肉体に大きく宿った暖かい二つの紅い目 -- 名無しさん (2018-07-09 15:27:15)
- 多分当初の予定だったらここまでの強キャラではなかったんだろうな…ガドルと互角以上に戦う予定だったようだし。ガドルとダグバの力の差ももう少し小さかったのかな -- 名無しさん (2019-05-15 09:09:46)
- 結局、高エネルギーってグロンギの物理を貫通して物理的な威力 -- 名無しさん (2020-02-08 01:23:30)
- ああ、書き込み失敗した。 超全集とかの資料に書かれてる高エネルギーは必殺技の純粋な破壊力(カタログスペックとかの物理的な威力)で、グロンギをかつて封印したりベルトを爆散させたりする封印エネルギーとは別物って解釈でいいんだろうか -- 名無しさん (2020-02-08 01:28:43)
- アメイジングがスポンサーにもアメイジングなのは流石に嘘くさくないか? -- 名無しさん (2020-09-17 01:48:58)
- 地の石でライジングアルティメットに強化されるなら、キングストーンを埋め込んだらどんな形態に変化するのやら。 -- 名無しさん (2020-09-17 05:57:49)
- そらもうその時アマダムに不思議なことが起こっちゃうんでしょうよ -- 名無しさん (2020-09-18 16:23:10)
- ↑3 その通り。バンダイが知らなかったのはデマで実際はアルティメットを最後の戦いだけ出す条件としてライジングの上位フォームを一つ作る事だったからアメイジングが生まれたと言う話 -- 名無しさん (2021-02-05 19:07:14)
- このフォームの登場が遅れたことに対しても、高寺P本人が(出したくもないものを出せとせっつかれた、というより)「正式なタイミングで宣伝もされて、出すべきだったものを物語の都合で出さずにいてしまった」と、どちらかといえば自分の落ち度かのように語っているしな -- 名無しさん (2021-02-24 00:37:43)
- アメイジングで揉めたのが登場云々ではなく、ライジングの色替えで済ませるはずが、両足キックの強い→両足アンクレットにする。バンダイとしては新たに金型が必要になるため揉めたのが真相とのこと。 -- 名無しさん (2021-02-24 01:55:27)
- ↑つまり、当時ソフビで出てた黒いライジングマイティを本編に逆輸入する形になるはずだったってことか -- 名無しさん (2021-08-20 15:40:24)
- ライジングフォームが、アルティメットフォームの力の一部って設定、超全集とかOPFなどの書籍資料にもなければ、実際ソースが不明なんですよね…。修正してもよろしいでしょうか? -- 名無しさん (2021-10-05 01:42:34)
- ↑多分、ベルトの装飾が流用だったから。後、アルティメットが能力的に全解放版なので、ライジング含む以前の形態がパラメーターの割り振りによる小出し版と言えなくもないので納得出来たんだと思う。 -- 名無しさん (2021-10-07 14:03:42)
- ライジングアルティメットが出てきた時は批判も多かったけど、ぶっちゃけライジングアルティメットを妄想したことがあるクウガファンって結構多いんじゃない? -- 名無しさん (2022-09-15 10:55:09)
- ↑自分はなかったな。ライジングの金はアクセント程度の方がシンプルで映えると思う。実際のは金でゴテゴテしてカッコいいとは思わなかったな。 -- 名無しさん (2022-09-15 11:15:40)
- ダグバとの関係からの憶測なんだけど、この黒こそが、クウガの「本来の姿」って可能性はあるのでは?たとえば、最終調整前のベルトを持ち出し変身してグロンギと戦った青年が、グロンギへの憎悪で暴走しかけて自分ごとベルトを破壊した。そのため当時のリントたちはベルトの仕様を変更し「本来の姿」をなってはならない禁じ手としてならないようプロテクトをかけた。力にもプロテクトをかけ、本来の性能の5%を赤とその派生として残し、残りをプロテクトにかけ封じた。金は暴走しない範囲をタイムリミットつきで限定的にわずかだけプロテクトを解除した状態。タイムリミットの間だけ黒の15%程度の力。だったのかもと。怒りで「姿」ではなく「力」のプロテクトを何%分かはわからないけど突破して警告されたこともあったよね。 -- 名無しさん (2023-11-19 05:03:55)
- 実質戦った尺だと、ダブルら辺以降なら究極フォーム(最期の映画か最終回のみ登場)扱いになりそう。登場話数からしても、ライジングが以降の最強フォーム的な運用のされ方だったし -- 名無しさん (2023-11-24 00:57:09)
- アルティメットフォームのゼインカードもあったら効果が「全武器によるコンボ」か「火力がオリジナル以上のプラズマ発火」になりそう -- 名無しさん (2024-04-21 00:48:12)
- ↑2 赤目は究極フォーム扱いでいいと思うな。 -- 名無しさん (2024-06-26 13:28:46)
- 高寺Pの話も他のスタッフの証言と矛盾してる部分があるから真相はマジでわからないとか別のページで書いてなかったっけ? -- 名無しさん (2025-03-17 12:56:11)
- 一番最初に見たクウガの姿はディケイドの小野寺クウガだから、アルティメットフォームといえば黒目の方が印象深い -- 名無しさん (2025-03-17 14:35:12)
- 設定(玩具)だけ存在していたアルティメットタイタンソード、アルティメットペガサスボウガン、アルティメットドラゴンロッドをクウガ展で新造でお披露目!!!幻想(ユメ)じゃねえよな…!? -- 名無しさん (2025-06-15 20:34:44)
- ↑3 超クウガ展で語られてたライジングフォームとアルティメットフォームの誕生秘話も併せてその旨を追記しました -- 名無しさん (2026-01-11 21:34:15)
最終更新:2026年05月26日 09:23