宮守女子高校(咲-Saki-)

登録日:2012/05/18(金) 23:10:18
更新日:2023/03/30 Thu 14:47:39
所要時間:約 6 分で読めます






宮守女子高校は咲-Saki-に登場する架空の女子高校。

今年の岩手県代表校。
一位抜けの一回戦を突破し、二回戦へ駒を進めた。
二回戦で清澄高校、永水女子、姫松高校とぶつかる。

その実、たった半年前まで麻雀部の部員は3人で、大会出場どころか部内での4人打ちすら出来なかった。
そんな麻雀部に転機が訪れたのは大会から半年前にあたる昨年の冬、
実業団チームの監督やスカウトをしている熊倉トシが教員として宮守女子に赴任し、麻雀部の顧問に就任。
その先生がどこからか連れてきた姉帯豊音、ニュージーランド人留学生のエイスリン・ウィッシュアートが麻雀部に加わり、インターハイに挑む異色のチームが結成された。


現在でも構成メンバーは部員5人と顧問1人。団体戦の出場資格ギリギリというダークホース中のダークホースである。
だが学校としての全国大会への出場はこれが始めてではないようだ。
部員は全員3年生なので、後の世代が復活させない限りは最後の公式戦となる。

遠野の高校ということでメンバーはそれぞれ遠野物語や東北の信仰、伝承をモチーフにしている。
単なる元ネタなのか、実際に霊的なものを身に宿しているのかは不明。


◆メンバー

小瀬川白望(こせがわ しろみ)【先鋒】
通称「シロ」。
白髪にベタ塗りの青目が特徴。トヨネほどではないがそれなりに長身。
麻雀部初期メンバーの1人。
極度の面倒臭がりで口癖は「ダルい」。常に気怠げな表情を浮かべており食堂への移動はおろか卓に着くことさえ面倒臭い。一度座ると当然立てない。
でも、海に行くのはダルくない。
その一方で仲間への気配りは人一倍行き届いているイケメン。

モチーフは「迷い家」。
考える余地もないようなツモでも突然ふと「迷う」ことがあり、非効率的な打牌選択をすると高い手を和了る。
姫松高校の分析によると、手を高くするために迷ったと言うよりは、「迷ったら手を高くなった」ように見えるとのこと。
永水女子の石戸霞から「マヨヒガの子」と呼ばれている。

二回戦では神代小蒔片岡優希を相手に+15000点の好成績で暫定首位に立った。


Aislinn Wishart(エイスリン・ウィッシュアート)【次鋒】
金髪碧眼のニュージーランドからの留学生。
日本語はあまり得意ではないので、持ち歩いているホワイトボードに絵を書いて意思を伝える。
海が好き。
トシさん赴任してすぐの頃、前の席に座っていたシロの何気ない誘いで麻雀部の部室へ向かう。
そこで見たトヨネと麻雀部員の触れ合いに感激
当時はルールさえ知らなかったが、みんなと仲良くなるために麻雀部に入部した。

その能力は「自分の夢――理想の牌譜を卓上に描き出す……」
和了や打点に派手さはないが、予選での和了率は全国一位。「ほとんどの局をエイスリンが和了る」とまで言われている。

チームメイトからの信頼は絶大で、他校からも徹底的に対策を練られていた。
ただし素の雀力は高くないため、染谷まこの不可解な打ち筋によってイメージを捻じ曲げられ(能力を無効化され)た際は一転して完封の憂き目にあった。

モチーフというか名前がそのまま能力になっている。
「マレビト信仰」との関連も考えられるが…


鹿倉胡桃(かくら くるみ)【中堅】
高校三年生とは思えないほど小柄で、いつも同じような表情をしている。
その外見に似合わず、口には出さないもののかなりの毒舌家である。また委員長気質なのか愛宕洋榎のトラッシュトークにも注意し続けた。

インターハイでは観戦から休憩までほとんどの時間をシロのヒザに座っている
充電!充電!

雀士としては他のメンバーほど際立った特徴はない。
ただ絶対に立直をしないらしく、過去の牌譜を見ても一度も立直していないらしい。
単なるこだわりなのか、なんらかの制約なのかは不明。
モチーフは恐らく「カクラサマ」。他には「座敷童子」とも言われている。

ちなみにこの作品のロリキャラでは珍しく露出度はかなり低め。
それでもスカートはかなり短いし履いてない。


臼沢塞(うすざわ さえ)【副将】
麻雀部初期メンバーの1人。
赤毛のお団子ヘアーが特徴で、対局中はトシさんの物と思われるモノクルを着けている。

その能力は脅威の「睨んだ相手の手が止まる」
魔物揃いのこの作品においてもオカルトっぷりでは断トツである。
ちなみに「塞ぐ」時の演出はかなりかっこいい。本人もわりと厨二寄り。
モチーフはおそらく「塞の神(道祖神)」。

一回戦では前年度個人戦6位の銘苅選手を徹底マークし、半荘二回で1度も和了らせなかった二回戦進出の立役者。
ただそこの能力は体力を消耗するので、使いっぱなしという訳にはいかないようだ。

二回戦でも永水の薄墨初美を封じるために奮闘したが、諸々の事情(主にデジタルピンクのせい)により難航した。


◆姉帯豊音(あねたい とよね)【大将】
トシさんが何処からか連れてきた謎の転校生。
197㎝の長身。何とスラムダンクの花形透や赤木剛憲と同じ身長である。
ヒザまで伸びた黒髪の長髪、ベタ塗りの赤目が特徴。
書類上は一年生の秋には宮守へ編入済みだったが、「土地の縛り」で二年生の冬まで宮守へ行けなかったらしい。

そんな彼女だが中身は普通の女の子。
それどころか誰よりも女子高生らしく、かなりのミーハー気質。
宮守に来る以前は「山奥の村から出られなかった」ため、テレビの向こうで活躍する神代小蒔原村和といったスター選手に憧れをいだいており、サインを貰おうとするわ闘牌を見て感動するわでちょーかわいい。
サインは後で本当にもらったり頼んだりした。
語尾を伸ばす独特の口調は少しローラっぽい気もする。

能力は『六曜』
現在判明しているのは追っかけリーチで先制した者から直撃を取る先負と、裸単騎でツモ和了する友引の二種類で、他の四種類はまだ判明していない。

モチーフは身体的な特徴を考えるとおそらく遠野物語の「山女」。
他にも「ダイダラボッチ」や都市伝説の「八尺様」とも言われている。


◆熊倉トシ(くまくら トシ)【顧問】
阿知賀編でもお馴染みのトシさん。
実業団チームの監督、プロのスカウトなど様々な肩書きを持つが今度は高校の先生である。
曲者揃いの麻雀部を統率する引率兼顧問。
なぜ部員三人の無名校にやって来たのかは不明だが、校長先生と昔なじみらしい。

情報収集能力、指揮力、采配に優れた名将で、少なくとも裏目に出たことは一度もない。
自身も初期メンバーを八連荘から三人まとめて飛ばすほど強い。
ちなみに原作84話でトシさんの入浴シーンを拝めるが、スレンダーで非常に艶かしい。

余談だが二回戦終了後、道を歩いていたら裸ジャージに出会って質問される未来が確定している。



IH2回戦第3試合
宮守 前半 後半 合計 個人収支 学校順位
小瀬川白望 108000 115000 115000(+15000) 1位 1位
Aislinn 114500 103500 103500(-11500) 4位 1位→2位
鹿倉胡桃 98500(-5000) 90000(-8500) 90000(-13500) 3位 2位→3位
臼沢塞 90800(+800) 85700(-5100) 85700(-4300) 4位 3位→4位
姉帯豊音 97800(+12100) 87400(-10400) 87400(+1700) 3位 4位

  • IH団体戦成績─2回戦敗退




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最終更新:2023年03月30日 14:47