登録日:2009/10/17 Sat 21:57:22
更新日:2025/12/23 Tue 11:49:24
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建御雷神は日本の神話「
古事記」や「日本書紀」に登場する神。
雷が神格化された神であり、武勇を司る軍神である。
鹿島神宮の主祭神としても有名であり、地域によっては「鹿島様」と言った方が伝わりやすかったりもする。
元来は鹿島で信仰されていた
国津神。海を護る蛇神として信仰されていた他、悪神・悪霊・蕃神の侵入を防ぐ塞神としての神格を有していたとも言われている。
後に政治上の色々な事情から
天津神に変更され、現在知られる神格を得た。
誕生編
「神産み」において火の神である「
カグツチ」を産んだ際に負った火傷によりイザナミは
根の国に行ってしまう。
怒った
イザナギは持っていた剣でカグツチの
首を切り落とした。
この時、剣から滴った血からはタケミカヅチを含む三柱の神達が生まれる。
国譲り編
ある日のことである。
高天の原の
アマテラスは一向に争いの治まらない地上を案じ、
実際には豊かになった地上を欲しがって「いっそ、誰か派遣して
併呑しよう争いを治めよう」と決心する。
とりあえず、愚弟とのバトルの時に造った子の「アメノオホシミミ」に地上平定を命じるも、「下界は争乱ばかりで怖いよママン」と、拒否。
困ったアマテラスは、天津神の知恵袋的存在である「オモイカネ」に意見を求める。
するとオモイカネは「もっと武闘派を派遣しろ」との事。
とりあえず「アメノワカヒコ」を使いに立てみる。
……しかし八年たってもアメノワカヒコからは返事もなにも無く、全くの音信不通である。
不審に思った天津神達は伝書鳩代わりに雉を飛ばすことに決定。
するとそこに使いの雉が飛んできて、天界言語で結果を聴いてくる。
困ったアメノワカヒコは「鳴き声が不吉だから」と、雉を射殺すも、その時放った矢が勢い余って高天の原まで届いてしまう。
天津神達は血の付いたアメノワカヒコの矢を見るや不信感を強め、
「これは、愚かなる天津神に対する裁きの鉄槌である。もし矢の持ち主に邪心があらば、神々の放ったメギドの矢に必ずや屈するであろう」
と地上に投擲。
見事アメノワカヒコに命中して絶命した。ショッギョムッジョ。
そんなこんなで遂に「タケミカヅチ」にお鉢が回ってきた。
彼は、高機動飛行船神「アメノトリフネ」にのって地上に降臨。
大地に剣を(切っ先を上に向けて)立てると、その切っ先に胡座をかくや、オオクニヌシを呼びつけ国譲りを求めた。お尻痛そう。
オオクニヌシは「二人の息子が良いんなら」と答え、「コトシロヌシ」と「
タケミナカタ」二人の息子を紹介。
コトシロヌシは「別に良いんじゃね?」と答えるやふらりと何処かへ。
しかし、タケミナカタは「いきなり来て国を寄越せとかアホか」とお怒りの様子。
国譲りの可否は力比べで決めることに。
タケミナカタが「先手必勝」とばかりに掴み掛かると、タケミカヅチは腕を氷に変身。
タケミナカタが怯んで腕を放すや、今度は腕を氷から剣に変えタケミナカタを追い回した。
ちなみにこの勝負が現在の「
相撲」の原点であるとか何とか。
民明書房もビックリである。
で、二人の息子の了承を得て再度オオクニヌシを訪ねると、出雲に巨大な社を建てることを条件に国譲りを認める。
無事使命を果たしたタケミカヅチは高天の原へ帰っていきましたとさ。
おまけ
石ノ森章太郎の漫画版ではサイボーグ004似の顔で腕を剣に変形させ、剣を通じての落雷で止めを刺した。
元の神話では
T-1000もとい、タケミカヅチに追い回されたタケミナカタは諏訪湖のほとりに追い詰められ、「ここから出て来ませんから勘弁してつかぁさい」と
土下座で一命を取り留める。
その後、諏訪の土着神である「洩矢神」と居住権を賭けてバトル。
洩矢神の操る巨大な鉄輪を相手に藤の枝を持って戦い辛くも勝利を得るも、これまた土着神の
ミシャグジ様信仰に呑まれかける。
全部ひっくるめて「みしゃぐじ様」みたいな扱いをされてる時代もあった模様。
オオクニヌシをビビらせ、その息子で国津神一の力自慢タケミナカタをブチのめす等スサノオを除けば最強クラスの神とも言えるタケミカヅチだが実は日本書記においては
日本神話唯一?の悪神として知られる
天津甕星(アマツミカボシ)には相棒フツヌシとのタッグで挑んだにもかかわらず敗北していたりする。
二人纏めて返り討ちにしたアマツミカボシマジパネェ……
追記・修正お願いします。
- P4だと完二のペルソナ -- 名無しさん (2014-05-06 11:18:21)
- コトシロヌシは入水自殺したはずでは? -- 名無しさん (2014-05-06 13:55:36)
- 石ノ森章太郎の古事記では完全にコスプレした004だったw -- 名無しさん (2014-09-27 18:14:09)
- 一番に思い浮かぶのはやっぱり戦術機 -- 名無しさん (2014-09-27 18:16:43)
- こういう、アニヲタらしい文体での史実記事好き -- 名無しさん (2014-09-27 22:46:04)
- >石ノ森 そして手を刀に変え不意打ちを受け止めるシーンでも、「ターミネーター2か!?」「Non,サイボーグ004!」というやり取りもある。 -- 名無しさん (2014-09-27 22:50:44)
- タケミカズチとタケミナカタがそれぞれ雷神と風神のモデルだっけ? -- 名無しさん (2014-09-27 23:15:42)
- ↑もっといろんな神格が習合して今がある。太古背負った鬼の姿自体は大陸から伝来したものだし。 -- 名無しさん (2014-09-27 23:20:03)
- なお、このタケミカヅチですら懐柔できなかったのがアマツミカボシなんだよな。 -- 名無しさん (2016-08-18 01:30:59)
- なんかタケミナカタとの戦いは相撲というよりプロレスで連想してしまった…タケミカヅチのBGMはサンダーストームで… -- 名無しさん (2016-12-10 15:30:09)
- 桓武天皇に自身のフツノミタマの剣を渡したという逸話もあるね -- 名無しさん (2016-12-15 19:53:55)
- アメノワカヒコに矢を投げ返したシーンは日本書紀だと「矢が血に塗れているって事はワカヒコは国つ神と激戦を繰り広げているのかも知れない、だったら返してあげなきゃならん」と親切心で投げ返してたりもする。 -- 名無しさん (2016-12-15 20:50:56)
- 大甕神社(日立市)と鹿島神社って位置関係考えると面白いよな -- 名無しさん (2016-12-15 21:19:04)
- ネーミングは「猛き」「厳つ」「雷」に分けられる。二重で修飾する事でその力を讃えているのだ。 -- 名無しさん (2025-12-23 11:49:24)
最終更新:2025年12月23日 11:49