タシロ・ヴァゴ

登録日:2011/02/02(水) 11:24:13
更新日:2025/03/12 Wed 09:46:45
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   *   *
 *   + うそです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *



タシロ・ヴァゴは機動戦士Vガンダムの登場人物。

CV:中村秀利
乗機:スクイード1 アマルテア級シュバッテン


ザンスカール帝国軍大佐。
軍内ではムッターマ・ズガン中将に次ぐ地位を占め地球侵攻作戦の責任者を務める。
宇宙艦隊戦を得意とする指揮官であり、ズガンさらには宰相カガチをも追い落として
ザンスカールの実権を握ろうという野心を持っていた。

一見ダンディな高級将校風だが
そこはおかしい人たちの多さに定評があるVガンダムである。
この男もまともなわけがなかった。


【劇中での活躍】
名前は他キャラの台詞にしばしば出ていたが、実際の彼の初登場は15話。
捕らえたオイ・ニュング伯爵を独断でギロチンで処刑したファラ・グリフォンに宇宙漂流刑を言い渡す冷徹な上官としてであった。

タシロ率いるカイラスギリー艦隊は地球での作戦が失敗したことを受けてチ○コそっくりの田代砲…
もといビッグキャノンで軌道上から地上を直接攻撃しようとする。

ところがダミー戦艦を特攻させるリガ・ミリティアの奇策に対応できず敗退。
ビッグキャノンを奪われる醜態を晒してしまう。
ここからタシロ大佐の転落人生が始まる…


その後、ザンスカールに潜入して捕まったウッソ達はギロチンにかけられそうになる。敵とはいえ子供が処刑される様子を見世物にすることに難色を示すクロノクルだったが、タシロは「貴公の意見は聞いてない、フォンセ・カガチの命令だ」と突っぱねる。

だが、ギロチンにかけられるのはタシロもであった
カイラスギリーの艦隊を全滅に追い込み、首都防衛に失敗した敗戦の責任を問われてのことだった。

「何故だーっ、何故わたしがギロチンにかけられなきゃならないんだーっ!?」

この時は本気で自分がなぜ処刑されそうになっているのか分からないような様子であったが、ファラのセリフによるとカガチやズガンへの反逆行為が露見したためだとされている。つまりは自業自得であった*1

この場はオデロVガンダムの乱入で命拾いするが、タシロの中で決定的な何かが切れてしまっていた…

終盤になってエンジェル・ハイロゥ護衛艦隊の司令として戦線に復帰する。
一度は罪を問われて処刑されかかったというのに、なぜか司令官という重要な位置に舞い戻っていた。

この時宇宙漂流刑から救い出したファラを手駒として用いている。

カガチはタシロに恩を売って手駒にするつもりだったようだが、
半分キレているタシロに戦力を与えたのはまさにキ○ガイに刃物であった。

「目の前の敵が強い~♪下がるしかないっ♪」

後退するふりをしてエンジェル・ハイロゥに乗り込み女王マリアを人質としてシュバッテンへ拉致。カガチらを追い落として自らがザンスカールの実権を握るという野心を遂に爆発させた。

しかし、この頃は狂気に憑りつかれているかのような状態であり、どこか浮ついたようでイントネーションもおかしい。心配する部下の指摘に対して「私は正気だよ」と答えるシーンがあるが、どう見ても正気ではなかった

「一度はギロチンにかけられそうになったわたしだ。すでに死後の世界に生きている」
と、マリアに対して発言する場面では、表情が完全にイってしまっていた。

こうして連邦リガ・ミリティアとザンスカールをも向こうに回して人生の絶頂を迎える……が、活躍はここまで。

頼りにしていたファラのゲンガオゾを失い、集中攻撃を浴びて艦隊は壊滅。後戻りできないところまで追い詰められていく。

「どうしたファラ!白い奴が来てるぞー!」

自ら撃墜を確認し「鈴が落ちた」と発言したにもかかわらず、既に死んでいるファラに助けを求める始末であった。

「ふはは、わたしに逆らうからこうなるのだ!」

艦橋に取りついたV2に対し、完全に錯乱したタシロは人質にしていたマリアを射殺してしまう

しかし、そこが運の尽き。怒れるウッソによってシュバッテンの艦橋ごとV2のサーベルで焼かれて戦死したのであった。


【小説版】
基本的な役回りは同じだが、まさかのエロ担当。
ファラとは明確な愛人関係で描かれセックスをしまくる。
他のカップルはあって一回なのにこいつらだけ二回もベッドシーンが

宇宙漂流刑はSMプレイだったらしい。

反乱の際にはカガチと生身で対決。
仕込み杖からの銃撃を華麗にかわし、腕時計にしこんだ毒針で殺害した。
拉致った女王に無理矢理キスして乳を揉む。

田代氏ね!

と思ったらズガンにカガチの杖で撃たれてあっさり死んだ。


漫画版
カイラスギリーの総指揮官として登場。
部下のゴッドワルド・ハインなんかもう全部おかしい描写に隠れがちだが、タシロ本人もデザインが老将っぽくなっている。
ゴッドワルドの事は信頼しており彼が敗れた際は狼狽しながらも、それでも任務を達成しようとする。
だがウッソの活躍でカイラスギリーが破壊された際には即座に戦艦を切り離して離脱した。
しかしその戦艦には行方不明になっていたシャクティが乗っていた為撃墜されず難を逃れたが、以降は行方不明。
原作のエキセントリックさと違い単なるモブAくらいの扱いであったが、彼にとってはそちらのほうが幸せだったかもしれない…。


【タシロ神名言集】

「おいしいアイスクリームだろう?」
宇宙漂流刑の前にはアイスを振る舞うやさしさ。

「ここで敗北するつもりはない」
兵を不安にしないため艦橋でノーマルスーツは着ないスタンスを取る。
……でもピンチになったら急いで着ている。結果的にこの判断は間違っていなかったのだが。

「わたしは正気だよ」
敵が強い♪にドン引きする艦長へ真顔で
どう見ても狂気です。本当にありがとうございました

「ギロチンのファラが死んでいるわけがないではないか」
ファラ機の撃墜を自分で確認した後に言った台詞
この顔が完全にイッている

  • 小説版
「こんなところで、死にはせん。まだまだ、おまえの股座に顔をうめて、おまえをよがらせてみせなければならんのだ」
富野節丸出しの独り言
ファラとやりたいパワーで気合いを入れてスクイードを脱出

「人間がつくった道具が、人の崇高な理念そのものを拡大して、
 他者を善き方向にもっていくことなど、できるわけがない」

「フォン・ブラウン・シティ効果を、リガ・ミリティアの艦艇におこさせれば、戦争はおわるのだ。そのうえで、乳のひとつも揉ませてもらえば、女王として崇めてやるよ」


【余談】
Vガンダムにおいてはオリファー・イノエやジュンコ・ジェンコらと併せて日本人風な名前になっている人物の1人
……に一見見えるが、彼のタシロ(Tassilo)はファーストネーム。ヴァゴさん家のタシロ君なので日本人的には不自然な名前。

スパロボαだと『タシロ』と表示されるが、同じく『トップをねらえ!』のタシロ提督も『タシロ』と表示されるため紛らわしい。



Wiki籠り!わたしを怒らせるな。
貴公が女王陛下の弟であろうとも追記修正させたくなる衝動にかられる!

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最終更新:2025年03月12日 09:46
添付ファイル

*1 媒体によっては、国民のガス抜きのための狂言処刑であったともいわれる。小説版ではカガチから明言されるが、後で調べたところ何の仕掛けも施されていなかった。