松竹梅世

登録日:2014/01/11 Sat 13:55:20
更新日:2025/02/09 Sun 22:47:57
所要時間:約 5 分で読めます





あらあ。いらっしゃーい。


松竹梅世(しょうちくうめよ)は、『逆転裁判』シリーズの登場人物。

CV:本多真梨子(アニメ版)


■概要


逆転裁判(蘇る逆転)』第2話「逆転姉妹」に登場。初登場時23歳。
情報処理会社「コナカルチャー」で小中大社長の秘書をしているわ!情報処理会社ってのは「大きな探偵会社」とでも思えばいいわ。
そんな若さで秘書になれるかどうかは置いといて、各地に赴いてはいろんな情報収集や調査に当たっているのよ。
検事さんは「悲劇の少女」なんて呼んでたわ*1別に「悲劇」でも「少女」でもないっつーの‥‥。

名前の由来は言うまでもなく「松竹梅」から来ているわ。「三拍子揃っためでたい名前」とはよく言われるけど、スタッフが言うには仮でつけたのがそのまま通っちゃったみたい。

巨乳と美脚を持つナイスバディの美人で、自分を美しく見せる事には余念がないのよ‥‥バスタブでキレイなおみあしを上げて入浴するくらいね。
持ち前の美貌で男の人の視線を釘付けにしたり、色仕掛けで虜にしちゃうわ。俗に言う魔性の女?みたいな。
ピンクのセミロングヘアハートのボタン付きのピンクのボディコンスーツ、横スリットが入った白のミニスカート、ハートのアクセサリーが付いたピンヒールといったピンク率と露出度高いファッションが特徴ね。ま、こんな格好だから梅世、グラマーなボディには相当自信があるのよ。
爪には赤いマニキュアを塗り、耳にはハート型のピアスをしているわよ。あん、媒体によってはさらにハートのネックレスをしている場合があるみたいね。
猫手のようなポーズもしてるの。可愛いでしょ?身長は157cmよ。
好きなものはワイン。テレビドラマ鑑賞も趣味なの。
早い話が、女子力の塊?みたいな。

猫なで声って言うのかしら?甘ったるい喋り方やウインク、胸を揺らしたりして男心をくすぐるのなんか朝飯前よ!
おかげで法廷では傍聴席の男どもを、留置所では看守さんをメロメロにし、彼らのハートをガッチリと鷲掴みにしたわ。
板東ホテルのボーイさんなんか、フロントで見とれた挙句私から接吻までもらってるわ。「お近づきになりたい」とも言ってたそうね。とにかく、みんな梅世の虜になるのは間違いないわね♡
最近じゃVAブローカーなんかも惚れちゃったみたい。どっかの貴婦人とは同じ匂いがするらしいけど、何の話かしら‥‥?

あざといって言われる見た目だけど詮索されるのを好まなかったりと、性格はかなりねじれ気味?みたいな。

実写映画版にはアイドルグループのメンバーとして雑誌に名前が出てるんだけど、梅世本人は登場しないの。



ナルホド「は、はあ。(なんか、調子くるうなあ‥‥)」


■動向


綾里法律事務所の向かいにある板東ホテルの3階にある303号室*2に宿泊していた時、綾里千尋の殺害現場を窓から目撃し、綾里真宵の犯行を見たと証言したことで、彼女が逮捕されてしまう。
梅世自身は警察からの通達もあり、事件が終わるまで無駄な外出は禁止されていた。
事件発生の翌日、糸鋸刑事から彼女の情報を入手した成歩堂が同室を訪れる。
しかし成歩堂に事件のことを聞かれても彼女は話をはぐらかすばかりで、彼がタンスの引き出しに引っかかっていたドライバーを気にした時はなぜか引きつった顔で止めようとしていた。
その数時間後に入浴していた頃、めぼしい情報が得られないでいた成歩堂の手により件の引き出しからなんと盗聴器が発見された。
それに気づかぬうちに先に退室していたボーイがまだいると思い、バスルームから「ボーイさぁん。まだいるのぉ?」と声を掛けると成歩堂は盗聴器を持って部屋を後にした。
この時、成歩堂は「明日、また遊ぼうぜ梅世さん。‥‥法廷でな!」と不敵な笑みを浮かべていた。



あん、ここからは、ネタバレ注意?みたいな。











翌日の法廷で成歩堂の追及を受けると、ホテルの窓から綾里姉妹の会話を盗聴しており、男と2人して泊まっていたことも発覚する。テーブル上の2本のグラスはこれが理由だったのだ。いろんな意味で怪しい。
そして証言が崩され言い逃れが出来なくなると、今までのぶりっ子がウソであったかのようにキレて凶暴な本性を表し、胸元のハートのブローチも回転して逆さまになり、バストを揺らしつつも鬼のような表情を浮かべる。猫手ポーズも、まさに「猫被ってる」ことを表すものであった。

何だっつーのよ!このギザギザ頭がぁ!!

そのときの顔はホラーチック。もうほとんど別人。
法廷内の人たち(とプレイヤー)がこいつの素顔を見た瞬間であった。泣き落としをしてももう遅い。取り繕おうとぶりっ子モードに戻してみても、動揺は隠せなかったのか矛盾を指摘されるとネコの妖怪みたいな立ち絵になっている。
彼女に気がある素振りを見せていたボーイも後に「この人は、やる」とコメントしている(梅世がキレた後で出廷したので、彼女の本性を知っていたかは不明)。

事件当夜、ルームサービスで注文したアイスコーヒーをきっかり9時にボーイから受け取っていることが判明。閉廷後に偽証と盗聴の容疑で逮捕された。
一緒に泊まっていたその男=小中とは共犯ということになるが、彼女は立場上逆らえない小中の指示を承諾したに過ぎず、盗聴の罪も彼が被ってしまっている。そのため情状酌量の余地はあり、後に釈放されたものと思われる。
しかしエンディングのインタビューには登場していない。もっともあの(・・)小中の共犯者として名が知れてしまった以上、釈放されたらされたで肩身の狭い思いをすることになるだろうが‥‥。


■余談


可愛らしい女性が凶暴な本性をさらけ出すのはプレイヤーに強いインパクトを与え、以降の続編でも同様に豹変する女性キャラクターが登場するようになった。
今となっては殺害の実行犯であり真犯人である者達で占める中、彼女は共犯どまりでかつ明確な殺意がないという異色の存在になった。

他のキャラクターが決定稿までに二稿三稿かかったのに対し、彼女は珍しく第一稿の時点で決定稿となっている。
企画段階では、彼女に見とれた成歩堂が目をハートにするという演出も考えられていたが、ボツになったそうな(没データとして残っている)。
成歩堂としてはいくらなんでも師匠が殺害された直後で真犯人の共犯者に惚れるのはまずかったか、はたまた過去に女絡みで痛い目見ていた反動か。
さらにラフの時点では、なんとリストカットしているシーンもあったが流石にまずかったのかゲーム中では使われていない。

公式イラストでは、千尋・真宵と3ショットしているものや潜入捜査に使うつもりだったのかナース姿のものも用意されており、
前者は事件の成り行きを知る人にはブラックジョークにも思え、後者はやはりおっぱいが強調されたエッチい衣装になっている。彼女が以前この格好で潜入していたかは不明だが、会社の実態からしてその可能性は高い。

漫画版では成歩堂のイメージとして彼女らしき人物が1コマだけ登場している。

■アニメ版


尺の都合で出番こそ少ないながらも、古き良きお色気キャラの側面が強く出ている。
  • 2話
ワインならそこに置いといてくれる?それとも一緒に飲むぅ?

原作にあった通報シーンはカット。
入浴中、成歩堂がホテルの部屋を訪れており、彼がつまづいたゴミ箱などから盗聴器とカフスボタンを発見された。
彼女自身はボーイがルームサービスを届けに来たと思ってか、ドアの陰から綺麗な脚を覗かせていた。*3
‥‥今回の出番はここだけで、成歩堂との対面は裁判当日を待つことになる。しかしこの時点でグラマー美女の片鱗を見せることには成功した。
  • 3話
アニメでの初顔出し。
入廷時におっぱいがアップで映り、証言中の回想ではワインを飲んでいたりする。
そしてAパート中に豹変しており、この時は語尾に「つーの」が付いていた。
また、追い詰められた時の泣き落としをしていない。*4
盗聴と偽証で逮捕された後に成歩堂が会うシーンはカットされた。
  • 4話
証言中の回想のみの登場。
小中が何かの書類を広げている横でファッション雑誌を読んでいた。ゲームでも描かれなかったホテルの部屋で小中と2人で過ごしている貴重なシーンでもある。



明日、また遊ぼうぜ梅世さん。追記・修正でな!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 逆転裁判
  • おっぱい
  • ピンク
  • ウザキャラ
  • あざとい
  • 痴女
  • 秘書
  • 美人秘書
  • 巨乳
  • 小悪魔
  • 悪女
  • 般若
  • ボディコン
  • ぶりっ子
  • 松竹梅世
  • ハイヒール
  • 松竹梅
  • ハート
  • コナカルチャー
  • 本多真梨子
  • 美脚
  • ピンク髪
  • 残念な美人
  • 乳揺れ
  • 豹変美女
  • 逆転裁判1
  • お色気担当
最終更新:2025年02月09日 22:47

*1 アニメでは「悲劇のレディ」に変更

*2 この部屋からは綾里事務所が見える。

*3 ボーイ自身は成歩堂が梅世の部屋を退室した直後に彼とすれ違った。

*4 なお2話の予告では、なぜかこの豹変後の顔をいきなり映している。