黒澤紗重

登録日:2012/09/02(日) 20:23:13
更新日:2024/10/20 Sun 17:51:18
所要時間:約 5 分で読めます





黒澤紗重(くろさわ さえ)はホラーゲーム「零〜紅い蝶〜」およびそのリメイクである「零〜眞紅の蝶」の登場人物
CV:川澄綾子

主人公である天倉澪と双子の姉である繭が迷いこんだ地図から消えた村皆神村の住人であった。双子の姉に黒澤八重がいる。

はっきりと登場するのは三ノ刻「大償」であるが、実は物語初期に繭を通して澪が見たビジョンでも一瞬登場しており、また澪が最初に戦う怨霊が生前に残したメモにも紗重らしき人物の存在がほのめかされている。

三ノ刻「大償」で澪が黒澤家の大広間で過去のビジョンを見た時に床一面を埋めつくす大量の死体の中で狂笑しながら真壁清次郎(縄の男)とともに登場。ただしその後真壁清次郎は襲いかかってくるものの、紗重はいつの間にか消えているため、そこでの活躍は終わる。

その後、各所で紗重と八重の日記(おそらく交換日記)が見つかる。
次の登場は六ノ刻のラストムービーにて。
地下道に降りた澪のもとに現れる。
戦わずとも他の怨霊とは一線を画す存在である事を感じとった澪は逃げようとするが、その際に射影機を落としてしまう
拾おうにもすぐ近くに恐ろしい形相の紗重が近づいて来ているために諦め、地上に繋がる梯子を登る澪。ここで六ノ刻が終わり、七ノ刻に続くのだが……


七ノ刻〜紗重〜

タイトルに名前が冠されている通り、この刻の半分は紗重さんのターンである。

具体的には、射影機を失った澪と紗重との追いかけっこになるのだが

これがかなりのトラウマ

紗重に捕まると一撃死なうえに、屋敷のどの扉が開いているのか初見ではわからないため、プレイヤーはかなりの冷や汗をかきながら逃げ惑う事になる。

しかも途中、明らかに紗重がいる部屋に人形を取りに戻らなければいけなかったり、その後の人形の仕掛けを2回間違えると紗重が部屋に入ってきてほぼゲームオーバーになったりと、かなりの恐怖要素が満載の最凶の初見殺し

零シリーズはほぼ全作に無敵状態のラスボスに追い回される(捕まると一撃死)場面があるが、紅い蝶の追いかけっこはそのなかでも屈指の恐怖感がある。
唯一の救いはこの追いかけっこを終えれば我らが千歳ちゃんとの撮影会……もといバトルがあることか紗重ちゃんもかわいいけどね!




以下ネタバレ














紅い蝶、眞紅の蝶の裏ボス

怨霊名「血塗れの着物の女」

皆神村で黄泉の門(×)を封じる為に行われていた儀式「紅贄祭」の生贄であり、失敗した最後の儀式の生贄。繭にとり憑いていた怨霊の正体。

この「紅贄祭」は双子の姉(兄)が妹(弟)を殺すという儀式であり、当初は紗重と八重の友人である立花樹月、睦月が儀式を行うことが決まっていたため、同年代である彼女たちに順番は回ってこないはずだった。
しかし樹月が睦月を思う気持ちが強すぎて儀式は失敗。睦月は生贄としての役目を果たせず、樹月は弟を無駄死にさせてしまったショックで白髪になってしまう。

その失敗した儀式の代わりに八重と紗重が新たな生贄に選ばれる事になり、その儀式までの繋ぎとして真壁清次郎を生贄にした「身削ぎの儀式」が行われる。
そしてついに八重、紗重の儀式が行われる日が訪れるが、自分達と同じ思いをさせたくないという立花樹月に促され、八重と紗重は村から逃げる事になる。

しかし、兼ねてから儀式に疑問を持っていた八重と違い、生来の身体の弱さから八重といつまでも一緒に生きていけるか不安を抱いていた紗重は、「八重に殺される事で1つになり、ずっと一緒にいたい」と本心では儀式を受け入れていた。
そして村から逃げる途中に樹月と別れ、しばらくしてから紗重は足を滑らせて崖から転落し、村人達に一人捕まってしまう。
しかしそんななかでも紗重は「八重は必ず戻って来てくれる」と信じていた。

しかし自分達を逃がした後にその罪で牢屋に入れられ、紗重が捕らえられた事も知らずに「自分の役目は果たした」と思い自殺した樹月を発見し、樹月に密かに好意を寄せていた紗重は絶望してしまう。
その中、村人達は紗重一人でも儀式を行うという決断をし、結果紗重は八重ではなく儀式を取り持つ宮司達に殺され、×に投げ込まれる。

しかし樹月の死による絶望もあり儀式は失敗し(前述の通り「姉(兄)が妹(弟)を殺す儀式」なので失敗したのは当然とも言える)村は明ける事のない闇に包まれ地図から消える災厄「大償」を起こし、紗重は怨霊化。同じく怨霊化した真壁清次郎とともに逃げ場のない村人達を虐殺した。

皆神村ではこの「儀式が失敗した夜」が永遠に繰り返されている。

難易度easyまたはnormalではラスボスは真壁清次郎であり、紗重とはムービーや前述の追いかけっこでしか関わらないのだが、hardまたはナイトメアでは真壁清次郎を倒した後に零ノ刻〜虚〜になり、紗重とのバトルになる。

easyやnormalなら立っている繭に近づくとムービーになり、エンディングになるのだが、hard以上ではしばらくしてから繭が澪に向かって歩みよってくる。
ちなみにこの時にシャッターチャンスまたはFFで繭を撮影しないと繭に捕まり、ゲームオーバーになる(ゲームオーバーを一度防げる鏡石も効果がない)最強の初見殺しである。

ただし紗重本人は攻撃力が異常に高いだけで即死攻撃持ちではないので万葉丸や御神水を蓄えてしっかりと回復すれば大丈夫。その為即死攻撃持ちで放っておくと体力が回復する真壁清次郎のほうが苦労するという人も多い。
ただしワープして澪の前にやってくるため、下手に逃げると捕まってしまう。しかもこの攻撃はバイオ4タイプの視点に変更された眞紅の蝶では避けにくくなり難易度が上がっている。
紗重とのバトルではBGMで「繭の告白」という繭と紗重の心情が語られる。

PS2のhard、ナイトメアでは射影機の力で繭から分離させられ、一人で×の中に落ちていく。
Xboxのナイトメアでは八重(の霊)が迎えにきて、二人で×の中に落ちた後、共に一匹の紅い蝶になり、澪と繭に「ありがとう」とお礼を言って羽ばたいていく。

裂き縄の巫女霧絵、刺青の巫女零華に比べて精神が崩壊しているような狂っているイメージが強い。その為二次創作では大体腹黒になる。







追記・修正お願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 零シリーズ
  • 紅い蝶
  • 眞紅の蝶
  • 川澄綾子
  • 裏ボス
  • 血塗れの着物の女
  • 怨霊
  • 狂笑
  • 双子
  • 妹←皆神村以外では姉
  • 零ノ刻
  • 生贄
  • 追いかけっこ ←トラウマ
  • トラウマ
  • ヤンデレ
  • マタワタシヲオイテイクノ・・・?
  • 紅贄祭
  • 大償
  • 黒澤紗重
最終更新:2024年10月20日 17:51