登録日:2013/02/18 Mon 17:33:26
更新日:2024/05/22 Wed 23:26:44
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《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》とは、TCG「
マジック:ザ・ギャザリング」に登場するカード。
白黒赤の多色クリーチャ-。構築済みデッキ「統率者」の「天空の業火」に収録された。一応神話レア扱いだが、構築済みなのであまりレア度に意味は無い。
ちなみに発売されたのは新たなるファイレクシア以降だが、スタンダード、エクステンデットでは使用出来ず、レガシー、エターナル環境でのみ使用出来る。
…まあ、効果を見たら、まずスタンダードやエクステンデットでは明らかに力不足と分かるが。
カード性能
巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast (1)(白)(黒)(赤)
伝説のクリーチャー — 人間・クレリック
飛行
巨大なるカーリアがいずれかの対戦相手に攻撃するたび、あなたはあなたの手札にある天使・クリーチャー・カード1枚かデーモン・クリーチャー・カード1枚かドラゴン・クリーチャー・カード1枚を、
タップ状態で、その対戦相手を攻撃している状態で戦場に出してもよい。
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解説
…何かがおかしい。
…もう一度見てみよう。
巨大なるカーリアがいずれかの対戦相手に攻撃するたび、あなたはあなたの手札にある
天使・クリーチャー・カード1枚か
デーモン・クリーチャー・カード1枚か
ドラゴン・クリーチャー・カード1枚を、
タップ状態で、その対戦相手を攻撃している状態で戦場に出してもよい。
そう、なんとMtGの花形種族三種を攻撃状態でマナ・コスト踏み倒しで出せるのである。
もちろん自身の色は白黒赤という上記の三種族が該当する色である。
そして伝説であり、更に自身のコストは4マナと何度も踏み倒せる可能性があるにしては軽め。
統率者にするには持ってこいである。
と言うか、統率者というセットの為に彼女は生まれたのだ。
勿論弱点はある。
飛行という回避能力を持っているが、タフネスは2しかない。
稲妻どころかショックでも落ちる。
その為彼女の効果を活かすにはタフネスを直接上げるか、
頭蓋骨絞めを付けて除去を躊躇させたり(統率者環境では頭蓋骨絞めは禁止されていない)、稲妻のすね当てをつけて除去耐性を得たりして守る必要がある。
相性がいいカード
天使、デーモン、ドラゴン
白赤どちらもカードパワーは言わずもがな。
プロテクションも優秀。
もしカーリアが倒されても勝負を決めてくれるだろう。
赤アクローマは同じデッキに最初から投入されているあたりもう使えと言ってるような物である。
同じデッキ出身の新規カード。
平和を選べばカーリアのタフネスを3プラス出来る。
勿論戦争を選んで打点を増やすのもあり。
攻撃しながら登場するため効果が即発動。
一番攻撃が鬱陶しいプレイヤーやタイタンがいるプレイヤーを殴ろう。
「青を選びます」
リクー、あざみ、ジェイス、その他青の皆さん「(°□°)」
統率者は無限コンボに特化したデッキが多い。しかも多くの無限コンボは青に集中している。その為これだけで大半のデッキは無力化する。
だが残念ながら、統率者戦では
禁止カードにされてしまった。
スタンダードだと当たった瞬間破られる事も多いコイツ。
しかし出た瞬間攻撃してるのなら話は別。
パワー底上げで殺すのも良し。
破壊効果を即利用するのも良し。
スタンダードの鬱憤を晴らしてあげよう。
スタンダードで破り捨てられましたの会、会員その2である彼。
カーリアと一緒に攻撃すれば二連続カーリアによる天使デーモンドラゴンの突撃バーゲンセールを開催出来る。
カーリアが死んだらわざと統率者領域ではなく墓地に送ろう。
後は…分かるな?
シェオルドレットより重いが、天使であるのがポイント。
統率者戦では圧倒的なアドバンテージを稼ぐ彼。
もしレイヤも出てたら…。
全員に破壊不能追加。後続を出す際も安心できる。なお
ライバルはあっという間に禁止になったのが残念である。
無限コンボも縛れば怖く無い。
天使・ドラゴン・デーモン以外
墓地にいたらカーリアが即祭を開催出来る。
よく手札をコストに使う黒の呪文で送っておこう。
祭に必要なカードを手札に加えられるサーチカード達。
増援は手札から呼ぶ以上、手元で待機していてくれないと困るのだ。
カーリアを守るだけでなく、踏み倒した奴らの打点上げ、邪魔者の弱体化に貢献。
因みにカーリアも割と貧乳。貧乳同士仲がいいのか?
憤怒に比べると死んだらおしまいなのが劣るが、タップ状態で敵が出るのでカーリア祭の邪魔物が少なくなる。
まだまだ相性がいいカードはいくらでもいるので探してみよう。
派生カード
天頂の探求者、カーリア / Kaalia, Zenith Seeker (白)(黒)(赤)
伝説のクリーチャー — 人間・クレリック
飛行、警戒
天頂の探求者、カーリアが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からカードを6枚見る。あなたはその中から、天使・カード最大1枚とデーモン・カード最大1枚とドラゴン・カード最大1枚を公開して手札に加えてもよい。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
3/3
「基本セット2020」で登場したカーリア。
1マナ軽くなり、3マナ3/3飛行警戒と単体でも優秀なサイズとなった。
そして、天使とデーモン、ドラゴンに関する能力は出た時に手札に加えるものに変化。見る枚数は6枚と比較的多いため、構築に気を付ければ2枚は安定して手札に加えられるだろう。
ただし踏み倒せるわけではないため、巨大なるカーリアのように派手な動きをするのは難しい。ミッドレンジで手札補充もできるアタッカーとして使うことになるだろう。
背景ストーリー
彼女は元々アラーラの一地方、かつてバントと呼ばれた断片の地域に住む幼い少女「リア」だった。
生まれつき醜く曲がった指を馬鹿にされいじめられる日々。
だが、彼女にはその曲がった指と同時に与えられたものがあった。それこそが「石殺し」の能力。彼女は魔法の才能を持っていた。
しかしその力も近くの小石を遠くに飛ばすぐらいしか能がないと思っていたある日、
かつてグリクシスにいたデーモン達が村人たちを連れ去ってしまう。
すんでのところでナヤの住人、ナイラに助けられたリア。
ナイラは語る。
村人たちはあるデーモンの執り行う闇の儀式に従事させられる。
それを阻止して彼らを助けるためにはリアの「石殺し」の力が要る。
リアは、彼女の説得を受け、共に村人たちの救出に向かう。
ナイラから与えられた戦士としての名、「カーリア」となって。
他のナヤの猫族たちと一緒に、儀式を阻止するカーリア。
だが、村人たちを助けるのは間に合わなかった。
儀式場が崩落する。かのデーモンがその力を振るったのだ。
何もかもが崩れ去ったあと、そこにはナイラもいなかった。
だが、カーリアはいた。彼女は空っぽだと感じた。
しかしデーモンに対する憎悪だけは残っていた。
「私は必ず奴を殺す。いつか、必ず」
クレリックとして天使・デーモン・ドラゴンを使役できるほどにまでなったかつての幼い少女リア。
復讐の黒と怒りの赤を手にした彼女の姿に、小川のせせらぎと共に遊んでいたあの頃の姿を見ることはできない。
ただ一つ、かつてのバントの中心であった色、白を除いては。
余談
イラストは天使っぽいが、クリーチャータイプは人間・クレリックである。
また、攻撃したらドラゴンを踏み倒しという点が『
デュエル・マスターズ』の
紅神龍バルガゲイザーと似ているが、統率者構築済みデッキ開発メンバーにデュエル・マスターズの開発メンバーが参加している為と思われる。
追記・修正お願いします。
- ワープロ項目から内容移動 追記とかあればオナシャス -- 名無しさん (2014-03-06 01:20:30)
- カーリアシュートなるデッキをレガシーで使う猛者がいる模様 -- 名無しさん (2014-09-14 14:19:22)
最終更新:2024年05月22日 23:26