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マクシミリアン・テルミドール

登録日:2010/06/08(火) 09:26:29
更新日:2026/08/01 Sat 23:29:10
所要時間:約 5 分で読めます






最悪の反動勢力、ORCA旅団の御披露目だ

諸君、派手にいこう


プロフィール

ARMORED CORE for Answer』に登場するORCA旅団所属のリンクス。
ORCAランクは1。
CV:諏訪部順一

人物


ダークレッドの逆脚機を操る、ORCA旅団長
旧レイレナードの遺志を継ぎ、クローズ・プランを先導する
熱っぽい扇動家であり、諦観者であり、ロマンチストでもある
複雑な、あるいは分裂した男。最初の五人の一人

最悪の反動勢力、ORCA旅団の旅団長。
それは飾りの旅団長では無く、彼の帰還まで旅団は動かなかった*1。この事からかなりのカリスマを持つと思われる。

さて、なんと言っても特筆すべきはカラードのランク1、オッツダルヴァとテルミドールが同一人物であるということ。ラインアークで醜態を晒しながら水没したのもオッツダルヴァを行方不明にしてテルミドールとして本格的に旅団を動かせるようにするための演技。
企業連とクレイドル体制を守護するカラードのトップがそれを脅かすテロリストの首魁であるというのはなんという皮肉だろうか。
名義を変えている影響もあったのだろうが企業連にテルミドールの存在が悟られているとは考えられず、お茶会でウィン・Dが何かしらに感づいているような描写がされたに留まる。

性格は分裂しやすく、熱っぽいロマンチストなどと多くの評価が有り、唯一分かる事は、革命家を気取る自分にやや酔っているという事。作中きっての切れ者、メルツェルが認めている分そこは何か理由が有るのかも知れない。
冷徹で孤高、全体的にかなりとっつきにくい雰囲気を醸し出していたオッツダルヴァとは違い、感情表現が豊かで味方に対してはかなり温かみを感じる性格になっている*2。その変節ぶりから初見では声優の一致に気づきつつも同一人物だと断定するに至らなかった*3プレイヤーもいる程。

どのルートにも密接に関わっており、後半から始まる混乱は、


To nobles
Welcome to the Earth


と言う彼の短い声明より始まった。

また、主人公である首輪付きとカラードランク3のウィン・D・ファンションに注目している。
前者は可能性として、後者は最大の敵として。

搭乗機体


ネクスト:アンサング


画像出典:ARMORED CORE for Answer ゲーム画面 オーダーマッチ選択
© フロム・ソフトウェア 2008年3月19日発売

部位 パーツ名 製造元
頭部 03-AALIYAH/H レイレナード
コア 03-AALIYAH/C
腕部 03-AALIYAH/A
脚部 04-ALICIA/L
右手武器 04-MARVE
左手武器 ER-O705 オーメル
右背武器 MP-O901
左背武器 TRESOR アクアビット
肩武器 -
メインブースター CB-JUDITH オーメル
バックブースター 03-AALIYAH/B レイレナード
サイドブースター 03-AALIYAH/S
オーバードブースター KRB-LAHIRE オーメル
FCS FS-JUDITH
ジェネレーター S08-MAXWELL レイレナード

レイレナードの04-ALICIAをベースとした逆関節AC。fAのオーメルはレイレナードの技術者を吸収していることも併せると武装は全てレイレナード陣営のものといっても過言ではないだろう。実際、リンクス戦争ではレイレナード社に所属していたと言われている。

武装は前作から一線級のアサルトライフルのMARVEにオッツダルヴァの時から使っていたオーメル作のレーザーバズーカ、レーダーから換装した小型プラズマキャノンにこれまたオッツダルヴァから引き継いでいるPMミサイルといったかなりバランスの取れた機体。
内装も優秀であり、FCSは汎用性が高く対人戦でも愛用するリンクスが多いユディト、メインブースターを同じくユディトに換装しつつQBの機動性に優れるアリーヤのサイドブースターを使用。それらを重ジェネMAXWELLで下支えすることで継戦能力を高めつつ高機動を行える機体に仕上げている。

脅威はレーザーバズーカとPMミサイル。
レーザーバズーカは幾らPAが高かろうがかなりのAPを持っていかれる高威力のEN兵器であり、GA社のベース機体で挑めば瞬殺される事も珍しくない。
また、PMミサイルは回避難度が最高レベルの為、フレアが無いとかなり苦戦を強いられる事もある。しかもこのミサイルは総弾数がそこそこ高く、長期戦にも向く。

瞬間的な火力こそは確かに頼りない部分もあるが、アリシアベースの高機動機体に合わせたハイスピードな戦闘で長期戦にも向くこの機体は正に実力派揃いのORCA旅団において旅団長を名乗るのに相応しい機体と言えるだろう。


と、誉め殺してみたがこの機体、とても大事な事が抜けている。
それは…

重 量 過 多

1.20以降のレギュでは常に積載オーバーであり、もうこればかりはどうしようも無い。ただでさえ積載の低いアリシアにギリギリまで重武装を積み込んだ結果がこれ。ジェネレーターが数々の名機を重量過多に追い込んだMAXWELLだったのも向かい風。

埋没王子…いや、何でも無い。

とはいえ逆関節の跳躍がある上にクラニアムは狭いのでそれ程影響も無かったりする。

ミッションで戦う際は相方の真改に追い回され、テルミドールはウィン・D・ファンションと戦っていることが多いので実戦では印象に残らないことが多い。プラズマキャノンの流れ弾によるPA減衰とECMが鬱陶しい程度。真改が隠れてしまうのは結構痛いけども!
EN防御に優れたレイテルパラッシュとEN武装がメイン火力のアンサングの相性もあり、真改を倒してクリアとなるか、2対1でテルミドールを相手にするケースが大半なのも相まって、オーダーマッチ以外で機体構成の優秀さを味わえないのは残念な点。

とまあ美点も欠点も多い機体ではあるが、その外見の美しさは一級品。アリーヤのマイナーチェンジ版でもあるアリシアは逆関節脚部の中でも屈指の端麗さを誇る。そこにダークレッドのカラーリングも相まって、アンサングは非常に華美な機体に仕上がっているのだ。
プレイヤーからの人気も高く、2009年12月にはコトブキヤからV.Iシリーズとしてフィギュア化されている。


ここからはネタバレを含む各ルートにおけるりょだんちょ































メインストーリーでの活躍


チャプター3


初見となる
こちらマクシミリアン・テルミドールだ

ラインアークの戦いを生き延びた首輪付きにGAの保有するアルテリア施設、ウルナの破壊を依頼。それと同時にクレイドル体制の欺瞞を首輪付きに教えてくれる。トップクラスに長いブリーフィングではあるが、冷静ではありつつもどこか熱の籠った語り口は彼のカリスマを実感できるもの。

「アルテリア・ウルナ破壊」をクリアしてORCA旅団へ入団すると、チャプターの最後で満を持してクローズ・プランの開始を宣言。入団記事冒頭のセリフはルート選択のターニングポイントとなる「アルテリア・カーパルス襲撃」のもので、本人もかなりハイテンションで作戦内容を説明してくれる。興味のある人は他のミッションと聞き比べてみよう。

お茶会の描写から、わざわざクローズ・プランの開始を延期させてまで首輪付きを入団させたかったことが明らかになっており、ゾッコンといった様子がうかがえる。ちなみに、ORCA旅団への勧誘が行われない1周目においても首輪付きにはこの時期から目をかけていたようだ。

チャプター4


・企業連ルート


お前たち、やはり、腐っては生きられぬか

ミッション「アルテリア・クラニアム防衛」

同時多発的にアルテリアを襲撃した後は姿を見せず、次に登場するのは最終ミッションである「アルテリア・クラニアム防衛」でのこと。
世界最大のアルテリア施設、クラニアムを制圧すべく真改を引き連れ、ウィン・D・ファンションと首輪付きを迎え撃った。そしてお互いの『答え』の為の死闘の末、テルミドールは敗れることになる。

最期に敗れる、そんな運命か…
心しておけ お前達の惰弱な発想が、人類を壊死させるのだと…

と、自身の『答え』が敗れたのを認め、同時に二人の『答え』こそが誤りだと忠告する。

だが、これも『答え』の一つだとも認めているらしく、主人公が撃墜されると「悪いが、譲れないな。だが、覚えておこう、お前の答えも」と言葉をかける。

・ORCAルート

カーパルス襲撃以降に衛星軌道掃射砲エーレンベルクの防衛を依頼。首輪付きには相当の期待を抱いていたようで、銀翁からは「テルミドールのお墨付き」とまで言われる。

その後は衛星軌道掃射砲を守り抜いた首輪付きに対し、最後の依頼として企業連の切り札であり『答え』であるアンサラーを撃破するように頼んでくる。
「これで最後だ、よろしく頼む」と言い残し、彼は企業連ルートと同様にクラニアムの制圧へと赴くのだが…

カラードのリンクス
マクシミリアン・テルミドールだ

君がこれを聞いているのであれば、私は既に死亡している
恐らくは、アルテリア・クラニアムに斃れたのだろう

メルツェルも、ビッグボックスから生きて戻れまい
ORCAは、君1人になったということだ

アンサラーを撃破した首輪付きを待っていたのは、お茶会で死亡フラグを立てていたメルツェルはともかく、ORCA旅団が首輪付きを除いて壊滅したという衝撃的なメッセージ。感傷に浸る間もなく、メッセージは再生され続ける。

頼む。私に替わり、クラニアムを制圧してくれ

クラニアムが停止すれば
クレイドルは最後の支えを失い、全ての人は大地に還る

衛星軌道掃射砲は、クレイドルを支えたエネルギーを得て
アサルト・セルを精算し、宇宙への途を切り拓くだろう

全てを君に託す

人類と、共に戦ったORCAの戦士たちのために

テルミドールの遺志を継いだ首輪付きは最後のORCAとしてウィン・Dとロイを倒しクラニアムを制圧。クローズ・プランの第一段階は完了し、人類は宇宙という新たなフロンティアを手に入れるのだった。


・虐殺ルート


所詮は獣だ、人の言葉も解さんだろう

ミッション「アルテリア・カーパルス占拠

大トリを飾る最難関ミッション「アルテリア・カーパルス占拠」において、凶行に走ったオールドキングと首輪付きを撃破すべく、カラード上位リンクスと共にオッツダルヴァとして参戦。お茶会で死亡扱いされていたが当然のように復帰している。

先生と少佐が際立って厄介なため影が薄いが、PMミサイルを撒かれると面倒なのは相変わらずだし、死角からレーザーバズーカを撃ち込まれようものならアセン次第で叩き落とされるので楽な相手ではない。施設外でタイマンをやるのならライールの軽装甲も相まって落としやすい相手ではあるが。アンサングを持ち出さなかったのはまだまだオッツダルヴァを演じる理由があってのことだったのだろうか*5

この時王子に撃墜されると「当然の報いだ、貴様はORCAの名を貶めた」とだけ吐き捨てられる。目的の過程で多くの死者を出すことは覚悟していたとはいえ、ただ殺しを求めるだけの2人の行いは到底許容できるものではなかったのだろう。



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最終更新:2026年08月01日 23:29
添付ファイル

*1 チャプター3終盤でのアルテリア同時襲撃以前から、ちまちまアルテリアを襲撃していたようではあるが、本格的な活動は停止していたと思われる。

*2 首輪付きへの呼び方で顕著。オッツダルヴァ時代は「貴様」呼びだったのがテルミドールになると「カラードのリンクス」と丁重な呼び方。

*3 もっとも本作は声優が重複している登場人物が珍しくないことには留意が必要である。

*4 クラニアム襲撃でのオッツダルヴァはウィンとロイの遥か後方にいることから、ゲームの都合でまとめて相手をしているだけで厳密には共闘でないという見方もできるが…

*5 アンサングを採用してしまうとカラードによる粛清という意義が薄れる、システム的な意味で難易度調整として火力を抑え、機動性が高いステイシスを出している等の理由も考えられる。