ジュリアス・エメリー

登録日:2010/05/25(火) 09:51:58
更新日:2025/04/15 Tue 10:28:52
所要時間:約 3 分で読めます






二機か…警告はしたはずだが


侮られたものだな、私とアステリズムも


ARMORED CORE for Answerに登場するORCA旅団所属のリンクス。
ORCAランクは3。
CV:斎賀みつき


【概要】

ORCA旅団における紅一点のリンクスにして『最初の五人』の一人。

アスピナ所属だったがリンクス戦争末期にレイレナードに参入し、その圧倒的なAMS適性と技量、戦闘のセンスからジョシュア・オブライエンの再来とまで呼ばれた天才。
ORCA旅団においてでもその技量は認められており、多数の防衛設備や戦力が配置されている大規模アルテリア施設「アルテリア・カーパルス」を20秒足らずで制圧出来る程に強い。

性格はウィンと似て真面目で堅そうな、しかしそれと比べて少しトゲの取れた様な印象を受ける。
旅団内でも感情論より先に現実的な話をメルツェルに持ち掛けており、新たな仲間として主人公を勧誘しようとしている彼に対し、上手く行くか不安がるとも主人公がORCAに足る実力か訝しんでいるとも取れる発言を残している。
一方で項目冒頭の台詞にもあるように、ジョシュアの再来と謳われ、現にカーパルスを20秒で落とした自らの実力に対する強い自信も窺える。この辺りは上位リンクスとしてはよく見られる傾向と言える。
また主人公を追い詰めると「どうした ラインアークの生き残りなのだろう?」と声を掛け、撃墜すれば「なんだ、このていどか テルミドールも大袈裟なものだ」と強敵と聞き及ぶ主人公との闘いを楽しんでいる節や、撃墜してしまったら肩透かしのような印象を受けるなど、これまたORCAリンクスにはまま見られる様子も見られる。

また、カラードランク5にしてローゼンタール社最高戦力、ジェラルド・ジェンドリンとは既知の仲らしく、戦闘中にそれらしい台詞を聞ける。
一体何が有ったし。
ジェラルド君、殺しはせん、体に聞く事も有る。だからちょっとカーパルスに来なさい。


【搭乗機体】

アステリズム


オーメル、アルゼブラ、アスピナなどのオーメル陣営のパーツの混成から成るベースであり、どこかしら旧ホワイト・グリントの様な印象を受ける軽量二脚の機体。
だがその火力はそれを遥かに上回っている。

フレームはソブレロ頭、ソーラコア、ライール腕部、ユディト軽二脚部という軽量スタイル。
しかし内装は、BFFの狙撃型061FCS&GA重ジェネという高負荷&ヘビー級のパーツとユディト、ライール、エクハザールという空戦向けかつ高機動型の構築。

本体はどことなくジョシュアグリントを彷彿とさせるが、武装を最低限に抑えて機動力に特化したあちらとは異なり、アステリズムの武装構成は試作ハイレーザーライフル「VEGA」、オーメルの軽量レーザーライフル、回避難度の高いPMミサイル、レールキャノンとかなりの重武装型にして全距離対応型。
軽量機でありながら重ジェネを装備しているのも、多数装備したEN系武器を十全に扱い、尚且つハイパワーにして燃費の悪いライールサイドブースターに十分なENを供給し機動力も確保しようという意図があるのだろう。
流石にこのアセンではジェネと武装が重く、軽二でありながらそこまでの高速機ではない。
FRSメモリの総量も440と極めて豊富。実力の一端が窺える。

厄介なのはこのハイレーザーライフル。
弾数こそ6発と非常に少ないが、その威力はGA社も裸足で逃げ出す程の威力である。その威力は少佐砲すらも霞む程であり、正にEN版社長砲と呼べるだろう。
レールキャノンも弾速が非常に高速かつエフェクトが小さい故に避け辛く、それでいて素の威力もPA貫通力も高いためPA越しでもガリガリAPを削り取る。
その他の武器も馬鹿にならず、軽量二脚のアステリズムのハイスピードに合わせて確実かつ手痛いダメージを負わせる機体に仕上がっている。

悪魔超人を愛するリンクス達よ!!
あえてその機体で挑んで勝つんだ!!
その時キミは美しい…

とりあえず有能なドミナントの諸君は彼女の再現機体を使い、20秒足らずで防衛戦力を全滅させてみよう。
軽二には重過ぎるジェネと武装群、そのせいで積載フルチューンしているのに1.40以降は重量過多、重火器向けではない腕、ロック速度と旋回性能はチューンが施されていないのでそこは実力でどうにかする女性リンクスなのに漢仕様という難点の数々が突き刺さって来る筈である。
彼女の凄さがよく分かることだろう。




各ルートに於ける活躍


【ORCAルート】&【虐殺ルート】


まさか…ジュリアス・エメリーが空気とはな…フロムの疎か振りも凄まじい

企業ルートでは彼女が担っていたカーパルス攻撃を主人公が担うこともあって出番は無く、最終的にORCAのリンクスは主人公を除いて全滅するので出て来ないと思ったらいつの間にか死んでいたという扱いになっている。


【企業ルート】


ローゼンタールの保有する大規模アルテリア施設、カーパルスを単機で制圧。
そしてやって来たふらやましい人と主人公を相手に。
突撃して行くジェラルドをほっといたままスタート地点で固まってるとおっかないオペ子ちゃんから叱られるので早く行こう。

ハード時だとジュリアス倒した後にネタ臭い機体も来る。
重火力型軽量機と自走AA爆弾がタッグで来られていたら相当厄介だっただろう。

前述通りジェラルドと交流が有り、尚且つレイレナード社出身と言う事でもあるこのジュリアス。
オッツダルヴァもレイレナード社出身と言う事なので、もしかしたら彼とは古い仲だったのかも。

撃破すると、相手を見くびっていたのは自分の方だったという自省と同志たちへの未練を残したまま海中へと沈んで行く。



私か、侮ったのは…

すまんな、皆

最早、共に成就は叶わん…




【余談】

名前の「ジュリアス」とは古代ローマでよく見られる氏族名。
「ユリウス・カエサル」のユリウス(Julius)の英語読みである。
以前の当記事の様に「宝石」の意味と解説するネット上の記事もままあるが、これ自体に宝石の意味は無い。
宝石の意味の「ジュエリー(Jewelry)」との混同か。
宝石に関連する苗字や機体名からして意図的な命名である可能性もある。

苗字の「エメリー(Emery)」とは不純物の多いコランダムまたはガーネットを粉末状にしたものである「金剛砂」を意味する。
紙やすりや研磨剤に用いられる素材であり、これまた「研磨剤の意味」とされることが散見されるが、あくまで研磨剤の素材の一種であって「研磨剤の意味」ではない。

アステリズム(Asterism)とは「星群」「三ツ星(の印)」という意味だが、ここでは宝石に見られる「星彩(スター)効果」の意味だろう。
特定の方法でカットすることで生じる、放射状に浮かび上がる白いラインの模様を指す。
エンブレムに描かれているのも「アステリズムの入ったスターサファイヤ」である。画像で検索すればエンブレムそのままの宝石を見ることができる。
純白にピンクの差し色のアステリズムを指してジェラルドが「青いイレギュラー」と呼ぶのは、エンブレムが青色であることを思えばあながち間違いではない。





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最終更新:2025年04月15日 10:28