アースイーター(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/08/09 Sat 11:14:06
更新日:2024/07/02 Tue 14:58:57
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度を超した大は、小を兼ねたりしない。ただ飲み込むだけだ。






アースイーターとは、デュエル・マスターズに存在する種族のひとつである。

闘魂編から登場し、水文明に所属している。

アースイーターの名の通り、大地を喰らい、海を広げる役割を持つ。
半液体状の巨体と一つ目、大きな口が特徴。個体によって腕や触手もあり、主に大地や獲物を口の中に放り込むのに使われている様子。
津波・大波をイメージしているのか、海面から半身だけ出して大口を開けているイラストが多い。渦潮のように周りの物を吸い込んでいるものも。
全体的にグロテスクだったり恐ろしげな印象だが、《サルティンイダム・クロウラー》や《バクバク・クロウラー》などかわいい?子もいる。

古参種族の一つだが、背景ストーリーでの活躍は控えめ。に対抗するためジャイアントと融合し《剛撃戦攻ドルゲーザ》となったり、その見た目を買われてオラクルに利用されてるうちにになったりしたくらい。それはそれとして、よい出汁がとれそうだ。


コストは1~8と広く存在し、特に4~5コストの中型ブロッカーが多め。「大地を喰らう」イメージからマナ操作、津波や渦に飲み込まれるイメージからバウンスも得意。
大水害が起きたかのごとく、大量のカードを移動させる豪快なものもいる。

命名ルールは「~・クロウラー」。多種族カードでの冠詞は「戦攻」。進化クリーチャーは今のところグラディエーターを併せ持つ《超戦攻賢者アギラ》、ジャイアントシノビを併せ持つ終の怒流牙 ドルゲユキムラの2枚が存在する。


主なクリーチャー

ストーム・クロウラー 水文明 (4)
アースイーター 5000
ブロッカー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻す。
このクリーチャーは攻撃することができない。
マナに置いたカードを回収しつつ、それなりのサイズの壁になってくれる。1マナ減ってしまうものの便利な一枚。
ただ最近は対抗馬が多くちょっと肩身が狭いか。
当時の子供にはよく「マナ減らすとかザコだろww」言われた。コイツの旨みがわかれば初心者卒業だ。たぶん。

珍しく甲殻に覆われていてちょっとカニっぽい。また漫画ではイエスマンの個体が「たらばっ」と鳴いていた。よい出汁がとれそうだ。


スペース・クロウラー 水文明 (4)
アースイーター 3000
ブロッカー
このクリーチャーは攻撃することができない。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンにある文明ひとつにつき、自分の山札の上からカードを1枚、見てもよい。その中から1枚を手札に加え、残りをすべて好きな順序で山札の一番下に戻す。
自分のマナの文明の数だけ山札の上を見て、1枚を手札に加えられる。水単色でも1ドロー可能。
対抗馬は《ドンドン吸い込むナウ》あたりか。あちらと違い、相手に見せなくていいところがポイント。
種族名が「アース・イーター」と誤植されている。再録されても直されていない。


バキューム・クロウラー 水文明 (5)
アースイーター 5000
ブロッカー
このクリーチャーは攻撃することができない。
自分のターンのはじめに、バトルゾーンにある自分のクリーチャーを1体手札に戻す。その後、カードを1枚引いてもよい。
何かを吸い込まずにはいられない。それが、呑み込む者の悲しきサガ。

自ターンの初めに自分のクリーチャー1体を手札に戻し(強制)、1枚ドローできる。
解体人形ジェニー》や《パクリオ》などの能力を使いまわすだけでも十分に強いわけだが、お互いのマナを1枚山札の上に戻す《封魔アドラク》とのコンボが凶悪。
アドラクを毎ターン出し入れすれば、相手にだけにドローロックを仕掛けることができる。《コーライル》でも可。


スベンガリィ・クロウラー 水文明 (4)
アースイーター/オリジン 4000
ブロッカー
自分のクリーチャーは、クリーチャーを攻撃することができない。
相手のクリーチャーは、バトルゾーンに出す時タップして置く。
「お前は俺にひざまずくしか術がないのだ!」

場に出てきた相手クリーチャーを文字通りひざまずかせることができるが、こちらにもクリーチャーを殴れなくなるデメリットがつく。
スピードアタッカーブロッカー、進化クリーチャーも1ターン止められるので時間稼ぎに最適。コントロールだけでなくブロッカーに邪魔されたくないビートダウンにも合う。

タップしているクリーチャーを破壊する《悪魔聖霊アウゼス》や《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》はもちろん、アンタップしようとしたクリーチャーを破壊する《死皇帝ベルフェギウス》とも相性がいい。


戦攻のイザナイ アカダシ 水文明 (5)
オラクル/アースイーター 3000
光臨-自分のターンの終わりに、このクリーチャーがタップされていれば、自分の山札を見る。その中からコスト7以下のアースイーターを1体、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
イザナイの一部は、教養に従わせるために、最初は恐怖が必要と考え、凶悪なアースイーターを世界に放った。それはそれとして、よい出汁がとれそうだ。

光臨でコスト以下のアースイーターを呼び出せる。
しかしながら、《剛撃戦攻ドルゲーザ》、《戦攻竜騎ドルボラン》、《マーシャル・クロウラー》など重量級で出したいアースイーターはギリギリ出せないコストが多い。
出す候補は《ガイアクラッシュ・クロウラー》、《電流戦攻セブ・アルゴル》あたりか。単体ではハズレくさい《イカスゼ・クロウラー》も、コイツの元ならそれなりにやっていけそう。それはそれとして、よい出汁がとれそうだ。

そしてコイツの最大の特徴はそのフレーバーテキスト。神の使いオラクルの黒い部分が見える中、唐突に現れる

「それはそれとして、よい出汁がとれそうだ。」

の一文。使い勝手のよさも相まって、それなりに流行した。

フレーバー通り、アースイータ―屈指の強面で知性を感じないが、位階第三位の「イザナイ」に属しているあたり結構徳のあるクリーチャーなのかもしれない。でもアイツと同格と考えると…それはそれとして、よい出汁がとれそうだ。


水オラクルのポジションがグレートメカオーと被ってしまい、他のオラクル/アースイーターは《怪僧 ワカメ・ジール》、《戦攻魔海 アラジル》の2体だけ。2体ともフレーバーこそ特徴的なものの、能力のほうが残念な結果に。
幸い信仰対象であるゴッド・ノヴァの《戦攻右神マッシヴ・アタック》は堅実で使いやすい。そして、この出汁はエビだ!


それはそれとして、よい追記・修正ができそうだ。

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最終更新:2024年07月02日 14:58