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トイ・ストーリー3

登録日:2010/07/11 Sun 18:08:14
更新日:2026/07/20 Mon 15:38:46
所要時間:約 8 分で読めます





「さよならなんて、言えないよ…」


トイ・ストーリー3』とは、北米では2010年6月18日、日本では2010年7月10日に公開された、ピクサー制作のフルCGアニメーション映画シリーズの第3作目である。

+ 目次

■概要

トイ・ストーリー』シリーズの3作目として、前作から約11年後に公開された作品。ちなみに劇中でもリアルタイムと同じ年月が経っている。
そのためラストシーンは本当に号泣物。アンディと同じ年頃だったならなおさら。
今作は3D映画としても制作され、映画を見る時は3Dメガネをかけながら鑑賞できた。

トイ・ストーリー2』でプロスペクターの発した台詞「大人になってもアンディはお前達と遊んでくれるのか」が本作のテーマになっている。


■あらすじ

17歳になったアンディは、大学に行くため部屋を空ける準備を始めていた。
ウッディやバズたちオモチャ仲間は、アンディとの別れの予感に戸惑うばかり。
そんなある日、ウッディたちは手違いで、なんと、保育園に寄付されてしまう!そこに暮らすたくさんのオモチャたちに歓迎されて喜ぶバズたちは、アンディの元へ帰ろうと訴えるウッディには耳を貸さない。
たったひとり脱出したウッディは仲間たちに危険が迫っていることを知り、救出に戻るが…。
たとえ助かったとしても、もう居場所のないウッディたち。そんな彼らを待ち受けていた、“思いもよらぬ運命”とは?

ディズニープラス より引用)


■登場キャラクター

CVの表記は英語版/日本語版の順。

■おもちゃ

CV:トム・ハンクス/唐沢寿明

ご存知我らのカウボーイ。
アンディの大学進学に伴い他のおもちゃが屋根裏にしまわれそうになる中、ウッディだけは一緒に持って行かれようとしていた。
仲間たちが自ら進んで保育園に行く事を止め説得するが、持ち主に失望し、もう保育園に住む事に決めた彼らを止める事が出来ず、自ら決裂した。
その後は色々あってボニーの家に連れてこられるが、そこで仲間たちの危機を知り保育園へ向かう事に……。

CV:ティム・アレン/所ジョージ

ご存知ウッディの相棒。
今作では劇中で初期化され、記憶を失いスペースレンジャーの性格になる。
ウッディ達が記憶を戻すために設定部分をいじくった所、どういう訳かスペイン語*1に初期化され、性格はスペースレンジャーのままだが陽気なラテン男に。セニョリータ!!
そのためボタンの音声などもスペイン語(CV:ハビエル・フェルナンデス・ペナ)になり、ノリノリでフラメンコをも踊り出す。後のスピンオフにて自由にスペイン語モードになれることが発覚した。

  • ジェシー
CV:ジョーン・キューザック/日下由美

屋根裏行きに関する事でウッディと揉めてしまう。
かつて持ち主に捨てられたトラウマは治っていなかったらしく、過呼吸に近い状態にパニックに陥ったこともあった。バズとなんだかいい感じになるが……。

  • ブルズアイ
CV:フランク・ウェルカー

ウッディとジェシーの愛馬。ウッディがアンディの家に戻ると言った時、唯一ついて行こうとしていた。

  • レックス
CV:ウォーレス・ショーン/三ツ矢雄二

出会った事のない恐竜にたくさん出会い保育園の暮らしに期待していたが、園児達に乱暴に扱われ、尻尾が取れた。リア獣。

  • ミスターポテトヘッド
CV:ドン・リックルズ/辻萬長

園児達に今まで以上に乱暴に扱われ、何度か死にかけた。
パーツさえ揃っていれば、ボディは何でもいい事が発覚。トルティーヤヘッドやキュウリヘッドになったり腕だけの状態でも動き続ける姿はもはや化物。

日本語版CVは、前作まで担当していた名古屋章氏が2003年に亡くなってしまったため、別の人に変わっている。

  • ミセス・ポテトヘッド
CV:エステル・ハリス/松金よね子

今作では片目をアンディの家に忘れ、ほとんど片目のみで行動している。
だがそのおかげでアンディ不信になっていたおもちゃ達を改心させた。

  • スリンキー・ドッグ
CV:ブレーク・クラーク/永井一郎

他のおもちゃ同様園児達に乱暴に扱われ、前作で治ったバネ部分が無惨な姿に。

  • ハム
CV:ジョン・ラッツェンバーガー/大塚周夫

園児達に、お金を取り出す部分に粘土やら色々詰め込まれる酷い扱いを受けた。なんかエロい。
説明書を読めたり、ハーモニカを吹けたりと器用。

  • リトル・グリーンメン
CV:ジェフ・ピジョン/落合弘治、桜井敏治、多田野曜平

前作でポテトヘッドが助けたエイリアン達。今作では意外な形で活躍する。カーミーサーマー

  • グリーン・アーミー・メン
CV:R・リー・アーメイ/谷口節、根本泰彦、綿鍋想

かつて大勢いた仲間は今は3人だけになり、捨てられる前に外の世界に旅立った。
彼らのその後の話まで描く所が、スタッフの愛を感じる。

なお、担当CVの1人である綿鍋想氏は、応募総数15,126名のトイ・ストーリー3日本語吹き替え版声優オーディションにて合格した一般人である。

  • ボー・ビープ
  • レニー
  • ミスター・マイク
  • エッチ・ア・スケッチ
  • ミスター・スペル
  • ロッキー・ジブラルタル
  • ウィージー
  • RC
  • ミスター・シャーク
  • スネーク
  • トロール
  • バレル・オブ・モンキー
  • リトルタイクス
  • トロイカ
  • ローリー・ポーリー・クラウン
  • グリーン・アーミー・メン(ほぼ全員)
今作では登場しない。
ウッディによると親戚に譲られたりガラクタ市に売られ、今も元気に暮らしているらしい。

  • バービー
CV:ジョディ・ベンソン/高橋理恵子

本作のヒロインで、2から追加されたと思われる世界的に有名な人形。アンディの妹モリーのおもちゃだったが、捨てられてしまう。
捨てられたことで深く傷つくが、同じバービー人形で設定上では彼女の恋人ケンと恋に堕ちる。

+ ネタバレ
最後はケンと一緒にロッツォがいなくなった保育園を仕切るおもちゃとしてウッディ達と別の道を歩む。
教養が良く頭が良いのか、ポテトヘッドもお手上げの知的な発言が多い。
スピンオフではケンと一緒にボニーに便乗してハワイ旅行に行こうとしたが夢は破れ、ウッディご一行様やボニーのおもちゃの協力の下、プチハワイ旅行を満喫した。

■サニーサイド保育園のおもちゃ

CV:ネッド・ビーティ/勝部演之

保育園のおもちゃの長。見た目は愛らしい赤熊の人形。の香りがする。雨でずぶ濡れになってもゴミにまみれても香りが落ちないので新品はえげつないレベルの香りなのでは?
紳士的な性格で、保育園を訪れたバズ達を歓迎する。

+ ネタバレ
本作のディズニー・ヴィランズで、保育園を恐怖政治で仕切っている悪魔の独裁者。

元々はデイジーという少女のおもちゃで、彼女の大のお気に入りだった。しかしピクニックで置き去りにされてしまい、何とか家に帰りつくも既にデイジーは新しい「ロッツォ」を買ってもらった後だった。これによって完全に心を壊した彼は、「おもちゃに持ち主なんて要らない」「俺たちはいつか捨てられるゴミ」だという思想を持つに至った。

歴代のヴィラン達とは比にならない正真正銘の屑野郎…しかし、旅先におもちゃを忘れていったことのある人は彼を責められない。 
最後はゴミ収集車のドライバーをしている男に拾われ、彼の車に貼り付けられたぬいぐるみの一員に加わった。つまりプロスペクターと同じオチ

  • ビッグベビー
CV:ウッディ・スミス/末原一乃

ロッツォの仲間。容姿は赤ん坊だが巨体で力持ち。昔は服を着ていたが今は薄着姿で、目も片方が半開き。
夜にブランコに揺られながら月を眺めるシーンはウッディ視点だと完全にホラー。

+ ネタバレ
彼もしくは彼女もロッツォと同じ持ち主であるデイジーの元にいたおもちゃだった。

ロッツォにデイジーには愛されていないと嘘をつかれ騙されていたが、ウッディが嘘を暴き、その証拠として名札を投げ込むが、ロッツォがそれを破壊してしまう。これに激昂し、彼をゴミ箱へ放り込む。
この一件の後は保育園に残り、ケン達と共に楽しく過ごしている。

  • ケン
CV:マイケル・キートン/東地宏樹

愛すべきバカ。筋肉質なイケメンで豪華なお家やたくさんの衣装を所持している。
保育園にて同シリーズのバービーと運命的な出会いを果たし、プロポーズ。
バービーと出会うまでは恋愛経験がなく、実はドM野郎でもあった。

余談だが、バービーは現実の商品であるバービー人形と顔がほぼ同じなのに対し、ケンは実物のケン人形とは随分違う。
実はこのケン、1980年代に発売されたケン人形なのではないかという説がある。だとしたら物凄い希少価値が高い。センスがレトロなのはそのため…?

+ ネタバレ
ロッツォに従うスネ夫的な役割だったが、ウッディ達と出会い成長。バービーたちのピンチにトランクス一丁で現れるその姿は正に漢である。
全てが終わった後はおもちゃ達の新しい指導者となり、保育園を真の楽園に変えた。
右も左もバービーとケンだらけの世界でいいお友達止まりが続きすぎたせいで、現実世界の男性の暗黒面に堕ちてしまったケンが見たら嫉妬するだろう

  • トゥイッチ
CV:ジョン・サイガン/我孫子令

マッシブな昆虫人間のアクションフィギュア。ロッツォの仲間。
実にガラが悪く、まさにヤクザかマフィアの構成員のような立ち振る舞い。

  • ストレッチ
CV:ウーピー・ゴールドバーグ/片岡富枝

紫のゴムで出来たタコのおもちゃ。ロッツォの仲間で紅一点。
6本の触手は自由に伸縮させる事が可能。嫌味っぽい物言いが目立つ。

  • チャンク
CV:ジャック・エンジェル/石井隆夫

顔がローラーになった岩石モンスターのおもちゃ。ロッツォの仲間。
頭はあまり良くない模様。

  • スパークス
CV:ジャン・ラブソン/桜井敏治

胸に火花を散らすギミックがあるロボットのおもちゃ。ロッツォの仲間。
非常に無口で、劇中で喋ったのは「(切れ者じゃないのは)お前もだチャンク」の一言のみ。

  • チャターフォン
CV:テディ・ニュートン/山路和弘

木製の台座に車輪が付いた電話機のビンテージトイ。
受話器越しにしか喋れず、顔に反して声が物凄く渋い。長い間保育園に居るらしく、事情に精通している。

  • ブックワーム
CV:リチャード・カインド/多田野曜平

眼鏡をかけたイモムシのぬいぐるみ。
図書室の管理役で、主にロッツォ達が欲しがった本や玩具の説明書などを用意するのが役目。

+ ネタバレ
平たく言えばバズが初期化されたのはコイツのせい。
最も彼自身はロッツォの仲間というわけではなく、あくまで中立の立場。
実際、中盤にてケンに変装して図書室に来たバービーの正体に気づきながらも、最終的には彼女を見逃している。

みんなのトラウマ。シンバルを持った猿のおもちゃ。
元々日本で「わんぱくスージー」*2として発売された実在の玩具で、本来はリズミカルにシンバルを鳴らす楽しい猿だが、本作の強烈なインパクトが植え付けられてしまった者も多いだろう。

+ ネタバレ
毎晩受付で監視カメラ越しにおもちゃの様子を監視しており、脱走しようとする玩具が居ればシンバルを鳴らしてロッツォ達に知らせる。その様子は普通に怖い。しかも猿だけあって身体能力が物凄く高い。

■ボニーのおもちゃ

ウッディが連れてこられたボニーの家のおもちゃ達。
彼らもウッディ達と負けず個性的である。

  • チャックルズ
CV:バド・ラッキー/小林尚臣

ピエロの人形。
かつてはロッツォやビッグベイビー同様デイジーのおもちゃだったが、今はボニーの家に居る。
しかし心からの笑顔を浮かべる事が出来ず、人が居ない間は常にしかめっ面をしている。

  • ミスター・プリックルパンツ
CV:ティモシー・ダルトン/落合弘治

ハリネズミのぬいぐるみ。
ごっこ遊び中の演技にこだわりがあり、人間が居ない時でも動こうとしない。

  • バターカップ
CV:ジェフ・ガーリン/ふくまつ進紗

ユニコーンの人形。男の子。別に緑のガールは関係ない。
上映前まではロッツォの仲間として描かれていたが、上映時にはストレッチと立場が入れ替わったらしい。

  • トリクシー
CV:クリスティン・スカール/許綾香

女の子のトリケラトプスのおもちゃ。可愛い。
ネットを通じて他の恐竜おもちゃと連絡し合っているらしいが、実際はただの俺ら。製品メーカーはレックスと同じ。

  • ドーリー
CV:ボニー・ハント/田中敦子

紫髪の女の子のぬいぐるみ。ボニーの遊びにおいては悪役を演じることが多い。
ボニーのおもちゃ達のリーダー的存在で母性ある落ち着いた性格。

  • お豆3兄弟
CV:アンナ・クローバー、チャーリー・ブライト、ブリアンナ・メイワンド/大谷咲葵、松本航輝、古口貴子

3つ入りの枝豆のぬいぐるみ。中身を分離可能。

スタジオジブリ映画『となりのトトロ』に登場する不思議な巨大生物「トトロ」がぬいぐるみとしてまさかの出演。
スタジオジブリが「おもちゃでならOK」と許可を出した事で実現した。

■人間

  • アンディ・デイビス
CV:ジョン・モリス、チャーリー・ブライト(8歳時)/小野賢章、石坂彪流(8歳時)

ウッディ達の持ち主。
時が過ぎて大学生となり、立派なイケメンになった。
表面上では彼らをガラクタ呼ばわりしているが、心の中では彼らと別れる事を悲しんでいる。
屋根裏部屋に保管する筈だったおもちゃ達を間違えて捨てられた時(バズ達は無事脱出)は落ち込んでいた。
ウッディが最後に残したメッセージと戻ってきたおもちゃ達を見て、ある決意をする。終盤の彼は涙なしには見られない。

原語版のCVを担当するのは以前からアンディを演じていたジョン・モリス本人。
当時は子役で現在は芸能界を引退し音信不通の状態であったが、「アンディの声は彼しかいない」という監督の熱意によりスタッフは残された情報を駆使してなんとか彼へ連絡を取る事に成功。
ジョン本人も快くオファーを承諾し、アンディ役へカムバックを果たした。

  • シド・フィリップス
CV:エリック・ヴォン・デットン

前々作『トイ・ストーリー』ではヴィランだった青年で、現在はゴミ回収人の仕事をしている。かつてはおもちゃを破壊していた悪ガキだったが、現在は改心し元気に働いている。
劇中では顔を見せていないが、実は数回登場している。
英語版の中の人が同じ、相変わらずドクロのTシャツを着てるなどの理由から特定は容易だった

  • バスター
CV:フランク・ウェルカー

アンディが飼っている
今作ではすっかり老齢になってしまっており、以前のようにウッディを乗せて走ることは出来ない。

  • デイジー
かつてロッツォやビッグベイビーの持ち主だった少女。
家族でピクニックへ行った先でロッツォ達を無くしてしまったため、代わりのロッツォを購入した。

  • ボニー
CV:エミリー・ハーン/諸星すみれ

サニーサイド保育園の年長組に通うちょっと人見知りな幼女。
アンディの母親とボニーの母親は友達同士。
保育園から脱出する途中、木に引っかかっていたウッディを拾って連れ帰る。
保育園の年少組とは違い、おもちゃを大切に遊ぶ優しい天使。

  • サニーサイド保育園年少組
サニーサイド保育園に通う幼児達。
当人達に悪気は無いが、おもちゃ扱いは実に粗雑で乱暴。まだ年端もいかず、想い入れを持って大切に扱うという概念すら無い。
おもちゃ達にとっては、彼らとの遊びは死を覚悟する苛烈な拷問同然となってしまっている。


■余談

僅か5分程だが、同じピクサー作品のカーズ2の同時上映にてトイ・ストーリー3のその後を描いた物語が公開された。こちらは完璧ギャグ中心。

本作公開に併せて特撮リボルテックでウッディとバズが発売されたが、バズが惚れ惚れするくらいのイケメンなのに対し、ウッディには映画の感動が一瞬で吹っ飛ぶ犯罪的なエロ顔が付属しており、当時のふたばちゃんねるで祭になった。
そのため、そのウッディは夜な夜なキャストオフ出来る美少女達を見てるとか見てないとか。本来は悪巧み顔なのに

ウッディのみ、後に別シリーズでも商品化されている。
…が、付属の顔パーツは困り顔に変更されており、全国の変態を失望させた。
一応、ウッディの名誉の為に言えば上記の悪巧み顔をしたのは第1作目のワンシーンのみ。






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最終更新:2026年07月20日 15:38

*1 映画の言語がスペイン語の場合は「アンダルシアアクセント」と呼ばれる訛りの強いものになっている。日本的に言うなら標準語から急に関西弁になるようなもの。

*2 近年の生産品では「おさるのシンバルくん」に改められている。