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ティア・グランツ

登録日:2014/09/22 Sun 22:12:17
更新日:2026/07/27 Mon 17:38:51
所要時間約 7 分で読めるわ






戦場に正義も悪もないわ。生か死か、ただそれだけ



ティア・グランツ(Tear Grants)とは、ゲーム『テイルズ オブ ジアビス』のヒロインである。


プロフィール

年齢:16歳
身長:162㎝
体重:50㎏
CV:ゆかな

概要

神託の盾(オラクル)騎士団情報部に所属する第七音譜術士(セブンスフォニマー)ルークの師匠《ヴァン・グランツ》の妹。
階級は響長。普通の軍隊で言うところの伍長相当でアニス(奏長※軍曹相当)より1個下(勤務歴が違うので)。

物語序盤でファブレ邸宅に侵入し、ヴァンを殺そうとしたが、止めに入ったルークに妨害される。
その際、ルークとティアの第七音素(セブンスフォニム)が反応したことで擬似超振動が起こり、二人でマルクト帝国領のタタル渓谷に飛ばされてしまった。
不測の事態とはいえ無関係であるルークを巻き込んでしまった責任をとるため、彼を公爵家に送り届ける為共に旅立つ。
ヴァン打倒以外にも何か重要な任務を果たそうとしている節が見受けられるが…?


ゲームでの性能

各種回復術が豊富なヒーラーであり、光の攻撃譜術と投げナイフを用いた物理攻撃のスキルも持つ。
『アピアース・○○』(特定のFOF(フィールド・オブ・フォニムス)を発生させる)や『スペル・エンハンス』(詠唱時間の短縮)、『チャージ』(TP譲渡)などの補助譜術も持ち、
回復、補助、攻撃と汎用性が高いが、ヒーラーなので打たれ弱く、物理攻撃はスキル以外では前に光の玉を撃ち出すだけの貧弱なものしかないので、
迂闊に前に出すと危険*1
攻撃技も硬直があったりと前線向きではないので素直に魔法要員にさせておくべし。
敵に狙われてあっさり倒されるのもよくあること。

同じく回復を得意とするナタリアとは、あちらが主に単体を対象とし、HPを全快させるなど能力が高いのに対し、
こちらは複数を対象に取れるが、ナタリアほどは回復能力が無いという差別化が図られている。
どちらを採用するかはプレイヤー次第であり、二人共採用して回復を主軸に据えた長期戦を展開するのも悪くない。

スペル・エンハンスが地味に強く、カーマインチャンバーを併用するとミスティシンボルと同等以上の詠唱短縮効果が期待できる。
詠唱の長い上級譜術となると目に見えて発動までの時間が変わってくるので、ボス戦などでは積極的に活用したい。

中級譜術である「エクレール・ラルム」を覚えたあたりからは魔法アタッカーとしての活躍も出来るようになり、
更に進むと「ホーリーランス」「グランドクロス」といった強力な光属性の上級譜術を覚えられる。
特にホーリーランスは単体でも強力だが地(闇)のFOF技「クラスターレイド」が殊更強い。
ジェイドやアニスと組んで譜術ばっか使わせていると割とFOF変化させてくれる。
ただしサブイベントで習得する「ジャッジメント」は使いづらい。

また、詠唱時間が長いものの高い攻撃力や多様な補助性能、回復力を持つものが多い『譜歌』も扱えるのが特徴。
初戦闘時、初期習得のナイトメアの詠唱の長さにはかなりびっくりするだろう。
使うと担当声優のゆかな氏による『歌』が流れる。全部で6つ…それぞれの属性の譜歌があり、様々な条件で習得できる。
また、第一から第六までの譜歌の詠唱は全て繋がっている。
初期習得・ストーリー上での自動習得である譜歌はストーリー上でも何度か使われている。
ルークの屋敷に侵入した際なども初期習得している「ナイトメア」を使っている。

地味な特徴だが、ADスキル「アロース」の挑発時間が全キャラ中最も短い(ちなみに最長は断髪後のルーク)。
「容赦しないわよ!」

ちなみに、『ピコピコハンマー』のFOF変化『コチコチハンマー』の言い方が非常に可愛いので、是非聞いてみて欲しい。ゆかなさんGJ。
「いっ、凍てつく玩具よ! コチコチハンマー!」

パーティメンバーの中ではガイ、アニスと共に料理ができる方だが、軍属である事やヴァンに教わったために豪快(大味)な盛り付けや味付けが多い。
本人もそのことを自覚しており、少し気にしている。


秘奥義


『イノセント・シャイン』
発動条件:ADスキル「スペシャル」を習得しOVL状態で上級譜術、または譜歌を使用。

数秒の詠唱を挟んで発動し、敵一体と周囲に光が降り注ぐ。
発生速度、ダメージ共に割と優秀だが、相手によって空振りすることもある。特殊ダウンする相手には確実に1Hitしかしない欠点がある。
アンソロジードラマCDではおイタをやらかしたルークをよくこれでしばいている。

海外版&3DS版では裏ボスも難易度ハード以上で一度使用してくる。
発動直前にダッシュすれば回避可能だがそうでないと全弾Hitしてほぼ即死してしまう(耐え抜くなりしても強制ダウン)。


『フォーチューン・アーク』
発動条件:2周目以降、全ての譜歌の使用回数が50以上でOVL状態時に操作キャラにしてジャッジメントを使用。一度の戦闘で一度しか発動できない。

ややハードルの高い条件だがこちらは即座に発動し、画面全体攻撃の上に攻撃力が高く、何よりもカットインのティアの表情がなんとなくエロティックという利点がある。
ただしこちらも特殊ダウンする相手には1Hitしかしないので相手次第ではあまり痛手を与えらえない。
また、発動すると必ずフィールド中央に降り立つ。

ちなみに北米版&3DS版ではPS2版では没となっていた追加攻撃が実装され、
なんと全体攻撃&全体回復(戦闘不能含む状態異常も治療)&物理・譜術攻防を永続で20%ブースト。*2
まるでエステルのセイクリッドブレイムのティア版である。
この追加攻撃の実装により、味方の譜術系秘奥義ではトップの威力となっている(ジェイドのインディグネイションを上回る)

こちらも同条件で裏ボスが難易度マニア以上で一度使用してくる。
発動阻止や回避が不可能な上オーバーキル級のダメージを与えてくるがHPが必ず1残る他、追加攻撃まではしてこない。
ただし裏ボスがフィールド中央に降り立ってしまうので後衛が狙われないよう注意。


本編での活躍(※以下のネタバレにご注意ください)

不測の事態だったとはいえ、自分共々疑似超振動でタタル渓谷で遭難してしまったことの責任を取る形で、
ルークを無事ファブレ邸まで送り届けることを申し出、彼と同行することになる。
ただ、この時のティアは目を覚ます前からルークに敬称を付けず、タメ口で話している*3ことを始め、
現実的に見てティア一人でルークを護衛しきるのは難しい状況とはいえ、剣術を学んでいるとはいっても木刀しか持たず、実戦経験ゼロのルークも戦闘要員と見ていたり*4
更には任意のスキットとはいえ、責任を感じるティアを気遣い「屋敷から出られて嬉しい」とそれとなくフォローを試みるルークの(不器用な)優しさに気付かず、
表面的な言動(と言ってもこの段階では突出して横柄でもない)だけを見て「盗賊と比べたらに盗賊に失礼」と嫌味を吐くなど、割と非常識な言動をしていたのだが、
劇中では後々「ティアは最初から叱ってくれていた」とルークの口から(メタ的な意味で)フォローされており、
形見のペンダントをそのことを説明せずに馬車代として差し出した際、ルークが「いいもの持ってんじゃん」「これで靴を汚さずに済む」と発言したことも彼の失言として扱われている*5

こうしてキムラスカ王国(ファブレ邸)にルークと共に向かうティアだったが、途中立ち寄ったエンゲーブでジェイド・カーティスイオンに出会う。
ジェイドとイオンはキムラスカ王国とマルクト帝国の戦争を止めるべく行動しており、ルークにキムラスカの国王へのとりなしを頼んできて彼がそれを承諾したため、
ティアもジェイドたちと同行することになるが、この出会いがきっかけとなってキムラスカ王国とマルクト帝国の戦争にルーク共々巻き込まれていくことになる。*6

この段階ではルークの幼稚な言動でトラブルを招いたこともあり、ルークに小言を言うことが多かった*7
しかし、普段は横柄で尊大な態度が目立つものの、時折見せる他人への不器用な気遣いや優しさから、『悪い人ではない』とも思っていた模様。
また、『民間人』としてルークを保護する対象と見ていた節もあり、彼を庇って傷を負ったり、
襲ってきた神託の盾の兵士を自分の援護が間に合わず、ルークに殺させてしまったことに罪悪感を抱いたこともあった*8
記憶喪失と、ずっと軟禁生活が続いたことで世間知らずだったルークだったが、他に頼れる人がいない状況もあってか、
ティアのこういう態度が、襲撃者と巻き込まれた被害者という関係が、一応は穏当な関係に移行していくきっかけになっている。

その後、無事にルークたちとキムラスカ王国に到着したティアだったが、その後ルークがキムラスカの国王に親善大使に任命されると、
モースからの命令もあり、ジェイドたちと共に親善大使としてマルクト帝国領・アクゼリュスに向かうルークの旅に同行することになる。
ルークが親善大使、ひいては英雄という肩書きに(諸々の焦りから)増長するようになってからは、
彼の身勝手極まりない言動に今迄以上に眉をひそめることが多くなり、ルークもヴァンを否定するようなティアに反発するようになる。
ドラマCD版ではリグレット戦後にガイまで貶したルークに平手を浴びせ、
「(自分を)殴りたいのなら殴りなさい。反撃しない相手を殴る事が今の貴方に出来る限界だわ!」とルークを叱る場面も*9
ただ、ルークが自ら戦うことを決意したり、戦争終結のためにあれほど帰りたいと言っていたにもかかわらず、
イオンを送り届けることを国王に告げたことなどから、基本的にはルークを好意的に見ていた。

しかし、徐々に増長が目に余るようになり、ヴァンの策略に嵌まり、アクゼリュス崩落を起こしてしまったルークの「俺は悪くねぇっ!」という言葉が決定打となって彼に失望し、
「少しはいいところもあるって思ってたのに…私が馬鹿だった…」と、冷たい言葉を浴びせる。
月刊電撃マオウにおけるコミカライズ版では、ルークに平手打ちを浴びせ、 「…これ以上幻滅させないで」と言い放っている。
※このイベントの詳細・話題については個別項目があるので、そちらを参照されたし。

その後、崩落に巻き込まれて落ちてきたユリアシティから、ヴァンの策略を止めるためにパーティーメンバーはルークを置いて旅立っていったが、ティアは一人ユリアシティに残っていた。
ちなみにガイはティアとは関係なく、一度は他の皆と同行していたがベルケンドで彼らと別れ、ユリアシティを出るための洞窟で待っていた。
これは、元々ティアはユリアシティ出身で家もあったため、ヴァンに切り捨てられたショックや自身の正体をアッシュにバラされた*10ことなど、
様々な心労などが原因で一時寝たきりになってしまったルークを、唯一彼を見捨てなかったミュウと共に成り行き上自宅で保護していたため(本人はルークの為に残った訳ではないと言っているが)。

そして、目覚めたルークが今迄の自身の行いや在り方を強く反省し『変わりたい』と決意を見せた際には「貴方は分かっていない」と一度は突っぱねるも、
ルークが決意の証として断髪するのを見届けると、彼の決意が本物か見定めるために、セントビナーに向かう彼の旅に同行することを決める。
もちろん断髪したからといって全てを水に流す事は出来ないため、直後はあまりルークに対して好意的とは言えず、
彼に自分の為に魔界に残ってくれていたのかと言われて「思い上がらないで」と釘を刺したり、
ルークの気を引き締めるためにか、「私はいつでもあなたを見限ることができる」と突き放すような言動を取っていたが、
『変わりたい』という一心で真摯に行動するルークを見ていくうちに彼の決意を本物と確信したようで、
彼を監視するのではなく、彼を見守る保護者のような見方・立ち位置に変わっていく。
一方で、ルークは自分がレプリカである事実を知ったことや、アクゼリュスの一件がトラウマになってしまったことで、
以前のような尊大さは無くなり、素直に周囲を思いやれるようになった反面、卑屈な態度を取るようにもなっており、
必要以上に自分を卑下したり、自分の命を軽視するようなルークの言動を心配するようにもなった。

なお、このルークの決意を尊重して厳しく接したりした結果、当のルークからもとても強い人だと誤解を受けていたりする(ルークの日記参照)。
他にもいくつかエピソードが描かれているが、ルークを慰めようとした言葉が却って彼を傷つけたりと、料理同様にお世辞にも人付き合いは器用だとは言えない。

中盤以降、パッセージリング(大陸を支える巨大装置)の操作をするたびに起動キーとなる彼女に大量の障気が流れ込み*11、体が障気障害に蝕まれてしまう。
その事実を知ったルークは一度はパッセージリングの操作を止めようと言いかけるも、世界規模の問題故に言いよどんだのを見て、
寧ろ感情に流されず大局を見据え、自分を信じてくれた彼に感謝をすると同時に、障気で蝕まれる事への恐怖にはじめて彼に弱さを見せた。
発作は処方された薬で抑える事が出来たが、ある出来事で完治するまでの長い間この障害に苛まれ続けることになる。

アクゼリュス崩落が原因で障気が満ち、徐々に悪化していく世界を救うために行動した結果、
ルークが超振動を起こして数万人のレプリカと共に心中する事で障気を消し去るしかないと知った際には反対し、
彼が『それが償いになるなら』とそれを受け入れた時には「世界中が彼を英雄と賞賛しても、私は絶対に貴方を許さない(生きていてほしい)」と反発するも、
かつての彼が、世界のために瘴気とそれに伴う身障を敢えて受け入れた自分を止めなかったように、彼の決断を完全に否定する事だけはしなかった。
しかし、実際にルークが超振動を使って瘴気を消そうとした時には思わず駆け寄って止めようとしてガイに制止され*12
瘴気を消してもルークが生きていたことが判明した際には、それを涙ながらに喜んでいた*13

ヴァンの策略を知った後にはそれを止めるためにルークたちと共に兄と戦う決意を固め、
最終決戦で訪れたホド…「エルドラント」ではかつての教官であったリグレットと対峙してこれを撃破。
ヴァンとの決戦ではユリアの残した譜歌を歌って援護し、ヴァンを倒すきっかけを作る。
そして、命をかけて世界を守るため、ヴァンが自らの体に封印していたローレライを解放するために崩壊していくホドに残るルークに「好き」という気持ちを伝え、脱出した。
なお、この告白は台詞(字幕)が表示されず、ボイスのみとなっている


出生と本心

本名は「メシュティアリカ・アウラ・フェンデ」
ユリアの血をひく一族の末裔であり、本来ユリアに連なる者しか歌えない、ユリアが残した譜歌を歌えるのもこのため。
ホド崩落の際はまだ母のお腹の中におり、母がヴァン共々ユリアシティに保護された後に自身を出産したため、
ティア自身はユリアシティ生まれ、ユリアシティ育ちということになる。*14

物心つく前に両親を亡くしたこともあり、対面上は兄を慕って同じ軍人として生きる決心を固めており、人前でもとにかく現実主義に振る舞おうとする。
時には薄情に感じられるような態度や、皮肉な言い方も厭わないことから、ルークからも「冷血女」と揶揄されたこともある。
ただ、軍属ではあるが戦場に立ちたいなどの好戦的な一面はなく、戦乱を望んでいるわけでもない他、
できるものなら軍人稼業もすっぱりと辞めて、兄にも立場抜きで甘えたくて仕方がないのが本心の模様。
また、ブウサギやミュウなど、可愛いものにも目がない。アニスの持つトクナガもストライクゾーン。
アニメ版の前日譚ドラマCDによると、かつては私室にぬいぐるみなどを大量に置いていたらしい(騎士団に入隊すると同時に処分したようだが)。
…つまり、本当ならどう見ても軍人向きの性格ではない
寧ろ「軍人とは冷徹なもの」という意識が空回りする余り、無理に冷たいことを言おうとしている方が正しい。
この辺は「歳相応でクールな人物」なのか「本人はクールになりたいが多分向いてない」なのか公式でキャラがはっきりしない所為でもあるが…。
そもそも外見と実年齢が違うキャラも数名いるし
こちらも同ドラマCDにて、リグレットにティアを計画に引き入れる事を提案された際、
ヴァンにハッキリと「優しすぎるのだ…私の計画を知れば、決して私を許さぬだろう。」と評されている。

こうもコミュニケーションで不器用なのは心構えはもちろん、幼少からの生活環境も大きいと思われる。
赤子のころから過ごしてきた場所はその性質上かなり閉塞的で、余所者だった彼女とヴァンは「何も知らない人間」と蔑まされており、
ヴァンは既に教団で働いていたため養祖父テオドーロ以外に対等に喋れる存在が殆ど居ない状況で、
ごく当たり前のコミュニケーションをとる機会に恵まれていなかったのは容易に想像がつく。
ノベライズ『テイルズ オブ ジ アビス 黄金の祈り』では、物心ついた頃から孤独に苛まれた彼女自身の暗い過去によるトラウマが明かされている。

なお、ヴァンは前述のように「ティアは自身の(全世界レプリカ)計画に賛同しないだろう」と考えていたことから、
後述の「騎士団に入るまでの経緯」等も踏まえると、本編開始前にヴァンがティアに計画のことを話すことはなかったと推測される。
実際、本腰を入れてレプリカ計画遂行に動き出したヴァンに「ユリアシティで大人しくしていればお前だけは助けてやれた」と言われた時には、
ティアは「レプリカの世界を作るつもりなら、私を殺して私のレプリカを作ればいい」*15と嫌悪を以て返答しており、
「ティアは自身の計画に賛同しない(=自身の同志にはなり得ない)」というヴァンの読みは正確だったということになる。



騎士団に入るまでの経緯

以下は彼女が騎士団に入るまでの経緯だが、『TOA』原作のみならず『ファンダム2』での設定も織り交ぜて解説する。

騎士団に入ったのも既に騎士団で活躍しているヴァンを隣で手助けしたい…もとい、兄の傍に居たい故。
しかしテオドーロやヴァンは否定的で、テオドーロは彼女の第七音素の素質はユリアシティのために活かしてほしいと諭した。
しかしティアは強く食い下がったためヴァンは入隊そのものは認めたものの、
ヴァンは副官である六神将リグレットを派遣し直接指導させるという、言ってしまえば依怙贔屓なやり方を選んだ。
他の候補生と同じくダアトでの訓練を希望していたティアは猛反発。
訓練初日にボイコットをするもリグレットはティアの真意まで見抜いて一日中待っており、それに根負けする形で訓練を受ける。
とはいえ六神将とのマンツーマンで訓練を受けているという事で他の士官候補生から色々嫌がらせを受けたりしたが、
リグレットの助言などでそれを克服し、過酷な過程を全て乗り越えてようやくダアトでの本格的な実地訓練にこぎついた。

しかしそこで担当教官となった六神将カンタビレとの反りが全く合わず成績は下落する一方であった。
ある日カンタビレへの不満を爆発させたところ、ヴァンの真意を確かめるよう言われ彼の居場所を教えられ、
訓練を無断で抜け出してそこに赴いたことで、ヴァンのおそるべき計画を知ってしまう。
当初は彼の話術と兄の理想と現実の落差に狼狽していたが、ある日自分の心を落ち着かせたいというだけの理由で再び訓練を無断で抜け出し
故郷のユリアシティに戻った処ヴァンとリグレットの密談を聞いてしまう。
兄のみならず憧れだった教官まで自分の知らない世界に居る事に愕然としつつもヴァンを問い詰め
どうしても止めたいのならば自分を討てとヴァンの剣を押し付けられ、錯乱の末に彼を刺してしまう
最愛の妹に刺されても彼女を一顧だにせず不敵な態度を貫くその姿に、ティアの決意は固まる。
後日、毅然とした態度でカンタビレの元を訪れ大詠師モース直属の情報部への配属を希望し、その覚悟を買ったカンタビレはそれを承服。
自分の左遷を了承する事を条件にティアを推薦してダアトを去った。
晴れて情報部所属として外殻大地での活動を開始、モースの「第七譜石の捜索」をこなしつつもヴァンを討つべくファブレ公爵家に赴くのだった。


余談

物語開始当初からヴァンに疑念を抱いていて、任務中にヴァンを狙ってファブレ邸を白昼堂々襲撃したり、
逆に襲撃失敗後は(ルークを送り届ける、彼の護衛任務等の他にやることがあったのもあるだろうが)再度襲撃などは試みなかったりなど、
後々ヴァンの計画を(全貌とはいかないまでも)知っていたことが分かるのだが、その割には本編中の行動は妙に迷走しているように見える。

ファブレ邸襲撃事件の共犯者の疑いでヴァンが処刑されかけているという話があるが、何故か目の前にいる主犯のティアには一切言及されないというシナリオ上の矛盾や、
預言に詠まれている「ルークがアクゼリュスに向かう」という流れに、ティアの襲撃失敗がかなり都合が良い導入になっている*16こと、
アクゼリュス崩落時にヴァンに対してティアが「やっぱり裏切ったのね!」と叫んでいる*17ことなどから、「スパイ説」が囁かれることもある。
まあ、あくまで「状況証拠や矛盾点を列挙すれば疑わしく見える」というだけで、当然ながら公式、あるいは劇中でそのようなことは語られず、憶測の域を出ない。
本作の仲間も大体同じことが言えるのだが、開発期間が短くてイベントやら設定の整合性が取れなかったのだろうと思われる。


更に周囲のキャラ(と当時のスタッフ)がやたらと彼女を特別視するせいで、普通にティアが好きというプレイヤー・ファンもいる一方で、
一部テイルズファンからヘイトが無駄に高まってしまったキャラである。

殊更にお祭りゲーでは、ジェイドと並んで他のテイルズキャラがこき下ろされたり、逆にあちらから持ち上げられたりと、
シナリオライターが他のテイルズキャラを彼らの所謂「踏み台」にしてしまうことが頻発したため、
踏み台にされたテイルズキャラ、あるいはその作品のファンからヘイトを向けられることも少なくなかった(現在ではだいぶ落ち着いてきたが)。

ちなみに本編でも、ファブレ邸に務めるメイドが誤って売ってしまった奥義書を買い戻すサブイベントでは、
まとまった購入資金を渡した執事に何故かティアが特に根拠も示さずに「資金が多すぎると思う」と発言し*18、執事がこれを聞いて減額したため、
一度で全て買い戻すことは出来なかったが、パーティ共有資金をルーク一人のために使うのもどうかということで、
以降1冊分ごとにルークの母親に余計な嘘を重ねて金の無心をさせられる羽目になった(最終的にバレるが)*19…という、
一歩間違えたらメイドの首どころではない事態に発展しかけた事すらあるが、それがティアの責任にされる事はない*20*21
なお、ティアの形見のペンダントはサブイベントを進めることで買い戻せるが、こちらはパーティ資金で購入する仕様となっている。
ティア自身は手放した時点でもう二度と手元に戻らないだろうと思っていたため、買い戻してくれたルークに深く感謝する…という顛末になるが、
かなり高額な上にきちんとサブイベントを進めないと買い戻せなくなることに注意が必要*22


なお、戦闘中のボイスでは、序盤からルークに対してだけ妙にきつい掛け合いを返すことが多い。
例えば戦闘中、弱い雑魚に会ったり敵を倒した時の「楽ができそうだ」「終わりだな」という意味合いのセリフならガイジェイドも言っているのだが、
ルークのこのような台詞に対してのみ、ティアから「調子に乗らないで」という台詞が飛ぶ。
ルーク断髪後は徐々にそういった辛辣な言い方も鳴りを潜めるが、戦闘中にはやっぱり釘を刺される。
上述のようにプレイヤーからすればルークに対してだけ厳しい印象が付いてしまうため、他キャラの同様の戦闘台詞にも似たような掛け合いを入れたり、
本編の進行度に合わせて、言っていることは変わらなくとも声色等が柔らかくなるなどの差分を付けてほしかったものである。





今の追記・修正、自分ではイケてたと思うんだけど

無駄な編集が多いわね。考える前に加筆できなければダメよ

相変わらずキビシーな……

この項目が面白かったなら……\調子に乗らないで!/

※キャラクターや作品および制作者やユーザー等への愚痴や中傷、文句や批判の類はやめましょう。
守られない場合、コメント欄の撤去やIPの規制がされます。

最終更新:2026年07月27日 17:38

*1 ちなみにアニメでは杖の先端の刃で魔物をばっさばっさ切り裂いたりしている、本編でもやって欲しいものである。

*2 ただしこれを使った後にホーリーソングなどを使うと上書きしてしまうため使用後はそれらの使用を禁止する必要がある

*3 遭難させた件については故意ではないとはいえティアが加害者である。「だからファブレ公爵家に匿われていたのね」という台詞からルークが貴族であると知らなかった…とフォローしようにも後の台詞でしっかり彼が貴族であると認識しているので、単純にルークを軽く見ているとしか思えない描写になっている。

*4 ゲームの主人公であり、前衛であるルークを戦闘に参加させるためのメタ的な意味での理由付けという側面もあるかもしれないが、流石に状況的に不自然とされたのか、アニメ版の初戦闘ではルークにゲームのように「構えて!」と戦闘に参加するよう促したりせず、ティアが率先して前線に立っている。

*5 事情を知った上でなら立場を考慮しなければ確かに失言だが、ほぼ初対面の相手の、それも説明されていない事情を察しろというのは無茶だろう。

*6 この辺りからルーク(とプレイヤー)に対して隠し事をする描写が多くなる。

*7 ティアの襲撃事件の影響で倒れたルークの母親に謝罪した後は、ルークに「(母親を)大事にしなさい」と言っている。発言内容自体は別に間違っていないし、前述したようにルークの母親に謝罪もしているが、本意ではなくともルークの母親に心労をかけた今回の出来事を引き起こした当人なので「おま言う」感は否めない。なおルークは母が倒れたと聞いた途端に駆けつけたほど心配しているため、「大事にしなさい」というのは「これからもお母さんを大切にね」的な忠告と推測される。それでも状況的に「おま言う」感は漂ってしまうが。

*8 冒頭暫くは普通にルークを戦わせる気満々だったのだが、魔物はともかく人を殺させる気はなかったのだろうか。一応、このイベントを終えるまではあるイベント戦以外で人間系のザコ敵は出てこず、ストーリー的にもルークは魔物以外とは戦ってない設定。

*9 原作でいうとデオ峠のリグレット戦後に相当するが、ゲームと違いルークがひとり勝手にキレ散らかしているような流れに変わっており、ルークを必死になだめようとしたガイに理不尽な罵倒までしている(本人もそうしたいくらいの状況だったが)。加えてこの前夜にガイがルークの失言に対しメンバーに彼の過去を打ち明けた上で「マズい事を言うかもしれないが、どうか大目に見て欲しい」と頭を下げて懇願するシーンもあるため、少なくともゲームよりは筋の通った展開になっている。

*10 おそらくプレイヤーがルークの正体を知るのもこのタイミングになるが、ティアはアッシュの暴露を止めようとしていたため、すでにルークの正体を察していたと思われる。アッシュからヴァンの計画を聴いたときに知ったのだろうか。

*11 パッセージリングを起動すると、地殻の第七音素と一緒に地殻に充満している障気まで大量に彼女の体内に取り込まれてしまう。

*12 ちなみに、ガイは直前の会話でルークを止めようとしており、「決断を否定しないと言ったティアが思わず止めようとするも、ルークの自己犠牲を認めないと発言したガイが彼の決断を尊重してティアを力づくででも制止する」という、ティアとガイのそれぞれの直前の発言内容と現場での行動が逆になっているような構図となっている。

*13 ルークが超振動を開始する直前においても、声が裏返るほどの悲痛な叫びと共に止めようとしたことからも「ルークに死んでほしくない」という本心がうかがえる。土壇場で発した辺り、その本心を押し殺し続けて限界になってしまったのだと思われる。

*14 余談だが、ヴァンはホド崩落の関係者の一人としてジェイドのことも憎んでいたが、ティアはジェイドを憎む様子は見せていない。そもそもホド崩落の詳細を知らなかったのもあるだろう。本編では描かれていないが、全ての真相を知った後、(今は深く悔いていることを吐露しているが)母や兄を苦しめたホド崩落を招く原因を作った者の一人が、長く旅を共にした仲間の一人であるジェイドという事実をティアはどう受け止め、どのような答えを出したのだろうか。根は心優しい彼女のことだから、生きて償うのを条件に許すことになってもおかしくないが…

*15 一見すると会話の内容が噛み合っていないように見えるが、ヴァンの言う「助けてやれた」とは「計画の暁に創られるレプリカによる新世界にお前のレプリカも加えてやれた」という意味合いであり、ティアはそのヴァンの言葉の真意を理解した上で「私はそんな世界など望んでいない」と返しているのである。ヴァンもそのティアの返答に込められた真意を読み取り、「では、どうあっても私と戦うか」と問い返している。

*16 邸内で起きた襲撃に関してはいくらか言及されているが、タタル渓谷に飛ばされた事故に関してはほとんど言及されている様子がない。想定外のことが起これば、どうなったのか事情聴取するのが自然な流れだが、それもせずにティアがアクゼリュスに同行することになった。

*17 具体的にヴァンのどの行為を「裏切り」と称しているのかは語られないが、「外殻大地を存続させるといっていた」「これじゃあアクゼリュスの人もタルタロスにいる神託の盾もみんな死んでしまう」などの後に続く台詞から、これ以前にヴァンから「アクゼリュス崩落は避けられないが、なるべく犠牲は少なくする」等と吹き込まれていたのかもしれない。

*18 メイドのクビがかかっている上、ティアは本来部外者なのでファブレ家側がその意見を取り入れる理由はないのだが、何故か執事のラムダスはその意見を素直に聞いて減額している。ルークは「お前、余計なこと言うな」とティアを諌めたが彼女はスルー。

*19 ちなみに、シュザンヌからこの時受け取るお金は別枠扱い等にならず普通にパーティ共有資金に加算されるため、もしもプレイヤーが散財してしまったら資金を自ら集め直して奥義書を購入しなければならない。その場合は専用のやりとりがある。また、2周目以降、グレードショップなどでルークの奥義を引き継いでいる場合、もう一度サブイベントを見直したい等の特別な理由がなければ、シュザンヌからお金を受け取った後に奥義書を買い直さなくてもサブイベントの進行が止まるだけで何の不都合もなく、貰えるのも15万ガルドとかなりの大金なためお金を事実上持ち逃げすることも可能(完全にお金を騙し取っただけの悪行になるが)。

*20 まあ、そもそもメイドが誤って売らなければこんな事態は起こらなかったし、別にティアが自分の意見を聞き入れるよう執事のラムダスを脅したりしたわけでもないので、この事態についてせいぜい「余計な口出しをした」程度のティアの責任を殊更声高に言うのも変な話ではある。

*21 実際にお使いを引き受けた以上、パーティ共有資金から差額を出し、後でラムダスに足りなかった旨を伝えて差額を請求するなどの柔軟な対応を取ってもよかったと言えるが、そもそもとしてこの奥義書イベントはRPGでありがちな複数回に分かれたお使いのサブイベントなので、それをやってしまったらメタ的な意味で台無しになる。部外者なのに何故かティアが「資金が多すぎる」と口出しをするところも含めて、制作側の都合でティアにしわ寄せが行っている側面もあるのかもしれない。

*22 あくまでサブイベントなので絶対に買い戻さなければならないというわけではないが、ティアに装備させると「譜攻・譜防が20%上がる」という破格の効果を発揮するため、特にティアをパーティメンバーに採用する場合はなるべく買い戻したいところ。