イオン(テイルズ)

登録日:2010/11/18(木) 00:05:36
更新日:2021/04/20 Tue 14:23:50
所要時間:約 8 分で読めます




イオンとはテイルズ オブ ジアビスの登場人物である。
テイルズ オブ デスティニーのキャラではない。そっちはリオン


CV:大谷育江(ゲーム)、釘宮理恵(ドラマCD)、小林由美子(アニメ)

ローレライ教団の頂点に立つ導師(フォンマスター)14歳。

女の子のような中性的な顔立ちで、純粋無垢かつ温和で争い事を嫌う聖人の如く人物。
男である。男の子である。
か弱そうな外見に反してかなりの戦闘力を持つが、病弱な身体の為力の反動が激しく、医師からは譜術の使用を禁じられている。…なのだが…(後述)

外見からしてショタに見えるが、身長は166cmと意外にもティアより高い(ティアが162cm、ナタリアが168cm)。
というか日本人の14歳男子の平均身長よりもデカい。
ちなみに体重も58kgと、痩せ型の成人男性よりもかなり重い。
これまた14歳男子の平均体重よりも重い。もちろんナタリアよりも重い。
病弱設定・戦わないキャラの割に発育状況は良く、平均よりも少し大柄な体格をしている。
その体重の重さから、割と筋肉質な身体であることが考えられる。少なくとも、痩せているとは言えない。なのでショタと定義出来るか微妙…という人も少なからずいる。


穏やかで良識的なので、序盤ではガイ同様に仲が悪いパーティメンバーの仲介役として活躍しているが、言う時は意外とハッキリ言う一面も。
また、基本的にパーティメンバーはシナリオ後半からルークを認めていくが、
幼馴染であるガイを除けばイオンだけが初めからルークに好意的で、彼の不器用ながらの気遣いの数々から彼の心根を理解し「優しい人」とルークを称した。



預言はあくまで未来の選択肢のひとつと考える「改革派」。
しかし導師の次の地位に立つ大詠師モースが率いる「保守派(預言を絶対視する思想)」の方が圧倒的に強い為、面倒を起こさないよう理由をつけてたまに軟禁されたりしている。アニス曰く「お姫様」。
…つまり、公式でピーチ姫の様な扱いなのである。


しかしモースに押されているとはいえ、世界的な宗教であるローレライ教団のトップである事から、その権力は絶大。

アビスの面子は貴族の嫡子だの王女さまだの皇帝の懐刀だのと権力絶大なのが多いが、イオンは彼らすら霞む次元の権威である。
何故なら、キムラスカ・マルクト両国が命綱としている預言をもたらしている最大の権力を持つのがイオンであり、彼が「お前の国にはもう預言は詠まない」と言えばそれだけで国王から服従せざるを得なくなるのだ。
事実、戦争真っ最中&王女逃亡で最大級に緊張しているキムラスカ王城の門番さえ、この鶴の一声であっさり開門させた程である。彼の命令は国王の勅命すら凌駕する訳である*1
ある意味最終兵器に該当する。



本編ではモースの手により軟禁されていたがキムラスカとマルクトの戦争を回避する為、「両国に絶対の影響力を持ちつつ中立の立場」としてマルクトの皇帝ピオニーからの依頼を受けたマルクト軍の大佐ジェイドに救出され、マルクトからの和平条約締結の親書を手渡す和平の使者として自身の護衛役のアニスと仲介役として共にキムラスカに向かっていた途中、補給に立ち寄った農村エンゲーブでチーグル族による食料盗難の事件を耳にしチーグルの森に単身調査に赴き魔物に襲われていたところをルークとティアに助けられる。
以来ジェイドやアニスと共にパーティと行動を共にするようになる。




以下ネタバレ











実は本物の導師イオンは本編の2年前に亡くなっており、ルーク達と行動を共にしていたイオンは、ヴァンやモースによって作られたレプリカであった。

7体作られたレプリカの内の7番目のレプリカで、他のイオンレプリカであるシンクやフローリアンの弟にあたる。


体力面が劣化していたものの、導師としての力はオリジナルと遜色がなかった為、本物の代用として選ばれた。その為生誕してからまだ2年しか経っていない。

他のレプリカは火山の火口に放り込まれて処分されたが、シンクとフローリアンは辛うじて生き延び、それぞれヴァンとモースに拾われた。

生まれた時から自分の側にいてくれるアニスや、自分を最初から導師ではなく『イオン』という一人の人間として見てくれたルークを特別に慕っている。
また、オリジナルイオンの守護役だったアリエッタが自分をオリジナルイオンと間違えて慕っている事に負い目を抱いている。
しかし、いやそれゆえかアニメ版のドラマCDではアリエッタにあえて冷たく接している。

それまでは自身の存在を本物のイオンの代用としての存在しか見いだしていなかったが、
旅の中で同じレプリカであるルークやシンクとの出会いを経て、少しずつ考えを変えるようになった。

自分を本物の代用と考えながらも、実際は本物のイオンとは性格が真逆で、全く似ていない。似てるのは本当に顔だけ。
ジェイドはオリジナルのイオンとは面識がなかったが、噂で本物のイオンの性格を知っていた為、
今のイオンと出会った時に噂とあまりにも違い過ぎた事、更にいささか尋常でない貧弱さなどから違和感を覚えていた。


ヴァンとの一応の決着がついた後、ようやく一人の人間として生きていこうと思った矢先に、悲劇的な結末を迎える事になった。



とまあ、そんな聖人のごとく温和なイオン様なのだが実はとんでもないネタ要素ともとれるような要素がある。タグに「ルークの秘奥義(海外&3DS)」とあることに疑問に思う方もいるだろう。
そして先述のとおり、か弱そうな外見に反してかなりの戦闘力を持つこと、医師からは負担の激しいダアト式譜術の使用を禁じられている、という公式設定。

この二つの設定を覚えておこう。
そして、本作は北米版及び3DS版では追加された技が結構多い。ティアの第二秘奥義の追加攻撃だったり、ガイとナタリアの第二秘奥義だったり。
ルークにも追加秘奥義が存在していて、使用条件は二週目にイオン様が同行中に第一秘奥義を発動すること。

というわけで、戦闘中にルークの第一秘奥義を発動すると…


レイディアント・ハウル
やってやるぜ! うぉぉぉぉぉ! これでも…くらえ!


と、ここまではいつもの秘奥義。そして、ここで〇ボタンorAボタンを押し続けていると直後にイオン様の縦カットインが入る。


イオン召喚
僕でお役に立てるでしょうか…?行きます…!


すると、シンクも使っているダアト式譜術の「アカシック・トーメント」で追撃してくれるのである。しかも、ルークの秘奥義の欠点である「範囲の狭さ」も補ってくれるかのような広範囲攻撃。
しかもイオン同行中と書いたが、戦闘中なら無条件で何度でも使えるうえに同行さえしていれば闘技場でもワープして駆けつけてくれる。どうやってワープしてきたのか。

挙句この技を使った場合、ルークの第一秘奥義の威力倍率はジェイドの第二秘奥義、インディグネイションすらを上回る倍率へ変貌する。
(参考までに普通に使った場合はルークの第一秘奥義はインディグネイションの半分より少し上ぐらいの倍率である)

曲がりなりにも超一流の譜術士であるジェイドの最強の一撃の威力を超えるので、
病弱により譜術の使用を禁じられているとはいったいとなること請け合い。というか最も彼を気遣ってる筈のルークが最も彼を酷使しているという、親善大使殿やモースさえも真っ青なブラック子爵っぷりである。
一度の戦闘で何度もダアト式譜術を連発させられ音素乖離を起こさないイオン様マジ導師である。
なお、アニスが同時に参加していると専用の掛け合いが追加される。

何故これがネタになるのかというと、前述の通りこの技「イオン召喚」そのものは非常に強力で、ゲーム的には一切のデメリットもないので使いまくりたい技…というか、二週目以降ではルークのストーリー中の強みとして使いまくるプレイヤーも多い技であるが、
作中のイオンの設定やルークとの関係性などを考えると、真面目な技にも拘らずネタ要素しかない技である為。しかも作中設定が崩壊してるようにしか見えない、いわゆるシリアスな笑いになってしまう技なのだ。

ただし発動条件に「イオン同行中のみ」とあるように、 最終的には使用不可能になってしまう 。使えるうちに存分に堪能しておこう。
正直HPが少ないときにしか出せず戦闘中一回しか使えないロスト・フォン・ドライブより遥かに使いやすいのでずっと使いたいと思ったのは筆者だけではない筈





◆イオン(オリジナル)

作中に登場する全てのレプリカイオンの被験者(オリジナル)。

マルクトの平民の家で誕生。預言に導師になる未来が詠まれていた為、生後間もなくダアトに連れて行かれ、導師になる為の教育を受けながら育った。

後に先代の導師エベノスの跡を継いで僅か8歳で導師となった。
しかし預言によって自分が12歳で亡くなる事を知ってしまい、預言に縛られた世界に絶望するようになり、預言を憎み、ヴァンのレプリカ計画に荷担するようになる。
そのあたりを見る限り、ルーク達の仲間であるイオンとは逆の道を進んでいた事がわかる。
本編には一切登場しないが、公式では合理的かつ虚無的な性格で「世界なんて滅びてしまえばいい」という思想を持っていた事が言及されており、
性格は7人目のレプリカイオンよりもシンクに近い。


マンガ版ではその公式設定を生かした黒い性格が表れており、
初代レプリカイオンをなぶり殺したり、アリエッタを玩具呼ばわりしたり、敵であれば人間であっても何の躊躇いもなく殺している。

その一方でアリエッタの事を大切に思っていたらしく、生命力に溢れるアリエッタの姿は、先行き短いイオンにとっては光のような存在であったらしい。

本編の2年前に預言通り死期が訪れ、ヴァンとモースに自分のレプリカを後の導師にすること、
自分のレプリカの護衛をさせたくないという思いからアリエッタを導師守護役から解任すること(結果的にこれが原因でアリエッタは歪んでしまう)を遺言し、亡くなった。




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最終更新:2021年04月20日 14:23

*1 ただし、マルクト帝国の首都グランコクマに続く軍事施設の門番には戦時中という事もあり「これが罠とも限らない」と突っぱねられ、マルクト軍人であるジェイドのみ通行が許された。