ヴァン・グランツ

登録日:2012/05/26(土) 18:26:31
更新日:2020/11/19 Thu 21:41:36
所要時間:約 6 分で読めます




ヴァン・グランツとはテイルズ オブ ジアビスに登場する人物である。

年齢:27歳←ここ重要
身長:189cm
体重:86kg
クラス:譜術剣士
所属:神託の盾騎士団主席総長
CV:中田譲治

ローレライ教団神託の盾(オラクル)騎士団首席総長で、ティアの兄。神託の盾での階級は謡将。騎士団では最高峰、上層部から見てもそこそこの地位である。
強力な譜術やアルバート流剣術の使い手であり、剣に関してはルーク&アッシュの師匠でもある。
因みにプレイヤーに対してもチュートリアルの機会を設けて戦闘での基本的な操作も教えて下さる師匠である。
また、ガイとも少し関係があるようでたまに2人で話している。使用人であるガイがヴァンにタメ口を利いてる場面もあるようだが…?

ティアには「兄さん」、教団や神託の盾関係者には「謡将」や「主席総長」、ガイ&アッシュには「ヴァン」、ルークには「師匠(せんせい)」と呼ばれており、
殆どの人には慕われている。

かなり渋いダンディだが上記の通り年齢は27歳であり、これはエクシリアアルヴィン(26歳)と1歳しか変わらないということになる。
…全然そんな風に見えない。

因みに髭は若い歳で総長に就任した時に周りからなめられないようにする為に生やしている。



追記修正お願いします





{-ネタバレOK?-}





※ここからはヴァンについてとアビスについての核心的なネタバレを含むので注意






やっぱり悪い人だった


序盤は上記で話したようないい人であり、プレイヤーもルークも何故ティアから狙われているかを知らないし分からない。
忙しい中ルークに剣の稽古をつけてあげたり、行方不明になったルークを探しにはるばるカイツールに来たりと序盤は優しく頼れるサブキャラである。

…しかし、それらの顔はあくまで自らの計画を円滑に進める為に被った仮面に過ぎなかった。

その本性は冷酷無比。利用できるとした存在は何ら躊躇なく懐柔しては使い捨て、自身のある計画を進めていった。
弟子であるルークに対しても鉱山都市アクゼリュスで本性を現し、それ以降は序盤までの優しさが嘘のようにルークを「屑」「アレ」呼ばわりし邪険にしまくった。
※仔細は俺は悪くねぇっ!参照


六神将を指揮していたのもヴァン(…とアッシュの独断)であり、六神将側も一部を除きヴァンに忠誠を誓っている。


アクゼリュスを崩落させた後もセントビナー(未遂)を崩落させようとする等、外殻大地を消滅させようとしていた。


そしてオリジナルの生物共々外殻大地を消滅させた後は、それらを素材としてレプリカのみの世界を作る、恐ろしい計画(全世界レプリカ計画)を実行しようとしていた。

ルーク達はそれを阻止しようと動くが何と彼はそれすら見越した細工を施し、ルーク達の奮闘すら自身の目的の成就の推進力とした。
そして、アブソーブゲートにて、それを止めようとしたルーク達ととうとう対戦する。
夫々のメンバーから間違いを指摘されたり宣戦布告を受けるも効く耳を持たず、ルークの問いに対し 「何かの為でなければ生きられないというのか?だからお前はただレプリカでしかないのだ」 とバッサリ一蹴する。
そして、ルークの最後の宣戦布告と共に、とうとう戦いの火蓋が落とされる。
しかし敗北し、最も見下した存在に倒された事を「面白いではないか…」と不敵に嗤いながら舞台から遥か地下の地殻まで落下し、消滅した。
地面に突きたてた己の愛剣を遺して…。




…かに思われたが、地殻に堕ちた際第七音素の意識集合体であるローレライを取り込んでいたため乖離を免れ生還、ローレライを己の中に封じ込めた。
時同じくしてルーク達に敗北し地殻に堕ちてきたシンクをはじめ、他の六神将メンバーにもローレライの力を分け与えた。


第二章では大詠師モースを利用して新生ローレライ教団を設立して、ルーク達の知らないところでレプリカ計画を本格的に進め始めていた。

この第二章では六神将とヴァンの繋がりが深い理由も明かされる。
  • アッシュ…剣の師匠。計画の為に信頼を得た後に利用した。居場所を奪ったことやヴァンの計画に感づいたことから現在は敵。
  • アリエッタ…ライガ達に育てられていた野生児だったが、能力を見込んだヴァンに拾われて色々教育を受けた。
  • ラルゴ…元々は傭兵だったがとある理由によって預言を憎んでおり、同じく預言を憎んでいるヴァンとは同士。
  • リグレット…最初はヴァンを殺そうとしていたがその意気を買ったヴァンに副官にさせられ、そのうち彼に魅せられて心身ともに忠臣と化した。
  • シンク…元々オリジナルイオンと関係があったのだが、シンクはシンクでその境遇から世界への復讐するためにヴァンと協力関係にある。



そしてかつて沈んだホド島のレプリカ…「エルドラント」を完成させ、そこを拠点とする。
プラネットストームさえ複製し、それを絶対の守りとしながら再び世界のレプリカ化を再開する。

レプリカは預言の対象外…即ちあらゆる束縛を受けない自由な存在であり、大陸や生き物をレプリカ化し、レプリカ乖離の原因であるローレライを消し去る事で、預言に縛られない真の意味で自由な世界を生み出す事が、彼の最終目的である。
なおインタビューによると、レプリカ世界が完成した後は自分も協賛者共々自害し、レプリカに世界を託すつもりだったようである。
アブソーブゲート戦前のティアとのやり取りで、「ユリアシティで大人しくしていればお前だけは助けてやれた」と語っているが、この真意は別に「ティアだけは生かしておけた」というものではなく、「ティアのレプリカを新世界に連れて行ってやれた」という意味。

ヴァンの価値観では、レプリカとはすなわちオリジナルの生まれ変わりであるため、レプリカ情報を確保していないティアについては、そのまま計画を強行すれば新世界に対応するレプリカがいないため「殺してしまう」。
もし全てがうまく行っていれば、ティアとガイのレプリカも造り出した上でオリジナルの2人を道連れに死ぬつもりでいたのである。

これに対し、ティアが「レプリカの世界を作るつもりなら、私を殺して私のレプリカを作ればいい(元よりヴァンはそうするつもりだった)」と返したことで、相いれないことが確定し、それに対しての問いが「では、どうあっても私と戦うか」である。


しかし、各地での奮戦を経てエルドラントに乗り込んできたルーク達と再び戦うことに…

以前の時と違い、一人の人間として成長していたルークは彼の誘いを断り、自分は1人の存在として生きていたいとした上で「俺にはもう、あなたは必要ない!」と本当の意味で彼から卒業する。

そしてティアが譜歌を歌ってローレライを解放しようとするとローレライの力を使ってパワーアップする。

戦闘後…ティアの大譜歌とローレライの鍵と宝珠を持ったルークに切られて倒れた。


「7番目の譜歌の意味を理解したんだな…メシュティアリカ」
「…小さい時に兄さんがよく歌ってくれていた…」



「ヴァン師匠…ありがとうございましたっ!」


この2つの場面ではヴァンのことを割り切ったつもりでいたルークの本心と、ティアがヴァンのことを本当は大切に思っていたことが改めて分かる。




【戦闘でのヴァン】
中盤の大詰めで一度、ラスボスとして一度、合計2回戦う事となる。
ルーク&アッシュの師匠というだけあってアルバート流剣術を用いる。
強力な譜術も使い、初回かつノーマルからでも遠慮なく上級譜術を使ってくる。

【主な使用技】
  • 守護氷槍陣
守護法陣の強化バージョン。発生は遅いので回避は楽。

  • 烈破掌
ルーク&アッシュも使える手から衝撃波を出す技。

  • 光龍槍
一瞬溜めた後、一直線に伸びる光の槍を剣から放つ。キャラを貫通するので後衛も注意。
北米版・3DS版では幾つかに拡散する「光龍槍・改」が存在する。
なお、ローレライを解放した状態でも使って来るが、よーく見ると剣を引いてタメの動作をした後、左手を振って槍を放っている。

  • 閃空斬
オリジナル技。周囲を竜巻状の斬撃で切り裂く。「目障りだ!」

  • 襲爪雷斬
双牙斬の強化技。まともに食らうとダウンしてしまうので可能な限り避けたい。

  • ネガティブゲイト
闇の球体で敵を攻撃する闇属性の中級譜術。よく多用する。アニスも覚える。
2発撃たせれば闇の有色FOFになるので、うまく活用したい。

  • ホーリーランス
合計5本の光の槍で対象を集中攻撃する光属性の上級譜術。ティアも覚える。
まともに食らうと非常に痛いが回避は楽。一発で光の有色FOFが生まれるので、すかさずFOF技で反撃したい。

  • グランドダッシャー
大地から岩を突き立てて攻撃する地属性の上級譜術。
序盤から多用してくる上威力も高いので注意。


…etc.


【秘奥義】
「後悔するのだな…!!」

星皇蒼破陣(せいおうそうはじん)
初回からブッ放してくる秘奥義。ノーマルでも適正レベル付近だと食らったらまず即死。
アッシュの秘奥義「絞牙鳴衝斬」に酷似している。

「神葬星条破」(しんそうせいじょうは)
2戦目で使用。北米版・3DS版で追加された秘奥義。
剣を高く掲げて光を纏わせ、それを一気に振り下ろし光で敵全体を攻撃する。ぶっちゃけ威力・範囲共に彼の他の秘奥義より強い。
ただし振り下ろす部分以外では必ずHPが1残る。

「ローレライの力……見るがいい!」

エンシェント・レクイエム
2戦目の最終形態時に使う秘奥義。
片手で生んだ超振動により相手を粉砕するヴァン最強の技。



因みに本編では操作出来ないがマイソロ3では操作出来る
しかもめっちゃ強…くはない。

通常攻撃が6回可能だが剣技が異常に乏しく、まともな連携は閃空剣→襲爪雷斬→守護氷槍陣しかない。
てかこれだと守護氷槍陣がコンボにならない。




以下、更なるネタバレ



本名は「ヴァンデスデルカ・ムスト・フェンデ」。

フェンデ家はガルディオス家に仕えるマルクトの騎士貴族であり、世界に預言を残したティア同様始祖ユリア・ジュエの子孫でもある。
つまりガルディオス姉弟…ガイとは主従関係だった。

彼ら3人が住むホド島はホド戦争によって消滅してしまう。
しかし真実は戦争や消滅の事は預言(スコア)に読まれていたことであり、偶然でなく必然、言い換えれば意図的に起こされたことである。

そのことを知ったヴァンはホド消滅を知りながら何もしなかった世界と消滅を読んでいた預言に対する復讐をする為、
オリジナル世界を破壊し、預言に縛られないレプリカ世界を作ろうと企てる。


―…預言のない世界で、もう一度…―



彼が創造したエルドラントに住まうレプリカの中には、



生前の彼女を知る者にしか知りえない、ガイの姉・マリィの姿がそこにあった。



彼の数少ない人間的な本性の一部なのかもしれない…





因みにこのレプリカ計画はヴァン独りだけの企みでなく、オリジナルの導師イオンの計画でもあり、彼が亡くなった後ヴァンが計画を引き継いだ。

計画はほぼ全てジェイドの研究に頼っており、彼を尊敬はしているが同時に激しく嫌悪もしている。
また、レプリカなら無条件にラブというわけではなく、ルークに関しては憎んでいる家系ということもあってか本性を現した後は上記の通りこっぴどく蔑んでおり(そもそも彼への暗示のワードが酷い)、それでいて彼が成長した時はまた利用しようとするなど、完全に都合のいい道具としてでしか見ていなかった。
終盤、ルークの成長を認めたのか彼を尊重しているような発言もしてはいるが、純粋に彼を認めているとは言い難く、そういう意味でも人格者とは言い難い。
しかし、作中でルークをはじめとした多くの人物を心酔させた話術とカリスマ性は本物である。



☆余談
彼をエルドランドで倒す時の大譜歌モード突入前の2対1での掛け合いは、戦闘に参加させたメンバーによって異なる。




※ルーク&ティアの両方が参加している
→2人揃ってヴァンと会話する
※ルークのみ参加
→一対一で会話する。師匠と弟子の会話。
※ティアのみ参加
→一対一で会話する。譜歌についての兄妹の会話。
※両方参加しない
→1Pポジションのキャラとヴァンで一対一の会話。
ガイは元主人として、ジェイドはフォミクリー開発者としての会話、
アニスイオンとシンク、ナタリアはラルゴに関する会話が交わされる。



エスコートではテイルズ オブ ファンダム Vol.2とレディアンドマイソロジー3に登場している。
マイソロ3ではシャボン娘に『ヴァンヴァン』というニックネームをつけられる。
本人はまんざらでもなさそうに「ヴァンヴァン……フフ」と呟いていた。


なお、ファンダムvol.2での少年期の声を斎賀みつき女史が演じているが、奇しくもこの斎賀女史と中田氏の組み合わせは、
天元突破グレンラガンのロシウと同じである(ロシウは最初の頃は斎賀女史が演じているが、エピローグでは中田氏が演じている)。


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最終更新:2020年11月19日 21:41