ナタリア・ルツ・キムラスカ・ランバルディア

登録日:2010/11/18(木) 14:45:30
更新日:2022/10/08 Sat 18:33:44
所要時間:約 6 分で読めます








・概要
年齢:18歳
身長:168㎝
体重:54㎏
好物:チーズ
苦手:たこ
CV:根谷美智子

キムラスカ・ランバルディア王国の現国王、インゴベルト六世の娘であるキムラスカの王女。母親である王妃は既に亡くなっている。
とても美人だが、その髪の色はなぜか王家代々の特徴である赤髪(王や叔母のシュザンヌ、従弟のルークなどが該当)ではなく金髪。母親似との事らしいが…。
分かりやすいデカメロンがいるせいで目立たないがスタイルも非常に良い。

ルークの母方の従姉(ルークの母親・シュザンヌが国王の妹)で、ルークとは彼が生まれた時から許嫁として婚約している。
ルークやファブレ家の使用人であったガイとは幼馴染み。

上に立つ者として国民を大切に想う心を持ち、気品と気高さを兼ね揃えた王女然とした人物。民の為ならば自分自身が前線に出る事も厭わない行動派。
一方で子供のような純真な心も持っており、アニスジェイドの冗談を信じてしまう天然っぷりを発揮したりもする。

許嫁とはいえルークとは幼い頃から……というか、幼い頃は相思相愛の仲で、将来は結婚して国民の為に尽くそうと互いに誓っていた。
ルークが記憶を失った後も、いつか自分との約束を思い出してくれる事を信じて精力的に彼の世話を焼いていた。

しかしルークにとってはナタリアの事は嫌いではなかったものの、
彼女が常に今と過去の自分とを重ねて見るわ、
何かある度に記憶を取り戻せ・約束の言葉を思い出して欲しいなどとしつこく言ってくるわ、
更に会話の最中に一人で過去に浸り始めたりもするわ(ルークはその間茫然とするしかない)、挙句叱責などをするたびにわざわざ自覚しようもない「7年前の自分」と比較しながら行ってくるなどされ続けていた為本作開始時点ではすっかり苦手意識を抱いており、
それ故に「口うるさい幼馴染み」でしかなかった。

ルークからすれば好きでこうなってる訳ではないし、
努力しようにもそもそも何をどう努力すれば良いんだ?って話なのに、
それを落ち度であるかのようにずっと言われ続けている状況なので当然である。一度や二度どころの次元では到底ない為かなりストレスが溜まるだろう…。
実際、ナタリアのやり方は現実の記憶喪失の患者に対してもやってはいけない事であり、本人がふさぎ込んでしまい却って記憶の回復を阻害する恐れがある*1

基本的には善人で悪意によるものではないとはいえ、ルークに対してはかなり独りよがりな接し方をし続けているため、
そんなナタリアに対して苦手程度で済ませられるあたり境遇の割に意外とルークは精神的に大人だったと言える。
インタビューなどから察するに精神的に大人だという意図があったわけではないと思われるが。




このような実態の為、ナタリアが求めていた「ルーク」が、オリジナルルークであるアッシュだと判明してからは、アッシュを一途に想うようになる。

実はこのナタリアの態度は完全同位体のオリジナルとレプリカでも違う存在であるとプレイヤーに感じさせる要素の一つ。

ナタリアにとっての「ルーク」がアッシュ(オリジナル)であるのに対し、他の仲間にとっての「ルーク」はルーク(レプリカ)であり、
特にティアとナタリアは自分にとっての「ルーク」を慕うという対照的なヒロインとして描かれている。


こういう事情もあってか、正体を知ってからのアッシュとはかなりラブラブ。
一方で、長年アッシュと重ねて見てきたルークが実はアッシュとは別人と知り、彼が自分にとってどういう存在なのか答が出せずにいたが、
「もうひとりの幼なじみであるかけがえのない仲間」として気持ちの整理をつけた。

…が、気持ちの整理がつくまで凄く時間がかかっており、それまでお互いに何とも言えない距離感があった。
前述の通りナタリアはアッシュのことばかりで、ルークが生まれてからずっと彼個人には長い間向き合っておらず(世話などはされているので恩はある)、
更にルークは自身の生い立ちを知った後、ヴァンが悪いのでどうしようもなかったことだがアッシュの居場所を奪い、
ナタリアとの関係も立ち行かなくしてしまった負い目もあるので余計に接しづらく、文字通り過去がないのでナタリアの様に想い出に浸ることすらできないため、
関係改善にはナタリアの方から働きかけるのが筋なのだがそういう動きも終盤まで乏しかったため、
プレイヤー視点では彼女の事情よりもルークがかわいそうというのが目に付きやすくなってしまった。
…というナタリアはメタ的に少しかわいそうというか、アッシュだけじゃなくてルークにも少しぐらい配慮出来なかったのか……という事情もあったりする。


当初は色々ルークを気にかけるティアや玉の輿を狙っていたアニスとは馬が合わず仲が悪かったが、後にアニスやティアとは友情を育む関係に進展する。
このゲームではよくあることである。
ちなみにティアの恋心には割と早く気付いており、後半ではしがらみがなくなったこともあってアニスと共に(からかい混じりに)応援している。


小さい頃から召使いに体を拭いて貰っていたので、肌を見せる事に全く抵抗感がない。そのため、衣装は露出が高いのが多かったりする。


パーティメンバーの中では最も登場が遅く、序盤の後半に差し掛かるかどうかというタイミングで漸く姿を現す。
流石にこれはどうかと思われたのか、アニメ版やドラマCDでは冒頭から何らかの形で登場している。
実質的なサブヒロインに当たる存在だからなのか。


・料理
ナタリアを語る上で欠かせないのがこれである。

身分が身分なので…というか料理の理屈自体を理解してない為、料理はパーティ内で一番下手
傑作は「焦げたフルーツポンチ」。どうしてフルーツポンチが焦げるのかは不明。
ドラマCDでは「タマネギを使わないオニオンスープ」なる怪作まで作り上げている。

ルークの料理もとても食えたものではない(byガイ)が、少なくともナタリアのように食材をそのまま火の中に投げ込むような事はしない。
ティアが一度料理を教えようとした事があったが、最終的に「ナタリアに料理は向いていない」と結論付けられ(匙を投げられ)た。
しかし全ての料理の熟練度を最大にした時のサブイベントでは一応その気概を褒められるくらいにはなる他、得意料理は好物のチーズを使ったものである。
アニメ版のDVD付属のドラマCDでもナタリアに料理を教えているが包丁を剣のように扱うなど滅茶苦茶なもので、料理の味見をさせられたルークが 一度死んだ (ティアのレイズデッドで蘇生したが)。
また、見た目や匂いは凄く美味そうでも実際は壊滅的な味…というこれまた意味不明な代物まで作り上げている。

誤解されがちだが本人は それを自覚しており 、それを克服しようと料理係を名乗り出たりしている。
主な味見役はルーク。ドラマCDなどでは長髪ルークがナタリアの料理を素直に辛辣に批判→ルークに美味いと言わせてみせる→じゃあ味見は言い出しっぺのルーク→無理やり食わされたルークが昇天…的な流れが定番。

しかし後の話を描いたと思われるドラマCDではそれなりに腕前が上がり、チーズを使った料理はとても美味いとガイに(世辞抜きで)褒められている。


・戦闘 
武器は弓で、訓練の結果マスターしたランバルディア弓術で戦う。
また生まれながらに第七音素の素養を持つ治癒術士(ヒーラー)で、ティア同様に治癒術や補助術を用いて仲間たちのサポートもできる。
治癒・補助術は範囲重視のティアと異なり1人への効果量重視。シンフォニア経験者にはSスタイルのリフィル先生(ティアはコレットとTスタイルな先生のハイブリッド)と言えばしっくりくるか。
特に終盤で覚えるリヴァイヴは味方の生存率を大きく上げられるので重宝する。
味方の攻撃や防御を永続で大きく上げられるFOF技もあるので積極的に狙っていきたい。
一定時間のけ反らなくなる「キャバルリィ」にHP回復効果を付加する事で疑似集気法のような事も出来る。
肝心の弓技に関しては、遠距離から加勢した所で本作のシステム上有効打にしづらいので、
素直に回復&補助&アイテム係&気が向いた時の秘奥義役として下がらせていた方がいいかもしれない。
ただ、スタッフ曰く「遠距離キャラが今まで不人気だった為、彼女の場合は特別使いやすく調整してある」とのこと。実際通常撃ちはかなり当てやすく、操作キャラとして十分通用する性能でもある。

秘奥義はPS2版では納期不足で「アストラル・レイン」しかなかったが、北米版や3DS版ではガイと共に第二秘奥義「ノーブル・ロアー」が追加された。
ディンの店でしか手に入らないエルブンボウが必要だが、ルーク達と違って回数制限が無い&かなりの高威力なので苦労に見合う性能である。
出来るだけ早めに作っておきたい。













ネタバレ












実はインゴベルト六世と亡き王妃の娘である「ナタリア」は死産だった


ルークたちの知るナタリアは、砂漠でキャラバン隊の護衛をしていた傭兵バダック(後の六神将ラルゴ)と、王室の使用人であったシルヴィアとの間に生まれた、
メリル・オークランドという庶民の娘であった。

母シルヴィアは生まれつき身体が弱かったが、預言によって夫との間に必ず子供を作らなければならないと言われていた。
未プレイの方はンな無茶苦茶なと思うかもしれないが、そのくらい当時のキムラスカ(というか世界)というのは預言におんぶにだっこ状態だったのである。

それ故に、夫婦共にひとり娘メリルの誕生をとても喜んでいた。
しかし誕生した時の預言にメリルが王女になる未来が詠まれていた為、
シルヴィアの母で王妃に仕えていたナタリアの乳母(つまりはナタリアの実の祖母)によって両親のもとから奪われ、死産した本物のナタリア王女とすり替えられた。


その証拠に、ナタリアは王と王妃に全く似ない容姿であった。
冒頭で書いた通りルークや王のような赤い髪と緑の瞳がキムラスカ王族の証であり、王妃は黒髪であった
しかしナタリアは両親のどちらにもない金髪に琥珀色の瞳を持ち、後に実母のシルヴィアに似た外見だった事が判明する。
お城育ちとは思えない程の優れた身体能力や、揺るぎない信念の持ちようは実父のバダックに似たのだろう。外見が似なくて良かった
しかしナタリア本人も、インゴベルト六世と亡き王妃も、ナタリアが実の娘ではないという事実を知らなかった。

実母のシルヴィアは娘を奪われたショックで錯乱し、自殺。
実父のバダックは妻を失ったショックに打ちひしがれ、娘だけでもとバチカル城に押し入り兵士と揉みあいになって兵士を殺害してしまって世捨て人になり、後にヴァンに出会って妻と娘の運命が預言に詠まれていた事を知り、預言を憎み、
六神将「黒獅子ラルゴ」としてレプリカ計画に加担するようになる。


キムラスカとマルクトの戦争を終結させるために祖国に戻った際、
自分とインゴベルト六世の前で、モースによって自分が本物の王女ではなかった事実を突きつけられる。
両親に全く似ない容姿や、本物のナタリア王女の遺骨が発見された事が証拠となり、モースの傀儡と化していた父に処刑されそうになった。

しかしアッシュや、ナタリアを慕い国に反旗を翻した国民たちに助けられ、一時は一行と共に逃亡。
しばらくは傷心状態だったが、外殻大地降下のためキムラスカ王国の協力も必要になり否応なく再び王城に赴く必要性に迫られる。
再び父王に拒絶される事への恐怖に二の足を踏んでしまうも、アッシュに慰められて王女としての使命を全うすることを決意。
再び父王のもとに戻って戦争を終結するように説得し、インゴベルトの心を動かし親子の絆を取り戻して和解した。



後に父王の口から、実父が今まで何度も敵として戦ってきたラルゴである事を知らされる。
更にラルゴの口から彼が預言を憎む理由と、実母の最期を聞かされ苦悩するも、自分たちの道はもう相容れないと悟り、
世界と仲間たちを助ける為に実父と戦う事を決意し、最終的には自らの手でトドメを刺した。



ある意味ルークと同じ預言を巡る陰謀に翻弄された被害者であり、預言に依存する本編世界の歪みを象徴するキャラクターの一人。
ルークの悲惨さと俺は悪くねぇ!の下りが有名過ぎる為あまり話題にならないが、彼女の方も悲惨な経歴だったりする。
序盤の何も知らないが故の未熟な振る舞い→陰謀じみた真実に悩み、それを受け入れて大成する流れも共通しており、
最終的にアッシュやルーク、ラルゴ、インゴベルトらとの関係にもきちんと答えを見つけられている。
強いて違いを挙げれば本気で愛してくれる親と時間に恵まれたことと、王女に恥じない人柄と実力を自ら努力して身に付け、それに救われていることか。


【レディアントマイソロジーシリーズでのナタリア】


1、2ともにはぶられる。灰やら屑やら鬼畜メガネは皆勤賞なのに。
しかも2はナタリアがいないおかげでアッシュが(ネタキャラとして)大躍進してしまった。
おかげでドラマCDでは他のハブられ組共々愚痴をぶちまけ、まさかのショ○コンネタまで披露し視聴者の腹筋を超振動させた。

3でやっと初参戦。しかし自国でクーデターが発生し、アドリビトムに避難するという設定に。報われねェ。



余談だが、TOVS.では実名こそでないが死んだような描写がされており、セネルの妹が王女の替え玉代わりにされている。

またザレイズのスレイヤーズコラボイベントではよりにもよってあの白蛇のナーガに憑依され、例によってあのドスケベボンテージを披露している。
父親がめっちゃゴツいという共通点もあるね  


追記・編集をお願いしますわ。

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最終更新:2022年10月08日 18:33

*1 PS2版のTODでもルーティがマリーの記憶を呼び起こそうと一度問い詰めた際、即座にアトワイトが負担をかけるなと諫めている。