ブラッド(GOD EATER 2)

登録日:2014/10/23 Thu 23:08:22
更新日:2024/11/23 Sat 23:48:58
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フェンリル極致化技術開発局に属する特殊部隊。
ラケル・クラウディウス博士によって設立された。
第二世代神機使いを上回る潜在能力を秘めており、
旧世代のゴッドイーターを導く存在として
大規模掃討作戦の指揮や救援対応を請け負う部隊。
部隊名の由来ともなっている「血の力」を
宿しており、何らかのきっかけによって
それに目覚めるとされている。
データベースより



【概要】

ゲーム『GOD EATER 2』において主人公が所属する部隊。ジュリウス・ヴィスコンティが隊長を務める。
後述する独自の偏食因子を投与されたゴッドイーターを運用する部隊であり、大規模な移動拠点『フライア』を与えられてるなど、設備面や資金面で非常に優遇されている。本部直属の特殊部隊なので傍から見れば超エリート部隊といっていいのだが、当人達でその認識をしている者は少なくかなりアットホームな雰囲気。
P66偏食因子に適合することが選抜の条件のため正確には技術試験部隊と言うべき存在だが、隊員たちの実力の高さは「特殊部隊」の名に恥じないものである。

ブラッド隊員は『血の力』と呼称される特殊能力を発現し得るとされており、そういった次代の戦術面でも期待されていると言える。また個々の戦闘力も非常に高く、効率的な作戦行動などを考えてはいないながらも有機的な連携を取ることが出来る。そのためメンバー間のつながりも一際強く、ストーリー開始時点では出逢って間もないチームではあるものの、個々の隊員を非常に大事にする傾向にある。

メンバーは経歴不明な主人公と途中参加のギルバートを除けばラケル博士が経営する孤児院『マグノリアコンパス』の出身者が占めている。
通常の神機使いとは異なりP66偏食因子と呼ばれる独自の偏食因子が投与されており、それに伴って腕輪も黒に変更されている。
神機はクロガネ系統の装備を使用する。
GE2ではナナの回想に出てきた香月ヨシノの協力者らも同じ装備を使っていたが、GE2RBでは第一世代旧型神機に変更されている。この件に関しては開発側の見落としだったようだ。

神機兵と共に「人類を生命の頂点へ回帰させる」ことを目的とした『極致化計画』の一翼を担う。


【血の力】

ブラッドに所属する神機使い最大の特徴。感応現象を強化し、思いを増幅して伝達し、大きな力を生み出す。発現の形は様々で、ブラッドアーツもその一つ。
ラケル曰く「意思の力の発現」

基本的には発動とともに周囲のゴッドイーター(またはアラガミ)全体に効果を及ぼし、その影響下にある者に様々な恩恵を与える。そのため神機使い統率する司令塔に近しい存在であり、ゴッドイーターにおける感応種とも言えるかもしれない。


【活躍】

神機使い達の教導および神機兵テストの為に移動拠点フライアで極東へ遠征を開始。
赤い雨や感応種への対応を行いながらメンバー達は次々に血の力を目覚めさせ、着実に任務を遂行していくが、マルドゥークとの交戦において隊員のロミオが戦死。
以降、極致化技術開発局が黒蛛病治療と神機兵運用に専念する為に極東支部へ異動となった。
また、ロミオの死にショックを受けたジュリウスが神機兵教導に専念する為ブラッドを離脱し、主人公が後任に任命される。
その後も実力を更に上げていき、ついにロミオの仇であるマルドゥークの討伐に成功する。

黒蛛病患者を神機兵の為に利用していたことが判明したフライアがクーデターを起こすと、阻止の為にジュリウスらと袂を分かつ事に。
ラケルの放つ零號神機兵、ジュリウスが特異点化した世界を拓く者を討ち倒し、主人公の血の力と葦原ユノの歌で終末捕喰を相殺させジュリウスに二つの特異点を託した。
ジュリウスと世界を守る事を誓い、帰還する。

その後は極致化技術開発局が解体された事を期に完全にフェンリル極東支部へ権限が移譲され、独立支援部隊「クレイドル」と共同でキュウビ・マガツキュウビの討伐に当たっている。
部隊丸ごとクレイドルへの編入も提案されているが、どうなるかは未だ不明。


【構成員】

ジュリウス・ヴィスコンティ
ブラッド隊長。ピクニックだのなんだのと愛されている我らがリーダー。
本編開始時点ですでに血の力に目覚めており、高い指揮能力で部隊を統率する。
人間関係の厄介事はすべて主人公に丸投げしている気もするが気のせいだろう。メンバー一人一人を大事にするのはおそらくこの人と主人公の影響も大きいと思われる。

発現した血の力は『統率』と呼ばれ、チーム全員をバースト状態へと移行させる。

ロミオの死を利用されラケルによって特異点へ変貌させられるが、ブラッドによって終末捕喰を相殺される。以降は螺旋の樹の中で二つの終末捕喰を「統制」し続ける。
しかし半年後に早速アクシデントが発生する模様。


ロミオ・レオーニ
ジュリウスの次に入隊した候補生。明るいムードメーカー。
自分よりも後に入ってきた仲間たちが次々と血の力に目覚めて行き一時情緒不安定に陥ったが克服。
その後の戦闘で遂に覚醒するも力尽き死亡した。彼の犠牲はブラッド達に大きな爪痕を残した――

発現した血の力の名称は明かされていないが、彼の血の力によって極東支部の居住区が救われたことに疑いの余地はない。


主人公
第二期候補生として配属されるプレイヤーの分身。
周りの人々を惹きつける不思議な魅力を持つとされる。

ブラッドメンバーの中ではジュリウスを除いて最も早く血の力に覚醒し、発現した『喚起』の力によって、仲間達を次々と血の力に目覚めさせていく。

シエル入隊後は副隊長に任命され、ジュリウス離脱時に隊長職を引き継ぐ。他にも先輩と呼ばれたり、教官先生とか呼ばれたり、殴ってくれと言われたり、聖なる探索に同行したりと非常に忙しい。


香月ナナ
主人公と同期で入隊。おでんパンをこよなく愛する、天真爛漫を絵に描いたような少女。ロミオ共々部隊の賑やかし役。お前の服装はおかしい

血の力は『誘引』
周囲のアラガミを自らに引き付け、高い体力を活かして囮と前衛を担う。

実は希少なゴッドイーターチルドレン。明るい性格ではあるが、その実いろいろと抱えている。


ギルバート・マクレイン
グラスゴーより転属してきたベテラン。
当初は周りに壁を作り、メンバーと衝突する場面もあったが問題解決後は頼れる兄貴分に。

発現した血の力は『鼓吹』
周囲のゴッドイーターたちの攻撃力を底上げする。

武器属性やらよく吹っ飛ばされるやら、何かと不遇。ゲーム的にブラッド隊の中で一番打たれ弱く、ナナの頑強さと合わせて「防御力と衣服の布面積が反比例している」と言われることも。


シエル・アランソン
最後に配属された作戦参謀
戦術理論などに深い造詣を持つが、メンバー各人のスタンドプレーで成り立つブラッドにおいては考えが受け入れられず浮いてしまう。
主人公とのやりとりの中で理論と現実のギャップを埋める事に成功し、部隊の頭脳として活躍するようになる。

血の力は『直覚』
自らが知覚した情報をチーム全体に伝達し、情報を共有する能力。複数を相手にする場合に特に有用で、お世話になったプレイヤーは数知れず。


【関係者】

ラケル・クラウディウス
極致化技術開発局副開発室長。
ブラッドの創設者兼児童養護施設『マグノリアコンパス』設立者。
姉と共に「極致化計画」を進める。幼少期の事故で半身不随になっており車椅子を利用している。

彼女の精神はかつて行われた偏食因子の移植手術によってアラガミと同質のものに変貌していた――
その目的はあらゆる偏食因子に適合するジュリウスを特異点として終末捕喰を引き起こす事であり、「ブラッド」も「神機兵」も、『極致化計画』自体がその為にラケルが用意した供物に過ぎない。


レア・クラウディウス
極致化技術開発局開発室長。
ラケル博士の姉であり、神機兵の有人制御の研究を行う。

フライアのクーデター後は極東支部へ逃れ、フライアの実態や妹が変貌した理由を告白する。
各所でダメ姉とかヘタレ姉とかエロいとか言われている。


グレゴリー・ド・グレムスロワ
極致化技術開発局局長。『極致化計画』に多額の出資を行っている。
性格は色々と傲慢なものの、優秀な人物ではある。

クーデター事件後は局長職を解任される。


九条ソウヘイ
神機兵無人運用プロジェクトの責任者。存在感も幸も髪も薄い可哀想な人物。
ラケルに気がある様子。彼女から内密に無人運用の為のデータを渡されるが、実際にはそれは神機兵を意図的に停止させる為のものでありその結果ロミオが死亡した事で責任を問われ更迭された。
フライアの事件後は釈放されている。


フラン=フランソワ=フランチェスカ・ド・ブルゴーニュ
フライアのオペレーターを担当する。新人ながら冷静で優秀だが、不意の事態には弱い面も。
たまに見せる茶目っ気の破壊力が凄まじいともっぱらの噂。

後に極東支部へ移籍してくる。


フライア職員
帽子を目深にかぶったモブの一般職員達。
施設の整備など見えないところでブラッド達をサポートし、ブラッドの極東移籍後もロミオの墓の面倒を見てくれている。




追記・修正は血の力に目覚めてからお願いします


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最終更新:2024年11月23日 23:48