ワード/ロット(FE)

登録日:2014/11/01 (土) 22:11:56
更新日:2025/06/04 Wed 13:32:36NEW!
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ワード、ロットとは、『ファイアーエムブレム 封印の剣』に登場する戦士コンビである。

  • 初期ステータスと成長率
ワード Lv2 クラス 戦士→ウォーリア
HP28(75%) 力8(50%) 技3(45%) 速さ5(20%) 幸運4(45%) 守備3(30%) 魔防0(5%) 体格13 属性 炎

ロット LV3 クラス 戦士→ウォーリア
HP29(80%) 力7(30%) 技6(30%) 速さ7(35%) 幸運2(30%) 守備4(40%) 魔防1(15%) 体格12 属性 理

クラスチェンジ補正
HP+8 力+3 技+3 速さ+2 守備+3 体格+2


  • キャラクター設定
がっしりした体躯に顎骨のしっかりした四角い顔(エキドナ曰く西方顔)をした、西方諸島出身の戦士である。
ワードには姉が、ロットには妹がいるが、故郷にはほとんど帰れておらず、ディークの下で傭兵として出稼ぎをする日々を送っている。

性格的に突撃型のワードと、慎重派のロットと言った感じであり、
ワード曰く「俺がガンガンかましてお前がフォローする」と言う関係らしい。

ワードは外見通り豪胆な性格で、同じく突撃系のアレンと組んだ際は「自分たちが居れば負けるはずがない」と豪語するなど強気な面がある。
が、人間としても傭兵としても未熟な面が大きいのか、周囲から窘められる場面も多い。
ロットは戦士と言う職業イメージに反しなかなかの知性派で、同じく知性派のランスと口で(つまり盤も駒も無しに)チェスができるほどである。
反面仕事の途中なので(恐らく傭兵団の信用に関わるので)母親の死に目に故郷に帰れない等、若干融通の利かない面もある。
また頭がいいせいか心配症で苦労性な所も。


  • ユニットとして
ワードは典型的な戦士イメージ通りに、HPと力の成長率が特に高い。
技や幸運の成長率も高いが、速さの初期値と成長率が低く、守備も成長は人並みだが初期値の関係でやはり安定しない。
技の初期値やメイン武器の斧の命中率の低さから、「当てられず躱せず追撃を受けてドンドンHPが削られる」ことになりがち。
正直二軍に落とされる戦士の典型である。
ウォーリアとして弓を使えば高威力・高命中の攻撃ができ、間接攻撃主体なので回避率や耐久力の低さを突かれにくくなり少しマシになる。
が、結局技や速さが高い遊牧騎兵やスナイパーが追撃を出す上に回避率や必殺率も上がるので攻守両面で上回る。
また育成後の期待値も技以外はお助け役のバアトルとあまり変わらず、弓をメインにするなら技の差もある程度カバーできてしまう。
ワードを苦労して育てた上に英雄の証を消費するぐらいならバアトルを使った方が良いかもしれない。

ロットは性格に引き続き成長率も戦士らしくなく、力・技・速さの成長率が同程度であり、意外にも守備の成長率がトップクラス。
バランス型の成長率のために成長に運が絡みがちで、ワードよりはまだ強く育ちやすいが、ヘタれてしまうケースも珍しくない。
ウォーリアになると守備の高い弓兵という独自性を獲得し、自軍フェイズでは弓で攻撃、敵フェイズでは反撃しない壁役として使いやすくなる。
同じ弓持ちでもワードが敵の攻撃を受けず力を活かすために弓を使うのとは対照的である。
しかし前の章で加入するボールスはロットと似た成長傾向ながら一回り成長率が高く、期待値では運と守備で大差をつけられ、さらにジェネラルになると斧も使えてしまう。

また、後発の斧歩兵にバランスのいい能力のイケメン海賊ギース、技は低いが速さと力両方に秀でた山賊のゴンザレスの二人がいる。
彼らは優秀なクラスのバーサーカーにCCするため、そこまでのつなぎと見られることが多い。
更に悪いことに戦士のCCアイテム「英雄の証」の競争相手はことごとく強キャラ、強クラスとの奪い合いになってしまう。
ずば抜けた回避力と必殺率を誇るソードマスターや、爆発力には若干劣るが能力バランスの良い勇者、斧と必殺補正による超火力と地形適応力が魅力のバーサーカー。
彼らとCC枠を争うことになり、さらに入手できる「英雄の証」の数自体も少ないため、戦士組のCC優先度は低めである。

しかし、どうにも不遇気味な彼らにも利点は確かにある。
登場が2章と早く、支援構築の猶予がたっぷり有り、また支援相手も豊富な点。
支援相手は同じ傭兵団のディークシャニー、西方三島出身のエキドナが共通で、ワードならロットとアレン、ロットならワードとランスと支援が組める。
ディークやアレン、ランスは非常に優秀なユニットであり、登場も早め。
実用性には乏しいものの、ディーク、シャニー、エキドナを交えて三角支援、傭兵団四人同士で四角支援を組む事も出来る。

性能を見ても、ワードは防御面での不安が多いが、支援効果で攻撃面の炎属性のため、育てれば安定して高火力を叩き出す事が出来る。
CCすれば弓が使用可能になり、間接攻撃持ちの竜騎士等を反撃を許さず一撃で射落とす等の芸当が可能である。

ロットは、守備の成長率が自軍下級職トップタイながら、速さもHPもそこそこ高い。
更にウォーリアに被特効や必殺補正がなくやっつけ負けの危険度が少ないため、成長次第では壁役として頼れることも出来るだろう。
より守備力に優れるアーマーナイトやジェネラル系より移動力が高く特効がない点もポイント。
遊牧騎兵ならさらに移動力が高い上に高回避率で壁役もできるとか言ってはいけない
また両者共通で使いにくさの目立つ勇者武器と相性が良い。
ワードは高火力二連撃が出来、ロットはそこそこの速さと高い体格から相手によっては四連撃が出せたりする。
総じて、他のユニットの影に隠れがちだが、クラスの安定感や成長率のクセの強さなどが面白いユニットである。
マイナーキャラ限定の縛りプレイ等をする場合は主力になれる程度の性能はある。
神将器を持たせても良いがワードは守備補正のあるアルマーズを装備してもの群れを迎え撃つのは高リスクになりがちなので注意。
弱すぎると評判のヤアンとの一騎討ちもそこそこ良い勝負になる。

また、ハードモード序盤ではHPと力が戦士並に強化されるソルジャーの対策として本家戦士の斧が役立つ。
つまるところ必要なのは槍持ちに有利な斧なので、ハード序盤攻略に欠かせないマーカスに斧を使わせるプレイヤーも多い。
特にマーカスでポールアクスやハンマーが使えると4章や7章で切り札になるのでそれまでに斧E→Dにしておきたい点もある。

カンスト状態で通信闘技場に挑むとアルマーズ装備で守備33・ミュルグレなら速さ29と高いスペックを発揮しつつ力30からの攻撃を叩き込める。
…のだが、やはりアタッカー性能で上回るバーサーカー・遊牧騎兵・スナイパー等を押しのけてまで使う理由が乏しい。
特にミュルグレは遊牧騎兵やスナイパーに使わせれば最強と言われるソドマスにも追撃できるので、ウォーリアに回ってくることはまずない。
勇者系武器を使わせようにも、勇者の斧は命中率の低さからカンストした相手には使いづらく、勇者の弓もやはり技や速さに優れる他の弓使いの方が活かしやすい。
勇者の弓はその重さから体格の劣るユニットには使いづらいが、秘密の店でボディリングを買い漁れば解決するのでウォーリアの利点がなくなってしまう。哀れ。

  • 関連人物
  • ディーク
上司、二人そろってアニキと呼び慕っている。
ワードに対しては周りを見ながら戦うように注意しながらも実力を買っており、ロットに対しては自分たち傭兵の存在の軽さやスタンスを語りながらも、ロイに情が移り始めている事を語っている。

  • シャニー
同僚、一団に置いては末っ子的な立ち位置。
精神年齢の近いワードとは喧嘩友達のような関係であり、逆に妹のいるロットからは、姉の為に自分の身を大事にしろと諭される。(そして最後にロットおにーちゃんと呼ぶ)

  • エキドナ
西方の女勇者、新しい村を造る計画の為に勧誘される。
そこで両名が幼少期の思い出を語るが内容が微妙に食い違っている。内容をよく比べてみるとおおよそ真相は推測可能だが……

  • メアリ
ワードの姉。エルフィン・バアトルが仲間になる場合の10章の民家で登場する。
口うるさいだの自分を心配するはずがないだの弟から憎まれ口を叩かれてはいるが、弟の事は確かに心配しており、またロットとは相思の関係と思われる。
無関係の人物で訪れると、ワードを心配する様な口調で「とびらのかぎ」をくれるが、ワードかロットで訪れると二人を心配しながら、斧歩兵にとっては役に立つ「ソードバスター」をくれる。

  • ミュウ
ロットの妹、登場条件はメアリと同じ。ポケモンではない。
母を亡くしてからかそれ以前からメアリに世話されており、その時のショックからロットに対し「遠い遠い国にいかないで」と約束してもらう。ワードには懐いている。
無関係の人物で訪れると「とっこうやく」をくれるが、ワードかロットの場合はドーピングアイテムの「はやての羽」をくれる。速さが伸び悩みがちなワードにとってはありがたいアイテムである。


追記・修正は彼らにアルマーズとミュルグレを使わせてからお願いします。

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最終更新:2025年06月04日 13:32