HOUND/ハウンド(トランスフォーマー ロストエイジ)

登録日:2014/12/15(日) 23:49:41
更新日:2022/06/07 Tue 12:47:26
所要時間:約 5 分で読めます




HOUND/ハウンドとは、『トランスフォーマー ロストエイジ』に登場するキャラクター。
声:ジョン・グッドマン / 吹き替え:楠見尚己

【概要】
オートボットの一員であり、多数の銃火器を使いこなすベテランの兵士。
玩具設定によれば戦闘配備、偵察、爆破工作などありとあらゆる任務をこなすワンマンアーミーであり、彼に出来ないことはないと言われるほどらしい。また実包を葉巻のように常に口に咥えている。
ロストエイジでの変形モチーフはオシュコシュ社製中型戦術トラック・FMTVを基にした軍事車両。

「墓場の風」によるオートボット狩りから逃れ潜伏していたが、オプティマスがオートボットの集結を呼びかけた際に駆けつけ、祝砲としてガトリング砲を乱射しながらリーダーの帰還を歓迎した。
彼もまた人間達による仕打ちには憤っているが、一方で人情味のある性格をしておりテッサを助けようとするケイドに理解を示し、ロックダウンの宇宙船に潜入してすぐに帰る発言をしたクロスヘアーズに銃を突きつけ釘を刺したりした。
また宇宙船から脱出するため切り離し作業を行う時「パイロットをやってみたかった」と嬉々として操縦席に座るなどお茶目な一面もある。

オプティマス救出後仲間と共に香港に駆けつけ、バンブルビーと共にシードを持ったジョシュアを宇宙船に乗せようとするも敵の人造トランスフォーマーの攻撃を受け宇宙船から落とされてしまい、
バンブルビーと2人だけで圧倒的軍勢の人造トランスフォーマー軍団と共に戦うことになってしまうが、ジョシュアの言葉も意に介さずケイド達を守るため奮戦する。

「後ろにいろ、守ってやる。守るのを止めるのは、死んだ時だ。」

三連装ガトリング砲やショットガン、拳銃、手榴弾、ナイフ、実包などほぼすべての武器を使いこなし多数の敵を撃破するが、弾切れには勝てず奥の手であった実包でトゥーヘッドを撃破した時点で完全に動けなくなるも
そこにオプティマス達とダイノボット部隊の援軍が駆け付けたことで命拾いし、ダイノボット達と橋の封鎖を行った後ロックダウンと決着を付けたオプティマスを出迎え、彼からケイド達の護衛を命ぜられるのであった。

前作までのアイアンハイドと同じ多数の銃火器の使い手、そして予告編の演出などで戦死を予想する人も多く実際作中でもピンチになったが、
今作では何とか死なずに済んだ。またその人情味あふれる性格や銃火器すべてを使いこなすそのダンス振りから彼にほれ込んだ人も多い模様。

「俺の舞いを見ろ!敵の皮を剥ぎ、喉を裂く!」

トランスフォーマー 最後の騎士王』でも他のロストエイジオートボットとともに無事続投。変形ビークルがメルセデス・ベンツ・ウニモグに変更されているほか、前作で死亡したラチェットから軍医の役割を引き継いだためか、赤十字マークが追加されている*1

人情味のある性格は健在で、政府から追われる都合離れ離れになってしまった愛娘テッサに無言の電話をかける際には、彼を手助けしている。その際、ケイドのことを「良い父親」と褒めるとともに、自身の父親は電話もくれなかったと話している。トランスフォーマーにも親はいるのか…
イザベラとスクィークスは彼のビークルに隠れながらケイドの住むスクラップ場にたどり着いたが、ハウンドは彼女らのことに気づかなかったか、気づいていてあえて見逃していたのかは彼のみぞ知る。

中盤の戦いでメガトロンのフュージョンキャノンの直撃を食らう…が、何とか生き延びており、終盤のストーンヘンジでの決戦に参加。無事最後まで生き延びている*2

モチーフは初代アニメに登場したハウンドだが、体の色が緑色な事と、軍用車両に変形する点以外共通点はあまり見受けられない。
むしろ初代は偵察専門の痩せた感じの好青年だったが、実写版は多数の銃火器で大暴れする歴戦のメタボ体形のオッサンであり完全に正反対である。ただ、人情味のある性格は共通している。
実際には『トランスフォーマー プライム』に登場した「バルクヘッド」と、荒っぽい性格、メタボ体系、頭部の形状など、共通点が多い。

緑色の大型車両に変形するメタボ体形なキャラとしては、前述したバルクヘッドの他に、『アニメイテッド』のアイアンハイド*3や歴戦の老兵としてアメコミ『トランスフォーマー:オール・ヘイル・メガトロン』のチャーのイメージも統合しているとされる

ちなみに、原語版でハウンドを演じたジョン・グッドマン氏は葉巻の代わりにボールペンを咥えて演じていた。


【玩具】
ロストエイジの時には日本では通常ラインであるムービーアドバンスドシリーズと瞬間変形のロストエイジシリーズで発売。

ムービーアドバンスド版は大きさはボイジャークラスで、劇中で使用した武器の殆どが付属しており、さらにその武器を組み合わせて一つの大型火器にすることも可能。
プレイバリューが高く、高評価を得ている。ただ、武器が白化しやすいといった不満の声もある。
なお、玩具のハウンドは劇中よりやや細見だがこれは「若いころのハウンド」をイメージしたかららしい。
また、「ロストエイジ」のブルーレイのアマゾン限定版としてリカラーである「アーミーカモVer.」も発売された。

最後の騎士王の時は、日本ではTLKシリーズとして、通常ラインにあたるボイジャークラス版と一発変形するスピードチェンジ版が発売された。

ボイジャークラス版は前作と異なり、しっかりと太いデザインで再現されている。武器の数はムービーアドバンスドより減ってしまったが、それでも複数付属し、武器合体ギミックも健在である。一方でビークルモードに関しては、後部のデザインが武器を取り付ける都合で劇中とは異なっている。

今回のハウンドも高評価だったため、後に「ムービー ザ ベスト」で発売されたが、劇中により近いカラーリングになっているだけでなく、ビークル後部のデザインを劇中に近づけるパーツ(ロボットモード時はシールドになる)が新造されていたり、武器がムービーアドバンスド版のもの(アーミーナイフ除く)になっていたりする。


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最終更新:2022年06月07日 12:47

*1 玩具では諸般の事情で削除されている。

*2 というか、今作のメインのオートボットは全員最終決戦を生き延びている。

*3 海外名はこちらもバルクヘッド。