殺戮の羅刹デス・クルーザー

登録日:2015/01/26 Mon 12:23:09
更新日:2025/06/22 Sun 22:34:45
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殺戮の前には敵も味方もない。




殺戮の羅刹デス・クルーザー》とは、TCGデュエル・マスターズ」のカード。

DM-05 第5弾「漂流大陸の末裔(リターン・オブ・ザ・サバイバー)」にて収録されたクリーチャーである。レアリティはスーパーレア。
DMX-19「スーパーレア100%パック」にも10年以上の時を超えての再録を果たした。

強烈なスーサイド能力を持つデーモン・コマンド


解説

殺戮の羅刹デス・クルーザー SR 文明 (7)
クリーチャー:デーモン・コマンド 13000
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンにある自分の他のクリーチャーすべてを、自分の墓地に置く。

非進化ながらパワーの面では高スペックであり、コストに対してのパワーはデーモン・コマンドの中でも高い方。
T・ブレイカー持ちであり、攻撃力も問題は見られない。
インフレの進んだ現在でも、そこまで見劣りするほどのスペックでは無いと思われる。

しかし、デスクルーザーには強烈な能力がある。

このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンにある自分の他のクリーチャーすべてを、自分の墓地に置く。

そう、場に出した時にデスクルーザー以外の自分のクリーチャーを全て破壊しなければならない。

デュエルも終盤に突入する7コスト域でこのデメリット性能は強烈。
自分の場にデスクルーザーしかいない状況というのはなかなか厳しい。

だが、デスクルーザーはスーサイド戦法を所持する闇文明であり、大きいデメリット性能も自分の利益とすることが不可能ではない。
デスクルーザーを使うならスーサイドを生かす除去コントロールやリアニメイトなどのデッキを作ろう。というか作れ。

ところが、最近は効果の大きいスーサイド持ちにも強力なカードが多い。
デスクルーザーの立場は苦しくなってきており、高いパワーなどを生かしていきたいところではあるが…。


相性の良いカード

悪魔神デスモナーク SR 闇文明 (6)
進化クリーチャー:デーモン・コマンド 8000
進化-自分のデーモン・コマンド1体の上に置く。
このクリーチャーが破壊された時、進化ではないデーモン・コマンドをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
W・ブレイカー

DM-19で登場した「モナーク」の名を持つ進化デーモン・コマンド。

デスモナークが破壊されたとき、自分の墓地にあるデーモン・コマンドを全てリアニメイトできる。
デスクルーザーと上手く組み合わせて運用してみよう。

黒神龍グールジェネレイド SR 闇文明 (7)
クリーチャー:ドラゴン・ゾンビ 6000
自分の《黒神龍グールジェネレイド》以外のドラゴンが破壊された時、このクリーチャーが自分の墓地にあれば、このクリーチャーをバトルゾーンに戻してもよい。
W・ブレイカー

DM-22で登場したドラゴン・ゾンビ

デスクルーザーのスーサイド能力を使う場合、場にいる自分のドラゴンを破壊しよう。
グールジェネレイドのリアニメイトが見込めるうえに、墓地にグールジェネレイドが2体以上いればバトルゾーンの損害も少なくなる。


背景ストーリー

コロコロコミックの付録のワールドマップポスターや全方位カードファイルにてその活躍が描かれている。

年表によると戦歴397年、他国の混乱に乗じる形で「東方血武衆」の中心人物である《冥将ダムド》によって解き放たれたデーモン・コマンドとのこと。
デス・クルーザーの解放は大きな論議を呼んだとの記述から察するに、残虐な闇文明ですらも扱いに困った存在らしい(自軍すら巻き込むカード性能の再現とも言える)。
また、東方血武衆が扱っていたという身分から推測するに、デス・クルーザーは東方血土(東方闇帝国)に通じていると推測できる。

解放から8年後の戦歴405年の時期に《哀哭の超人》と一騎討ちをし、激闘の末に相打ち。絶命してしまったようだ。
哀哭の超人がトドメに使った技は、その巨体からは想像もつかないまさかの鮮やかなドロップキック。
ジャイアントがドロップキックなんて出来るなんて想像もつかないだろうから、デスクルーザーが負けても仕方が無かったかもしれない。
ワールドマップのイラストではデス・クルーザーが敗れたように描かれているが、年表では相討ちとされている。

哀哭の超人とデスクルーザーが激突した平野は巨人の一撃の跡が残り、以後「逢魔が原」と命名された模様。
ただし、フィオナの森は転生編の終末魔導大戦にてユニバースによって一旦壊滅したため、その際にこの平野も消え去ったと見られる。

ちなみに、実際のカードスペックだと哀哭の超人の方はパワーアタッカーが発動すればデスクルーザーのパワーを上回る。
しかし、哀哭の超人はクリーチャーを攻撃できないため、デスクルーザーに触れることができない。
そのため、実際のゲームでは哀哭の超人はデスクルーザーに殴り倒されてしまう可能性が高いというオチである。
背景ストーリーでの設定と実際のゲームスペックが必ずしも一致するという訳でもないのだが。

デュエル・マスターズ プレイスでは

殺戮の羅刹デス・クルーザー UC 文明 (5)
クリーチャー:デーモン・コマンド 13000
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンにある自分の他のクリーチャーすべてを、自分の墓地に置く。
収録時期を逃がしていたカードも大量に収録されたDMPX-01 「PLAY'S CHRONICLE PACK」にて実装。
レアリティはアンコモンと大幅に下がったがコストは2下がりかなり召喚しやすくなった。
しかし、スペック自体はTCG版での初出となった時期より大幅にインフレが進んでいる為、5コストとなってもデメリットを無視した評価はそこまででもない。
それでもデュエプレには意外と少ない自軍を大量破壊する効果の為、活用できるかもしれない。

Wiki篭りの前には誤字も脱字もない。

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最終更新:2025年06月22日 22:34