ボンバー・ザ・グレート

登録日:2015/03/05 Thu 04:15:19
更新日:2025/05/30 Fri 11:36:16
所要時間:約 4 分で読めます





ボンバー・ザ・グレート
バラノイアに嵐を呼ぶ男!

ミサイル発射!
燃えるぜ!熱いぜ!大爆発だ!!

ミサイル爆発まで、あと一分!

第35話!

過激な爆弾野郎


超力変身!オーレ!!




脳天にズキンと来たぜ!


ボンバー・ザ・グレートとは『超力戦隊オーレンジャー』に登場する怪人、ゴーマ3ちゃんズマシン獣の一体。
担当声優檜山修之。ちなみに上記の次回予告の「嵐を呼ぶ男」も、檜山氏が2年前に演じていた作品がネタであろう。

デザインのモチーフはミサイルやロケットの類。


【概要】

第35話「過激な爆弾野郎」より登場。
マシン帝国バラノイアが造り出した「宇宙の爆弾野郎」を自称するマシン獣…ではあったが
帝国を乗っ取るべく反乱を企てて処刑されそうになり逃走。皇帝バッカスフンドの死に伴って、再び帝国を手中に収めるべく月面基地に戻ってきた。
登場するや否や、いきなりブルドントをミサイルに括り付けて射出するなど性格は非常に好戦的だが、人間の心理を利用した作戦も取るあたり、決して脳筋ではない模様。

ミサイルに顔と手足が付いたような風貌で、胸には勲章を付けている。
戦闘はミサイル発射…ではなく、自身の体を変形させてミサイルとなり、相手に体当たりして爆発させるという荒業で攻撃する。

マシン獣の一体ではあるが、バラマンモスやバラスカンクを筆頭に何体かのマシン獣を子分として従えている。
彼らは「ボンバー・ザ・グレート命」と書かれた旗を掲げ、ボンバー・ザ・グレートに従っている。


ミサイルに括りつけはしたが、ある目的のためにブルドントやヒステリアには手を出さないようにしている。


【子分のマシン獣】

●バラマンモス CV:千田義正
第35話に登場した、マンモスをモデルとしたマシン獣。バラソーサーと同様に巨大化した状態で登場した。
ミサイルの不発弾の処理に追われるオーレンジャーに対して力押しで攻めるも、オーブロッカーに倒される。

●バラスカンク CV:亀山助清
第36話に登場した、スカンクと金管楽器をモデルとしたマシン獣。種別問わずゴミを食べることが好きで、美化運動…が目的ではない。
彼には食べたゴミを尻から「原子分解ガス」として噴射する機能があり、しかも触れたものを原子レベルに分解する効果がある。
この力で過去に100の惑星を滅ぼしてきたらしく、オーレンジャーたちのスーツを分解させるなどして苦戦させた。
実は口内にもガスの噴射口がある。

最期は唐突に出てきたタックルボーイとオーブロッカーの合体技、「ダイナマイトタックル」に敗退した。

●バラポリス CV:栗原敏
第37~38話に登場した、ガイラー将軍警官をモデルとしたマシン獣。拳銃と手錠を装備し、また街中では警察署長に化けて操った警官を暴れさせていた。
ボンバー・ザ・グレートと共にガンマジンを狙い、成功…したが当のガンマジンはブルドントに奪われた。

その後はガンマジンに襲われている隙を狙ってオーブロッカーを狙ったが、敗れ去った。

バラゴールド CV:なし
第39話に登場し、アチャによって街中に放たれた小さな黄金の招き犬だったが、金に対する人間の欲望を吸って巨大化し、目から発する光線であらゆる物を金に変える力を持つ。
単純な破壊ではなく人間の欲望を逆手に取った作戦を遂行し、オーレンジャー達を苦しめた。
最初からマシン獣としては登場しなかったが、実は招き犬の中身に本体が入っている。

最期は40話にて、キングピラミッダーのスーパーレジェンドビームに敗れ去る。


【そして皇帝へ】

第39話にて、突然バーロ兵にブルドントとヒステリアを拘束させ、ブルドントに対して決闘を申し入れた。


  • バラノイア憲法12条
先の皇帝が亡くなった場合、100日以内に新たな皇帝を選出しなければならない。
候補者が複数の場合、決闘によって決めることとする。


どうやらこの法律を盾に皇帝の座を奪うべく、今までブルドント達には手を出さなかった模様である。
両者は剣を取り決闘に挑むが、戦闘経験の浅いブルドントが適うはずも無く彼は敗退。胴体はバラバラとなり、頭部を残して機能を停止した。
そしてヒステリアはブルドントの亡骸を抱え、ミサイルと共に宇宙の果てへと飛ばされた。

まんまと皇帝の座を奪った彼はバラゴールドを従えてオーレンジャーに挑んだが、第40話にて敗退。その後オーレンジャーとガンマジンに追撃されたが
突如現れたマルチーワに助けられたと勘違いし、命からがら逃走した。


【二度目の決闘】

カイザーブルドントとして蘇り、第41話にて月面基地へ帰還したブルドントとマルチーワに決闘を挑むが歯が立たずに敗退。
皇帝の位を譲ると許しを求めたが、逆に両腕を斬り落とされるなどの仕打ちを受けた。そして左腕を火器、右腕を剣に改造され
「理性を保てないが時々正気に戻る」状態で、街中で破壊の限りを尽くすマシン獣と化してしまった。遅かれ早かれオーレンジャー達が駆け付けるため、事実上の粛清である。

最期はキングピラミッダーのスーパーレジェンドビームで敗退した。しかし元々彼の体はミサイルで出来ていたため
ブルドントは彼をグレート・ミサイルとして太陽に自爆特攻させ、太陽を爆破して地球の寒冷化を目論んだ。
太陽がもしも無かったら地球は(ry

しかし40話でガンマジンを起動した正一の願いで、巨大化したガンマジンによってミサイルは軌道を反れ、そのまま爆発。
こうして一時的に成功した彼の二度目の反乱は、その身をもって潰えることとなった。

なお、ブルドント達は最初から彼に期待していなかったのか、その後何事も無かったかのように結婚式を開いていた。


【余談】

  • ブルドント役の関智一とボンバー・ザ・グレート役の檜山修之は、後にニチアサ枠の冒頭の口上を担当することになったりと、共に特撮ヒーロー作品には欠かせない声優となっている。2人とも特撮ヒーロー以外でもアツい熱血漢キャラやヒーロー役を演じていたりするので、まさに声優ファンから見ればまさに2人の決闘は熱すぎるシュチュエーションだったと言えよう。

  • なお、本当に太陽が「爆発」するほどのエネルギーをぶつけた場合、太陽がなくなる「だけ」で済むはずがなく、超新星爆発が発生する。地球は氷河期になるどころか、バラノイアの前線基地のある月や周囲の惑星も巻き込んで木っ端微塵に吹き飛ぶため、侵略どころかバラノイア達もただではすまなくなる(というより十中八九バラノイアたちも爆発の巻き添えで滅びる)のだが、そこまで考慮していたのかは謎である。


燃えるぜ熱いぜ火が付くぜ!追記・修正だー!

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最終更新:2025年05月30日 11:36