ヴァリアントサイズ(GOD EATER)

登録日:2015/03/10 Tue 04:44:44
更新日:2024/11/13 Wed 11:26:39
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本項目では、神機の兵装カテゴリの一種、ヴァリアントサイズを紹介する。


V A R I A N T S C Y T H E



特長


変幻自在の処刑装置


ヴァリアントサイズは、「ゴッドイーター2レイジバースト」にて新たに登場した刀身である。
湾曲した三日月状の鋭利な片刃を持つ大鎌の近接武器で、ブーハンスピアに続く第三のポール型神機に数えられる。
基本的な物理攻撃属性は切断単一。
捕喰形態時には、長い牙があり丸みを帯びたフォルムを現す。
刃の先端部分と根元との接合はフレキシブルのようで、盾の展開時には向きも変わる。

特筆すべきは、捕喰口となる生体部分を変形させる機能。
これは刀身の強度を高くしつつ、内部へ神機フレーム制御装置を組み込むことで実現された、固有の特性であるという。
特殊アクション、または△攻撃でこの能力を発揮、神機の肉が数倍も延長。
同時に生体部分から「咬刃」と称される禍々しい牙を幾つも形成する。
この捕喰口を変形・延長した状態を「咬刃展開形態」と呼ぶ。

……堅苦しい説明は一旦さて置き、端的に言おう。

(´-ω-`)神機が伸びる。

( ´ - ω - ` ) す  っ  げ  え  伸  び  る  。

ふわっとしているが、つまり、そういうこと

咬刃の展開により、刀身を先端にした攻撃リーチは三段階に変化する。
その際の攻撃範囲はバスターブレードやチャージスピアの比ではない。
間合いの外から悠々と一撃を届かせつつ、群がる敵をまとめて一掃できる。
無数に飛び出る咬刃は多段ヒットを起こし、膨大な手数で何度も切り刻む。
先端の刃に近い部分ほど、当たった時の威力が大きい。

有する特殊アクションは三種。
咬刃展開を始動し、水平方向を広範囲に薙ぎ払うラウンドファング
そこから派生して垂直方向へと振り下ろすバーティカルファング
咬刃を引き戻し、直線上を切り裂く多段フィニッシュクリーヴファング
各種動作のコマンド振り分けと、使用時にスタミナを消費する仕様はブーハンと共通。

この通り、デンジャラスな見た目に違わず、やることもえげつねぇんだ(ダミアン談)。
アラガミの命を無慈悲に刈り取る、死神のごとき戦いぶりを神機使いにもたらすだろう。
戦況や間合いを見計らい、様々な距離から立ち回れるオールラウンダーである。

惜しむらくはこの武器自体の機動性が低いことだろうか。
長距離を移動するモーションを持たず、攻撃時の隙も最小とはいかないため咄嗟の事態に対応しにくい。
間合いの広さに慢心せず、常に慎重な立ち回りを心がけよう。

それにしてもこの刀身って、ショートに匹敵する攻撃回数(とOP回収効率)、バスターやスピア以上のリーチの長さ、ロングと同じ切断属性、そんで使用感はブーハンに似ているとか……何だか、既存の刀身の要素がひっくるめられているような気がする。
あと現リッカちゃんの中の人が、ニコ生出演時にこの刀身を見て何やら懐かしんでいた。死武専生だった頃はもう何年前だっけ?



モーション


ニュートラル時の構えは、体の右側後方に先端部分を配置し、振りかぶる姿勢になる。
そこから左右に刀身を振り回す動作へ移行する。
通常コンボ回数は最大四回。
単発の威力は他刀身に比べて控えめなので、ダメージを稼ぐには、連撃や多段ヒットを使いこなしつつ、狙った部位へ先端部を当てにいく工夫が必要。そのために三段階のリーチをしっかり把握しよう。
咬刃の使用時はST消費にも気をつけなければならない。


近距離斬撃(□ボタン)


一段目:右下段から左上段へ振り上げ
二段目:左下段から右上段へ振り上げ
三段目:体の左側で二連続の斬り払い
四段目:右上段から左下段へ振り下ろし

至近距離での連撃。
攻撃速度に優れ、隙も小さい。
その分リーチは最短。地上に限らず、素の□攻撃はほぼ目の前にしか当たらない。
踏み込んできた敵を牽制するなどの用途に向くだろう。
三段目が二連発の斬り払いになっているので実質五段コンボが可能。
四段目を放った後には神機の柄をクルクルと回転させつつ静止状態へ戻る。かっこいい動作だが、隙は大きく、各種動作でキャンセル可能。


中距離斬撃(△ボタン)


一段目:後方から振りかぶり、左側から水平に振り回す
二段目:右上から袈裟懸けに斬り下ろす
三段目:右側から水平に振り回し
四段目:左側から水平に振り回し

咬刃を一段階(約ステップ一歩分)伸ばして放つ薙ぎ払い攻撃。
先端部ほどダメージが高い。多段ヒットも起きる。
攻撃速度はやや遅めでテンポが悪く、アウトレンジから余裕を持って使いたい。
範囲のフォローは広く、ほぼ真後ろにもヒットが発生する。


ステップ攻撃


ステップ直後、
→□ボタン:下段からのアッパー
→△ボタン:咬刃を一段階伸ばして水平に振る

両者とも出が早いため使いやすく、敵への急襲・二段目以降のコンボへの連係に適する。


ジャンプ攻撃


空中で、
→□ボタン:右から左への斬り払い(一段目)、左下からの振り上げ(二段目)、右下からのアッパー(三段目)
→△ボタン:咬刃を一段伸ばして上から垂直に斬り下ろす

滞空□コンボは最大三段で、〆に△攻撃へもつながる。


ラウンドファング(R+□、□)


一段目:右から薙ぎ払い
二段目:右から薙ぎ払い
三段目:左から薙ぎ払い
以下最初に戻ってループ

咬刃を最大に伸ばす専用アクション。
開始時に神機の柄をクルクルと回転させる。
徐々に前進しながら、水平方向に多段ヒットの薙ぎ払いを放つ。
およそステップ二歩分という脅威的なリーチ、攻撃範囲を誇る。
OPの荒稼ぎにも有効であり、銃主体戦法のお供にもなる。
□ボタンの追加入力で、STが続く限り連続しての使用ができる。
ステップで形態を維持しつつ立ち位置を変えることも可能。
スタミナの消費が激しいのでスキルやリンクバーストLv3で消費を減らすのが大事。


バーティカルファング(ラウンドファング中△)


ラウンドファング中に△ボタンで、神機を地面へ叩き付けるように垂直に振り下ろす。
縦方向への攻撃であり、高所にも届く。
クリーヴファングへの予備動作となる。
ステップでキャンセルし、咬刃展開状態のまま仕切り直すこともできる。


クリーヴファング(バーティカルファング後R+□)


バーティカルファングから派生する特殊アクションの〆技。
伸ばした咬刃を一気に収納し、一直線の軌道上を一息に攻撃。
咬刃と先端の刃が全て当たれば、高い合計威力をマークする。
ただしST消費がより激しく、動作中は立ち止まることによる隙も大きいため、使いどころの見極めは必須だ。
発動後は神機の柄をクルクル回しながらニュートラルポーズに戻る。




ブラッドアーツ


ヴァリアントサイズに発現する必殺技は以下の通り。
他に比べて物騒な技名が多い気がする。


□ボタン攻撃


ファントムレイザー(Ⅰ~Ⅳ)
□攻撃にオラクルの刃が追加。斬撃に追従して発生し、多段ヒットを付与させる。
レベルが上がるにつれ刃の太さが増し、威力が増加。

鬼火刈り(Ⅰ~Ⅳ)
□攻撃に赤いエフェクト光を纏わせる連撃。
敵の弱点属性で攻撃時、威力を底上げしてくれる。

ガスティーエッジ(Ⅰ~Ⅳ)
□攻撃の前進距離が増加。
青い光を放ちつつ、華麗に舞いながら斬りかかる。
成長するにつれ威力と攻撃速度が上昇。

タービュランス(Ⅰ~Ⅳ)
□攻撃四段目が変化。
その場に留まり、右手で鎌を高速回転させる。
□ボタンの連打入力で延々と攻撃を続行する。サイズ版の血煙乱舞だこれ!
回転数が上がると威力上昇。移動は不可だが向きの変更は可。
どうでもいいけど手首がすごく疲れそう。
同社の某ゲーム主人公が似たような大道芸をしていた気がする?とても分かります。「円閃牙!」

断頭殺(Ⅰ~Ⅳ)
□攻撃四段目の変化技。
跳び上がると同時に鎌を高く振りかぶり、刃を振り下ろす。
ダウン中の敵に当てると威力が大幅上昇。


△ボタン攻撃


魂喰らい(Ⅰ~Ⅳ)
お前の魂、いただくよ!
△攻撃に青い光を纏わせる。
近接攻撃時のOPの吸収量が増大する。

シアリングスカー(Ⅰ~Ⅳ)
弱点命中時、クリティカル発生で威力を増す△攻撃。
成長後は基礎威力が上昇する。


ステップ□攻撃


咢刈り(Ⅰ~Ⅳ)
ステップ□のアッパーを命中させた直後、その場で宙返りしながら追撃を行う。
弱点命中時に威力が大きく上がる。
すぐ着地すると隙が大きいので、追撃後に空中コンボへ連係するとベター。


空中□・△攻撃


マッドオービット(Ⅰ~Ⅳ)
空中□攻撃が変化。
□ボタン追加入力でコンボ数が六回に増える。

スピンペンデュラム(Ⅰ~Ⅳ)
お楽しみはこれからだ!
空中△攻撃が変化し、体ごと三回縦回転しながら敵を切り裂く。
成長後は回転中に△を追加入力で連続発動が可能になる。最大で四回。単純計算で3×4=12。
サイズ版のジェノサイドギア。
ただし、ジェノサイドギアと違い下から上へ後ろ向きに回転するため、サリエルの頭のような高い位置に攻撃したいときは背中を向ける等コツが必要。

風車落とし(Ⅰ~Ⅳ)
空中△の変化技。二回転しながら前方へ落下し、刃を地面へ叩き付ける。
命中時にSTを回復させる。


咬刃展開状態


サベージバイト(Ⅰ~Ⅳ)
咬刃展開中の威力を上昇させるBA。
成長後は動作全般のST消費を軽減してくれるため、形態を維持しつつ戦う際にとても便利。
汎用性の高さはトップクラス。

血濡れのツァンナ(Ⅳ)
主の命を削って放たれる究極奥義。
サベージバイト(Ⅲ)から派生し、(Ⅳ)の使用で成長する黒BA。
「ツァンナ(zanna)」はイタリア語で牙という意味。チュミミ~ン
体験版で既に存在していたが、当時これを会得した神機使いは立派な廃人を名乗っていい。
基本動作は変わらず、威力を飛躍的に上昇。
だがその代償として、発動時にHPを40減少させる。ただし0になることはなく、最低でも1残る。
仕様上、戦闘不能のリスクを非常に高めてしまうものだが、逆にスキル「生存本能」「生存本能全開」を盛りやすいとも考えられ、強化された威力で敵を討つのはなかなか魅力的。
HPの残存量をよく考えながら使ってみよう。
仲間の回復弾やスキル「【B】体力自動回復」「【B】近接攻撃体力吸収」に頼るのも良い。
今作は遺された神機により生存本能系スキルを比較的楽に発動出来る為シナジーはバツグン。

グラットンファング(Ⅰ~Ⅳ)
初回封入特典、禁忌のブラッドアーツの一種。
サイズのものは咬刃展開状態を強化する技。
発動時、STを消費せず逆に回復させる効果がある。気軽に咬刃を展開でき、使いやすさはばつ牛ン。
だが、その後の動作は普通にSTが減る。
グラットンすごいですね。
それほどでもない。


ラウンドファング


デッドウィーダー(Ⅰ~Ⅳ)
ラウンドファングのヒット回数を通常より増やす連撃技。
ただでさえ多段ヒット性能が高い咬刃がより一層凶悪さを増し、OPをバリバリ溜めこませる。

神削ぎ(Ⅰ~Ⅳ)
動作がスピアの暴風圏と似たものに変化し、左右から縦方向へ振り上げ続ける。
通常はばらつきがちな攻撃箇所を一点へと集中させることができる。
成長後は基礎威力・攻撃速度が上昇する。


クリーヴファング


モータルディバイド(Ⅰ~Ⅳ)
クリーヴファングを強化するBA。
弱点命中時に威力が上がり、ヒット時のOP回復量も増加する。

エクスキューション(Ⅳ)
モータルディバイド(Ⅲ)から分かれて(Ⅳ)から覚醒率を得る黒BA。
発動タイミングが極端にシビアになり、目押しが必要となるものの、火力も異常なほど強化される。
使用難度の高さだけ強力なので、熟練した玄人向けの奥義だと言えよう。
これまた体験版でもう存在しており、習得者が実際に動画を上げていた。本当に極東は激戦区だ…

ハーベストファング(Ⅰ~Ⅳ)
大地の実りを収穫するがごとく、アラガミから体力を刈り取るNOUMIN技。
命中時にHPを回復する。成長によって回復量増加。
俺と一緒に、畑をやろう。

サーキュラー(Ⅰ~Ⅳ)
動作が水平軌道の旋回斬撃に変化するBA。
振り下ろした刃を360度回転させる。
□ボタンの追加入力により最大四段目まで攻撃を連続でき、更にコンボ捕食へも繋げられる。




主な鎌


纏薙刃タイプ


物理属性が付与されたサイズ。
基本四属性を備えたものが個別に存在する他に、複合属性では氷神、炎氷の纏薙刃、火雷のエヌムフラウ、氷雷のカンナカムイが作成可能。
防御力やHP、アイテムの使用速度と効果を上げるスキルが備わる。


アルミーダ派生


サリエルの脚部をかたどったサイズ。グンバツ
空中ジャンプを基本スキルとして持ち、救命性能を底上げするゼルミーラ、ヴェノムを付与するエルミオーネの二種に派生する。


デスサイズ派生


無印~バーストではロング刀身に所属し、しかも鎌っつーより斧という見た目で存在していた死神の鎌。
GE2ではアンクウ派生に名とデザインを変えられてしまったが、ここにきて本来の鎌になって再臨。
アナグラよ! デスサイズは帰ってきたああああああ!!
「ハイドアタック」「封神」「消音」もしっかり健在。
ちなみにサイズ刀身は使い回しのデザインが多く、これにも火属性の叢原火乃鎌、雷属性のプレディカドール、ホールド持ちの虎翼 封縛といったそっくりさんがいる。


カルーセル#1派生


形状はクロガネタイプで、「ホールド」スキルを備えた氷属性のサイズ。
黒地のパーツに金色の縁取り、差し色の青がなかなかにクール。
けど、名前の由来は石原軍団のニューハーフタレント、じゃあないよな……?


KINE MK.9


最高進行度到達後に解放される変則ヴァリアントサイズであり、物理攻撃属性はなんと破砕
説明文によるとモチつきから着想を得たらしく、杵そのものの形状をしている。
極東の正月文化が新たな武器設計の元となったというわけだが、なんともはや。
固有スキルには「全力攻撃」「防御力↑」「空中ジャンプ」が複合されている。


ビオレンツァ派生


RESSURECTIONにて追加された、アルダノーヴァ由来の鎌。
基部に天輪、刃に髪をあしらい、見た目も鮮やか。
スタン耐性に加えて近接攻撃強化スキルが山盛りの攻撃特化型となっている。
ちなみにツクヨミの鎌はない。


使用キャラクター




装備:サーラゲイト

RB編より登場する、情報管理局お抱えの特務少尉。
螺旋の樹の調査のため、極東へと派遣されてくる。
「アラガミ化した神機使いの介錯」を専門とし、不穏な噂が付き纏う。一説にはスク水を着ていないとか。
生い立ちや人物像には謎が多いが、GE2の登場人物とは因縁浅からぬ仲であるらしく……?
詳しくは個別記事を待とう。




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最終更新:2024年11月13日 11:26