上野東京ライン

登録日:2015/03/18(水) 03:00:00
更新日:2024/12/26 Thu 00:12:57
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上野東京ラインとは東京~上野間を繋ぐ東北本線の路線の愛称及び路線系統である。
ラインカラーは紫だが、車体や案内では使用されず、車内掲示の路線図のみで使用される。そのため専用の路線記号も存在せず、直通先の路線記号が使用される。


概要

一言で言えば、「上野と東京発着路線を繋いで湘南新宿ラインみたいにしようぜ」と、上野止まりだった宇都宮線高崎線常磐線を東京まで繋いで東海道線への直通を実現させたのがこの路線である。

元々は東北本線列車線として東京~上野間の線路が繋がっており、特急列車の直通運転も行われていたが東北新幹線の東京延伸工事に伴い分断されていた。上野東京ラインの開業はいわば「列車線の復活」と言える。この為、東京~秋葉原間では新幹線の上を通っている。

本路線は京浜東北線の混雑緩和を目的としたもので、同線の開通に伴い200%と日本屈指であった混雑率が大幅に緩和された。


運行形態

ざっくり言ってしまうと


の2系統で、本来東京発着であった東海道線の列車は日中すべて上野東京ラインに直通する他、宇都宮線・高崎線も列車の大半が東海道線へ直通する。
常磐線は品川まで直通運転を行う。主に青帯の中距離電車が主に乗り入れ、快速線の電車は朝夕のみの乗り入れとなる。なお、快速線には成田線成田始発の列車も存在する。

特急列車については常磐線の「ひたち」「ときわ」の全列車が品川まで乗り入れる。これ以外では我孫子発着の「踊り子」も存在したが、E257系置き換え後は設定が無くなっている。

上野東京ライン開業により、JR東海管内の沼津~宇都宮間、熱海~高崎間の列車など湘南新宿ラインより長距離列車の設定ができた為、寝過ごすととんでもない所まで行かされるので注意しよう。

なお、ダイヤ乱れの際は両線とも上野・東京駅での折り返し運転を行う。

JR田町駅付近から羽田空港方面へ分岐する「羽田空港アクセス線(仮称)」の建設が2031年度の開業を目指して進められている。ただし同駅に上野東京ラインは停車しないため旅客案内上の分岐駅は新橋駅になるとみられる。


使用車両

本項では形式のみの紹介とし、詳細については当該路線の項目を参照。
一般形電車はE231系0番台を除きグリーン車が連結されている。

東海道線⇔宇都宮線・高崎線

  • E233系3000番台
  • E231系1000番台

東海道線⇔常磐線

  • E231系0番台
  • E531系
  • E657系


備考

  • 秋葉原駅にも駅を作る計画があったが、コスト面により見送られた。
  • この路線の計画の他、東北本線と横須賀線をつなぐ地下新線計画があったが、線路容量の関係で断念している。



追記、修正は上野東京ラインでうっかり寝過ごさなかった人がお願いします。


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最終更新:2024年12月26日 00:12
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