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宇都宮線(JR東日本)

登録日:2015/03/07 (土曜日) 02:40:00
更新日:2026/10/01 Thu 07:31:51
所要時間:約 7 分で読めます





宇都宮線(うつのみやせん)とは、JR東北本線のうち、東京~黒磯間の愛称である。
ラインカラーは■で、路線記号はJU。

東北本線全体の概要、赤羽~大宮間の各駅停車の役割をする京浜東北線、直通先の路線については該当記事を参照。



概要

1990年3月に愛称が制定された。
首都圏への通勤輸送を担う路線のひとつで、大半の列車が湘南新宿ラインとして横須賀線大船方面、上野東京ラインとして東海道線小田原・熱海方面への直通運転を実施しているほか、貨物列車も頻繁に運行される。

他にも烏山線、日光線へ直通する列車もある(かつては両毛線伊勢崎方面への直通列車も存在した)。

特急列車は新幹線に集約された現在は東武日光線へ直通する列車のみ。また、JR化後も東北・北海道方面に向かうブルートレインが多数運行されていたが、こちらも全て無くなってしまった。

現在の旅客列車の運行系統は宇都宮で分断されており、宇都宮~黒磯間はワンマン運転が実施されている。

高崎線との誤乗防止を図るため、上野発着列車は側面の行先表示が緑色で表示される。
古くから高崎線とは同じ電車が使用されていたが、分割民営化前後から普通列車が増発された*1こともありこの仕様に変更されている。

使用車両

ここでは旅客用車両に絞って解説する。

宇都宮線の主力車両。セミクロスシートでグリーン車、トイレ付。
小山車両センター・国府津車両センター所属車があり、両者の違いは車内案内表示器のサイズや、普通車ボックスシートの座席数が異なる。
(小山車より国府津車の方が多い)宇都宮~上野・逗子間の運用は小山車、高崎~小田原間の運用は国府津車を使用する例が多い。

宇都宮線の(ry。
内装設計はE231系に準じる。
E231系と併結する関係から車内案内表示器はLED式となっている。
*2

  • E131系600番台
宇都宮-黒磯間の区間運転用車両。出庫の関係で下り1本だけ小山始発で運転されている。
カラーリングは日光の火焔太鼓をイメージした茶と黄色の帯となっている。

  • EV-E301系
烏山線用の車両。日本初の蓄電池電車で、電化区間である宇都宮線内は走行中に充電を行う。同線のキハ40形を全て置き換えた。
2015年鉄道友の会ローレル賞受賞。

  • 253系1000番台
特急日光・きぬがわにて充当。博識な方ならご存知だと思うが、初代成田エクスプレスの車両を改造したものである。
*3

「スペーシア」の愛称を持ち、特急スペーシア日光・スペーシアきぬがわで使用される。
*4


過去の車両

  • 115系
宇都宮線のみならず甲信越、山陽地区などで大活躍していた国鉄近郊型の顔で、同形式が最初に導入されたのがこの線区である。
0番台・300番台・1000番台と数多くのバリエーションが存在し、最盛期には859両と本形式の半数近くがここと高崎線で運用されていた。
E231系の導入に伴い、2004年10月に運用終了。
ちなみに、1998年からの一時期には115系と同じ塗分けにした113系が運用されていたこともある。

115系の置き換え用として1986年から運行開始。デビューは東海道向けの0磐台より少し早い。
寒冷地向けのためセミクロスが1000・ロングが3000番台に区別される。
2004年からはグリーン車も連結して運用されていたが、E233系投入により千葉地区・中央本線へと転属し、末期は宇都宮以北のみで運用されていたが、こちらも2014年までに撤退した。
*5

  • キハ40
ローカル路線ではおなじみの気動車。烏山線直通用の車両で宇都宮~宝積寺間に乗り入れていた。
*6

宇都宮〜黒磯間および両毛線直通列車に充当。クモハがかなりうるさい。
*7

  • 205系600番台
宇都宮~黒磯間にて充当。
元々は京葉線と埼京線で活躍した車両で、600番台改造工事では半ボタン式、霜取りパンタグラフなどの寒冷地対策を施した。
4両が基本だが、ラッシュ時は2編成繋げて8両になることも。
塗装はE231系に準じた緑とオレンジ帯となっていた。
*8


種別

  • 普通
湘南新宿ラインはさいたま新都心に止まらないので注意。

  • 快速ラビット
新特急「なすの」にルーツを持つ朝、夕方時間帯のみ運行する速達列車。上野~小山間で快速運転を行い、小山から宇都宮は各駅に停車する。かつては黒磯発着の運用も存在した。

  • 湘南新宿ライン快速
日中時間帯を中心に運行する速達列車。湘南新宿ラインは横須賀線へ直通する。

  • 特急(スペーシア)日光・きぬがわ
新宿から東武日光、鬼怒川温泉へ直通する特急列車。詳しいことは湘南新宿ラインと東武日光線を参照。


かつての種別

  • 快速アクティー
上野東京ライン直通列車のみ運行。宇都宮線内は各駅に停車、東海道線内は快速運転する。

  • 通勤快速
平日のみ運行。停車駅は快速ラビットとほぼ同じであるが、違うところはラビットは尾久通過・蓮田停車なのに対し、通勤快速は尾久停車・蓮田通過となるくらい。小山から黒磯間は各駅に停車する。



駅一覧

東京(JU01)…東海道新幹線・山手線・京浜東北線・中央線快速・横須賀線・総武快速線・京葉線・東京メトロ丸ノ内線・東西線乗り換え。
直通する東海道線との境界駅でもある。
日本最大のオフィス街の中心駅&日本一旅客収入の多いターミナル駅。

上野(JU02)…東北新幹線・山手線・京浜東北線・常磐線、東京メトロ銀座線・日比谷線乗り換え。
東京の北のターミナル駅。駅から若干離れているが、京成本線京成上野駅に乗り換え可能。

尾久(JU03)…尾久車両センターが近くにあり、新幹線開業までは昼夜問わず特急列車が数多く停留していた。現在は運が良ければ四季島を見る事ができる。
因みに上野を出た直後は複々線となっているが、この駅600mほど手前で複線になる。

赤羽(JU04)…湘南新宿ライン・埼京線・京浜東北線乗り換え。
北区の中心駅で周辺は23区北部有数の繁華街。ゲーセンやネカフェ、更には怪しい店が多く中々飽きの来ない街である。
東京メトロ南北線赤羽岩淵駅は乗り換えられなくはないが、少々離れているので注意。
駅メロに同地出身のエレファントカシマシの「今宵の月のように」「俺たちの明日」が使用されている。

浦和(JU05)…京浜東北線・湘南新宿ライン乗り換え。
埼玉県庁最寄り駅。伊勢丹とかもあるが正直言って大宮は勿論や川口と比較しても地味な印象。
浦和レッズの聖地である為、試合の日は戦国時代でもないのに「赤備え」の集団を見る事ができる。
かつては通勤快速や湘南新宿ライン、東武直通特急は通過してしまう駅だったが2013年に停車駅となった。

さいたま新都心(JU06)…京浜東北線乗り換え。
関東有数のオフィス街・さいたま新都心及びみんな大好きさいたまスーパーアリーナの最寄駅。
国の出先機関や大企業のオフィスが多数存在する北の霞が関であるが、埼玉県庁やさいたま市役所は昔のまま(市役所は移転計画があったがお察しください)。
大宮区役所や中央区役所(旧・与野市役所)も昔のままだったりする。
また、埼京線北与野駅ともペデストリアンデッキではつながっている。
配線上の都合故に湘南新宿ラインが、隣に大宮駅がある為なのかラビット、アーバンが通過する。

大宮(JU07)…東北新幹線・上越新幹線・高崎線・埼京線・川越線・京浜東北線、東武野田線、ニューシャトル乗り換え。
埼玉県最大のターミナル駅で埼玉県で最も乗降客が多い駅。鉄オタの聖地である鉄道博物館の玄関駅。
再開発が進んだ西口と再開発されず昭和の匂い残る東口の雰囲気の違いが面白い。

土呂…さいたま市北区唯一の宇都宮線の駅。区役所やステラタウンへいける他、盆栽関係の施設が多い。

東大宮…見沼区の唯一の宇都宮線の駅で栄東高校や芝浦工業大学大宮キャンパスの最寄駅で乗車人員は3万人を超える。しかし隣が蓮田のため、快速には永らくスルーされていた。区役所は東武アーバンパークライン大和田駅の方が近い。

蓮田…蓮田市の中心駅。「蓮田」市と「蓮田」駅で若干文字が違うが、これは2011年から市名の使用漢字が改められたため。元は両方とも「蓮田」だった。
前述の通り快速ラビットは停車する。

白岡…白岡市の代表駅。

新白岡…ここで初めて乗車人員が1万人割りの駅。

久喜…東武伊勢崎線乗り換え。久喜市の代表駅で大宮以北の駅では宇都宮に次ぐ第3位の利用者を誇る。

東鷲宮…らき☆すたの聖地である鷲宮神社の最寄駅であるが、距離が離れている為、東武鉄道の鷲宮駅から行った方がよかったりする。

栗橋…東武日光線乗り換え。
乗換駅ではあるが快速は停車しない。そもそもライバル路線だし。
東武線との連絡線があり、特急日光・きぬがわはここで連絡線を経由し東武線へ直通する。
宇都宮線の駅としては埼玉県最北である。

古河…古河市の代表駅である。ちなみに「こが」と読む。
宇都宮線内で唯一茨城県にあり、かつ茨城県最西端の駅。また、宇都宮線としては東京都市圏の最北端の駅である。
大宮以北では珍しい高架駅。そのため雰囲気は何となく新幹線の駅っぽい。
ここで日中毎時1本程度列車が折り返す。
余談だが県庁所在地の水戸に行くよりも大宮や浦和、宇都宮に行くほうが遥かに近い。なにせ水戸駅までは最短でも2時間弱かかる。宇都宮駅までは45分で着くのに…。

野木…栃木県最南端の駅。野木町唯一の駅。
この駅含め、これから先は小山・宇都宮を除いて6000人未満の利用者の駅となる。

間々田…駅名にある間々田地区は少し北にある。

小山…東北新幹線・両毛線・水戸線乗り換え。
栃木県第二の都市、小山市の代表駅。栃木県を東西南北に繋ぐ交通の要衝でもある。
駅東口を直進してすぐに柿岡地磁気観測所30km圏内に入るため、水戸線にはデッドセクションが設けられている。

小金井…近くに小山車両センターがある関係で、宇都宮線の半分ぐらいがここで折り返す。また、一部列車の増解結が行われる。
新宿や東京駅から都内の小金井市に行こうと間違って小金井行きに乗ってしまわないように。*9
当駅から宇都宮都市圏の下野市に入る。

自治医大…その名の通り自治医科大学の最寄り駅である他、下野市役所の最寄駅でもある。
この自治医大、区分上は私大なのだが実態としては総務省が管理しているので実質国大として機能している少し変わった学校である*10。
かつては英語表記が「Jichiidai」だったが、2017年に「Jichi Medical University」に変更された。

石橋…下野市で一番利用の多い駅。
真岡市への路線バスも発着。ただし本数は少ない。

(宇都宮貨物ターミナル…沿線随一の貨物駅。)

雀宮…ここから宇都宮市内。
次の宇都宮駅へは約8kmと地味に遠い。
2011年から橋上駅舎になった。
宇都宮市立南図書館や宇都宮工業高校などの最寄り駅である。

宇都宮…東北新幹線・日光線・宇都宮ライトレール乗り換え。
北関東一の大都市、宇都宮市の代表駅で栃木県最大のターミナル。
運行系統はここで分断される。

岡本…旧・河内町。2007年に宇都宮市と合併した。
宇都宮のベッドタウンという以外は特にこれといった特徴はないが、2016年(平成28年)から橋上駅舎になった。

宝積寺…烏山線乗り換え。烏山線の多くの列車は宇都宮まで乗り入れる。
高根沢町の代表駅。

氏家…さくら市の代表駅。

蒲須坂…宇都宮線唯一の無人駅&乗車人員ワースト(350人/日)。
さくら市&宇都宮都市圏の宇都宮線の駅としては一番北にある駅。

片岡…蒲須坂同様に利用者は1000人未満だが2015年に駅舎が近代化&橋上駅舎化。

矢板…矢板市の代表駅。
1959年までは東武矢板線が乗り入れていた。

野崎…大田原市唯一の駅だが市街地はかなり遠い。

西那須野…塩原温泉の最寄駅であるが、現在はその役割を那須塩原と分け合っている。また大田原市街への最寄駅でもある。

那須塩原…東北新幹線乗り換え。
かつては東那須野という駅名で特急、急行の止まらないどこにでもあるちっぽけな駅だったが、新幹線停車駅に昇格したという珍しい駅だったりする。
駅周辺はあまり賑わっていない。

黒磯…東北本線郡山・福島方面乗り換え。
ここから先は交流区間と電化方式が分かれている為、運行系統の境界駅である。
かつては駅構内に交直切り替え設備が設けられていたが、2018年に直流化され、切り替えは以北にデッドセクションを設ける方式に変更された。
駅周辺はあまり賑わっておらず、ヨークベニマルが乗り換え待ちの貴重な物資補給スポットだったが、上述の直通切りに加え建て替え工事でベニマルすら使えなくなった不幸が重なった2019年は18キッパー地獄の年とも言われている。
現在ではここを通過する定期列車は貨物列車のみである。
東北新幹線開業前は多くの特急・急行列車が停車した他、皇族の那須御用邸の最寄り駅としてお召し列車も発着していた。その関係で駅には貴賓室が設けられている。


●停車駅一覧

※湘新:湘南新宿ライン
●:停車
○:湘南新宿ラインは通過
┃:通過
∥:経由ぜず
普
通
ラ
ビ
ッ
ト
湘
新
快
速
通
勤
快
速
東京 ● ● ∥ ∥
上野 ● ● ∥ ●
尾久 ● ┃ ∥ ●
赤羽 ● ● ● ●
浦和 ● ● ● ●
さいたま新都心 ○ ┃ ┃ ┃
大宮 ● ● ● ●
土呂 ● ┃ ┃ ┃
東大宮 ● ● ● ┃
蓮田 ● ● ● ┃
白岡 ● ┃ ┃ ┃
新白岡 ● ┃ ┃ ┃
久喜 ● ● ● ●
東鷲宮 ● ┃ ┃ ┃
栗橋 ● ┃ ┃ ┃
古河 ● ● ● ●
野木 ● ┃ ┃ ┃
間々田 ● ┃ ┃ ┃
小山 ● ● ● ●
小金井 ● ● ● ●
自治医大 ● ● ● ●
石橋 ● ● ● ●
雀宮 ● ● ● ●
宇都宮 ● ● ● ●
岡本 ● ∥ ∥ ∥
宝積寺 ● ∥ ∥ ∥
氏家 ● ∥ ∥ ∥
蒲須坂 ● ∥ ∥ ∥
片岡 ● ∥ ∥ ∥
矢板 ● ∥ ∥ ∥
野崎 ● ∥ ∥ ∥
西那須野 ● ∥ ∥ ∥
那須塩原 ● ∥ ∥ ∥
黒磯 ● ∥ ∥ ∥




まもなく、16番線に、普通、小金井行きがまいります。
危ないですから、追記・修正は一度黄色い線までお下がってからお願いします。
この列車は、4ッつドア、15両です。
グリーン車がついております。

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最終更新:2026年10月01日 07:31

*1 新幹線開業前の普通列車の本数は日中60分間隔で、電動サボの使用を開始したのも1986年からである。

*2 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/ec/233tokaido.jpg 日時:2016/01/18

*3 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/ltdec/253.jpg 日時:2016/01/18

*4 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/chiho/tobu/100.jpg 日時:2016/01/18

*5 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/ec/type/211_1000a.JPG 日時:2016/01/18

*6 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/kiha/kiha40karasu2.jpg 日時:2016/01/18

*7 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/ec/107a.jpg 日時:2016/01/18

*8 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/ec/205syonan.jpg 日時:2016/01/18

*9 小金井市はJR中央線快速沿線上にある。

*10 同様の形式で建てられた大学は公設民営大学と呼ばれている。