登録日:2015/05/05 Wed 23:42:52
更新日:2024/02/26 Mon 19:35:39
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ウイングガンダムゼロ炎(プロトタイプ)
基本データ
型式番号:XXXG-00W0CV
全高:17.0m(データ上の数値)
重量:9.1t(データ上の数値)
ビルダー及びファイター: コウエン・ユウセイ
ツインバスターライフル
ウイングシールド炎
ビームサーベル
ハイパーカレトヴルッフ
機体概要
『ガンダムビルドファイターズ炎』の主人公である、
目つきの悪いガンプラへの情熱を秘めた少年
コウエン・ユウセイ(紅炎勇星)が制作したガンプラ。
ユウセイがこれまでの
ガンプラ制作・バトルで培った全てをつぎ込んだ、ユウセイにとって1つの集大成とも言える機体。
ベース機は
ウイングガンダムゼロだが、原型機とはパッと見のシルエットこそ共通している物の、実際の形状は
大幅に異なる。
具体的には
ウイングガンダムと
ガンダムフェニーチェリナーシタくらい違う。
赤を基調とした通称『
炎カラー』と各部の赤いクリアパーツ『
炎クリスタル』が特徴で、その姿はまさに
燃え上がる炎。
カスタマイズの方向性としては、耐久性の向上は最小限とし、機動性と攻撃力の向上に重点が置かれた近接型の機体。ユウセイの特性やクセも反映されている。
武装
原型機と同じ、二丁一対の大型ライフル。
もちろん合体機能も残されている。
近接戦メインのため、ユウセイはあまり使用しないので、ネオバードモード炎(後述)での主武装と言える。
ネオバード時の機首となるシールド。
裏側にビームサーベルを収納している。
カラーリング変更やパーツの追加等により原型機との印象は異なる。
大型の『炎クリスタル』が装備されており、ネオバード炎時にプラフスキー粒子の供給を行う。
ウイングシールド炎の裏側に収納されたビームサーベル。
数少ない原型機からの変更が無い装備。
ユウセイ機がこれまで装備していた
カレトヴルッフの名を受け継いだ装備。
とは言っても万能武器だった元ネタとは全くの別物で、背面のウイングの一部(ネオバード時の4枚羽根の内丸々一枚)をそのまま刀身にした、豪快な大剣。
両翼にそれぞれ1つずつマウントされており、計二本装備する。
グリップ部のみ取り外してビームサーベルとして使用可能。
必殺技は
『天地震鳴 真・炎王斬刃』
特殊機能
原型機のネオバードモードにあたる飛行形態。
ウイングシールド炎から供給される粒子により推力が強化されている。
変形方法は原型機とほぼ同じ。
必殺技は『天地震鳴 炎王翔斬』
プラフスキー粒子を使った駆動系の強制廃熱を行うことにより超高速運動を行う
炎システム。
これまでユウセイの制作したガンプラに搭載されていたこのシステムを改良した
ハイパー炎システムがゼロ炎には搭載されている。
これは、粒子供給・制御をする(要は
スタビルのと同じ)クリアパーツ『
炎クリスタル』を搭載することで炎システムの稼働時間を1分に引き上げたもの(機体への負荷を考えなければ3分まで稼働できる)。
このシステムを発動することで上記の
必殺技を使用することができる。
劇中の活躍
ウイングガンダムゼロ炎(二代目)
機体概要
ゼロ炎は、『フジガン』後も改良、調整が行われた。
ユウセイが大学生になってから、ほぼ1から作り直されたこのバージョンは二代目にあたる。
『
ウイングガンダムゼロ炎』と言われてほとんどの人が連想するのは多分コレ。
『炎トライ』では、ユウセイの従姉妹である
ツンデレネーミングマニアのコウエン・ユウカに引き継がれ、さらなるカスタマイズがされることになる。
外観の大まかな部分は初代とは変わらないが、いくつか細かい変更が行われている。
全体の色味
ネオバードモード炎への変形方法(足首の変形が
ウイングガンダムとほぼ同様に。ツインバスターライフルがシールドからウイング部への接続に変更)
腕部アーマーの小型化
ツインバスターライフルの銃身の一部がクリアパーツに
強度重視で、ハイパーカレトヴルッフのビームサーベル機能のオミット(後にユウカの手で復活)
ハイパーカレトヴルッフの接続ジョイントの変更
ユウカによる新武装バスターライフルフレアの追加
新武装
(初代と同じ武装は全て使用可能)
ユウカによってカスタマイズされたゼロ炎(二代目)が装備する新しいツインバスターライフル。
銃身が延長され、センサー系が強化されている。
何より、銃身下部にブレード状のパーツが装着されていることが特徴。
大火力により味方への援護にも使用可能。
もちろん、ネオバード炎形態では通常のツインバスターライフル同様のスタイルで機体に接続される。
劇中の活躍
『
ガンダムビルドファイターズ炎』では、書籍『ガンダムウェポンズ
ガンダムビルドファイターズ炎
ウイングガンダムゼロ炎編』書き下ろし後日談に登場。
強敵(とも)のソガ・ショウタとの
テストバトルを経て、ヒロインのナルミ・イコへのプロポーズバトルに使用される。
「わたしに勝ったら今後のことを考えてあげる」(結婚しないとは言っていない)と言うイコと
ガンプラバトルをすることになり、「わたしの攻撃(あい)を全て受け止めて!!」と言う意外な特別ルールに苦戦することになる。
ユウセイはイコの攻撃を全て受け止め、無事ゴールインと相成った。
ただし、結婚から三年は
ガンプラは封印と言う条件付きで。
理由としては、「
ガンプラが無い方が新鮮な気持ちで結婚生活を送れるから」、「ユウセイに惚れている(かもしれない)ユウカの気持ちを冷まさせる為」と言う2つがある。
……とりあえず、コイツらは末永く爆発して燃え上がると良いと思う。
続編『
ガンダムビルドファイターズ炎トライ』でも活躍。
クワトロもどき教師となったユウセイの教え子、ソウマ・ツバサの前に「自分たちの目的は、かつて身内を倒したコウエン先生への復讐」と語るチームが立ちふさがる。
彼らの言葉に動揺するツバサだったが、彼らの前にゼロ炎を手にしたユウセイが現れる。
「彼らの身内とは楽しくバトルしたのだから復讐なんてお門違い」と言うユウセイの言葉で冷静さを取り戻したツバサは、ユウセイと力を合わせて敵チームを撃破。
その後、ゼロ炎はユウカに引き継がれ、独自のカスタマイズをされることになる。
【関連機体】
ウイングガンダムゼロフレイムフェーダー
☆機体概要
『ガンダムビルドファイターズ炎トライ』の主人公であるユウセイの教え子、堅実で計画的
(笑)な性格を自認するソウマ・ツバサが制作したガンプラ。
『炎トライ』の二代目主役機。
ユウセイから託されたゼロ炎のパワーアッププランをベースに、ツバサが自分なりの考えを加えて制作した機体。
ゼロ炎(二代目)を基に、カラーリング・頭部パーツの変更、さらに背部に新たな一対のウイングとフェザーブレイドと言う剣が追加されている。
フェザーブレイドによる二刀流をメインに戦い、ツバサが新たに教わった
拳征剣と言うテクニックにより高い近接戦闘能力を発揮する。
ちなみに、名付け親はユウカ。おそらくツバサの使っていた先代主役機『
フリーダムガンダムフェーダー』を踏まえたネーミングだと思われる。
●武装
- ツインバスターライフル
- ウイングシールド炎
- ビームサーベル
- ハイパーカレトヴルッフ
以上はゼロ炎と同じ武装。
バックパックに追加されたウイングと同デザインのブレイドを持つ新装備で、特殊な樹脂を丁寧に切り出した物。
片刃の大剣であり、コレによる二刀流をメインに戦う。
グリップと大型刃、小羽根フェザーナイフ等の組み換えにより、手槍状のフェザーグレイブ、両刃の大剣であるフェザーバスターソードにすることができる。
●劇中の活躍
ガンプラ部校内代表バトル決勝戦に辺り、猛特訓を重ねたツバサが完成させ、バトルに投入。
拳征剣を駆使して最終戦を圧勝、華々しいデビュー戦を飾る。
チーム『炎トライ』を組んで
全日本ガンプラバトル選手権に出場したツバサだったが、ユウセイの
ライバル ソガ・ショウタ率いる陣風学園のチーム『レイジングウィンド』に惨敗してしまう……。
【余談】
- ゼロ炎(プロトタイプ)の立体物は『ホビージャパン』誌のモデラーJUNⅢ氏により、設定画を基にしてスクラッチされた。
脚部の変形が二代目と異なるのは、その部分が設定画には描かれていなかったからだそうだが、「プロトタイプではこの変形が公式」と設定されたと言う経緯がある。
- キット化されたバージョンが二代目。『HGBF』の1体として、Hi-νガンダムヴレイブと同じく外伝組の一体としてラインナップされた。ストレートに格好良い造型と豊富なプレイバリューにより外伝を知らないモデラーからも概ね好評な様子。
- フレイムフェーダーは『HGBF ゼロ炎』発売と連動して展開された『ホビージャパン2015年5月号』付録『ウイングガンダムゼロ炎カスタムキット』を2個買いすることで再現可能になる。もっとも、3個買いと言う前例もあったし、もちろん1セットだけでも十分遊べるが……。
追記・修正は
ガンプラへの情熱を燃やしながらお願いします。
- ヒイロがこれをみたらどんな反応するだろう -- 名無しさん (2015-05-05 23:44:58)
- ヒイロはそもそもガンダムに愛着ないからどうでもいいでしょ -- 名無しさん (2015-05-06 00:51:52)
- 設定がもんのすごくめんどくさいガンプラ。かっこいいからいいけど -- 名無しさん (2015-05-06 08:34:47)
- バードモードはまさに「不死鳥」。さりげにエピオンのテイストもあるからゼロ最大の弱点である「肉弾戦が苦手(接近戦用武器がビームサーベルとパイルバンカー式のシールドしかないから)」という問題も解決している。トレーズ閣下がゼロを作っていたらこうなってたかもな。 -- 名無しさん (2015-05-06 08:52:18)
- ↑本編でも近接最強のマシンキャノンあったりデスヘルに力比べで勝ってたりしてるからむしろ肉弾戦も弱いどころか普通に強いんですがそれは・・・ -- 名無しさん (2015-05-06 09:38:51)
- エピオン相手に普通に互角に戦ってるしな…… -- 名無しさん (2015-05-06 12:45:56)
- ↑5 まあ、そんなモンでしょうね -- 名無しさん (2015-05-06 15:29:11)
- 接近戦特化のエピオンと比較した場合の近接戦闘における最大火力という意味では劣るかもしれんが、バルジ切断できるほどの大出力ビームなんて本来不必要なレベルだし単なるチャンバラなら十分エピオンとも渡り合えてたわけで -- 名無しさん (2015-05-06 17:32:42)
- えっ、ちょっと待って。ふと気付いたんだが、W0がメインなのは嬉しいんだが、これってつまりアニメじゃは端役決定…!? ウソダドンドコドーン!!! -- 名無しさん (2015-05-17 20:43:45)
- ↑そう言う意図で決めたんで無いんでね?この前にゼータ炎、デスティニー炎ってのがあってそれからの乗り換え(?)なんよ。運命はアニメでもシモンが使い倒してくれたっしょ? -- 名無しさん (2015-05-17 21:04:31)
- ぶっちゃけるとこれ海老川兼武版ウイングゼロ&ゼロカスタムだよね? -- 名無しさん (2015-07-28 18:08:51)
- Gガンダムに出てもおかしくない、格闘系ウイングゼロ。 -- 名無しさん (2016-03-08 23:55:58)
- 確かにギリギリMF勢に混ざっても違和感ないかもしれない -- 名無しさん (2016-03-09 00:25:03)
- ソウマ・ツバサだけど、神無月の巫女のほうを思い浮かべる。 -- 名無しさん (2016-09-29 22:46:57)
- ↑6というかまあアニメの方はイタリア男のおかげで不憫な扱い多かったウイングガンダムの方が目立つ位置にいるから、別にゼロ自体出ても問題ないけど結局フェニーチェと比べて印象薄くなりそう -- 名無しさん (2016-09-30 00:11:12)
- FFの方はゼロ炎弐って名前の変わるレベルでパワーアップ遂げたね… -- 名無しさん (2016-11-25 08:04:20)
最終更新:2024年02月26日 19:35