登録日:2015/12/27 Sun 03:42:00
更新日:2025/09/29 Mon 12:39:19
所要時間:約 4 分で読めるぞ! 速いだろ?
【概要】
単行本19巻から登場する
キメラアントの一体。
キメラアントの中では古参に該当し、師団長を務める。
チーターの遺伝子を色濃く受け継いでおり、出で立ちはまんまチーター男といった感じ。名前もチーターからだろうか?
 
性格は明るく前向き。
自分が楽しむことを第一と考え、女王への忠誠心は低い。
単純おバカではあるが、負けを認める素直な心も持ち合わせている。
人の話を聞かない自己中、相手をして欲しくてしょうがない構ってちゃん。だが、努力を惜しまず頑張ったりもする。
そんなんだからか、なんか可愛いとファンからは結構人気がある。
【本編での活躍】
女王の為に師団長として働き始める。
人間をエサとして運び始めると、次第に狩りの楽しさに気づく。
ハギャ隊、ヂートゥ隊は隊長自ら狩りを楽しんでいると評判になる。
「ノルマは守ってるし、余った時間に楽しんでいるだけ」
と弁明するが、捕らえた人間の数はだいたいというテキトーぶり。
女王が王の出産で致命傷を負って再起不能・死を待つばかりとなると、サッサと見限り自らが王になるためにNGLから旅立つ。
スピードキングを自称し、誰よりも早く出国。
同時に、国境スタッフを風のごとく殺害。
NGL自治区の東、パタ市にて7名をさらに殺害。通報で駆けつけた警官複数の指を捕食。
「明日また来る」「もっと速いヤツを連れて来い」
と言い残しミエラ山方面に逃走。
政府はハンター協会に生物捕獲要請を打診し、協会はこれを了承する。
"天上不知唯我独損"の能力でポットクリンを憑けられ逃亡。
どれだけ走ってもポットクリンを振り切れず(というか振り切れる存在ではない)理解もできなかったため、速さ以外の強さが必要と気づく。
モラウ推薦のリァッケではなく、審査部推薦の協専のハンターに追われるが逃走に成功。
力を求めて東ゴルトーにいる王の元へ向かう。
道中、ナックル、シュートの待ち伏せに合うがレオル(ハギャ)の部下のフラッタの助言で事前に回避に成功。
レオルの仕事を手伝うことを条件にポットクリンをヒナに
除念してもらい、
王への忠誠を条件にシャウアプフに新能力修得のコツを伝授してもらう。
無事修得。
 
新能力を引っさげ、首都ペイジンでモラウにリベンジを挑む。
が、敗北。
余計なことを言いつつ、再戦を一方的に宣言し逃走。
再び新能力修得に励み、これまた修得。
ゴン達が宮殿に突入後、フラッタ(イカルゴ)に出会うがただ1人フラッタの違和感に気づけず、楽しそうだからと宮殿の外へ。
モラウを見つけるが"監獄ロック"のため手出し不可。
上からなら、と屋根に上りゼノを発見。
相手してー、と絡むが相手にされず上から降ってきたシルバに頭部を物凄い勢いで殴られ、絶命。
短い人生でした。
 
【能力】
特筆すべきは何と言っても驚異的な脚力。それだけとか言うな。
チーターは時速110kmほどと言われているが、ヂートゥは時速200kmを超える。この数値は余裕だったパタ市での話なので、さらに速い可能性もある。
すぐバテちゃうチーターと違い、かなりの距離も走れる。新幹線みたいである。
弾丸が髪の毛に触れてから動き出しても避けれる瞬発力も持ち合わせている。
銃弾の速度は銃弾の火薬量によって異なるが、一般的な拳銃用の銃弾ならばおおよそ音速と同程度。
髪の毛と額の距離が多めに見積もって3cm、銃弾を回避するのに必要な身体をずらす距離を50cmと仮定すると、
銃弾が3cmの距離を進む間の時間で自分は50cm動く事になるため、単純計算で50÷3=銃弾の16.667倍の速度で動いている事になる。
上述の通り拳銃用の銃弾の速度は概ね音速と同程度なので、ヂートゥは座った姿勢からいきなりマッハ16以上で動けるということに…。
時速200kmとかいうレベルではなかった。
◆念能力
正式な能力名は明かされていないが、特定のルールを有する念空間を展開して閉じ込めるという特徴から具現化系と思われる。
ヂートゥとヂートゥが触った相手を、強制的にサバンナをモチーフとした念空間へ移動させる能力。
解除条件はヂートゥに触れることで、リミットは8時間。それ以内に捕まえないと何らかのペナルティが課せられる。
野球のグラウンドほどの広さの空間であり、中央には時間を知らせる巨大な砂時計がある。
壁も時計も破壊することはできない。
ヂートゥから相手を触ることも能力解除条件になってしまうため、殴られたりすることは基本的にない。
また能力発現のための制約として、一度でも捕まったらこの能力は二度と使えないことを制約条件にしている。
「脚力への圧倒的な自信」「楽しむこと第一な構ってちゃん」といった性質が色濃く表れた能力と言えるだろう。
こうして手に入れた念能力だったのだが、残念ながらヂートゥと相性が良いわけでは無かった。
手練れの念能力者であり冷静なモラウは追いかけてもまず捕まらないと即座に判断し、能力を推察したことで「触れたらアウトのため手出しはされないし、性格上ルールが変わる可能性も低い」と看破して忍耐の持久戦に移行。
野球ドーム「程度の広さしかない」ため、スピードを活かして遠くに逃げられる心配もない。
相手が追いかけるのではなく、小細工前提の戦術を採った場合は常に油断しないで相手を警戒し続けるという「心の削り合い」となるため、
集中力の無いヂートゥにはある意味致命的だった。
モラウ曰く、「根本から自分の能力を誤解してるよ」「追い詰めているのは自分自身」。
追いかけざるを得ないような限定条件を組み込んでいない時点で能力はまだ発展途上と酷評された。
何故か漫画などを持ち込んでいたが、そんなものより銃器でも携帯して「相手に絶対足を止めさせない」ことを重視していたら現状の能力のままでもすこぶる厄介だっただろう。
また、単純に「最大8時間任意の相手を戦線から離脱させることができる」ことを考えると、鬼ごっこ抜きでも活用のしようはいくらでもありそうである。つくづく本人との相性の悪さが致命的だった。
この能力の真に恐ろしい点は、発動条件がめちゃくちゃ簡単なところなのかもしれない。
モラウに指摘された鬼ごっこの欠点を補う為に、
妙にデザインに凝った鍵爪付きの
クロスボウを具現化。
クラピカの具現化修行を見る限り簡単にできるものではなく、
シズクもイメージ修行が大変だと語っているため、後述の欠点に隠れがちだが地味に離れ技である。
プフがすごいのか、ヂートゥがすごいのか。はたまた両名か。
 
もっともモラウには「自分の足より遅いもの(クロスボウの矢)を武器にしてどうする」と一蹴されてしまい、本人も指摘されてようやく気付く有様だった。
咄嗟に作っただけあって付加能力も何もなく連射も出来なさそうであり、
正面から撃つとモラウに難無く弾かれ、かと言って移動しながら撃とうにも自身の高速移動中に正確に撃てるかは甚だ疑問である。
前述の通り自分から相手に触れる事ができない中で相手に何らかのプレッシャーを与えるには飛び道具の武器が必要なのは確かで、全く役に立たないということはないが、モラウのツッコミ通りである。
鬼ごっこ(仮)の後に修得した新能力。
見るとびっくりしちゃうらしいが、見せる前に死んでしまった。
そのことに読者がびっくりしたとかしないとか。
能力の詳細は分からずじまいだったが、問題なのはヂートゥが「自身の念能力の誓約と制約によって能力を失った後だった」ということ。
普通、こういう場合は新たな能力の習得がゼロからですらなく何らかの支障を抱えていてもおかしくはないのだが、
ヂートゥは大した苦労もデメリットも無い様子で新たな能力を短期間のうちに習得している。
これはプフの能力によるものらしいが、そういった誓約と制約のデメリットを無視して能力を新規習得させてしまうプフの能力の異常さが垣間見える。
【その他】
キメラアント編が終盤になるにつれ、前世の記憶が蘇ったり、名前を思い出したり、生きる目的すら変わるキメラアントが増える中、
コイツの名前は終始変わらなかった。
名前も記憶も関係ないとばかりに、ひたすら自分の楽しみを優先する姿は、清々しくも見える。
そんなところも彼の魅力なのかもそれない。
ファンの間ではモンローウォークがどんな能力なのかを漢字から想像したり、鬼ごっこ(仮)を
ゴンや
キルアで試すとどうなるか、
シルバが不意打ちじゃなかったらどうなるのか、などの妄想議論が定番となっている。
また、イカルゴやメレオロンよりもよっぽど仲間になりやすいのではないか、モラウに説得して欲しかったとの声も。
尤も逃がせば勝手に情報を洩らしながら撤退する為、ほっとけば勝手に内情を教えてくれるという状態だった為、残念ながら叶わなかったが。
 
来世ではヂートゥが楽しんで平和に走り回れますように。
追記、修正は走りながらお願いします。
    
    
        
-  身体スペックは高いがカストロさんも真っ青のメモリの無駄遣い もうちょっと念の使い方が上手だったら強敵だったろうに  -- 名無しさん  (2015-12-27 10:33:56)
 
-  なんだこの中身のない項目は  -- 名無しさん  (2015-12-27 10:49:09)
 
-  いや中学生にしてはよく書けてると思うよ  -- 名無しさん  (2015-12-27 14:34:45)
 
-  指の捕食のシーンは雑誌だと雑に描かれ、コミックス版だと黒四角なぼかし入りだったけど、どっちでも吐くかと思った・・・  -- 名無しさん  (2015-12-27 16:12:33)
 
-  ↑2と↑3の人。編集履歴見ると同じ人がコメントしてるのが丸わかりですよ。やめましょうね  -- 名無しさん  (2015-12-27 16:15:29)
 
-  ↑3↑4 これは酷い自演  -- 名無しさん  (2015-12-27 18:53:58)
 
-  こいつは友達にはなれても仲間にはなれないタイプ、って気がする。  -- 名無しさん  (2015-12-28 08:07:18)
 
-  鬼ごっこ(仮)の地雷能力っぷりがすごい。相手が格上だろうと勝てる能力だけど(鈍重でヂートゥを捕まえられないなら)、8時間も何も無い空間に拘束されるのってヂートゥの性格からしたら合わないにも程があるんじゃないか?  -- 名無しさん  (2015-12-28 10:40:31)
 
-  ↑本人としては二人っきりでたっぷり8時間鬼ごっこできる能力を作っただけだから  -- 名無しさん  (2015-12-28 13:07:46)
 
-  実際問題鬼ごっこの能力に弾数無限の飛び道具が加わったら遅い速いの問題じゃなく超厄介だよね。  -- 名無しさん  (2015-12-28 22:02:25)
 
-  確かに。自分から相手に干渉できれば格闘戦ができるぐらいでも恐ろしく厄介になりそうなのに、なぜあんな緩いルールにしてしまったのか。。  -- 名無しさん  (2015-12-28 23:00:48)
 
-  弱点にもなりそうだけど自慢の速度を乗せた矢は強いのかもしれない  -- 名無しさん  (2015-12-29 22:27:03)
 
-  ↑2多分だが自分が課したルールがどういう性質を持つのか全然分かってないんだろう。だからモラウには馬鹿って言われまくるんだよな。ここら辺見てるとシャウが細かく指南して上げればよかったんだけどそういう訳にはいかない力なんだろうか  -- 名無しさん  (2015-12-29 22:35:34)
 
-  モラウが言ってたけど蟻は欲求に忠実で単純故に能力が強いって言ってたからな。あれこれ考えて複雑な条件能力付けるほうが珍しい  -- 名無しさん  (2015-12-29 23:05:09)
 
-  モンローウォークってなんだったのさ?w  -- 名無しさん  (2015-12-29 23:19:24)
 
-  ヂートゥを追うのが8時間、じゃなくてヂートゥが追いかけるのが8時間、だったら脅威だったかもしれない  -- 名無しさん  (2015-12-30 19:05:03)
 
-  死後強い念になったモンローウォークが後々満を持して登場する可能性に100万ジェニー賭ける  -- 名無しさん  (2016-06-03 16:50:31)
 
-  ↑1 脚の遅い奴を捕まえるより、脚の遅い奴から逃げまくる方が脚の速さを誇示できるから性に合ってるんだろ  -- 名無しさん  (2016-06-12 21:07:43)
 
-  基本的に頭の悪いキャラが少ないH×Hの中でも屈指のアホの子。  -- 名無しさん  (2016-06-16 14:05:55)
 
-  とてもじゃないが仲間になってくれるとは思えないけどなんと言って説得しろと言うんだろう。  -- 名無しさん  (2016-10-20 10:19:35)
 
-  プフが足止め用に覚えさせたとしか思えない残念能力  -- 名無しさん  (2017-07-03 17:37:46)
 
-  槍でも銃でも持って鬼ごっこ中相手の足が止まったらつつきに行けば良かった  -- 名無しさん  (2017-08-02 05:51:31)
 
-  ヒソカの性格診断的には放出系っぽいのに、披露した念は正反対の具現化系。一瞬でクロスボウを作れるとか確かに適性もあるけれど……  -- 名無しさん  (2018-03-29 10:06:39)
 
-  動物時代に射られたとかキメラアントにクロスボウで殺されたとかで、記憶に焼き付いてたのかもしれんなw  -- 名無しさん  (2018-05-01 08:51:12)
 
-  上のコメにある通り、カストロとは別の方向でメモリの無駄遣い。ただ独学ゆえに念の方向性を間違えたカストロと違って、護衛軍は時間稼ぎ程度にしか考えていないから意図的にお粗末にさせられたっぽい気がする。他の師団長はそこそこ使いこなしてたのに…  -- 名無しさん  (2018-08-02 06:24:37)
 
-  ボーガンも一応、走りながら撃てば使えないことも…ない、か?  -- 名無しさん  (2018-08-02 08:49:50)
 
-  相手を8時間自分につき合わせる=戦線から強制的に離脱させる、と考えると謎のままだったペナルティ抜きでも使いどころは多いよね、もうすこし賢ければ…  -- 名無しさん  (2018-08-02 13:18:29)
 
-  ↑2モラウからしたらヂートゥが高速で移動しながら余裕でガード出来る程度の速度の矢を撃ってくるという奇怪な光景を見ることになるだろうな。高速移動からの波状攻撃をしようにもあの形状のボウガンだと連射も利かなそうだしなぁ  -- 名無しさん  (2018-11-14 11:15:08)
 
-  能力のミスマッチとは言うけど、全編通しての構ってちゃんムーブを見るに、これはこれでヂートゥなりに「自分に合ってる能力」だったんだろうなぁって  -- 名無しさん  (2020-09-28 01:03:48)
 
-  ボーガンはまだしも、爪などという密着距離でしか使えない武器が「相手に触れられてはいけない」という状況で何の役に立つというのか  -- 名無しさん  (2021-07-14 22:09:23)
 
-  こいつがボマーだったらどうなってたかな…  -- 名無しさん  (2024-05-31 02:48:57)
 
-  追いかけっこがしたいんなら追いかけざるを得ないルールを組み込んどくんだよ、って評価はナックルの能力と比較した上での評価だったりするのかな  -- 名無しさん  (2024-06-09 16:55:24)
 
-  ポットクリンを付けられた相手なら追いかけようとするだろうから、影響を受けただろうといわれただけあって相性が良かったのかもしれないな  -- 名無しさん  (2024-07-15 22:18:32)
 
-  こんだけのスペックであの能力ってのは色々勿体ないけど、こいつがマトモな能力つけて逃げ撃ちに徹したら誰が勝てるんだって感じあるんで頭弱くしなきゃバランス取れないんだよな。ボス格でもないくせにハイスペック過ぎるのが悪い  -- 名無しさん  (2024-07-15 22:50:10)
 
-  ↑4ゲンスルーみたいに自然にキーワード言う頭はないだろうから多分足の速さで強引に設置するスタイルになるんだろうけど、「ボマー」って言ってる間は手を放しちゃいけないんだとしたら熟練の能力者はそこを突いてカウンター狙うんじゃない?  -- 名無しさん  (2024-09-06 16:50:33)
 
-  普通に強化系の能力伸ばすだけで大半の相手をタコ殴りに出来てたよね…  -- 名無しさん  (2024-11-23 09:53:50)
 
-  残念ながらこいつは具現化系能力者…つまり頭使わないくせに根の部分では神経質でまわりくどいので大成できないタイプなんだよね  -- 名無しさん  (2024-11-23 10:15:29)
 
-  クロスボウの初速は時速200キロ~500キロが限界に対して、銃弾は時速1200キロの三倍までは余裕。何かの特殊能力がなければ普通の銃を携帯しているほうが強かった。爪も脚力があるんだから足に装着してスパイク代わりにしていれば・・・どのみちあの状況では無意味だったけど  -- 名無しさん  (2025-01-21 17:49:33)
 
-  メモリを無駄にしまくってる  -- 名無しさん  (2025-02-27 12:24:29)
 
-  恵まれた素質から糞をひり出す天才  -- 名無しさん  (2025-07-11 13:42:50)
 
-  逆にコイツに合致した能力ってどんな能力だろう?上でも言われてるけどボマー系か?  -- 名無しさん  (2025-09-05 04:41:53)
 
     
 
最終更新:2025年09月29日 12:39