登録日:2016/05/28 Sat 01:39:08
更新日:2024/08/17 Sat 11:45:16
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本作は2004年に公開された
アメリカの映画。
アメコミヒーローである「
パニッシャー」の実写映画であり、本作は2度目の
実写化である。
1989年に公開されたドルフ・ラングレン版とは異なり、本作ではパニッシャーがトレードマークのドクロTシャツを着用している。
本作におけるパニッシャーは元FBI捜査官というオリジナル設定であるものの、家族を殺された主人公がパニッシャーになるまでの過程が丹念に描かれている。
ぶっちゃけ前日譚的な内容とも言える。
【あらすじ】
密輸取引現場の銃撃戦で、裏社会を支配するハワード・セイントの息子がFBIにより殺された。
憤怒したセイントは、息子の死に至らしめたFBI捜査官フランク・キャッスルとその家族を襲撃する。
地獄のような惨劇の中たった1人生き残ったフランクは、法に代わって自らの手で制裁を下す事を決意し、闇の私刑執行人“パニッシャー”へと生まれ変わる。
【登場人物】
- フランク・キャッスル/パニッシャー(演:トム・ジェーン/吹替:小山力也)
本作の主人公。
FBI捜査官で主に潜入捜査を担当しており、序盤では取引現場に訪れたマフィアを罠にはめて彼らを摘発していた。
危険なミッションを繰り返す仕事にピリオドを打つために潜入捜査の仕事を引退し、妻子と3人でロンドンへ引っ越して平和に暮らす事を決意していたが、家族や友人と一緒にパーティーを楽しんでいたところをセイントの手下達に襲撃され、家族を皆殺しにされてしまった。
奇跡的に命を取り留めて街に戻るものの、事件から5ヶ月経っても捜査に消極的な警察に失望。
セイントを法で裁けない現実を悟り、本名や過去をいっさい捨てて、自らの手でセイントに制裁を下す事を決意した。
以後、古いアパートに身を潜めていたが、そこの住人との交流するようになり、フランクの心に大きな影響を与える。
銃器や爆発物の扱いに手慣れた
戦闘のプロだが、作中ではただ問答無用に処刑するだけでなく、データハウス的方法も駆使してセイントの組織を猜疑心で破滅で追い込んでいく策士的側面も披露している。
- ハワード・セイント(演:ジョン・トラボルタ/吹替:山路和弘)
本作のメインヴィラン。
フランクの家族殺害を指示したマフィアのボスで、
自動車販売などを手掛ける“セイント&シザース社“を拠点にしている。
家族を愛しており、息子が殺された際には息子を守れなかった部下の1人を容赦なく処刑していた。
その一方では裏切り者は誰であろうと許さない冷酷さも持ち合わせているが、それが最終的に自らの首を絞める事に……
- クエンティン・グラス(演:ウィル・パットン/吹替え:大川透)
セイントの腹心の部下。ある意味一番可哀想な人
組織内では会計士という立場であるが、サディストであり自ら率先してフランクの家族殺害の指揮をとっていた。
実はゲイであり、その一面をセイントに隠しているが、中盤で部下とキスをしているところをフランクに写真を撮られ、それをネタに脅迫される羽目になってしまう……
- マリア・キャッスル(演:サマンサ・マシス/吹替:水落幸子)
フランクの妻。
セイントの手下達に殺害された。
- ウィル・キャッスル(演:マーカス・ジョーンズ/吹替:細野雅世)
フランクの1人息子。
のちにパニッシャ―のトレードマークとなるドクロTシャツをフランクにプレゼントしていた。
母親共々セイントの手下達に殺害された。
- フランク・キャッスル・シニア(演:ロイ・シャイダー/吹替:小山武宏)
フランクの父親。
銃を手に取って抵抗するも、彼も例外なくセイントの手下達に殺害された。
- リヴィア・セイント(演:ローラ・ハリング/吹替:林真里花)
セイントの妻。
かなりの美女であるが、セイントが手下達にフランクの抹殺を命じた際には、息子を殺された恨みでフランクの家族をも皆殺しにするようセイントに進言する等、夫に劣らず冷酷。
だが、のちに彼女はこの逆恨み同然な
復讐の報いを惨たらしい形で受ける事に……
毎週木曜日には映画を見に行く習慣があり、それを知ったキャッスルに罠に掛けられる。
- ボビー・セイント(演:ジェームズ・カルピネロ/吹替;不明)
セイントの次男。ある意味本作の元凶
功を焦るあまり、周囲の反対を押し切ってまで裏取引に係わり、フランクの潜入捜査に巻き込まれる形で命を落とした。
- ジョン・セイント(演:ジェームズ・カルピネロ/吹替:不明)
セイントの長男。
ボビーと瓜二つでマフィアの一員として贅沢な暮らしをしている。
戦闘の指揮などを担当する。
- ミッキー・デュカ(演:エディ・ジェイミソン/吹替:渡辺穣)
セイントの部下で下っ端のチンピラ。
フランクの潜入捜査の銃撃戦で生き残ったが、一緒に同行していたボビーの死を巡ってセイントに一方的に責任を押し付けられてしまう。
日頃からセイント一家を相当嫌っていたらしく、中盤でフランクに捕まって拷問された際にはセイントへの意趣返しを兼ねてフランクの協力者となった。
フランクと同じアパートに住む男。
ピアスマニアの臆病者だが、ある出来事からフランクに恩義を感じるようになる。
フランクと同じアパートに住む男。
デブな臆病者だが、コック志望で料理が得意。
- ジョアン(演:レベッカ・ローミン=ステイモス/吹替:斎藤恵理)
フランクと同じアパートに住むウェイトレスの美女。元麻薬中毒者
アパートで暴漢に絡まれていたところをフランクに助けられ、それをキッカケに彼に共感し、その心を救済しようとする。
ギター好きの殺し屋。
中盤でセイントがフランク抹殺のために送り込んだ刺客であるが、最期はフランクに返り討ちにされて死亡。
ぶっちゃけかませ犬
ロシア人の殺し屋。
こちらもセイントが送り込んだ刺客であり、2メートル級の巨体と驚異的な怪力を持つガチムチの男。
最終的にフランクに倒されるものの、戦闘の余波で彼に重傷を負わせる事に成功した。
- マイク・トロ(演:エドゥアルド・ヤネス/吹替:乃村健次)
- ジョー・トロ(演:オマール・アヴィラ/吹替え:上田陽司)
キューバのトロ兄弟。
セイントとは旧知の仲かつ取引相手であるが、中盤で取引の金をフランクの手で街中にバラ撒かれた事により、セイントとの友好関係に亀裂が生じてしまう。
余談
フランクの吹替えの人はパニッシャ―の同業者である
デアデビルの吹替えも演じていた。
追記・修正をお願いします。
- デイブが口を割らなかったのはホントに良かった -- 名無しさん (2016-05-28 09:53:12)
- 拷問シーンは本当いたそうだった…ピアスを無理矢理外すんだよな、確か -- 名無しさん (2016-05-28 13:21:15)
- ↑ああ、あれは痛そうだった。続編?ではそれさえ生易しかったが -- 名無しさん (2016-05-28 20:12:55)
- セイントが家族を愛しているっていう設定も余計パニさんの怒りを増大させるものだと思う。 -- 名無しさん (2016-05-29 07:48:16)
- 因果は巡る -- 名無しさん (2016-10-31 17:47:12)
- ジョン・トラボルタがパニッシャーより印象的だった映画 -- 名無しさん (2016-12-08 19:29:06)
- 2作目は評判が悪くないのに、1作目は人によっては笑えるという評判があるから手をだせない作品 -- 名無しさん (2022-07-25 15:07:01)
- まさかのロシアンがMCUに参戦で驚いだ、 -- 名無しさん (2024-08-17 11:45:16)
最終更新:2024年08月17日 11:45