登録日:2017/02/12 Sun 03:04:10
更新日:2023/03/30 Thu 16:37:09
所要時間:約 3 分で読めます
『メルクストーリア -癒術師と鐘の音色-』とは、happyElements制作のiOS・Android向けのリアルタイムラインストラテジー型RPG。
略称は『メルスト』。
元々は『メルクストーリア -癒術師と鈴のしらべ-』というタイトルだったのだが、鈴に関わるメインストーリー第一部が完結したことを受け、
第二部の公開開始に併せて現在の名称に変更された。
ストーリー
メフテルハーネと呼ばれる世界を舞台に、モンスターを癒す力を持つ癒術師の少年が、
友人の瓶詰めの少女・メルクの記憶を探して、仲間達と共に旅をする内容のメインストーリー。
メインストーリーの他にメフテルハーネに存在する様々な国を舞台とした、イベントストーリーが期間限定で開かれており、
コラボなどの特殊なものを除いて、期間終了後もメダルを消費することで一時的に解禁することが可能。メダルの消費はなくなった。
これらのイベントクエストの完成度は高く、ファンの中にはメインストーリーがオマケとのたまう者もいるほど。
またユニットごとにも、旅に加わった経緯に触れた個別のストーリーが設定されており、ステータス画面から会話形式で見ることができる。
一度見たストーリーは、メニューからいつでも確認することが可能。
ソシャゲとしてはマイナー寄りの本作だが、ストーリーの良いソシャゲの話題になるとよく名前が挙がる。
公式の煽り文句は「ベタでちょっと心揺さぶるRPG」。
世界観
人とモンスターの棲む
メフテルハーネと呼ばれる世界。蒸気機関が主流で、電気は存在していない。
王国や、和風な和の国、エレキと呼ばれる鉱石で発展したエレキの国、
動物のような特徴を持つ住人の棲む動物の国、体長十数センチの妖精の棲む妖精の国など、18の国が存在する。
コラボ作品の世界や原初の森など多くの異世界とも隣接している。
国の一つに数えられる妖精の国も、厳密には門で繋がった異世界とのこと。
メインストーリー第一部は王国が舞台、メインストーリー第二部ではメフテルハーネ全土が舞台となる。
登場人物
本作にはユニットなど多数のキャラクターが存在するため、ストーリー中で主要となる人物のみ記載する。
本作の主人公の癒術士の少年。開発スタッフからの通称は「ユウ」。
戦闘力は、ただの村人並みだがモンスターを癒す力を持つ。しかし、面倒臭がりでモンスター恐怖症だった。
メルクの記憶を探すために旅の中で、少しずつ癒術士として成長していく。
クエストでは守るべき「タワー」の役割。
メインストーリー第二部では失踪した父親の謎を追うことに。
本作のヒロインの謎の瓶詰め少女。
主人公の父親が10ゴルドで買った液体の入った瓶から目覚めるように現れた。
主人公と出会う以前の記憶を失っている。
主人公に初めてティンクルシードを渡したモンスター。珍しい種らしく情報がほとんどない。
出会った当初はダイフクと名付けられていた。デザインモチーフも雪見だいふく。
国別イベントでは登場しない。
メインストーリー第一部
主人公の幼馴染のポニーテールの少女。
戦闘能力のない主人公を案じていたが、自身も戦闘力はないため村に置いていかれるが、
その後、槍の腕を磨き後を追って旅に同行した。
モンスターと共に過ごしてきた薬師の少女。モンスターの研究のために旅に同行する。
父の遺したワイバーンに認められるため強くなることを望む少年。
臆病者のためよくからかわれている。
モンスターの心を察する力を持つ女性。エリアスを追って旅に同行する。
主人公のライバルを自称する見習い癒術士。台詞をよく噛むため締まらない。
謎のマントマン。メルクの過去やモンスターの秘密に関して何か知っているらしい。
メインストーリー第二部
奏鐘士の少女。メフテルハーネ中の世界鐘(ウラルレ)を鳴らすため旅をする。
カップケーキが好物で、口癖は「いいものだなー」。へスペラというモンスターの相棒を持つ。
魔法を発動させるのに魔宝石を用いる少女。
魔法の国出身。得意料理はオムライス。
剣ではなく鞘で戦う男性剣士。機械の国で出会う。
和の国出身。主人公の父親と面識がある。
オタク気質の女性イラストレーター。スランプを脱出するために単身科学の国へ赴く。
エレキの国出身。口癖は「推せる!」。
王国で一度出会い、機械の国で再び出会った少年。
お菓子の国出身。独自の目的を持つようだが……?
国別ストーリー
イベントストーリーに、たびたび登場する商人。イベントストーリーの多くは彼に護衛として雇われて様々な国を訪ねるものとなっている。
メインストーリーに登場するモジャの弟。
広報
Twitter上の広報活動を担当する看板娘(文字通り看板を持っている)。ファンからはおじさんと呼ばれることも…。
ファンからはユニット化の要望が寄せられており、返答は「難しい」とのことだったが、
2017年のエイプリルフールイベントにて、メタ的な事情に触れまくりながらユニットとして登場。おじさん顔も披露した。
ユニットイラストの背景は赤い果実(Apple)、ダイヤ(課金アイテム)、ゴルド、レターピース(ユニット引き換えアイテム)などが山積みになっているというブラックなもの。
2018年春に広報を引退する。
ティティに変わり新しくTwitter広報についたNew看板娘。語尾に「、です!」をつける。
本編未登場でユニット化もされてないが、ティティと共にアニメの次回予告を務めた。
クエスト
APを消費し挑むクエスト。ストーリー・イベントクエストは1地方4エリアでエリア毎に4クエスト。
クエスト毎に難易度はふつう・ムズ・激ムズの3通り用意されており、ストーリーを追うだけなら、ふつうだけで十分だが、
ムズ・激ムズに挑戦し達成度を上げることで報酬を貰え、不思議な泉の増加量も上昇する。
裏クエストはストーリークエストと地方は同じだが、
時間制限やスリップダメージ、パーティの人数制限など難易度が上昇している。
こちらもふつう・ムズ・激ムズの3パターンずつで達成度に応じて報酬が手に入る。
エクストラクエストは月ごとに変更される踏破クエスト。AP消費は0で、
属性毎に分かれた塔が舞台。層を登るごとに報酬が手に入り、最上部の天空層はランキングとなっており順位によって報酬が手に入る。
ルールは濤塔・叩塔・速塔・到塔の4種。
ミニイベントはクリア回数に応じて報酬が手に入り、回数が増える毎に難易度が上昇する。
スタブなど武器に補正が掛かり、使用可能ユニットに制限が掛かる場合も。
遊び方
パーティユニットを呼び出し、迫り来るモンスターから主人公を守りながらゴールを目指す、もしくはモンスターを全て癒すことが目的。
ユニット毎のSPボーナスや出身地ボーナスにより初期SPが決定し、それを消費してユニットのガッツを上げたりスキルを使用することができる。
ガッツが上昇すると最大体力の増加や回復、攻撃力の増加と攻撃間隔の短縮といった効果がある。
クエスト中にモンスターを癒すことでもSPを入手することが出来、そのSPでガッツを上げまたモンスターを癒し…と繰り返してクエストを進めていく。
移動やモンスターへの攻撃は自動で行われるが、画面下部のユニットの画像を上下にスライドすることで前進か後退かを指定できる。
モンスターの攻撃に合わせて移動することで回避をしたり、移動によって攻撃間隔をリセットして連続攻撃をするなど、タイミングよく前後移動させるテクニックが重要。後退中は継続的に体力が回復し敵の攻撃を受けることもない(スリップダメージは受ける)。
また、主人公は移動ができないので、ユニットが後退しすぎると主人公がダメージを受けてゲームオーバーとなるので注意が必要。
ユニット
イベントクエストの達成報酬や、後述のスカウト、メダル交換によって入手できるキャラクター。
基本的に人間だが、妖精や
夜のいきもの、半樹など、人間でもモンスターでもない種族もいる。
所持できるのは200人までで、そのうち5名でパーティを設定する。
クエストではパーティを操作することになるのだが、パーティに入っていないユニットもランダムに現れて、レベルごとに決まった時間か体力が尽きるまでの間攻撃を行ってくれる。
ユニットの所持上限を越えた場合は、ユニット名鑑に預けることで捨てることなく保管することが可能。
ユニットごとに属性・武器・リーチ・出身地などが設定されている。
属性は炎・水・風・光・闇の5種類。
炎<水<風<炎の三すくみと、光⇔闇に分かれており
三すくみの場合、相性の良い相手には与ダメ増加、被ダメ減少とかなり有利に働く。光と闇はお互い与ダメが増加し、被ダメは減少しない。
武器は様々だが、斬撃・突撃・打撃・弓矢・魔法・銃弾・回復に大別されている。
リーチによって前衛(50以下)・中衛(51~150)・後衛(151以上)に分けられており、組み合わせによって編成ボーナスを得ることができる。
出身地など似通ったユニットでパーティを組むことで、初期のSPにボーナスが加算される。
同じユニットを入手したり、覚醒の書というアイテムを使用することで最大15まで覚醒し、
レベルの上限が上がったり、ランクに応じてルーンスロットが解放される。
ユニットを進化させた際には、覚醒数に応じてメダルが返還される。
ユニットからはリーダー・救援者を設定することができ、
リーダーはホーム画面や個別ページ、ギルドやルームのアイコンに表示される。
救援者は、ルームからの救援に派遣される。
モンスター
メフテルハーネに存在する人間でない生き物達。
縄張りに近付くものに怒りを見せるなど動物のような性格のものもいるが、
人懐っこい性格の者が多く、モンスターと共存している人々も少なくない。
特に癒術師が現れて以降は王国を中心にその傾向は拡まってある。
しかし、理由は不明ながら凶暴化している者も現れ、そうなると癒術士によって癒されなければ意思疎通を図ることも不可能となる。
サモンズボードとのコラボで登場した漆黒竜ベルナデッタの解説によると、凶暴化はこの世界の運命らしく、たとえ異世界のモンスターであっても来訪すると影響を受けることがあるようだ。
自らの意思でモンスターとなる呪いを受けたアレッツによると、何処かから見えない糸のようなものが繋がり、何者かの憎悪の感情が流れ込んでくるらしい。
「モンスターを癒す」とは、単に戦闘中のモンスターのHPを回復するという事ではなく、理性を取り戻させるという意味で、
凶暴化したり興奮状態のモンスターは、戦闘によってHPを0になることで癒された状態となる。
そのため、HPを0にすることは「倒す」ではなく「癒す」と言われている。
人間を認めるとティンクルシードいう鈴のようなアイテムを渡し、
これをユニットが装備することで、戦闘時にモンスターのスキルを使用可能となる。
得手の属性のユニット攻撃力を強化したり、モンスターからのダメージを軽減したりなど、その効果は様々。
ルーン
ユニットが装備できるアイテムで、ランクと覚醒数に応じて装備できる数が増える。
それぞれ魔力値が設定されており、値が高い程効果も高まる。魔力値は一定の値までは進化素材を消費することで上昇させることができる。
極良となってからは、他の極良ルーンを素材にする必要がある。
種類は多いが、
- 攻撃力やスピードなどのステータスが上がるパラメータ系。
- 特定の属性のモンスターに対してのダメージが増える属性補正系。
- 特定の属性のモンスターからのダメージを軽減するガード系。
- 武器ごとに特別な付加効果が得られる職種限定系。
- 経験値やゴルドなどの入手量・確率が上がるコレクト系。
- その他
- ルーン育成用のルーン
以上の7系統に分けられる
スカウト
ゴルドやダイヤ(課金アイテム、クエスト報酬などでも入手可)でユニットが手に入る俗にいうガチャ。
- 1回2000ゴルドで引けるゴルドスカウト:星1〜3
- 1回20000ゴルドで引けるレア以上確定ゴルドスカウト:星2〜4
- ダイヤ5個で引けるダイヤスカウト:星2〜5
ダイヤスカウトは10連で引くと、星4以上が1体確定でダイヤが45個で済むと少しお得。
不定期に国ごとや武器ごと、性別ごとにピックアップするなどのイベントが行われている。
15覚醒している星5・星4ユニットをダイヤスカウトで引いた場合、ダイヤが4個戻ってくる。
これにより、国別や武器別スカウト時に対象となっているキャラ達を15覚醒させることで
ダイヤの消費を抑え目当てのキャラを手に入れやすくなっている。
メダル交換所
クエスト報酬や救援などで手に入るメダルと引き換えに限定ユニットやアイテムと交換できる。
イベント報酬のチケット限定のモンスターロトリーもここに含まれる。
特定の期間のギルバト・救援報酬かログインボーナスでしか手に入らないレアメダルでは、主人公やユニットのスタイルや、
ホーム画面に設定できる背景や音楽と交換できる。
ルーム
ユーザー間の意見交換所。ユニットの名を冠したルームが無数に存在し、中には独自の文化が形成されているものも。
クエストの救援を行うことができ、救援するとメダルやアイテムが手に入る。
ギルド
ユーザー同士で組むギルド。メンバー上限は20人まで。
ギルドには様々な施設があり資材を投資しレベルを上げておくとパラメータの上昇など恩恵を受けることができる。
同ランクの4組のギルドが戦うギルドバトルが毎日開催され、順位によって報酬が手に入る。
降臨モンスターや暴走モンスターなどのイベントが開かれることもあり、
これらはBPと呼ばれるポイントを消費する。
アイテム
大まかに次の通りに大別される。
ユニットを覚醒させることの出来るアイテム。メダル交換やミニイベントの達成度報酬などで手に入る。
ランク毎に分かれており、ミニイベント報酬のものは属性も指定される。
植物の形をした進化素材。
進化だけでなく、モンスターやルーンの強化にも使用される。
下位のランクのもの6つで、上位のもの1つと交換できる。
メダル交換やイベントクエスト報酬で手に入る主人公の衣装。
メダル交換で手に入るユニットの衣装。
ユニット名鑑的には衣装が代わると別ユニット扱いで、説明文が変わるものも。
進化させると装備出来なくなるため、あえてユニットを進化させない人もいる。
ホームと個人ページに設定できる背景。レアメダル交換やクリスマスなどの記念日に配布されるものも。
ホームや個人ページなどに設定できる音楽。レアメダル交換や記念日のプレゼントで手に入る。
5枚集めると指定ランクのユニットをスカウトできるアイテム。
ミニイベントの到達度報酬や降臨イベントなどで手に入るが、高ランクのもの程条件がシビア。
また個別フェスで登場したユニットは獲得不可能。
APを回復させる元気の水、クエストをフィーバー状態にできるトトの呼び鈴など上記以外のアイテム全般。
追記・修正お願いします。
- 薄っ!せめて主要人物の説明くらい書こうぜ -- 名無しさん (2017-02-12 03:09:00)
- イベントストーリーの完成度の高さは異常。植物が特に好き。 -- 名無しさん (2017-02-12 07:07:39)
- ソシャゲの中で一番ハマってる、面白いけど知名度ないよね -- 名無しさん (2017-02-13 00:16:14)
- ハーフの子や、今やってる和の国の妖怪などなど国同士の関わりが垣間見えるストーリーは良いね。和の国はちょっと切ないけど -- 名無しさん (2017-02-13 01:25:27)
- CMやウェブ広告なんかでよく出てくるので、そこそこ宣伝に力は入れていると思う。萌えオタジジイが出てくるCMを覚えている人もいるはずだ -- 名無しさん (2017-02-13 05:01:06)
- ティティおじさん実装やったー!? ……明日になったら消えたりしないよね -- 名無しさん (2017-04-01 02:55:48)
- ↑覚醒の補填とか大変だし、一日限りはないと思う -- 名無しさん (2017-04-01 13:01:43)
- ロニヤの進化開放で、公式Twitterが人柱の報告を待とうって言ってて笑う。ティティおじさん黒いわ -- 名無しさん (2017-06-16 02:11:45)
- ティティおじはもうゴルドスカウト常設になったわよ -- 名無しさん (2018-01-17 10:10:57)
- アニメ化決定か -- 名無しさん (2018-01-31 19:53:41)
- フィーリア可愛すぎなのだよ -- 名無しさん (2018-09-01 20:21:44)
- アップデートで作品名変わったけど項目名このままでいいの? -- 名無しさん (2018-09-30 15:46:31)
- メルク(特性:浮遊) -- 名無しさん (2018-10-12 01:25:43)
最終更新:2023年03月30日 16:37