登録日:2012/09/08 Sat 19:35:11
更新日:2024/10/01 Tue 07:40:23
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◆ランディ・オートン
「ランディ・オートン(Randy Orton)」は1980年4月1日生まれの米国のプロレスラー。
WWEスーパースターズの一人で、
ジョン・シナと並び、タイトル戦線と“それ以上”のストーリーラインに登場して来る団体の顔、エース格のスーパースターである。
本名ランダル “ランディ” キース・オートン(Randal "Randy" Keith Orton)。
祖父に往年の名レスラー“カウボーイ”ボブ・オートン、父に80年代の新日本プロレスでも活躍したボブ・オートンJr.を持つ
サラブレッドであり、
父ボブ・オートンJr.とは番組内で共演した他、
WWE殿堂入りを果たした際にはプレゼンターも務めている。
03年に
トリプルH率いる「エヴォリューション」に加入し鍛え上げられて以降、権威を嘲笑う悪童キャラとしてヒールに徹していたが、
現在は寡黙で冷徹な強さを売りにした一匹狼的ベビーフェイスとして活躍している。
【人物】
高校卒業後、
アメリカ海兵隊に志願入隊していたが2度の無断外出と上官に対しての命令不服従により、不名誉除隊処分を受ける。
自分が長身になっていた事もあり、祖父や父と同様にプロレスラーになる事を決意するとトレーニングを開始。
00年にデビューを果たすと、下位団体を経て02年よりWWEに登場。
最初に所属した「SMACK DOWN」ではほぼジョバー(やられ役)だったが、「RAW」に移籍するとすぐに肩を負傷。
すると「RNN臨時ニュース」なるコーナーを作り、HBKなど主役級レスラーがインタビューやらしている時に突然割り込んで、自身の肩の回復状況を報告し、
ファンから激励のメールをせがむ腹筋破壊兵器になった。
翌03年、バティスタと共に将来を担うスーパースターとしてトリプルH、
リック・フレアーに取り立てられて「エヴォリューション」の一員となる。
初代世界ヘビー級王者として君臨したトリプルHを始め、フレアーとバティスタがタッグ王座を獲得する中、オートンはIC王座を獲得。
以降、同王座を巡る戦いにて強さを磨き、実に7ヶ月もの期間ベルトの防衛に成功した。
「エヴォリューション」が「RAW」を席巻する中、年が明けてのレッスルマニア20にて、同じ三世レスラーであり、WWEを離脱していたザ・ロックに噛み付いたのをキッカケとして、
ロック&
ミック・フォーリー(マンカインド、カクタス・ジャック)とタッグ対決。
必殺のRKOでフォーリーを下すと“レジェンドキラー”のギミックが付けられ、WWEでは珍しい有刺鉄線ボードデスマッチでリマッチを挑んで来たフォーリーを倒す等、
一気にポジションを上げる。
そしてレッスルマニア20にて世界ヘビー級王座を獲得していた
クリス・ベノワを一瞬のRKOで倒し弱冠24歳にして頂点王座を獲得。
「エヴォリューション」から独り立ちすると、以降はタイトル戦線や大物レジェンドレスラーとの抗争を展開。
この頃、大物スーパースターは離脱前になるとオートンにKOされてから消える……と云うパターンが多くなる。
06年には復活したR指定スーパースター、
エッジとの「レイテッドRKO」を結成しD-Xと抗争。
08年には復帰後、
ダスティ・ローデスの息子コーディ・ローデス、ミリオンダラー・マンの息子テッド・デビアス、アファ・アノアイの息子マヌ、
ジミー・スヌーカの息子シム・スヌーカといった自分と同じ二世、三世のレスラーを従え「レガシー」を結成。
……途中でスヌーカ、マヌを追放し最終的にはコーディ・ローデス、テッド・デビアスと三人で行動を開始。
09年にはマクマホンファミリーとの抗争の中で、トリプルHと対立。
10年にタイトルマッチでのコーディの介入により反則負けを喫した事に怒り、仲間割れをした事をキッカケに「レガシー」を解散すると、スキンヘッド姿に変身。
ヒール時代から一転、WWEの永遠のスーパーヒーローである
ストーン・コールドを彷彿とさせる冷徹なハンターと化して喝采を浴び、ベビーフェイスとして絶大な人気を獲得。
現在は自分と同時期に出世を果たしたジョン・シナに続く世代が更にタイトル戦線を担えるようになった事もあってか、一歩引いた位置で重要な役回りを演じる事も多い。
以前は素行不良やWWEディーバ(女性スーパースター)へのセクハラ発言等で注意や謹慎処分を受けた事があり、しばらくは問題行動を聞かれなくなっていたのだが、
12年に入り禁止薬物の使用により数年振りに謹慎を受けている(現在は復帰している)。
【異名】
●バイパー(
毒ヘビ)
●レジェンドキラー
●WWEの最凶捕食者
●食物連鎖の頂点に立つ男
【得意技】
●RKO
技名は本名のイニシャルから。
飛びつき式のダイヤモンドカッターで、長身に加え、抜群の身体能力を誇る為に凄まじい落差で決まる。
肉食獣の様に低い体勢から相手を狙うモーションもあり、抜群の説得力を誇る。
●パントキック
起き上がろうとしている無防備な相手の顔面を走り込んで蹴るだけの技だが、その残虐性と“レジェンドキラー”として幾多の伝説的なレスラーを負傷欠場に追い込んだギミックにより、
広く
必殺技として認識される様になった。
●変形バックブリーカー
背中を向けた相手の首のみをロックして仕掛ける高速バックブリーカー。
その独創性を高く評価されている。
●ドロップキック
跳躍力があり、痩せ形の長身で手足が長い事もあってか、非常に美しいモーションで決まる。
●パワースラム
通常よりも高速で相手をマッチに叩きつける。
※素材に加え、抜群の
プロレス脳の持ち主であり、初体験となる有刺鉄線ボードデスマッチにも見事に対応したばかりか名勝負を作り上げた上に勝利を収めている。
また、現代のプロレスラーとしては非常にクラシカルで伝統的なテクニックを基本としており、オールドファンからの評価も高い。
【余談】
※ヒール時代は鼻持ちならない自信家を演じていたが、初めて世界ヘビー級王座を獲得した際にはステファニー・マクマホンGMが直々に電話を貸し、
父親に泣きながらベルト獲得の報告をしていたとの事。
※プロレスのいろはを学んだ「エヴォリューション」時代、トリプルHとフレアーはオートンらも特別扱いせず移動は他の選手と同じくバス移動であった。
※エヴォリューション脱退後に使用しはじめた入場曲「BURN In My Light」の入場リハを見たTAJIRIは、「神の子が舞い降りてきた」と評した。
※肩が二重関節になっている。
追記・修正はRKOを決めてからお願いします。
- 最高に便利な必殺技を持ちそれを使いこなしてるスパスタ -- 名無しさん (2014-05-26 20:17:41)
- スター性格ではない。だが、それは日常生活の性格が良い人だから。番組ではシナが嫌いだが実際では親友でシナの悪口を言うファンにくってかかったのは余りにも有名 -- 名無しさん (2015-03-25 21:11:04)
- 文句なしのスターなのに、出てくると視聴率が落ちる不遇のスター -- 名無しさん (2015-12-08 16:55:35)
- ストンピングの名手でもある。踏みつけるというか、踏み潰して踏み躙る感じでキャラと最高に合ってる。 -- 名無しさん (2016-09-20 23:08:20)
- ベノワのことは今でもたまにラジオとかでコメントしてるらしい、私生活でもお世話になったらしい -- 名無しさん (2018-02-28 17:56:36)
- 真輔と色んな意味で絡んでくれたのはプオタとして至福だった。初対決はあっさり目だったけど、展開次第では抗争劇とか見れるかな? -- 名無しさん (2018-02-28 18:43:42)
最終更新:2024年10月01日 07:40