アルティナ・オライオン

登録日:2017/10/29 Sun 17:38:58
更新日:2025/01/30 Thu 00:28:15
所要時間:約 6 分で読めます





これ以上のやりとりは無意味と判断します



英雄伝説 閃の軌跡』シリーズのの登場人物。初登場は閃の軌跡Ⅱ
CV.種田梨沙(閃II)、水瀬いのり(閃III・閃IV・創・界)


貴族連合に協力する謎の少女。
“黒兎(ブラックラビット)”というコードネームを持ち、戦術殻《クラウ=ソラス》を操る。
そしてオライオンという姓と、ミリアムとの関係がうかがえるが、ミリアムとは違って感情表現に乏しく、精巧な人形のような雰囲気を漂わせる。

クラウ=ソラスにはアガートラムには(多分)ないステルスモードが搭載されており、
それによる隠密行動を得意としている。

所属は黒の工房
身喰らう蛇の十三工房に所属する工房の一つであるが、あくまでも協力者的な関係で結社の一員というわけではない。
アルティナはそこから貴族連合に貸与された身分であり、エリゼアルフィンの拉致など、様々な任務をこなしている。
ミリアムも黒の工房の出身であり、アルティナとは一個違いとの事。

ちなみにパンタグリュエルでリィンと会話する機会を持ったが、その結果、リィンを不埒な人として認識した。

そして内戦の終わりに黒の工房が既にオズボーンに掌握されていた事が明らかになり、
アルティナも実際はルーファスの元に出荷され、任務として貴族連合に潜入していたと判明する。

内戦終結後は情報局の所属となり、リィンのサポートとして度々共に任務を行う事となる。



【閃の軌跡NorthernWar】

ノーザンブリア自治州の動乱を描いたスピンオフのTVアニメでも、『閃Ⅲ』で言及されていた通り、政府のオーダーで動くリィンのパートナーとして同行する。

クロイツェン地下水道での任務中にラヴィと出会い、共に魔獣の討伐に協力する。その際に彼女が帝国に潜入した「北の猟兵」であることが判明し、ケルディックではミリアムやレクターと共に彼女達の捕縛に動く。ラヴィには逃げられたものの、仲間であったマーティを捕縛する事には成功し、以降はマーティの監視役につく。
帝国とノーザンブリアの開戦後は、リィンやマーティと共にノーザンブリアの「北方戦役」に参戦。ラヴィの説得により協力関係を結び、彼女を黒幕のいるの人形兵器工房へ送る役目を担った。

余談だが本作ではゲーム本編よりもコミカルな表情をする事が多く、ミリアムとぶつかった際には(×▵×)な表情を見せたり、マーティに頭を撫でられた際には拒否反応を示し、クラウ=ソラスで反撃をしたりしている。どうやら頭を撫でていい男性はリィンだけのようである。



リィンが第Ⅱ分校教官となった事に合わせ、特務科《Ⅶ組》の生徒として情報局から派遣される。
ちなみに年齢は14歳(肉体年齢)との事。

当初はあくまでもサポート要員として振る舞おうとしていたが、
リィンはアルティナを一生徒として扱い、
リィンからの助言に従おうとするアルティナに対して、自分自身がどうしたいかを優先するように諭す。
そしてアルティナは第Ⅱ分校に通う上でⅦ組が最も適切、そしてⅦ組という響きにも興味があるという意志を示し、Ⅶ組所属を認められることになった。

その後も部活決めに苦労したり、芸術の授業で苦労したりと、多様な選択を迫られる学生生活にお疲れ気味なアルティナだったが、
徐々にⅦ組の仲間たちとも打ち解け、少しずつ感情を表すようになっていく。

ちなみに成績の方は大分いいが、オーレリア担当の芸術分野で大分苦労している。
感性の問題はまだまだアルティナには難しいらしい。

部活は体力が付けられそうという事で水泳部に所属。
プールや風呂には何か懐かしさのようなものを感じているらしい。
工房時代の記憶だろうか。

疲労を和らげるためによく糖分を欲しており、甘いものが好きな様子。

機甲兵教練では他のⅦ組メンバーと違い、使いこなせる機体がないため、戦闘にはサポートとしてしか参加できない。
どうもクラウ=ソラスとの接続が機甲兵を動かす上で邪魔になるらしく、上手い事感覚が掴めないらしい。
唯一巨大機甲兵《ゴライアス》にだけは適性を示したが、何故か暴走。(事後の点検ではゴライアスには特に異常は見られなかった。)
この際、アルティナはトランス状態になり、まるでクラウ=ソラスに操られているかのような様子であったが…

ちなみにミリアムとは別の意味で口が軽く、過去の任務の事をポロッと喋ってしまったりもする。
リィンは大体知っているので今更驚かないが、ユウナとクルトは衝撃的な話が飛び出しまくるため度々びっくりしている。

《北方戦役》にも参加しており、その時リィンが鬼の力を制御できなくなって倒れたため、無理をしがちなリィンを心配しており、次に同じことがあれば必ず力になると心に決めている。
長年リィンの相方を務めていた自負もあって置き去りにされて不満に思ったり、リィンに頼りにされているセリーヌを見てもやもやしたりという一面も見せる。
あらやだ可愛い。
あとリィンの女性関係に対しては白い目を向けたりユウナにちくったりする。

第Ⅱ分校では他の生徒より見た目が幼いため、女子生徒から可愛がられており、
たまに寝ぼけたユウナから抱き枕にされている。
当初は普通に「アルティナ」と呼ばれていたが、1部終盤にユウナから「アル」とあだ名をつけられ、一部の分校女子からもその名で呼ばれる。
余談だが、実際に抱き枕カバーが発売されている。
またクロスベルに行った際にはみっしぃに対し「なぜ人間が動物の皮を被るのか」ととんでもない発言をし、みっしぃを焦らせてしまった。



+ 以下ネタバレ
リィンからは薄々正体に気付かれていたが、アインヘル小要塞でのテストで、自分が《黒の工房》に作られた人造人間(ホムンクルス)である事を明かす。
“姉”であるミリアムに対しては、自分とは違い感情表現が豊かで思うままに行動する姿に割と対抗心を燃やしている。

そしてⅦ組の仲間と過ごすうちに笑顔を浮かべたり、迷惑をかけてしまって落ち込んだりと自身も感情を表すようになり、
自分の意思でⅦ組にいたいと思うようになる。
その感情の成長を冷徹に観察する“眼”がある事を知らぬままに…

その後、アッシュが皇帝を銃撃した後、情報局から臨時招集がかかり、
アルティナはアッシュの身の安全を確認するため、情報局本部へと赴くことになるのだが…。


そして更なる正体は《黒の工房》によって作られた人造人間、《Oz》。
その形式番号は『Originator zero』の略称であり、
自らの命と引き換えに、黒の聖獣を屠るための《根源たる虚無の剣》を錬成する事を目的として作られた存在であった。
特にアルティナは74体目にして最終型、《根源たる虚無の剣》として完成し、《巨イナル黄昏》を引き起こすために生み出された素体。

そしてオズボーン達によって《黒キ星杯》へと連れ去られてしまい、セドリックに殺されかけるが、
目の前で窮地に陥るリィン達を守るためにそれに抵抗。
リィンのために黒の聖獣の前に立ち塞がり、自ら《剣》となろうとするが、

“姉”としてアルティナを庇ったミリアムが命を落としたことで《剣》は錬成され、
アルティナの命は救われた。


しかし、感情の育った今のアルティナにとって、その別れはあまりに重い。
次回作でその辛さを乗り越えることが出来るのだろうか…



他のメンバーと共にエリンの里に退避している。目覚めてすぐに星杯での出来事を思い出し激しくショックを受ける。

道中で見つけた分校の機甲兵をノワールシェイドで隠すということも行った。

北サザーラント街道に捨てられたゴライアス・ノアを拾ったが、今度は問題なく動かせ、更にバグも取り除いた。でも騎神戦では使えない。

他にも、ユミルを守ろうとしたり、お守りを作ったりと、なんだかんだ最後までリィンのこと考えてくれ、最終的に1人の女性として好意を抱き始める。

また、Ⅲではあんな発言をしたみっしぃに対してまた会えてなぜか嬉しいと気にいり始めている。そして最終章にて碧の軌跡のティオと同じく例の中の人を知ってショックを受けてしまう。



+ 以下ネタバレ
リィンを救出する際に黒の工房にて昔の記憶の一部を取り戻し、生まれてすぐにミリアムと出会っていたことを思い出す。記憶が消される前に妹のアルティナへとまた一緒に遊ぼうと言うミリアムを思い出した。
そして散った姉の分もリィンを救出すると決意を更に硬め、見事成功する。

これ以降時々だがミリアムを「お姉ちゃん」と呼ぶようになった。



創の軌跡

大戦後は帝国の軍備縮小にともなう情報局の再編をきっかけに、エージェントとしてではなく第Ⅱ分校の生徒として日々を重ねる道を選択。

冒頭では新Ⅶ組一同でリィンの故郷・ユミルを訪ね、出迎えたリィンの養父テオに内戦時での蛮行を謝罪。テオもこれに応じ、リィンを長く支えたことに感謝を伝え、アルティナ自身も改めて「自分の意思」でⅦ組に在籍していることを述べている。

ユミル到着翌日に、同じくユミル入りしていたクレアとマテウスにいきなり襲い掛かられることになるが、クラウ=ソラスをフル活用してリィン達をサポートし勝利に貢献。
その後クレアからオリヴァルト皇子とシェラザード妃が失踪したこと、同時期にクロスベルで異変が発生したことを知らされる。Ⅶ組・新Ⅶ組と共にこれらに関する調査を開始し、新たな陰謀に巻き込まれていく。

エピソード「白兎と眠れる傀儡」では、ミリアムの戦術殻アガートラムを回収するために《黒の工房》の特別区画を訪れる。フランツ・ラインフォルトが秘密裏に残していたメッセージによると、《巨イナル黄昏》の宿命から解放されたホムンクルスたちの“器”としての制約は既に解除され、身体も成長する普通の人間として生きていけることが明かされた。

また大型アップデート「夢幻の彼方へ」で追加された本編クリア後のストーリーでは彼女が物語の主軸として活躍する。本ストーリーではキーア・バニングスにもスポットが当たっており、『閃Ⅳ』であまり触れられなかったホムンクルスであるキーアと《Oz》シリーズの関係が明らかとなる。


【界の軌跡】

17歳。リィン、クロウと共に創の軌跡以来3作品ぶりに登場。メインヒロインのアリサを差し置いての参戦である。

トールズ卒業後、レマン自治州に1年間留学した後帝国に戻りトールズに新設された戦略研究室及びエプスタイン財団帝国支部に準所属。なおトールズに戻って来た理由はリィンの側で同じ景色を見続ける為。リィンとシズナが次の一撃で決着がつきそうな時はリィンが無事であるよう祈ったり、ユン老師と対面する時は一瞬だがリィンを引き留めようとする仕草を見せる。もはやアルティナがメインヒロインといっても過言ではない。界の軌跡でもリィンに頭を撫でられて顔を赤らめるなど可愛い表情を見せる。

相棒であるクラウ=ソラスは改良をなされ《シールドキャリバー》という次世代兵装へと変形し引き続き愛用している。今まで黒兎と呼ばれていたこともあり黒の衣装が多かったが今回は白を基準とした衣装で登場。
従来のクラウ=ソラスの姿はレメディソングやハッキングで見られる。

所属している財団の要請のもと”ある案件”の担当・連絡役そしてリィンをサポートするべくパートナーとしてカルバード共和国へと赴くこととなる。

生徒になってからはリィンの事を『教官』と呼んでいたが、卒業後同僚となったことから再び『リィンさん』と呼ぶようになっている。また創の軌跡のEDで写真をたくさん撮ったことで興味をもち、今回の共和国入りが決定した時最新式のカメラを新調した。その際貯金を切り崩して買ったらしいのでかなりの高額だった模様。

フランツの遺言通りに身長は伸びているのだが、当時同程度だったシュリやキーアには徐々に差をつけられており、ミリアムとは背が高い一方でプロポーションで負けているのを気にするなど年相応になっている。ただし、それでも小柄故に映画館でゴールデンブラッドを鑑賞した際には年齢確認をされたことがある。二代目Ⅶ組のメンバーとの交流は続いているが、お互いに多忙で会う機会が少ない。なおアルティナが作る料理はユウナから教えられている模様。


【戦闘】

武器は戦術殻クラウ=ソラス。属性は斬がB、剛がSランク。剛特化だったアガートラムと違い、腕部の刃による斬撃も駆使する。
Ⅶ組としてパーティーにいる機会が多く、正面から敵を気絶させられるフィールドアタックを重宝する。

使用するオーダーは「ノワールクレスト」。
4カウントの間全攻撃を反射するバリアを展開する。
ボスがパワーアップし、ブレイクが間に合わない時など是非使っておきたい。
というか、使わないとSクラフト直撃でまず死ぬ。

界の軌跡では専用シャードコマンド「ラビットソード」。
6カウントの間物理ダメージ+40%、CPを少し回復する。


【クラフト】
  • メーザーアーム
閃IIのみ使用可能。クラウ=ソラスを回転させる攻撃。

  • ノワールバリア
閃IIのみ使用可能。物理攻撃を反射する。

  • ディフェクターΔ
解析クラフト。バランスダウンで崩しが発生しやすくなる。

高密度のレーザーを発射する直線クラフト。
崩し効果が高い。
閃Ⅱ 閃Ⅲ 閃Ⅳ 創 界と唯一の皆勤技である。

  • アルジェムヒール→アルティウムヒール
クラウ=ソラスの治癒エネルギーを分け与える回復クラフト。HPだけでなくCPも回復する。
あまり効果は高くないが自分を巻き込んで回復すると低コストで使用可能なのは強みか。
アルティウムヒールになるとDEFアップの効果が追加される。

  • フラガラッハ
クラウ=ソラスの手を刃に変形させ、相手に叩き落とす。
威力・ブレイク倍率がともに高いので便利。ただし消費CPが60と多め。

  • ノワールシェイド
黒の障壁を展開し、物理攻撃を反射する。
2ターンの間ステルス状態になり、攻撃が確定クリティカルになるため、崩しに耐性のある敵に使うと便利。
イベント上では任意のものを透明化できたりするので機甲兵を隠すのに使ったりする。

  • ゴライアス召喚
閃Ⅳのみ使用可能。対人戦では使用不可。
ゴライアス・ノアを召喚して、火炎放射で攻撃する。

  • ソラリスブレイカー
界の軌跡から。シールドキャリバーを右手に持ち突撃する直線クラフト。敵の攻撃・防御力を下げ、側面に特効がある。

  • レメディソング
界の軌跡から。クラウ=ソラスと共に清らかな歌声でHPを回復させるクラフト。さらに4ターンの間CPを回復させデバフ効果も回復する。エリオットのレメディファンタジアとホーリーソングの効果を一部組み合わせたような技で名前も似ているからエリオットが教えたのだろうか?



【Sクラフト】
  • ラグナブリンガー
閃の軌跡Ⅱで使用するSクラフト。
体を刃に変形させたクラウ=ソラスに飛び乗り、敵に突撃する。
乗る必要ある?

  • アルカディス・ギア
閃の軌跡Ⅲで使用するSクラフト。
アーマー状の形態となったクラウ=ソラスと一体化し、爆撃と斬撃の雨を降らせる。
北方戦役でリィンを助けられず、力不足を痛感した事から開発を進めていたらしい。
つまりリィンのために用意した技と言える。

  • ソラリス・ブリンガー
閃の軌跡Ⅳで使用するSクラフト。クラウ=ソラスを分身させ、1体をアーマーに変化させて纏い、もう1体を剣に変化させる。その剣で斬りつけてから上昇し、剣を相手に蹴って飛ばして大爆発を起こす。
分身はミリアムのテラ・ブレイカー、クラウ=ソラスをアーマーに変化するのは閃Ⅲでのアルティナの、そして最後に剣を蹴って飛ばすのは閃ⅡのアルティナのSクラフト風になっていて、オライオン姉妹の絆のSクラフトみたいになっている。

  • ヴィヴィッド・カレンデュラ
界の軌跡で使用するSクラフト。シールドキャリバーと連動し、無双の防御障壁を展開する。完全防御とシールド値5000を付与する。これらのクラフトから界の軌跡ではアルティナはサポート系のキャラクターになっている。


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最終更新:2025年01月30日 00:28